イギリスで難民の受け入れなどに反対する抗議デモが続く中、13日には首都ロンドンで大規模なデモが行われ、一部は警察と衝突して逮捕者も出るなど緊迫した事態となりました。 イギリスでは難民申請を行う人たちが滞在先として利用しているホテルをめぐり、ことし7月、イギリス南東部のホテル利用者が少女に性的な嫌がらせをしたなどとして訴追されたことをきっかけに、治安悪化を懸念する人たちの抗議デモが拡大しています。 そして、ロンドンでは13日、右派の活動家の呼びかけで難民や移民の受け入れなどに反対する大規模なデモが行われました。 イギリスのメディアによりますと、デモには10万人以上が参加したということで、イギリスの国旗を振ったり、「追い出せ」とか「子どもたちを守ろう」などといったプラカードを掲げたりした人たちが中心部に集まりました。 一部は警備にあたっていた警察官と衝突し、警察によりますと、25人を逮捕したと

8月2日昼、英イングランド北西部マンチェスター。英国旗やイングランド旗を手に、数百人の市民が集まった。アルコールのにおいや、たばこの煙が広がる。 「ブリテン(英国)・ファーストだ、やり返すぞ」。デモ…

日本社会の現状に、「遅れてる! 海外ではありえない!」なんて目くじらを立てている人もいますが……。いえいえ、他の国の皆さんも基本は一緒!「衝撃」「笑える」「トホホ」がキーワードの世界の下世話なニュースを、Xで圧倒的な人気を誇る「May_Roma」(めいろま)こと谷本真由美さんに紹介していただきます。インド映画『RRR』が、イギリスで歓迎されない理由とはーー。 【写真】イギリスでは不発? 日本で大ヒットしたインド映画『RRR』 人種間の“溝” イギリスの歴史教育は、光の側面しか教えないので、インドの植民地支配についても同様です。そのため、ここ日本でも大ヒットを記録したインド映画『RRR』は、イギリスでは他国とはちょっと違う形で紹介されています。 同作は、イギリス植民地時代のインドが舞台で、イギリス軍にさらわれた幼い少女を救うというストーリーです。平たく言えば、イギリスが悪役。中国における抗日

ICL Pathway Limited(後のFujitsu Services Limited)により開発された会計システム「Horizon」の欠陥により、イギリスで900人を超える郵便局長が起訴される事件が1999年から2015年にかけて相次いで発生しました。この事件に関連する162ページの報告書が2025年7月に公開され、犯罪の疑いをかけられた局員が最大13人自殺し、少なくとも59人が自殺を考えたことが確かめられました。 Post Office HorizonIT Inquiry FinalReport Volume 1.pdf (PDFファイル)https://www.postofficehorizoninquiry.org.uk/sites/default/files/2025-07/Post%20Office%20Horizon%20IT%20Inquiry%20Final

終末期の成人に自ら命を絶つ選択を認める法案が英下院で可決した/House of Commons/Handout/Reuters/File ロンドン(CNN) 英議会下院は29日、終末期の成人が自ら命を絶つのを合法化する法案について採決を行い、賛成多数で可決した。同様の権利を認める国は、これまでのところごく少数に限られる。 下院議員による採決の結果は賛成330、反対275だった。法案は議会で数時間審議された。この数年間では著名人らが法制化を求める運動を繰り広げてもいた。 これまで一定の形で自ら死を選ぶ行為を合法化したのはカナダ、ニュージーランド、スペイン、オーストラリアの大部分。米国でもオレゴン、ワシントン、カリフォルニアなど数州がこれを認めている。英国が加われば、国内の人口で最大規模の国となる。 法案はまだ貴族院や下院の委員会での審議を通過する必要があるが、今回の下院での採決は、最も重要な

