つい最近、衝撃的な事実が明らかになった。ロシアの翼賛的な愛国詩人だと思われていたゲンナジー・ラキーチンなる男が、じつは、正反対の立場、つまり反戦の活動家グループによって考案された架空の人物で、しかも、ラキーチン作と見なされていた「Z詩」(ロシアのプロパガンダ詩)が、1930〜40年代に書かれたナチ・ドイツの愛国詩をロシア語に翻訳したものだったというのである。 ラキーチンは、モスクワ大学文学部を卒業した49歳の教師という触れこみで、2023年7月よりロシアのSNSに詩を発表しはじめた。ただし、詩の作者が誰なのかについては言及しなかった。内容は、戦意高揚、自国礼賛、指導者崇拝など。翻訳に際しては原文の「ドイツ」を「ロシア」に変えるなど、最低限の変更しかしていないという。中には、ナチ映画の中で最も反ユダヤ的だといういわく付きの映画「ユダヤ人ズュース」の脚本を手がけたエーベルハルト・メラー(19

南スーダン南部西エクアトリア州の小学校を訪問し、子供たちの歓迎を受ける黒柳徹子さん=2013年6月(UNICEF提供) 国民的俳優の黒柳徹子さんが国連児童基金(ユニセフ)の親善大使に就任してから、2024年で40年となる。黒柳さんは時事通信の取材に応じ、ロシアによる侵攻が続くウクライナをはじめ世界各地で紛争や飢餓に苦しむ子供たちに対し、「大人があなたたちを助けてあげられなくてごめんなさいと謝りたい」と語った。(時事通信外国経済部 櫻田玲子) 〔写真特集〕黒柳徹子さん 紛争や飢饉(ききん)で命を落とす子供の数は年々減少傾向にある。それでも、ロシアによるウクライナ侵攻が1年半以上続くなど、今も世界各地で子供たちが苦しんでいる。「人間というのは学ばないんだなと思いますよね。ビートルズの『イマジン』を聴かなくたって、みんな戦争になったらどうなるか分かっていながら、なぜ繰り返すんだろう。本当に悲しく

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pVv2mGav4V/bp/pQq2P1ojXE/ 「子どものころ沖縄戦の凄惨な話を聞くのが苦手だった」。そう語るのは沖縄出身のZ世代・狩俣日姫さんです。新たな平和学習のあり方を求めてベンチャー企業を立ち上げました。今の若者たちと戦争と平和を考えていくためには、どうすればいいのか? そのヒントを探るために、狩俣さんの活動を深く取材することにしました。(「Z世代と“戦争”」ディレクター 山浦彬仁)戦争を追体験し“自分ごと”に 「沖縄戦ロールプレイ」 太平洋戦争で激しい地上戦が繰り広げられた沖縄。 6月23日の「慰霊の日」に合わせて、沖縄県では県内ほとんどの学校で沖縄戦を学ぶ「平和学習」が行われます。 沖縄県立本部高校の平和学習に講師として招かれたのは狩俣日姫さん(25)です。 高校生に人気

「私が黙ったら死を意味する」 「心の底からこの政権が憎い」 厳しい弾圧、言論統制の中、ロシアからSNSなどで反戦の声を上げ続ける人たちがいます。 一方、政権批判などで1万6000人以上の人たちが拘束されています。 リスクがありながらも、どうして声を上げ続けるのか。 そうした人たちにSNSを通じて連絡をとり、反戦への思い、生活状況、政権による弾圧などについて聞かせてもらいました。 (国際部記者 松田伸子) 質問項目は? 今回連絡を取った2人のロシア人に、以下の質問をしました。 (1)ウクライナ侵攻についてどう考えますか? (2)2月24日以降、ロシア国内でどのような変化がありましたか? (3)抗議の声を上げることにどのようなリスクがありますか? (4)リスクがありながらも声を上げるのはなぜですか? (5)今の政権をどう考えますか? ※取材に応じてくれた方の中には、名前を公表してもよいという方

ロシアの出品作家から2月28日に届いたメールです。 FANTANIMA!では人気作家で、その作品は今までにたくさん、日本のお客様に迎えられ愛されています。 これは羽関個人に宛てられたメールでしたが、公開して良いか尋ねたところ、自分たちの考えを皆さんに知ってほしいということで公開することにしました。作家名は伏せさせて頂きます。 このほかにもロシアからは、長文、短文でそれぞれの思いが寄せられています。 考え方はそれぞれで、「平和解決」も立場が違えばまったく違う結果となります。ロシアの作家のあいだでは、経済制裁の一面しか知らされず不安になっている人、日本人や西側の人はアメリカに影響を受けすぎていると考える人などがいます。さらに、この人のようにウクライナ人から責められるうえに反戦を唱えることでロシア人からも責められ、自分の勇気のなさを嘆く人も、ロシアでは少なくないようです。 この作家とは別の作家

