今日では多くの人が、家計簿アプリで銀行口座やクレジットカードの利用履歴を一元管理している。マネーフォワードMEやZaimといったアプリに口座を連携させれば、入出金の記録が自動で取り込まれ、支出の傾向が一目で分かる。現金を使わない生活が当たり前になった今、こうしたツールは家計管理の基盤になっている。 ところが、ここに奇妙な穴がある。コード決済の本丸こと、PayPayだ。 PayPayカードは連携できる。PayPay銀行も連携できる。しかし、決済の中核であるPayPay本体──QRコード決済のPayPay──だけは、家計簿アプリと連携できない。コンビニでも飲食店でも使えるPayPayの利用履歴が、自動では取り込めないのである。なぜか。 この素朴な疑問は、実は日本の決済データを巡る構造的な課題と結びついている。そして、世界的な潮流から取り残された日本の現状を映し出す鏡でもある。 PayPayの連

香港の交通系のICカード「八達通(Octopus)」は10月2日、日本のモバイル決済サービス「PayPay」との提携を発表した 香港の交通系のICカード「八達通(Octopus)」は10月2日、日本のモバイル決済サービス「PayPay」との提携により、PayPay加盟店で利用できるようになったことを発表した。この電子決済技術を開発しているアメリカのTBCASoftも10月2日から日本で利用可能になると発表した。 オクトパスアプリでPaypayのQRコードをスキャンすることで決済が可能 オクトパスは1997年に発行を始め、現在までに2000万枚以上を発行。98%の香港市民が保有しており、人口750万人で割った場合、1人2.6枚を持っている計算になる。同社は、2025年3月に日本にあるいくつかの決済プラットフォーム企業と協議しており、最速で同年第3四半期から日本でも利用可能になると発表していた

「ポイント経済圏」定点観測: キャッシュレス化が進む中、ポイントは単なる「お得」から「経済活動の一部」へと変貌を遂げている。本連載では、クレジットカード、QR決済、電子マネーを中心としたポイントプログラムの最新動向を追い、企業の戦略やユーザーへの影響などを分析する。 先日、QUICPayの撤退に関する記事を書いたところ、「QUICPayは、撤退どころか伸びている!」「数字をきちんと調べてから記事化してほしい」といったご指摘をいただいた。 確かに、三井住友カードやアプラスなどの大手各社が、iDやQUICPayのプラスチックカード対応から次々と撤退を表明している。Visaの対面決済におけるタッチ決済比率が52%を突破する中で、日本独自の非接触の決済技術は劣勢であるように見えるが、実際はどうだろうか。 QUICPayを運営するJCBが、20周年を迎えた2025年3月に公表した最新データを見ると、


4月1日の夜にマネーフォワードを見たら「kyash 調整 -7000円」と書かれて残高がゼロになっていた。 どういうことか確認しようとアプリを開いたらログアウト状態だったので、ログインを試みるが「メールアドレスとパスワードの組み合わせが正しくない」旨のエラーが出る。パスワードマネージャの中身が知らずに古くなっていたか?と思い、パスワード再設定を試そうとするも、そのために必要なSMSが届かない。 途方にくれてkyashのヘルプやらなにやらを探したところ、下記のお知らせにたどり着いた。 【重要】6ヶ月以上ご利用のないお客さまへの再利用のお願いについて -Kyash 障害・メンテナンス情報 どうやら直近の利用実態が無いため、アカウントが閉鎖されたらしい。さきほどの調整は、登録金融機関に自動的に出金されたのかなと思って確認するがどこにも入金されておらず虚空に消えていた。記事をよく読むと、消滅する


安芸交通局 (広島の交通系) @Aki_kotsukyoku 広電やばい… 交通系ICカードの清算客が多すぎて本通の歩行者信号が3回変わりました。また運転士さんが清算対応に気を取られて赤信号で出発しかけ急停車、しかも1回だけでなく数回ありました。これは利便性だけでなく、安全性にも問題がありそうです。現場の人大変そう… pic.x.com/dVvuRDATs3 2025-03-30 13:19:47 安芸交通局 (広島の交通系) @Aki_kotsukyoku本日よりモビリーデイズの本格的な運用が始まりました。すでにPASPYのリーダーは使えなくなっており、運転台には簡易リーダーが設置されました。車外放送も更新されました。 しばらくは運賃精算の混乱によるダイヤの大幅な乱れが起きるかもしれません。モビリーデイズ(カード型)の利用を推奨します pic.x.com/vZ2JU7YvGw 2025

