富野由悠季監督(撮影/河嶌太郎) この記事の写真をすべて見る 「ガンダム」シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督(82)が、今年アニメ業界歴60周年を迎える。その60年のキャリアの中で、一つの集大成とされる作品がある。1988年の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」だ。 【写真】お値段「4億円」! ガンダム世代の設計者が開発した「モビルスーツ」風の搭乗型ロボット 「逆襲のシャア」は、今や国民的キャラクターとも言えるアムロ・レイとシャア・アズナブルが登場する「機動戦士ガンダム」から続く物語の最終作で、今でもガンダムファンに愛され続ける名作だ。映画としての評価も高く、「新潟国際アニメーション映画祭」をはじめとする映画祭でこれまで何度も上映されている。 かつては「人口爆発」が予想されており、それを背景にスペースコロニー構想がまことしやかに叫ばれていた。スペースコロニーを舞台にした「ガン

ほった・たかゆき/フリーライター、書籍編集者。1984年生まれ。山梨県出身。横浜国立大学中退。日本映画学校卒業後、いくつかの出版社を経て独立。著書に『気がつけば警備員になっていた。』(笠倉出版社)、共著書に『交通誘導員ヨレヨレ漫画日記』『マンガでわかるマンション管理員』(三五館シンシャ)、『アニメができるまで』(飛鳥新社)がある。プリキュアも担当!大塚監督に聞くアニメ制作「仕事とおカネ」 グッズ販売などの関連ビジネスを含む「アニメ産業」全体の市場規模は、海外展開や動画配信の好調により、2020年時点で2兆4000億円に上っている。その一方で、アニメの「制作業界」だけに限定すると、約4割の制作会社が赤字に沈み、人手不足にあえぐ企業も多い。空前の人気で潤っているはずのアニメ業界だが、その「制作現場」では何が起こっているのか。本連載では、劇場版『ONE PIECE』やTVアニメ『プリキュア』シ

「七色の声を持つ」と称される声優・山寺宏一さん。アニメ「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさんやめいけんチーズ、洋画の吹き替えではエディー・マーフィーやジム・キャリーを担当。さらには、俳優として大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演し、慈円を演じるなど、その声を生かして幅広く活躍しています。 東日本大震災でふるさと宮城が被災したときは、無力感を感じながらもみずからができることを模索したと言います。そんな山寺さんが、いま考える「声」の役割とは。 (聞き手:仙台放送局 千葉美乃梨アナウンサー、取材:仙台放送局 手嶌真吾アナウンサー) 原点は、仙台の大学で落語に打ち込んだ日々 声優として活躍する山寺さんの原点が、宮城の実家から通っていた仙台市の東北学院大学にあります。山寺さんが所属していた「落語研究会」の部室です。山寺さんは、仙台の街中にあるキャンパスのこの場所で多くの時間を過ごしたと言います。今

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