11月5日、米グーグルは、傘下のモトローラの特許ライセンス慣行が不公正だと訴えていた米アップルの申し立てを、米連邦裁判所が棄却したと明らかに。写真は8月撮影(2012年 ロイター/Pawel Kopczynski) [サンフランシスコ 5日 ロイター] 米グーグルは5日、傘下のモトローラの特許ライセンス慣行が不公正だと訴えていた米アップルの申し立てを、米連邦裁判所が棄却したと明らかにした。広報担当者が電子メールで「裁判所がアップルの申し立てを棄却する決定を下し、満足している」とのコメントを発表した。グーグルは今年5月にモトローラを125億ドルで買収し、その膨大な特許ポートフォリオを取得した。アップルはそのポートフォリオの使用許諾をめぐってグーグルを相手取り、ウィスコンシン州マディソン地裁に、特許ライセンス慣行が不公正だと申し立てていた。
Androidを巡る知的所有権侵害について法廷で米Googleと争っているOracleは、カリフォルニア北部地方裁判所に6月20日付けで書類を提出し、Googleからの損害賠償金を受け取らないことで合意した。全体として敗訴と言える現在の審理を終わらせ、上訴で戦う狙いのようだ。 この訴訟は、2010年8月にOracleがAndroidはJavaの知的所有権を侵害していると訴えたことで始まった。Oracleは当初、Googleに対し60億ドル以上の損害賠償を求めたが、その後主張する特許の数は減らされ訴訟規模は縮小した。 2012年4月にスタートした今回の審理では、著作権、特許、損害賠償の3段階で進められ、特許はGoogleの侵害が認められなかったことから、Oracleが要求できる損害賠償は法廷損害賠償のみとなった。著作権では、5月に今回の審理を担当した判事のWilliam Alsup氏が、今回

台湾の携帯端末メーカーHTCが2011年にGoogleから譲渡された5件の特許について、無効とするようAppleが申し立てた件で、米国際貿易委員会(ITC)はAppleの主張を支持した。 Thomas Pender行政法審判官は米国時間6月8日、HTCがワイヤレス技術に関連する当該特許に基づいて提訴する権利を有さず、当該特許の使用も認められないとの裁定を下した。これらの特許は、HTCがAppleを相手取り2011年9月にITCへ提訴した2度目の申し立てにも含まれていたが、「Android」搭載機器メーカーが自社開発することなく機能強化できるようにするという明白な目的のため、2011年夏にHTCへ使用許可が与えられたものだ。またHTCは同時期に、連邦裁判所にも訴えを起こし、Appleが当該特許を侵害していると主張した。 Pender審判官の裁定に対しては不服申し立てが可能だが、この裁定により

現在オラクル(Oracle)が保有するJava技術関連の知的財産について、同社とグーグル(Google)とが争っている裁判で、2つの争点のうちにひとつである特許権の侵害に関する審理が米国時間23日に終了し、グーグルによる特許権の侵害は認められないとする判決が下された。 両社間のこの裁判では、先ごろ行われた著作権をめぐる前半の審理で、オラクルが提示した4件のケースのうち1件についてはグーグルによる著作権の侵害が陪審員によって認められたものの、残りの3件についてはオラクルの主張が退けられていた。グーグルによる著作権侵害が認められたのは、Android OSで使用されているAPIコード9行のみであることから、賠償金額は15万ドルから20万ドル以下とみられ、オラクルにとっては「おそらく裁判にかかった費用よりも少なくなるだろう」とAllThingsDは推定している。またBloombergでは、法律で
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サンフランシスコ発--OracleとGoogleの間で争われていた裁判において、著作権侵害の問題に対して陪審員らが米国時間5月7日午前に下した審判は、やや意見が分かれる点がありつつも、ほぼOracleに有利なものだった。Oracleが2010年にSunから取得したJavaプログラミング言語の権利をGoogleのモバイルプラットフォーム「Android」が侵害していたかどうかを判断するために、William Alsup判事が提示した4件の質問事項のほとんどすべてに対し、陪審員らは全員一致の回答に達した。陪審員らは5人の男性と7人の女性で構成された。 最も重要な質問はおそらく1つ目の「Oracleは、著作物の全体的な構造や並び、構成がGoogleに侵害されたことを証明できたか」というものである。これに対し、陪審員らは「イエス」と回答した。 しかし、Googleはフェアユース(公正な利用)を証

