広島・栗林良吏投手(29)が26日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸1億8000万円でサイン。「凄く良い評価をしてもらった。(年俸が)上がると思っていなかったので、うれしかった」と話し、白い歯をのぞかせた。 【写真あり】超人気タレントがカープ入団会見? 今季は登板55試合で1勝1敗10セーブ、23ホールド、防御率2・24。4月5日のDeNA戦で9回に4点差を逆転されるなど、序盤の不振から5月に守護神の座を外れた。「配置転換は悔しい気持ちがあるけど、以降の成績は良かったかな…と」。徐々に本来の姿を取り戻し、勝ちパターンを担った。 6年目の来季は先発に挑戦する。「不安な気持ちの方が強い。だからこそ練習できているし、今までよりやらなきゃ…という気持ち。役割を果たせば優勝に近づくと思うので、貯金をつくれるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

来季から先発に転向する広島の栗林良吏投手が18日、大野練習場で心機一転への思いを語った。入団からリリーフ一筋、5年間で271登板134セーブを積み重ねてきたが、新井監督の提案によって来季30歳シーズンで異例といえる挑戦に踏み切る。 「不安はあるが、練習して、その不安を自信に変えられるように。逆に言えば、今までと違ったモチベーションでシーズンオフを迎えているので、練習も例年より追い込める。やらなきゃ、という気持ちです」 9月に入って提案を受け、シーズン終了のタイミングで正式な打診があった。「新井さんから『やれ!』というより『考えているけど、どうだ』と。選択権をいただいた」と、最終的には自身で決断した。トヨタ自動車時代はエースとして活躍した。入団2年目まで先発への思いはあったという。今は別の感情で先発挑戦を受け止める。 「正直、今はチームに貢献できるところなら、どこでもいいという思い。監督が、

広島栗林良吏投手(28)が、宮崎・日南キャンプ打ち上げの11日、守護神としての復活にかける決意を改めて示した。この日、4度目のブルペンに入り、31球の日南投げ納め。「すごく満足するブルペンでした」と振り返り、沖縄第2次キャンプでは「自分の立ち位置を確保できるように頑張りたい。実戦で結果を出して、ハーンか、島内、黒原らリリーフピッチャーと争っていけたらと思います」と強い競争意識を明かした。 昨年10月に手術を受けた右肘の状態は良好。開幕までの復帰計画はしっかりとできあがっている。「沖縄2クール目にはバッターに投げたいなと思うので、次の1クール目で全部の変化球を投げて。で、(その)次のクールで実戦に入っていけるかなと思っています」。侍ジャパンでの東京五輪金メダルを含め、通算124セーブを誇るが「(競争への意識は)めちゃめちゃある」という。緊張感を生むのは新井監督の「横一線」の言葉。立ち位置をも

広島・栗林良吏投手(28)が27日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4500万円増の推定年俸1億6000万円で一発サインした。 「他球団がいろんな形のサードユニホームを出しているので、カープもそういうのがあったほうが、自分も着て楽しいですし、ファンのみなさんにも喜んでもらえるのかなと思うので、サードユニホームをつくってほしいというのをお願いしました」 交渉の席ではサードユニホームの製作を球団側に要望したと明かした。今季は自己最多60試合に登板し、球団最多に並ぶ38セーブを記録。防御率1・96をマークしながら、0勝6敗と負け数が多かったことを反省した。 「セーブ数はキャリアハイになりましたけど、全然うれしくも思っていない。負けの数と負け方は今シーズン反省しないといけない点が多いなと思っている」 10月には右肘手術を行い、来春開幕を照準にリハビリを行っている。来季に向けては「個人と

(21日、プロ野球 広島東洋カープ5―4読売ジャイアンツ) 9番打者、代打中山礼都で始まる九回の巨人の攻撃は、あの日とまったく同じだった。 広島のショートに定着した矢野雅哉 心に刻む名手からのアドバイス 広島の守護神・栗林良吏は雪辱への思いを込めた。「今日こそは絶対に抑える」と。 悪夢のような前回登板だった。11日の巨人戦。2点リードの九回、代打中山に与えたストレートの四球をきっかけに6点を失い、敗れた。右腕の登板はそれ以来だった。 同じ打順というのも脳裏をかすめた。いきなり3ボールになった。が、ここで我に返った。「前回は力でいって四球、四球だった。練習してきたことを思い出して、力でいかないように」。余計な力を抜き、直球を2球続けてフルカウントに。最後も直球。自らの正面にはじき返されたライナーに、必死にグラブを差し出した。 「捕ったというか、入ったというか。ラッキーだった」。一瞬、はじいた

