職業柄、昔から人の「説明」を聞くことがとても多かった。 会社の現状、技術的な見解、商品のスペック、あるいは人の経歴についての話もあった。 そして、説明がとても上手な人もいれば、下手な人もいることを知った。 例えば、こんな具合だ。 「では、御社の事業説明をお願いします」 「わかりました、こちらが会社案内です」 「では、始めてください。」 「はい、では1ページ目をご覧ください。弊社の主要な株主は……全国に展開しており……事業所は……」 ……5分経過 「では次は、弊社の主要な事業です。おもに3つあり……」 「(退屈だな……後ろのページでも見ているか)」 ……5分経過 「次に今回お問い合わせの商品についてです……こちらの……」 「(その話はもうサイトで見たからいいよ……話ながいな……内職でもするか)」 ……5分経過 「以上となりますが、なにかご質問はありますか?」 「………いえ。」 例えば上のよう

会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか (文春e-book) 作者:ニック・エンフィールド文藝春秋Amazon本書『会話の科学』は、会話全般に光をあて、そこにどのようなルールや傾向があるかを分析していく一冊だ。我々は会話をしている時、無意識的にそうしたルールを遵守していて、(ルールを)守らないと……とがんばっていることはそうそうないが、本書を読めば確かに自分がルールを無意識的に遵守していることに気がつくだろう。 あるいは、会話がうまくいかないと感じている人は、自分が認識していない会話のルールが存在することに気がついて衝撃を受けるかもしれない。ルールや会話の傾向自体は記載されてみれば、「相手が「肯定」を返しやすい質問をする」など「いわれてみればそうだな」と思うものばかりで意外なものはないのだけど、あらためて意識すると、自分がいかに複雑なことを簡単そうにやっているのかがよくわかる。

今週のはてなブログランキング総合〔2019年2月第3週〕8位に選ばれました。ありがとうございます! はじめに。 会話が弾むと、仕事も暮らしもぐーんぐんと快適になる。 わたしは、これまでインタビュアーとして、3000人以上のビジネスパーソン(うち1000人近くの経営者)のインタビューに携わってきました。*1 といっても、実はもともと会話が得意な方ではありませんでした。むしろ苦手でした。でも、今日ご紹介するテクニックを積み上げていくうちに、会話が上手な人だと思われるようになっていき、回を重ねるごとに大物のインタビューを任されるようにまでなりました。 今日は、そんなわたしが仕事を通して得た「ほとんどしゃべらずして、話上手になった20のテクニック」をご紹介しようと思います。 このテクニックを実行すれば、どんなに会話が苦手な人でも、会話上手になれます(しゃべりすぎの人を含む)。 会話上手というのは、

人質の交渉というのは、文字通り生死がかかっていることが多いです。ですから、相手をコントロールする訓練を受けている交渉の専門家は、人の話を聞く方法について熟知しています。 人を説得する5つのステップジャーナリストのMasada Siegelが、イスラエル国防軍で人質交渉人として働いていたGlenn Cohenにインタビューをしていました。The Wall Street Journalに載っていたCohenの話によると、人質の交渉には5つの段階があるのだそうです。 傾聴、共感、親密、影響が、大きな目的である「行動の変化」(例:降伏させること)へと導きます。Cohenは、この最初の4つを飛ばして、人質を取っている人間の話を聞かずに行動を変えようとするのが、一番大きな失敗だと言います。 誰かの人生がかかっているような危険で不安定な状況に近道はありません。人質を取っている人間が、精神的にも身体的にも

営業の仕事は初対面の相手の心をいかに早く開くかが勝負だと思う。 私は営業職を合計8年ほど経験したが、最初の頃は人見知りでコミュニケーション能力もなかったので何を話したらいいかわからなかった。 会話のテクニックや営業方法については成績トップの人にやり方を聞いたり、本を読んだり、見よう見まねで自分のものにしてきた。 これらの会話テクニックは営業だけではなく、恋人や友達作り、上司との会話などにも応用できると思う。 今回は私の中でかなり印象に残った会話テクニックを教えてくれたトップ営業の男性の例とその応用方法を紹介してみる。 相手の心を一瞬で開く魔法の言葉 相手が努力している「こだわり」を見抜いて褒める 相手を褒めるポイント 見た目を褒めるポイント 知識を褒めるポイント 褒めた後に会話を続ける応用方法 まとめ 相手の心を一瞬で開く魔法の言葉 営業時代にアパートやマンション建築の営業の人達と飲みに行