「決済」というのは、基本的に各国・地域のローカルの話題です。経済事情も政治体制も文化も異なる中で、国に依存する決済事情がそれぞれ異なるのは当然のことで、それがいい・悪いではありません。 という前提をベースにしつつ、各国のキャッシュレス決済事情をこれまでも紹介してきた当連載。今回は東南アジアから、タイのキャッシュレス事情をチェックしてきました。 気温40度に迫るタイの首都バンコク近郊にあるアユタヤ遺跡 バンコクは現金利用が多い? 今回、タイ・バンコクで開催された金融・決済の展示会「Money 20/20 Asia」の取材のために現地を訪れました。もともと米ラスベガスやオランダ・アムステルダムで開催されているイベントで、アジア地域で初の開催ということで取材に来たわけです。 飛行機で到着して最初にするのは、空港から街中への移動です。ここでいきなり洗礼を浴びます。スワンナプーム国際空港から市内へ向


JR西日本は8月21日、新たな決済サービス「Wesmo!」(ウェスモ!)を、2025年春のサービス開始を目指して導入すると発表した。NFCタッチ決済とQR決済に対応し、銀行口座からのチャージや会員同士の送金機能も備える。 第二種資金移動業への登録完了を前提に提供する計画だ。 加盟店には、NFC機能を備え、QRコードが印刷された「BLUEタグ」を提供。ユーザーは、タグにスマホでタッチするか、QRコードをスキャンして決済する。JR西の共通ポイントサービス「WESTERNポイント」も利用できる。 導入店舗の初期費用は無料・手数料は1.9%と「業界最安レベル」だとアピールしている。売上金は最短翌日に受け取ることができる他、仕入れ先への送金も無料で可能だ。JR西は、クレジットカード「J-WESTカード」、交通系IC「ICOCA」を提供しており、Wesmo!はこれらに続く新しい決済・ウォレットサービ


このたびはVISAカード、マスターカードで直接決済できなくなり、購入ユーザーの方には大変ご不便をおかけし、クリエイターの方には大幅な売上減少を招いてしまい、誠に申し訳ございません。深くお詫びいたします。 今回のトラブルの概要を説明させていただきます。 なお、以降の説明は決済関連の様々な方と直接お話ししたり、ビデオ会議したり、メールを数往復した情報を元に書いていますが、間違いがあればご指摘ください。 ウェブサイト上でのクレジットカード決済も、街の小売店や飲食店と同様に、VISA等と直接取引するのではなく、間に決済代理店を挟みます。 さらに代理店とVISAの間にアクワイアラと呼ばれるVISAと代理店を繋ぐ会社もはさみます。さらにアダルトサイトの場合はもうひとつ会社Aをはさむこともあります。VISAーアクワイアラー会社Aー決済代理店ーアダルトサイト 今回はVISAとアクワイアラと会社Aとの間に

ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は9月27日、クレジットカードのタッチ決済の現状と、スマートフォンをタッチ決済対応の決済端末として利用できる「Tap to Phone」を解説するメディア向け説明会を開催しました。タッチ決済対応が遅れていた日本も急速にキャッチアップしており、Tap to Phoneがその一助になることが期待されています。 スマートフォンを決済端末にする「Tap to Phone」が日本でも拡大するか 日本のタッチ決済比率が約20%に 日本におけるVisaのタッチ決済対応カードは、今年3月に発行枚数1億枚を突破。新規発行、再発行はほぼタッチ決済対応になっているため、数年以内に全カードがタッチ決済対応になる見込みです。国際ブランドではMastercard、アメリカン・エキスプレス、JCBのいずれもタッチ決済を推進しており、クレジットカードのタッチ決済はVisa以外も進

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く