Published2022/03/30 18:22 (JST) Updated2022/03/30 20:51 (JST) 陸上自衛隊が2020年2月に実施した記者向け勉強会で配布した資料に、「予想される新たな戦いの様相」として、テロやサイバー攻撃と共に「反戦デモ」を例示していたことが分かった。記者から不適切だとの指摘を受け回収し修正。資料は公文書管理法に基づく行政文書だが、保存期間を経過する前に誤って廃棄していたことも判明した。防衛省が30日の衆院外務委員会で、共産党の穀田恵二氏の質問に明らかにした。 資料は陸自の今後の取り組みを紹介するもので、陸上幕僚監部が作成。反戦デモやテロが、武力攻撃に至らない手段で自らの主張を相手に強要する「グレーゾーン」事態に当たるとしていた。

人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親、アニメーション監督の富野由悠季氏(80)が、毎日新聞などのインタビューに応じた。話題は故郷の神奈川県小田原市にとどまらず、地球の環境問題や教育に及んだ。2021年に傘寿を迎えた巨匠の言葉に、今こそ耳を傾けたい。 小田原の風土が生んだストーリーガンダムは、人類が宇宙進出する時代を描いている。宇宙に建設した植民地(スペースコロニー)が地球連邦に独立戦争を挑み、兵器としてのロボットを操るパイロットたちが巻き込まれていく物語だ。勧善懲悪ではない筋書きには、故郷の風土が全面的に反映されているという。 「(小田原は)海のものでも山のものでもない、偏りがないところにワールドワイド性があった。だから、作品の中でイデオロギーを持った人をテロ集団にできた。田舎の小さな町だが、住みやすい良いところで、箱根や熱海を背負っている。明治から大正にかけて別荘地帯でもあ

オチやかましいわ https://t.co/RcgIrBADOY

ロシアの首都モスクワで、反戦デモ参加者を拘束する警察官(2022年2月24日撮影)。(c)Alexander NEMENOV / AFP 【2月25日 AFP】(更新)ロシア各地で、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領によるウクライナ侵攻開始の決定に抗議する反戦デモが行われ、参加者約1400人が警察に拘束された。独立監視団体「OVDインフォ(OVD-Info)」が24日、明らかにした。 同団体によると、拘束人数は51都市で少なくとも1391人に上り、うち700人以上が首都モスクワで、340人以上が同国第2の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で拘束された。 現地のAFP記者によると、モスクワ中心部のプーシキン広場(Pushkin Square)には約2000人が集結。サンクトペテルブルクでも最大1000人が集まった。SNSでデモが呼び掛けられた

「藤子不二雄と戦争」というテーマで、2本の「戦争」作品を見てきた。それぞれ1行でどういう話かまとめると、以下のようになる。 『ぞうとおじさん』 → 一匹のゾウを助ける話。 『戦場の美少女』 → 一人の特攻隊員を救う話。2作品とも、大勢の命が失われた太平洋戦争を舞台にしながら、救えたのはそれぞれ一匹と一人だけというお話であった。 しかし『戦場の美少女』では、たった一人しか助けられなかったとしても、その行為は尊いものだと、主人公(=読者)は学びとる。たった一匹、たった一人の命に目を向けることが、尊い平和を生み出す力となることを、作中で語っているように僕には思える。 さて、「藤子不二雄と戦争」シリーズも3本目となるが、本稿ではだいぶライトな「戦争」作品を鑑賞していきたい。ラジコンを使って戦うという「ドラえもん」らしい作品だが、不意に藤子先生の戦争論が挟み込まれるユニークな名作となっている。 「ド

印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665 そういえば今朝のNHK総合の「目撃にっぽん ずっと父親が嫌いだった」は、このところNHKが熱心に伝えている「PTSDの日本軍兵士の戦後」だった。ものごころついた頃から、無気力で働かない父親のために貧しい暮らしを強いられ、ずっと父を軽蔑していた息子が、戦時中の父について調べて意外な事実を知る 2021-08-22 22:56:41 印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665 兼業ライターです。映画のDVDのコメンタリーや情報誌の映画情報コーナーの文章を書いたりしてます。雑誌ミリタリー・クラシックスで海外の歴史改変作品(小説、コミック、映画、TVドラマ、アニメーションなど)を紹介する「世界の仮想戦記」、世界の地上兵器をコンパクトに解説する「歴史的兵器小解説・陸編」というコラムを連載しています moegame.com/m

