横浜市で8月に開かれた第1回JICAアフリカ・ホームタウンサミット。国内4自治体にホームタウン認定書が手渡された=JICA提供 国際協力機構(JICA)が8月に開始した「アフリカ・ホームタウン」事業が、交流サイト(SNS)での「炎上」の末、約1カ月で撤回されました。「アフリカから移民が押し寄せる」といった誤解に基づく抗議が、ホームタウンに選ばれた国内4自治体に殺到したためです。政治部の田所柳子記者は、騒動で失われた日本の国益は小さくない、と指摘します。 田所柳子(政治部) 外国人憎悪含んだ抗議 ホームタウン事業の撤回は、4自治体がそれまで地道に続けてきた交流事業に打撃を与えただけではない。抗議の多くは外国人へのヘイト(憎悪)を含んでいる。日本での排外主義の広がりを国内外に印象づけかねない、後味の悪い結果となった。 発端は8月21日、第9回アフリカ開発会議(TICAD)の関連イベントで、JI

アフリカと日本の都市の人的交流を図る国際協力機構(JICA)の「ホームタウン」事業について、JICAと外務省が名称の変更を検討していることが13日、分かった。 【ひと目でわかる】生産年齢人口と外国人人口の将来推計 「移民が増える」との誤情報がSNS上で拡散し、事業発表から3週間が経過しても騒動は収まっていない。関係する4市と協議し、事態の収拾を急ぐ方針だ。 JICAは8月21日、アフリカ開発会議(TICAD)に合わせ、山形県長井市をタンザニア、新潟県三条市をガーナ、千葉県木更津市をナイジェリア、愛媛県今治市をモザンビークの「ホームタウン」に認定したと発表。これに対しナイジェリア政府は「日本政府が特別なビザ(査証)を発給する」との誤情報を発信し、SNS上で「移民の受け入れを促進する」などの投稿が広がった。 日本政府はナイジェリアに修正を申し入れ、誤った記載は削除された。その後もSNSや記者会

Emin Yurumazu (エミンユルマズ) @yurumazuアフリカと付き合いを持って日本に何のメリットがあるのか?と疑問に思っている人は、まず世界地図をメルカトルではなくピーターズマップで見ることから始めるべきです。地下資源はもちろんのこと、地球で農業できる土地の65%はアフリカにあります。砂漠ばかりだと思っていました? pic.x.com/PsQFKK0ff0 2025-08-30 16:26:26 ラピスINTJ-1W9個別株寄り引けロングショートデイトレーダー @Intj1w9lapis ピーターズマップとはドイツの歴史学者アーノ・ペーターが1973年に作成した世界地図で、面積を正確に表現する「正積図法」採用。メルカトル図法で面積が歪んでしまう高緯度地域の大陸を実際と同じ大きさに表現、アフリカや南米大陸の広大さを示し、西欧中心の世界観に挑戦より公平な視点を提供した地図 x.

ビザを巡る現地情報を丹念に追っていくと、ナイジェリア権力中枢における構造的な偽情報操作と政権の腐敗体質が浮かび上がってきた。 野党が指摘する「政権の利益」ナイジェリア野党・アフリカ民主会議(ADC)の広報官は、日本政府が「特別ビザ発給」を否定した件について、次のように強く非難している。 「日本が特別ビザ発給に合意したという声明は、与党・全進歩会議(APC)主導のティヌブ政権が、自らの政治的利益のために虚偽の情報を流布したものだ」 さらに同官は続ける。 「ティヌブ政権は国民からの好感度を上げようと必死だ。今回の偽発表は、そのためにフェイクニュースを流布しても構わないと考えている証拠だ。もはやこの政府の何を信じればいいのか分からない」 そして最後に、こう訴えた。 「日本政府が公式に否定したことは国家的な恥辱であり、政府の情報発信に対する国民の信頼を損なった。この恥ずべき状況はもう終わらせなけれ

