TVシリーズ 交響詩篇エウレカセブンBlu-ray BOX2 (特装限定版) 発売日: 2017/09/27メディア:Blu-ray 2020年の夏アニメにはあまり食指が動かず、『放課後ていぼう日誌』と『ゼロから始める異世界生活 第二期』ぐらいしか見ていなかった。で、アマゾンPrimeを眺めていたら『交響詩篇エウレカセブン』が配信されていたので、これを見ることにした。 『エウレカセブン』は2005年にオンエアされた頃から自分の好みではない作品だとわかっていて、避けていた。オタクたるもの、自分の好きな作品と嫌いな作品はおおよそわかるべきで、好きな作品にこそ時間を費やすべきだと当時は思っていたからだ。いや、今だって本当はそうだと思っている。話題の作品を追いかけたりジャンルの系統的理解のために作品を見たりするのは、本来、サブカルや批評家のやることであって、オタクは自分の好きなものを知り、好き

11月6日(火)の試写会に当たっていたので観てました。 ※以下、エウレカセブンシリーズのネタバレを大いに含みます。映画 『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 本予告60秒 『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』は技巧的な作品だった。テレビシリーズ4クールのうち26話までの物語を「レントンの成長譚」として再構築するにあたって、おそらくは設定の裏側を「レントンの祖父が物語の始まる前に亡くなった」という部分のみ切り替えていて*1、ビームス夫妻に引き取られて彼らの養子となっているのはそこから演繹されるにすぎないだけで、積み重ねた時間の少なさから物語のなかで彼ら三人の関係性は実のところテレビシリーズと大きく変化していない、と言えるだろう。むしろ、そのことによってテレビシリーズの中に埋め込まれていた様々な物語やテーマを「レントン」だけに絞り(そこではエウレカの
『ポケットが虹でいっぱい』でエウレカに裏切られた人。『エウレカセブンAO』でエウレカに裏切られた人。『ハイエボリューション1』でエウレカに裏切られた人。その人達に『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(以下、ANEMONE)』を観てほしい。 予告編 こちらは続編『EUREKA』の感想映画『ANEMONE』は間違いなく傑作だ。エヴァンゲリオン新劇場版シリーズ……ほどとまでは宗教上の理由で言えないが、そんなタイトルを引き合いに出したくなるほどの傑作がひっそりと上映3週目を迎えようとしている。 初対面のエウレカファンに「一体エウレカの何が好きなんですか?」と喧嘩腰で尋ねて回る程度にはエウレカアレルギーだった私が三度劇場に足を運び傑作認定をした『ANEMONE』をあなたも観るべきなんだよな。 — さめぱ (@samepacola) November 22, 2018 正直

週末までズレこんだ仕事を切り上げて、ドタバタと地下鉄に乗り込む。そんな余裕はないと知りつつ、しかし忙殺される日々だからこそと、映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』を観てきた。 www.youtube.com 泣いた。前作『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』が微妙だったので、もういいかと思ったけど、行って良かった。悩んでいる方は、ぜひ劇場に足を運んでほしい。足を運んだ人は、ぜひ感想を読んでほしい。ちなみに「悩んでいる」は映画を観に行くかどうかではなく「この人生に」です。以下ネタバレ注意。 以前このブログで書いたように、TV版エウレカセブンは「甘酸っぱいボーイミーツガール」と「苦い植民戦争」の二つのテーマを少年少女の成長譚として描き切った作品だ。典型的なボーイミーツガールを描いていながら、恋愛パワーで世界を救う奇跡は描かれない。甘酸っぱいボーイミー
前田久 やはり新作映像として制作された冒頭30分の「サマー・オブ・ラブ」を描いたシークエンスは素晴らしいと思いました。音響設計も含めて非常に美しく、京田さんの映像作家としてのセンスが炸裂しています。京田さんはロボットアニメの枠組みで新しい何かを生み出そうと真摯に考えているクリエイターで、その意識はストーリーテリング面だけではなく、演出、ビジュアル面にも表れています。テレビシリーズのときからそれが端的に表れているのが、リフボードに乗って空中戦をやるというアイデア。あれってロボットがリフに乗ることで、両手がフリーハンドになって、ポージングも自由になるんですよね。そしてトラパーに乗ることで光の波が出るので画面上に変化も付けられる。発射したレーザーやミサイル、そしてロボットが巧みに絡み合う形で画面上に印象的な動きが描けるというのが「エウレカセブン」の特色。その最新型が美しく提示されていました。 宮
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