このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 香港理工大学やシンガポール国立大学に所属する研究者らがNature mental healthで発表した論文「Regional adiposityshapes brain and cognition in adults」は、体の異なる部位における脂肪蓄積が脳の健康と認知機能に与える影響を調査した研究報告だ。 肥満が脳の健康に悪影響を及ぼすことは広く知られているが、これまでの研究の多くは体格指数(BMI)を主要な指標として用いてきた。しかしBMIは全身の肥満度を示す単純な指標であり、身体のどの部位に脂肪が蓄積しているか、またそれが脳にどのように影響して


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