◆JERAセ・リーグ DeNA2―4広島(25日・横浜) 広島の栗林良吏投手が、2点リードの9回を無失点に抑えてリーグ最多に並ぶ14セーブ目を挙げ、史上36人目の通算100セーブを達成した。178試合での到達は、馬原(ソフトバンク)の日本人最速(史上最速は中日・ギャラードの148試合)に並ぶ日本人最速記録。入団4年目での到達は、日本人でDeNA・山崎に次ぐ史上2人目の快挙となった。 残り1戦1セーブで最速更新だった前日25日には、セーブ機会ではない同点の9回に登板。記録更新こそならなかったが、堂々のタイ記録だ。 今季開幕時点では、残り21試合14セーブで日本人最速更新という状況だった。だが、開幕から接戦続きでセーブ機会ではない同点の場面での登板も多く、5月1日の本拠・阪神戦まで13戦6セーブ。その段階で残り8戦8セーブが条件と最速記録更新の可能性は崖っ縁となっていたが、5月4日の本拠DeN

広島・栗林良吏投手(27)が14日、古巣・トヨタ自動車の施設(愛知県豊田市)で自主トレし、魔球スイーパーを習得したことを明かした。 ドジャース・大谷らが通う米国の有名トレーニング施設「ドライブライン」のスタッフが来日した昨年11月、指導を仰いだ栗林。「スイーパーを教えてもらった。変化も大きくて、褒めてもらった」。大谷が多投することなどで知られるスイーパー。スライダーより大きく横に変化する魔球を、栗林もマスターしたという。 21年に新人王に輝くなどフォークを武器に活躍。昨季はフォークが不調だったが「後半戦でフォーク以外でも勝負できる自信をつかんだ。以前ほどフォークへのこだわりはない」。すると、スイーパーが新兵器? ところが「肘が痛いんですよ。スイーパーを投げた後、肘が張っていた」。フォームが合わないのか…。「いずれ投げられたらいいんですけど」と魅力を実感しながらも、持ち球にすることは封印。他

【赤ペン! 赤坂英一】広島・栗林良吏投手(27)は〝危険球ショック〟を完全に払拭することができたのか。 【写真】現役時代の大野豊氏と達川光男氏 26日にヤクルト・青木に頭部死球を与えて退場となった栗林は、翌27日に2点リードの9回に登板。三者凡退に抑えて9セーブ目を挙げた。 栗林は試合後「怖さはもちろんありました。ただ、監督の期待に応えたい気持ちも強かったんで」とホッとした表情。新井監督は「彼も昨日の今日なんで、いろんな気持ちがあったと思うけど(試合前に)いってもらうぞと言ってたから」と明かした。 新井監督が栗林を翌日に登板させたのは、ショックを引きずらないようにと考えてのこと。その狙いは十分理解できる。2011年に今村猛が巨人・長野に頭部死球を与えた時、野村謙二郎監督もそのわずか2日後に投げさせた。1点リードの8回で、今村は先日の栗林と同様、打者3人でピシャリと抑えている。「危険球の件が

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム2―3広島(6日・エスコンフィールド) 広島は、逆転勝利で今年の交流戦3カード目で初の白星発進となった。 1点ビハインドの8回、宮西に対して2死無走者から打線が粘りを見せた。2死から秋山が中前打を放ち、マクブルームが四球で続いて2死一、二塁。西川がフルカウントから3球ファウルで粘った末に三遊間を破って同点。18戦連続無失点を続けていた左腕をマウンドから引きずり下ろすと、続く代打・松山がしぶとく三塁の頭上を越す適時打を放って勝ち越しに成功した。 先発・大瀬良は、3回1死三塁から松本剛の2ランを被弾。その後も6回まで毎回のように得点圏に走者を置きながら粘って追加点は与えなかった。ビハインドの場面での降板となったが、5敗目は回避した。 2番手で7回から登板したのは、栗林。2死から加藤豪に右前打を許したが、1イニングを無失点。直後の攻撃で打線が逆転に成功し、入団から

広島栗林良吏投手が5連打で逆転を許し、2カード連続負け越しとなった。 右足がつり降板した先発アンダーソンに代わって6回に登板。先頭中村晃の左翼への飛球を西川が目測を誤り二塁打とすると、続く牧原大のたたきつけた打球は栗林が太陽の光と重なり落球。中軸に3者連続適時打を浴びて3点を失った。復帰2戦目で5敗目を喫した右腕は「結局は自分が粘れずに3点を取られたという現実を受け止めないと。1、2点で終わらせておけば試合展開も変わったと思う」と不運な当たりを言い訳にせず、敗戦の責任を背負った。 ▽広島アンダーソン(5回無安打無失点も右足がつり降板)「大丈夫。(次回先発は)その気持ちで、そのつもりでいます」 【関連記事】広島ニュース一覧

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