外国人の友達と靖国神社に参拝?人気フォークデュオ・ゆずの新曲「ガイコクジンノトモダチ」(北川悠仁作詞・作曲。4月4日発売のアルバム『BIG YELL』に収録)の内容が政治的だとして話題になっている。 一部で炎上状態といっていいほど盛り上がっているが、本当に政治的に危険なものなのだろうか。 筆者は、政治と音楽の関係を長らく調べてきたので、どれどれと思い、さっそく歌詞を読んでみた。すると、うーんと唸ってしまった。 まずは、その内容を確認してみよう。 外国人の友達ができた。その友達は日本が好きで、「あなたは[日本の]どこが好きですか?」と訊いてくる。それにたいし「僕」は、自分が生まれ育った国に無知なことに気づき、少し戸惑ってしまう。 <なのに 知らないことばかりじゃないのか?> ここまでなら国際交流につきものの話だ。だが、歌詞はここから急展開する。 <なのに 国歌はこっそり唄わなくっちゃね> な

『読売』がついにダブル選見送りを確定報道怪しい空気が首相官邸周辺に漂っている――。 消費増税再延期についてはほぼ確定的になったのだが、衆参同日選実施の「阻害」要因がなかなか見当たらないうえ、撹乱情報を含めて雑音が相次いで耳に入ってくるのだ。 筆者が注目してきた音なしの構えの『読売新聞』がやっと、伊勢志摩サミット開催当日の5月25日付朝刊1面トップに「同日選見送りの公算 首相、消費増税延期」のタテ大見出しを掲げて、リードで次のように報じた。 「安倍首相が、夏の参院選と次期衆院選を同じ日に行う『衆参同日選』を見送る公算が大きくなった。現時点では衆院解散を考えていない意向を与党幹部に伝えた。<中略>また、来年4月の消費税率10%への引き上げについては先送りする方向で、6月1日の今国会会期末後にも表明する」 中面では「首相、公明に配慮 高支持率、参院選だけでも勝算」の見出しが躍った。それだけではな

【江川紹子の事件簿】なぜ、今、「砂川判決」なのか──本当の問題点と珠玉の部分 1955年頃に撮影された砂川事件/wikipediaより 【6月11日、mulan=東京】 ■最高裁が自衛隊に触れた唯一無二の判決 最高裁の「砂川判決」が脚光を浴びている。 集団的自衛権の行使容認の違憲性が話題になるたびに、政府や自民党によって、半世紀以上も前に出された判決を持ち出される。衆議院憲法審査会で参考人となった憲法学者が、そろって審議中の安保法案を「憲法違反」と断じた後、政府が慌てて出した見解や自民党が所属議員に向けて配った文書でも、この「砂川判決」が使われた。 なぜ、今、「砂川判決」なのか。 集団的自衛権行使容認の牽引役となってきた高村正彦・自民党副総裁は、次のように語っている。 「この判決が、私が知る限り、最高裁が自衛権に触れた唯一無二の判決だ」 では、この唯一無二の司法判断は、果たして集団的自衛権

2014年3月の習-キャメロン会談。AIIB設立は完全に中国外交の勝利 photo Getty Images 維新の党の江田憲司代表は4月2日の記者会見で、中国主導によって発足するアジアインフラ投資銀行(AIIB)参加国・地域が50ヵ国・地域を超えたことについて、「中国外交の勝利、日本外交の完全敗北だ」と述べた上で「今からでも遅くないので(日本政府は)参加して欲しい」と要求した。 AIIB(資本金1千億ドル=約12兆円、総裁・金立群元中国財政次官)は、中国から欧州、アフリカまでを陸と海で結ぶ「シルクロード構想」に基づき2012年10月に習近平国家主席(中国共産党総書記)が提唱したものであり、3月初めに主要7ヵ国(G7)で初めて英国の参加を取り付けたことによって参加メンバーは雪崩を打って膨らんだ。 G7構成国では英国、フランス、ドイツ、イタリアの4ヵ国。中国、ロシ

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