【8月30日追記】ナイジェリア政府の声明が出た日やタンザニアタイムズの記事についてなどを加筆修正 TICAD 9において国際協力機構(JICA)が発表した「JICAアフリカ・ホームタウン」について、いくつかのアフリカ国に関して日本の地方都市を「ホームタウン」に設定したというニュースが流れたのだが、この「ホームタウン」を日本語における文字通りの「故郷」という様に解釈にしたり、ナイジェリア側の特別なビザを発行するという発表やタンザイニアタイムズというネットメディアの現地報道よって該当地域に対する日本の移民促進政策であったり、アフリカの国に地方都市を与えるかの様な解釈をする人々が現れた。なお該当都市を「与える」という認知はタンザニアタイムズに起因するものであろうが、この記事については翻訳の仕方が悪いという投稿が存在するし、記事内では機械翻訳をしても「姉妹都市」という概念が書かれており、注意深く読

国内の自治体をアフリカの国の「ホームタウン」に認定する交流事業をめぐり、「移民を定住させる」などと誤解に基づいた情報が広がっていることについて、林官房長官は移民の受け入れ促進などは想定していないとして事業の内容を丁寧に説明していく考えを示しました。 先のTICAD=アフリカ開発会議にあわせJICA=国際協力機構は国内の4つの自治体をアフリカの国の「ホームタウン」に認定し、交流事業を進めるとしていますが、SNSでは「移民を定住させる制度だ」などと誤解に基づいた情報が広がっています。 林官房長官は閣議のあとの記者会見で「ホームタウン」の事業について「移民の受け入れ促進や相手国に対する特別なビザの発給を行うことは想定されていない。JICAの研修事業などを通じたインターン生の受け入れを想定しており、研修は期限付きで終了後は出身国への帰国を前提としている」と説明しました。 また、ナイジェリア政府のウ

JICAが第9回アフリカ開発会議(TICAD9)で公表した「JICAアフリカ・ホームタウン」について、アフリカの現地紙(タンザニア「The Tanzania Times」やナイジェリア「Premium Times」)等による報道や現地政府による発信の内容に、事実と異なる内容及び誤解を招く表現等が含まれております。 「JICAアフリカ・ホームタウン」に関する事実関係は以下のとおりです。 「JICAアフリカ・ホームタウン」は、これまでに各自治体が築いてきたアフリカ諸国との関係をさらに強化することで、アフリカの課題解決と日本の地方活性化に貢献することを目的としています。JICAは、8月21日(木) のイベントで、愛媛県今治市とモザンビーク、千葉県木更津市とナイジェリア、新潟県三条市とガーナ、山形県長井市とタンザニアのそれぞれの交流を促進するため、各市を「JICAアフリカ・ホームタウン」として認定

現在のページ ホーム 組織から探す 企画部 オーガニックシティ推進課 お知らせ JICAアフリカ・ホームタウン認定状交付に係る木更津市の見解 JICAアフリカ・ホームタウン認定状交付に係る木更津市の見解 JICAアフリカ・ホームタウン認定の件につきまして、たくさんのご意見を頂戴し、誠にありがとうございます。 2025(令和7)年8月21日(木曜)に、「第9回アフリカ会議(TICAD9)」のテーマ別イベントとして開催された「JICAアフリカ・ホームタウン・サミット」において、本市がナイジェリア連邦共和国のホームタウンとして認定された件につきまして、一部のSNS等で報じられている移住・移民の受け入れやナイジェリア国における特別就労ビザ等の発給要件の緩和措置などの事実は、本市から何ら要請した事実はなく、また、一切承知しておらず、SNS等で報じられている事実もございません。本市とナイジェリア