英イングランド北西部の海辺の町サウスポートで7月末、ダンス教室で3人の女の子が刺されて亡くなった。この事件は、イギリスが過去10年以上経験したことのない最悪の騒乱へと発展した。 イングランド全土と北アイルランドの町や都市で起きた暴力事件は、インターネット上の誤った情報や極右勢力、反移民感情によってあおられている。 そして各地の地元住民たちは7日、反移民や極右に対抗して集まった。 ■なぜ殺傷事件が暴力に発展したのか 7月29日、子供向けダンス教室でテイラー・スイフトをテーマにしたイベントに参加していたビービー・キングさん(6)、エルシー・ドット・スタンコムさん(7)、アリス・ダシルヴァ・アギアールさん(9)が、教室に侵入してきた男に刺されて死亡した。この事件ではほかに、子供8人と大人2人が負傷した。 この日のうちに警察は、近隣に住む17歳の少年を逮捕したことと、テロ関連の事件としては扱わない

英イーストロンドンのアパートで2021年12月11日、隣人の女が使用した危険な害虫駆除剤「リン化アルミニウム」が原因で死亡した11歳女児(『Metro.co.uk 「Woman who poisoned girl, 11, while trying to get rid of bedbugs spared jail」(Picture: Central News/Web Collect)』より) 英イーストロンドンのアパートで2021年12月、隣人の女が説明書を読まずに使用した害虫駆除剤によって、11歳の女児が死亡した。女は過失致死を認めており、今月18日に行われた裁判では実刑を免れたが、「厳罰に処すべき」という声が絶えないようだ。英ニュースメディア『TheMirror』などが伝えた。 事故が起きたのはイーストロンドンのタワーハムレッツ区にあるアパート「ニダ・ハウス(Nida House)

4日に投開票が行われたイギリス総選挙。スナク首相率いる保守党が大敗を喫し、スターマー党首(61)率いる労働党が圧勝しました。スターマー党首が新首相に就任し、14年ぶりの政権交代です。 スナク前首相 「国民の皆さんには、何よりもまず謝罪いたします。私は首相職に全力を傾けてきましたが、皆さんが明確な意思を示しました。“イギリス政府は変わらなければならない”と」 スターマー新首相 「国民は圧倒的多数をもって『変革と国家再生』『奉仕する政治への回帰』を決断しました。我々は皆さんの信頼を背負い、国を立て直していきます」 政権与党だった保守党。これまで負けたことがない選挙区でも落選が相次ぎました。前回総選挙では365議席を獲得していましたが、今回、121と過去最低まで激減。現役の閣僚や幹部、元首相までが落選するという歴史的な大惨敗となっています。 首相官邸の猫・ラリーにとって、6代目の首相を迎えること

イギリスで行われた地方選挙でスナク首相率いる与党・保守党が議席を大きく減らし、地元メディアは来年1月までに行われる総選挙で最大野党の労働党が第一党になるという分析を伝えています。 イギリスのイングランドでは2日、首都ロンドンを含む11の市長選挙と、107の自治体の議会選挙などが行われました。 公共放送BBCによりますと、このうち議会選挙は100の自治体の開票が終わった3日夜の時点で、与党・保守党が議席数を400以上減らし、議席の過半数を占める自治体は選挙前の13から5に減少しました。 これに対し、最大野党の労働党は170議席近く増やし、48の自治体で議席の過半数を占めました。 また、同じ日に行われたイギリス中西部、ブラックプールでの下院の補欠選挙や、スナク首相の選挙区を含む中部ノースヨークシャー州の市長選挙でも、いずれも労働党の候補が当選しました。 今回の選挙は、イギリスで来年1月までに行

寝たきりになり、食べ物を食べなくなり、トイレにも行かなくなる。 そして、昏睡状態になって、痩せ細っていく。 安全な地で、人として当たり前の暮らしをしたい。 そう願って祖国を離れた人たちに待ち受けていたのは、“絶望”だったのかもしれません。 (政経国際番組部ディレクター 池田亜佑、ロンドン支局記者 松崎浩子) 文中の注釈(※)は、文末にあります 子どもが自殺願望を口にする、小さな島 「診察した患者のうち、60%に自殺願望がみられ、30%が未遂を起こしました。9歳の子どもですら“自殺”を口にして、実際に未遂をしていた状況は、あまりにも恐ろしかったです」 当時の状況をこのように話すのは、ニュージーランドの精神科医、ベス・オコナーさんです。 オコナーさんは「国境なき医師団」のメンバーとして、2017年の秋から約1年にわたり、南太平洋の小さな島国ナウル共和国に滞在しました。 現地では、難民認定を求め

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