真夜中の自宅で突然、身に覚えのない「果し状」が見つかったーーこんな投稿がネット上で話題になっています。 ■鬼気迫る「果し状」→開封し「大の字になって寝ました」 作家の臙脂(えんじ)さんはある日の深夜、自宅に保管していた大量の古本コレクションを整理していました。作業の真っ最中、その中の一冊から何かがするり。鬼気迫る毛筆の筆致で「果し状」。勇気を振り絞って開封すると達筆な毛筆細字がびっしり。読み進めると「昨今の遊興飲食料金高騰(キャバレーはタカいといううわさ)に敢然と挑戦すべく」「大当たり大漁まつり」「当方、若娘(ヤングパワー)の助勢多数」。なんと中身はキャバレーのイベント案内でした。 内容が判明し「大の字になって寝ました」という臙脂さんですが、見つけた瞬間の驚きは相当だったようです。「もともと実話系怪談が大好きなので、ソレ(果し状)が深い怨念の込められた呪物に見え『人生の終わり』を覚悟しまし

どうも服部です。昭和の動画を紐解いていくシリーズ、今回は「travelfilmarchive」という、過去の海外紹介番組を扱っているYouTubeチャンネルから、昭和30年代の日本を映したカラー映像を取り上げます。 「PANAM(パンアメリカン航空=通称パンナム)」が提供する映像のようです。ご存じない方に説明すると、1980年初頭まで米国最大手だった航空会社で、日米間も運航していました。 1959年(昭和34年)から日曜朝に放送していた紀行番組「兼高かおる世界の旅」の提供や、「ひょーしょーじょー」という独特の読み上げで人気を博した大相撲の幕内優勝力士に贈られる「パンアメリカン航空賞」、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の初期の使用航空会社と、ニューヨークの決勝の舞台となったのがパンアメリカンの本社ビルの屋上だったことなどで覚えている方もいるのでは。 番組タイトルは「NEW HORIZONS J

米バーレスク・ダンスのスター、ミス・トッシュのステージ。衣装、演出、ダンサーのキャスティングも自ら手がける=本人提供 きらびやかな衣装を少しずつ脱ぎながら踊りを披露する「バーレスク・ダンス」。本場・米国で活躍するダンサー、Miss Tosh(ミス・トッシュ)が1月に来日し、東京で公演した。そのショーには、スリムな体形ほど理想的とするなど、固定化した“美しさ”への反骨心や、LGBTQなど多様なセクシュアリティー(性の在り方)を追求する現代的なメッセージも込められているという。なぜ“脱ぐ”のか? 今秋に日本でのステージを計画しているミス・トッシュに聞いた。【大野友嘉子】 都内で即興ショー 軽快なアップテンポの音楽が流れると、ミス・トッシュはさっそうと登場した。水色のジェムストーンをちりばめたコルセットと、ピンヒールがまぶしく輝く。ステップを踏みながら観客の中を舞うと、会場から歓声が上がった。

エンタテイメントの聖地・ラスベガスで活躍する3人の日本人パフォーマーに出会った。シルク・ドゥ・ソレイユに代表される巨大な特設ステージから、身体一つでチャレンジできる小劇場まで、パフォーマーの在り方は様々。彼らの意識やこれまでの軌跡、取り巻く環境をお伝えすることで、パフォーマンスや舞台作りのお役に立てればこれ幸い。 1人目は、世界で活動する面白い日本人パフォーマーとして、ご紹介頂いたボーイレスク(男性版バーレスクダンサー)UmA ShAdow。人の真似をしないで自分のど真ん中の感性を表現することは難しい。けれど、彼はどんな環境であってもエネルギーと大きな愛で自分の道を切り開いてきた。自分の表現を見た人に感動を与え続けていくこともまた試練。パフォーマーとしての生き様をいろんな角度から漂わしてくれた逸材に出会うことが出来た。 UmA ShAdow 2015年8月、ボーイレスクダンサーとしてデビュ
米国生まれの黒人女性で、恐らくエキゾチックなダンスで最も良く知られるジョセフィン・ベーカーさんは、フランスの歴史的英雄たちのイメージとは合致しない。 しかし、11月30日に、米ミズーリ州セントルイス出身のベーカーさんに、フランスで最高の栄誉のひとつが与えられた。フランスの国民的偉人をまつるパリのパンテオンの霊廟(れいびょう)にベーカーさんがまつられたのだ。 ナポレオンの時代にこの伝統が始まって以来、この栄誉が与えられたのはわずか80人しかいない。エリゼ宮(フランス大統領府)によると、ベーカーさんはパンテオンにまつられた初の黒人女性だという。またベーカーさんはこの栄誉を受けた6人目の女性で、その6人の中には科学者のマリー・キュリーや政治家のシモーヌ・ベイユが含まれている。 ダンサーであり、歌手であり、そして戦時中のスパイでもあったベーカーさんは、フランスでは誰もが知る有名人だ。ベーカーさんが

【パリ=谷悠己】フランス・パリにある国家的偉人の殿堂パンテオンに11月30日、米国出身の歌手ジョセフィン・ベーカーさん(1906―75年)が黒人女性で初めて祭られた。仏国籍を取得し人種差別と闘い、第2次世界大戦中はドイツ軍の占領に抵抗するレジスタンスの一員としてフランスの解放に貢献した功績が認められた。 20歳で渡仏。パリでダンサーとして成功後に歌手としてヒット曲を連発したが、当時の差別状況に心を痛め仏国籍取得を決意。第2次大戦中は仏空軍将校となり、レジスタンス通信員...

2020.12.10 10:30映画史上で屈指のフェミニズム的バーレスクショー〜作りあげられたファム・ファタル『ギルダ』 チャールズ・ヴィダー監督による1946年のアメリカ映画『ギルダ』はフィルム・ノワールの古典と言われる作品です。フィルム・ノワールというのはフランス語で「黒い映画」を意味します。第二次世界大戦の頃からアメリカで作られるようになった犯罪映画を指す言葉で、陰と光の対比をうまく使ったモノクロの映像や、犯罪者や私立探偵が入り乱れるやたら複雑な展開が特徴です。もともとはアメリカの渋い犯罪ものを指す言葉でしたが、その後フランスや香港の映画にも使われるようになり、今では一般的なジャンル名になっています。 ハリウッドのフィルム・ノワールにつきものなのがセクシーでワルいファム・ファタルです。ファム・ファタルは「運命の女」という意味で、男を破滅させる魅力的な女を指します。『ギルダ』のタイト

『彼女は夢で踊る』 ストリッパーがレディオヘッドの「クリープ」に合わせて青春の思い出とともに踊る。ストリップ劇場を舞台にしたこの広島映画を、ぼくは嫌いになれない 2020年11月05日 18時14分 カテゴリ: 殺しの映画レビュー タグ : Radiohead • アイバン・コバック • ジェレミー・ルビアー • レディオヘッド • 佐藤礼央 • 加藤雅也 • 岡村いずみ • 広島市 • 広島県 • 時川英之 • 末武太 • 松山千春 • 松本裕見子 • 横山雄二 • 犬飼貴丈 • 矢沢ようこ • 糸永直美 • 高尾六平 • 鯨永知生 →公式サイトより 『彼女は夢で踊る』 監督・脚本・編集 時川英之 企画 横山雄二 撮影 アイバン・コバック、ジェレミー・ルビアー音楽 佐藤礼央音楽プロデューサー 鯨永知生 挿入歌 レディオヘッド、松山千春 出演 加藤雅也、犬飼貴丈、岡村いずみ、横山雄二、矢

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