去年、切込隊長BLOGで書いたものを再録。いろいろと後日談もあるのだが、そっちはあまり面白くないので書かなかった。『美人投票入門』という書籍を出版したときに収録したが、そのとき行った修正前のもの。 -- 先日、アメリカから太っちょが来たので晩飯を一緒に喰った。 前に、私は彼に変な銘柄を奨めて大損させたことがある(照)。 なもんで、東京のフォーシーズンズホテル丸の内に泊まっているから飯を喰おう、と誘われたら地元でもある私が飯代を出すのは仕方のないことだと思っていた。どうせダイニングといってもせいぜい2万かそこらであろう、どうせ会社の経費で落とすし、こういうときぐらい仁義として払ってやってもいいだろう、いいに違いない、と自分で自分を説得しながら、ホテルのある東京駅に向かった。 ひとつ、私が計算違いをしていたのは、アメリカンデブは一人ではなかったのである。 私が損をさせたブライアン(仮称)という

東北楽天ゴールデンイーグルスは2月13日、イレギュラーズアンドパートナーズ代表で投資家の山本一郎氏が、「チーム戦略室 アドバイザー」に就任したと発表した。チーム戦略におけるデータ分析を中心に意見をもらい、チームの成長につなげるという。 山本氏はかつて「切込隊長」のハンドルネームを名乗っていたブロガーとしてネットユーザーに知られている。ブログだけでなくWeb媒体、雑誌、書籍などさまざまな媒体に執筆しており、舌鋒の鋭さがネットユーザーに支持されている。 関連記事 “革命的Ustream放送”「激笑 裏マスメディア~テレビ・新聞の過去~」の裏側 「テレビ・新聞の未来」を語るNHK放送記念日特番の裏では、ネット界の著名人がUstとニコ生で「テレビ・新聞の過去」について語り合っていた。トータルで14万ユーザーがアクセスした快挙の裏側をライターの三上氏がリポート。 関連リンク 東北楽天ゴールデンイーグ

たまたま士官の方とチャットをしていたところ、余談で『進撃の巨人』の話になりまして、いくら物語であったとしてもあの作戦の遂行を命じる軍人がいたら203高地の乃木希典さんなみのアレではないかという結論に落ち着いたわけです。 少なくとも、巨人が侵入しても防衛行動が組織的に行われていれば犠牲は出しつつも遅滞は可能という時点で、壁の外に補助防衛用の施設がまったく建設されていないということはあり得ないし、防壁の上にレールを敷き砲台を設置できるのであれば機動防衛が可能なのであって、この世界の住民は壁の中の安住というよりは軍事的無能による人災に尽きるんじゃないかという話で。 もっとも、架空戦記であり、歴史上の合理性をかなり排除して、特殊な世界観を築いているわけですから、現実的な観点からツッコミを入れてもしょうがないわけですけれども、仮にすべてあの設定の中ですべての構成要素を前提としたとしても、作中で行われ

【山本一郎】コンシューマゲーム開発部隊がスマホアプリやソーシャルに何故適応できないか(メモ) ライター:山本一郎 山本一郎 / アルファブロガーにしてゲーマー。その正体は,コンテンツ業界で今日も暗躍(?)する投資家 山本一郎:茹で蛙たちの最後の晩餐ブログ:http://kirik.tea-nifty.com/ 4Gamer読者の皆さま,ご無沙汰しております。何となくゲームレビューに向いた作品を最近プレイしておらず,かといって直近の業界事情をまとめようにもあまりにも流動的であって,理由をつべこべ述べておりますが,まぁ原稿を書くのが面倒くさかったんだよ。 かれこれ一年半ぐらいのご無沙汰になっておりますが,一時期はゲーマーがこぞって「もしもし」などと馬鹿にし続けてきたソーシャルゲームが,ついに大ブレイク。世界市場を狙って,噂のベンチャーも名の轟く大企業も,こぞって競争の真っ直中に躍り出る様相にな

『情報社会のいま あたらしい智民たちへ』を一度読み終わって、なお二度読みをしているのには理由があります。それは本書が分かりにくいという意味ではありません。むしろ、Twitterやブログ、Facebookといったツールを普段使っている人であればなおさら、ここで語られている「文化変容」や、使っているツールの意味が、実は私たちの心の中にあって、その実在する変容を読み直しながら確認してみようという動機に繋がる、ということです。 一口に「ソーシャル化」と言われても、それが何であるか認識の形態を持たなければ意味を持ち得ないのと同様、普段面白そうだから、便利だから使っているツールがここまで人としての行動様式や思考に影響を及ぼしていることを理解するのには、やはり時間がかかります。第三者的に、Twitterはこうなる、Facebookはどうなる、という話があったときにそれを理解するのは容易でも、そういったツ

まさかの待ち時間がまとまってできたので、研究所の朝会カンファレンスで講演したことのダイジェストなど。 途中かなりはしょるけど、気にしないでね。 ● 日本における北朝鮮問題と、世界における北朝鮮問題 見えるベクトルが違う。日本の北朝鮮研究は個別的だが、情勢管理という点では非常に良質で優秀。世界に誇っていいレベルの地域研究の質の高さだと思う。実際、北朝鮮専門家が述べる情勢分析を英訳してるだけで地域問題について語れるので、それ専用の人がいるぐらい。 逆に、地政学やアジアの中のバランスオブパワーという側面で見た場合は、世界的にも北朝鮮問題に対する枠組み(フレームワーク)作りは失敗している。というか、北朝鮮という国家自体がイスラム以上に欧米圏から見て理解不能であるので、北朝鮮が瀬戸際外交するたびにアジア担当が飛び技を見てびっくりする、慣れたころには政権が代わる、の繰り返しで、北朝鮮の伝統芸能になって

意外に票差がついてましたね。関係者の皆様、お疲れ様でした。 以下、無責任に結果論を語ってまいりたく存じます。 ● ゲンダイ http://e.gendai.net/download/thumbnail なんか凄いことに。 やっちまったな、とかそういう表現を飛び越して、むしろ悲しみを感じさせるんですけれども、ゲンダイの読者はどう思っているのでしょうか。「小沢が勝つ」から「小沢が圧倒」になって、だんだん戦局が微妙になってくると「小沢に秘策」から「菅優勢のウソ」といった表現になってきて、果ては「小沢派に恫喝電話」、そして「菅ではダメだ」と、いったい誰に向かって報じているのか良く分からない状況になっています。これが大本営発表の凄味という奴なのでしょうか。 今日は、いったいどんな紙面になるんだろう。「民主党は崩壊」とかでしょうかねえ。 ● ネットで小沢氏支持が圧倒的優勢だった旨 ネット世論は相変わら

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