2年近くに及ぶ威嚇戦を経て、GoogleとOracleがついに米連邦地方裁判所で決着をつける機会を得ることになった。 カリフォルニア州北部地区連邦地裁のWilliam Alsup判事は米国時間3月13日、GoogleとOracleの両社に対し、4月16日にサンフランシスコ連邦地裁で申し立てを行う準備をするよう命じた。同判事はこの裁判に要する期間について、約8週間になるとの見通しも示している。Oracleは2010年、プログラミング言語Javaに関連して同社が保有する特許を「Android」が侵害していると主張して、Googleを提訴した。Googleはこれらの主張を否認しており、訴訟は「価値がない」もので、棄却されるべきだったと述べている。2011年末には、OracleがGoogleとの訴訟で言及した特許に含まれる21のクレーム(特許請求の範囲)のうち、17のクレームを米特許商標局が却下

オラクルの対グーグルJava訴訟、判事が損害賠償請求額の引き下げを命令 「オラクルの専門家が算定した金額は過大」と米国連邦地裁判事 米国Oracleが、AndroidがJavaの特許と著作権を侵害しているとして米国Googleに対して起こしている訴訟で、損害賠償請求額の引き下げを判事に命じられたことが、裁判所文書で明らかになった。 米国連邦地裁のウィリアム・アルサップ(William Alsup)判事は7月22日に出した命令書で、Oracleの専門家が、「Googleは、OracleのJava特許に対する侵害の賠償金として、最大61億ドルを支払うべきである」という結論を導き出したのは、行き過ぎだと断じた。Oracleの損害賠償請求額は1億ドルを「検討の出発点」として、さまざまなファクターを踏まえて、それより多い額か少ない額に調整されるべきだと、アルサップ判事は述べている。 同判事は、命令
情報と技術は未来をどう変えるのか──IT、スマートデバイス、ロボット、電子工作、メディアのアーキテクチャ 例えば、TechCrunch、Engadgetにはその全文が掲載されている。短い文章でもあり、またより多くの人が知るべき情報(=報道すべき情報)と考えられるため、以下に全文を引用する。 We are disappointedOracle has chosen to attack bothGoogle and the open-sourceJava community with this baseless lawsuit. The open-sourceJava communitygoes beyond any one corporation and works every day to make the web a better place. We will strongly

情報と技術は未来をどう変えるのか──IT、スマートデバイス、ロボット、電子工作、メディアのアーキテクチャGoogleがスマートフォン向けOS/開発環境として推進中のAndroidは、Javaプログラミング言語とフレームワークの一部を利用している。一方、Oracleは、Javaプラットフォームを開発したSun Microsystemsを買収したことにより、Javaプラットフォームの著作権と関連特許群を保有する。この訴訟は、Googleにとって大きな負担となる可能性がある。 プレスリリース中で、OracleのKaren Tillman氏は「Androidの開発過程で、Googleは直接的かつ繰り返しOracleのJava関連の知的所有権を侵害した」と述べている。 訴状から、Oracleの主張の一部を抜粋する。「Oracle(が買収したSun)は、Javaプラットフォームの仕様やコードの著作権

Oracleが「AndroidがJavaの知的所有権を侵害している」としてGoogleを訴えた件で、第一報を取り急ぎ書いた訳だけど、どうもモヤモヤが残る。未整理な部分が残るのは承知の上で、今思っている事を書き留めておきたい。 このニュースを聞いてまず思ったのは「えーっ!」だ。Android普及のため、Sun MicrosystemsからGoogleに移ったTim Bray氏は 、Twitterで Speaking only for myself as an individual of course: FuckOracle. と吐き捨てている。「個人的に自分自身の言葉として発言するなら『畜生、Oracleめ!』」。 実際、Oracleの対Google訴訟は、Android推進の足止めにはけっこう有効打になる可能性がある。Tim BrayのようにAndroidを推進する立場から見れば「畜生

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