石破総理大臣はアメリカのIT大手マイクロソフトの創業者で途上国の感染症対策などに取り組むビル・ゲイツ氏と面会し、日本政府としてワクチンの普及に取り組む国際団体に今後5年間で最大で5億5000万ドルを拠出する考えを伝えました。 石破総理大臣とビル・ゲイツ氏との面会は19日午後、総理大臣官邸で行われました。 この中で石破総理大臣は途上国の感染症対策などに取り組むゲイツ氏の活動に敬意を表した上で「日本もしっかり貢献していきたい」と述べました。 そのうえで、途上国でのワクチンの普及に取り組む国際団体「Gaviワクチンアライアンス」に対し、日本政府として今後5年間で最大で5億5000万ドルを拠出する考えを伝えました。 また、石破総理大臣は20日、横浜市で開幕するTICAD=アフリカ開発会議に触れ「アフリカなどの子どもたちの命を救うプロジェクトにも貢献したい」と述べたということです。

黒人侍「弥助」東映が映画化決定 ─ 南アフリカと共同製作、世界市場ねらう (※画像はイメージです/『南蛮屏風』狩野内膳画) 日本の東映が、戦国時代に実在したとされる黒人侍の弥助(ヤスケ)を描く長編映画『Yasuke – Way Of The Butterfly(仮題)』製作のため、南アフリカのPambili Mediaと共同製作契約を締結したことがわかった。米Deadlineが報じた。 弥助は、16世紀の日本に奴隷として連れられたアフリカ人。物珍しがった織田信長に気に入られ、「弥助」の名と武士の身分を与えられ、腰刀の携帯も許されていたとの逸話が知られる。小説や漫画、ドラマなどで度々描かれており、『アフロサムライ』(1998)の主人公にも影響を与えた。ユービーアイソフトの人気ゲームタイトル『アサシンクリード シャドウズ』でも主人公の1人となったことで様々な話題を呼んだ。 この度の映画では、ア

ことの発端はダンダダンのオカルンをアフリカ系に変更したファンアートがTwitterで投稿されたことだ。 この投稿に対して複数の日本人ユーザーが引用リポストで異を唱えた。 特に最も注目を集めたツイートは37万ものいいねがされた以下の投稿だ。 https://x.com/eem_hw/status/1865085131721183733 37万はちょっと今までとは桁が違うレベルの投稿であり国外のアニメオタクに完全に拡散された形になる。 以前からアニメキャラクターの肌を暗く塗ったり、髪の毛をカーリーヘアにすると言うような改変を加えたファンアートは主にアフリカ系アメリカ人の間での流行であり様々なSNS等で投稿されていた。 しかし一方でわずかにでも肌の暗いキャラクターを白い色彩で表現したファンアートは差別的だとされ糾弾されてきた。 直近で起こった最も大きな例が、大川ぶくぶが書いたスプラトゥーンのイイ

光の地球連邦ニュース @HRenpouアフリカ・タンザニアで、人々が一斉に半月状の穴を掘ることで砂漠を草原に変えた! 掘った穴にわずかな雨水が流れ込むことで種子が発芽したのだ。やればできる! pic.twitter.com/Zs89SoNoXx 2024-03-17 11:46:24 リンクWikipedia Semicircularbund A semi-circularbund (also known as a demi-lune or half-moon) is a rainwater harvestingtechnique consisting in digging semilunar holes in the ground with the opening perpendicular to the flow of water.These holes are orient

3月20日、米ワシントン大学医学部の保健指標評価研究所が発表した研究結果によると、今世紀末までにほぼ全ての国の出生率が人口を維持できない水準まで低下し、世界の出生数の大半をより貧しい国が占めるようになる見通しだ。中国・安徽省の病院で生まれた新生児、2011年撮影(2024年 ロイター/Stringer) [20日 ロイター] - 米ワシントン大学医学部の保健指標評価研究所(IHME)が20日発表した研究結果によると、今世紀末までにほぼ全ての国の出生率が人口を維持できない水準まで低下し、世界の出生数の大半をより貧しい国が占めるようになる見通しだ。 IHMEの主任研究員、スタイン・エミル・ボルセット氏は声明で、この傾向は世界で出生率の「ベビーブーム(急上昇)」と「ベビーバスト(急低下)」の二分化をもたらし、不安定な経済と政治情勢の影響をより受けやすい低所得国にブームが集中すると指摘した。 研究