雑談が苦手だ そういう人は多いと思います。ADHD傾向の人あるいはASD傾向の人にはそれぞれの苦手さがあるでしょう。僕はADHD傾向の「衝動的に喋ってしまう、喋りだしたら止まらない」といかにもASD的な「理屈重視、感情・共感の軽視」の両方を併せ持っておりまして、「雑談」にずっと苦労してきました。というのも、ツイッターの僕を見ていると容易にわかると思うのですが、僕が気持ちよく喋っていると気づいたら「独演会」になってるんですよね・・・。もちろん「独演会」をやった結果、その場にいた皆さんが「いい話を聞けた」と認識してくれれば問題はないんですが、実際のところそう上手くもいかないのが現実でして。しかも、相手の感情への共感性も薄いので、まぁあまり良い結果にはならないことが多かったです。ADHD傾向の強い方、特に多動性と衝動性の前に出ているタイプの人にありがちなことですが「喋りだしたら止まらない」これ
公私共に、会話のうまい人を、たくさん見てきた。会話はコミュニケーションの基礎であり、また終着点でもある。上手であることに越したことはない。 ではどうすれば、会話が上手い人、あの人と話すのが楽しいね、と言われる人になり得るのだろうか。 一説によれば「聞き上手となるべき」という人がいる。ウンウン、と相手の話をよく聞き、相手に気持ちよく喋ってもらうことに注力せよ、という。 しかし最近、それはどうも違う、と感じることもある。聞き上手であることは特定のシーンにおいては重要なのだが、必ずしもそうではない。 例えば私は普段「聞き上手」の人をあまり求めていない。 なにか観察されているのでは、と勘ぐってしまうからなのだが、むしろ話上手、と言われる人の方が与しやすく、会話も続くのだ。 また、世の中に散らばる「会話のしかた」は、いかにもマニュアル的で個別のシーンで使い勝手が悪い。だから最近まで私は「会話に王道な

こんにちは。春になって新しい出会いの季節になりましたね。 やっぱりこういう時期になると合コンや飲み会も増えますよね。 しかし、はりきって出会いの場に行っても 相手に「つまんね」と思われたらそこで試合終了です。 そこで今回は 元出会い厨のあんちゃ が経験から学んだ ”次につながる基本的な話題10選” を紹介します。 みなさんの会話のきっかけになれば幸いでございます。 まずは相手を知る話題 まずはリサーチですね。異性でも同姓でも大事なことです。 相手の警戒心を解くためには絶対必要。 いきなり「今度お茶しませんか」とか言われてもドン引きですからね。 ①いまどんな仕事してるの?(どんな勉強してるの?) 社会人だったらどんな仕事をしているか。学生だったらどんな勉強(もしくは部活サークル)かを聞く。 共通の業界だったり職種だったらそのまま盛り上がれますね。 知らない職業だったら「どんなことするんですか

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Inc:パーティーや会議のさなか、ただ道を歩いているとき、話してみたかった人に出会うことがありますよね。それは気になる人かもしれないし、会社のお得意さまや投資家かもしれないし、単に容姿が好みな人かもしれません。その人と2人きりで話したいのに、上手く言葉が出ないと、会話のチャンスを失ってしまいます。 チャンスを逃さないために、上手く話を切り出す秘訣はただ1つ。相手が聞いたら喜ぶようなことを言えばいいのです。 ですから、政治的な話(相手の支持政党をよく知っている場合は別ですが)や、失礼にあたりそうなことや、愚痴は言わないこと。ゴシップも同様です。 それよりも、次にあげる中で1番その場にふさわしいものを選んで、楽しく話しかけてください。たちまちのうちに、いい雰囲気で談笑することができるでしょう。きっと、連絡先を交換でき、次につなげることができるはずです。 1. 何か楽しい話題を見つける 「このデ