5月4日、厚生労働省が新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました。感染対策のために、「手洗いや消毒」「咳エチケットの徹底」といった対策を日常生活に取り入れることだけでなく、会話や食事、働き方など様々な領域における行動について指針を示しています。この「新しい生活様式」という言葉から、戦時下に提唱された「新生活体制」を想起するという大塚英志さんに、エッセイを寄せていただきました。テレビの向こう側で滔々と説かれるコロナ下の「新しい生活様式」なる語の響きにどうにも不快な既視感がある。それは政治が人々の生活や日常という私権に介入することの不快さだけではない。近衛新体制で提唱された「新生活体制」を想起させるからだ。 かつて日本が戦時下、近衛文麿が大政翼賛会を組織し、第二次近衛内閣で「新体制運動」を開始。その「新体制」は、経済、産業のみならず、教育、文化、そして何より「日常」に及んだ

日韓関係をめぐる評論活動が活発になっている。摩擦が端緒とはいえ、近隣外交の論議が高まるのは結構なことだ。 ただ、最近顕著になっている論じ方には憂慮すべき点が少なくない。とりわけ、「嫌韓」と呼ばれる韓国への反感をあおるような一部メディアの風潮は、いかがなものか。 日本と朝鮮半島との交わりには長く深い歴史がある。文明の伝播(でんぱ)や交易などで双方が利を得た時があれば、日本が植民地支配をした過去もあった。 争いは双方の国際的な立場を弱め、協調すれば共栄の可能性が高まるのは必然の理である。 ところが一部の論評では、この隣国を感情的に遠ざけるような言葉が多用されている。 たとえば、「憤激と裏切りの朝鮮半島/日韓断絶」(文芸春秋10月号)、「202X年韓国消滅へのカウントダウン」(WiLL4月号別冊)など。 小学館が発行する週刊ポストは今月、「厄介な隣人にサヨウナラ/韓国なんて要らない」と題した特集


ワールドカップ・ロシア大会、日本代表が8年ぶりにグループリーグを突破して、次戦は世界ランキング3位のベルギーとのベスト8進出をかけた戦いとなる。前戦での西野朗監督の時間切れを狙った消極的な采配は、日本国内のみならず世界でも賛否両論となっているようだが、その是非はともかくとして、まだ到達がしたことがない高みを目指した次の一戦には日本中の期待が集まることだろう。 そのようなサッカー日本代表の戦いに水を差しかねない出来事があった。先に行われたグループリーグ2戦目、日本-セネガル戦で、日本のサポーターから旭日旗が出されたということが韓国メディアによって指摘されている。韓国メディアはそのときの映像をあわせて紹介しているため、これは事実と思われる。 旭日旗の問題について、熱心なサッカーファンならすでに承知していることが知られていないようだ。この状況を放置しておくと一般の人たちに誤解を生みかねないだけで

@hayakawa2600 数年前、御本を拝読して最も残酷だと心に刺さったのが上記の「イヤなマナー」でしたので、昭和8年生まれの母に「戦死者の遺族に『おめでとうございます』って言ってたの?」と聞いてみたところ「あ~そう言ってたねぇ… https://t.co/NGh0FnCmAT

戦後70年 戦争中犬猫供出 タマは毛皮になったのか 2015年08月12日 毎日新聞 高島誠代さん 兵隊用防寒コート。後ろ身ごろの裾内側の一部に犬の毛皮が使われている。 =福岡県嘉麻市の碓井平和祈念館提供 高島さんの手元に唯一残る愛猫「タマ」(右奥)との写真=高島さん提供 犬の献納運動を呼びかける隣組回報=東京都八王子市郷土資料館提供 おすまし顔の女の子と脇で遊ぶ猫がほほ笑ましい1枚の古い写真。 「私の1歳の誕生日の写真です。生まれたときから猫のタマはそばにいました。最期まで一緒にいられると思っていたのだけれど・・・」。大阪府八尾市に住む高島誠代(のぶよ)さん(82)は今もやりきれなさを抱える。 ●「兵隊さんの役に」 高島さんが岡山県讃甘(さのも)村(現美作市)の国民学校3年生だった1942年夏、役場からの「猫の供出」指示により、タマとの別れは突然訪れた。 「役場の人は『氷点下40度にも

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