人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題 作者:ポール・モーランドNHK出版Amazon未来に何が起こるのか予測するのは簡単なことではないが、人口は比較的確度の高い予測が可能な分野である。日本の人口が突然倍増することはありえないし仮に数々の施策を打ったり移民受け入れが進んだとしても、増える人口はわずかでしかない(からシミュレーションしやすい)。さらに、人口は国家のあらゆる側面に関わってくるから、「未来を語りたい」のならばまずは各国と世界の「人口」に注目すべきだ。 というわけで本書『人口は未来を語る』は、人口学者のポール・モーランドによる「人口統計を使って未来を考えてみよう」という一冊である。たとえば世界人口はいつ頃減少をはじめるのか、またそうなった時各国の経済はどうなっているのか。人口が減少し高齢化が進んでいく国と紛争・革命の関係、人口はまだしばらくは増えていくと思われ

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はグループリーグ(GL)が終了し、3日(日本時間4日)から決勝トーナメントが始まった。そんな中、GLでさまざまなVAR判定が議論を呼んだことを受け、VAR擁護派だった元イングランド代表FWスタン・コリモア氏は心変わり。「彼はVARが消えてしまうことを望んでいる」と英紙が報じた。同氏は“三笘の1ミリ”と言われた日本―スペイン戦の判定についても「道徳的に間違いだ」などと主張しているという。 【画像】「カメラマンに脱帽」 真上から見るとひと目で分かる、日本VAR弾の証拠写真 英紙「ミラー」はGLのポーランド戦でアルゼンチンFWリオネル・メッシがVARの結果PKを与えられたこと、その24時間後には日本のVAR騒動があったことに言及。その上で「ミラー・スポーツ」でコラムニストを務めている元イングランド代表FWコリモア氏について「導入当時はVARの大の擁護者だ

10月の終わりから、11月の頭にかけ、知人の紹介でアフリカの「ジブチ」に行ってきた。 変わった体験をしたので、レポートしたい。なお記事に書かれていることは事実に基づいてはいるが、あくまでも私見だ。 ジブチは、アフリカ東部の小さな国で、面積は四国の約1.3倍だが、人口はたったの100万人。 国土はほとんど砂漠で、「世界で最も暑い国」の一つと言われている。 農業に向いている国土ではないので、食料の自給率はたったの3%。 輸入がストップすると飢えてしまう。 入国にビザが必要で、日本人はほとんどいないが、自衛隊がソマリアの海賊から船を守るという名目で派遣されており、唯一の海外の自衛隊拠点がある国だ。 他にもジブチにはアメリカ軍、フランス軍、イタリア軍、そして中国軍が駐留しており、巧みな外交と絶妙な軍事バランスの上に国防が成り立っている。 なお、ジブチでは東洋人と言えば、中国人らしい。 街を歩いてい

1961年には旧植民地ガーナを訪れ、かつて栄えたアシャンティ国の王族に会った KEYSTONE-FRANCEーGAMMAーKEYSTONE/GETTY IMAGES <黒人奴隷を酷使して植民地で儲けたことで大英帝国の礎を築いたという過去を、逝去したエリザベス女王は謝罪しなかった> まずい、わが国は出遅れたぞ。16世紀の半ば、エリザベスという名のイングランド女王は周辺諸国を見回して、そう気付いた。見よ、大陸の諸王国は世界の果てまで領土を広げているではないか。 先鞭をつけたのはポルトガルとスペインだった。まずはポルトガルが15世紀半ばに西アフリカまで船を出し、現地の金を輸入し始めた。それからサントメという小さな島を占領し、大規模農場で「売買可能な商品」としての黒人奴隷を働かせるという画期的な手法を考案し、サトウキビの大量生産を始めた。 大西洋を南下してサトウキビを栽培・加工し、そこで働かせる奴
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