クライアントへのプレゼンや、営業シーンでの会話など、ビジネスにおけるコミュニケーションの場面は数多くあります。そうした中で、「自分の言っていることが伝わっていない」「会話が続かない…」など、悩みを抱えているビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。 そこで今回は、日本マイクロソフトでプレゼンテーションを年間100回以上こなし、ビル・ゲイツが卓越した社員にのみ授与する「Chairman’s Award」を受賞した経歴も持つ澤円氏の著書から、「人も結果も引き寄せる会話の技術」をご紹介します。 Point1 「この場・この時間は二度とない」と意識する 澤さんは、「今、この瞬間に目の前にいる人と話をすることは奇跡である」と考えて、プレゼンテーションを行っているのだそうです。こう考えるのは日常の会話でもビジネスにおいても同様。「今、話をしている『この場』『この時間』というのは、もう二度とないんだ」

誰でも、1度や2度は、ぎこちない会話をしことがあるものです。決まった言い回しを用意しておけば、次に会話に行き詰ったときに会話を切り上げることができます。会話がはずまなかったり、途切れたりしたときに使える決まった言い方があります。米メディア「The Art of Manliness」がありきたりの会話を切り上げる時に使える例文を、いくつか紹介しています。 上に紹介した(または似たような)決まり文句があれば、相手が誰であれ気分を損ねることなく、会話を終わらせて立ち去ることができます。世間話をマスターすることは必ずしも簡単なことではありませんが、これはそれをシンプルにした方法の1つです。 How to End a Conversation|The Art of Manliness Heather Yamada-Hosley(原文/訳:コニャック) Image from csee.

Inc.:多くのビジネスマンは上手に話せるようになるための努力をしていますが、むしろ聞き上手になる訓練をするべきです。人の話を聞くことで得られる情報が増えるほど生産性が高まり精力的になれるからです。 誰もが生まれつき聞き上手なわけではありません。さまざまな感情や心配事など、いろいろなことに気を取られてしまうせいで、人の話をうまく聞けなくなり損をしています。ですから、毎日少しずつ練習を重ねて人の話を聞くスキルを磨きましょう。以下にご紹介するシンプルな方法を実践すれば、聞き上手になることができます。 1.1つの会話に集中する 最近は誰もがマルチタスクをしている時代なので、周囲で同時に複数の議論が展開されていることもしばしばあります。ですから、1つずつの会話に集中できる環境を整えるのが肝心です。目の前にいる人が話しているのを聞くことに専念できるように、自分の周りで繰り広げられている会話を丁重にお

他人に話を聞いてもらえていないと感じるのは辛いものです。しかし、こちらの言っていることをきちんと聞いてくれていると思っていた人が、手前勝手な意見で強引に押し切ろうとしてくるのはもっと辛いです。今回は、会話で自分の立場を守りつつ、相手からも敬意を持ってもらえる方法をご紹介しましょう。 アサーティブとはどういうことか 内気な性格の場合は、急にアサーティブ(相手を尊重した上で、誠実に、率直に、対等に、自分の要望や意見を相手に伝える)になるのは難しいかもしれません。まず、自分の意見を押し通すために攻撃的になることをアサーティブだと勘違いしている人は多いですが、それは違います。 アサーティブになるというのは、人になにかをやれと言ったり要求をするという意味ではありません。また、人を自分の思い通りにしようとするという意味でもありません。アサーティブでいながら、理に適ったやり方で相手と歩みよる方法もありま

『「おもしろい人」の話の公式』(吉田照幸著、SBクリエイティブ)は、テレビのディレクターとして「あまちゃん」「サラリーマンNEO」などを制作してきた著者が、「誰でも簡単に話を弾ませるコツ」を紹介した書籍。ちなみにそのコツについて、「はじめに 自分がおもしろくなくても、面白い話はいくらでもできる!」のなかにこんな記述があります。 自分の言いたいことが伝わらない。誤解されてしまう。話が盛り上がらない。笑いなんてとてもとれない。でも待ってください。裏を返すと、笑いが取れれば、話は盛り上がり、自分のいいたいことも伝わり、理解されるようになる!ってことになります。 つまり、「おもしろい」ということは、コミュニケーションの問題を一気に解決する可能性を秘めているということ。「つくり込んだ笑い」をベースにした番組を生み出してきたディレクターらしい考え方です。本人のことばを借りるなら本書に示されているのは、

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