ゴビ盆地東部に位置するティール・ウラーン・チャルツァイで見つかった恐竜の卵殻の欠片。(LINDSAY ZANNO) 恐竜の卵を手がかりに年代を測定する新たな方法が見つかった。はるか昔に卵の殻に取り込まれた放射性鉱物から、その卵がいつ産み落とされたものなのかを判断できるという。この手法を使えば、古代の生態系の年代をこれまでよりも正確に特定できる可能性がある。 11月10日付けで学術誌「Communications Earth & Environment」に発表された研究は、化石化した卵の殻には年代を直接測定する手がかりとなる鉱物が含まれているという、近年注目されているこの説をさらに補強するものだ(2025年9月には中国の研究チームが、化石に含まれる方解石を手がかりとして卵の年代を測定した研究結果を発表している)。 「古生物学者は、化石を掘って研究することで地球上にいた生命の歴史の再構築を試み
白亜紀後期、北米大陸にできた内海の湿地帯を泳ぐデイノスクスを描いたイメージ図/Márton Szabó/University of Tübingen (CNN) かつて恐竜を捕食していた巨大な爬虫(はちゅう)類の口はアリゲーターのように幅が広かったが、今は絶滅したこの生物が隆盛を誇った要因は、現代のアリゲーターが持たない特徴を備えていた点にあった。それは塩水に対する耐性だ。 デイノスクスと呼ばれるこの爬虫類は、これまで地球に生息したワニ類の中で最大の部類に属する。体長はほぼバス1台分で、生えている歯の大きさはバナナ並みだ。約8200万前から7500万年前にかけて、最強の捕食者として北米の川や入り江に暮らしていた。 学名の意味は「恐怖のクロコダイル」だが、デイノスクスは一般には「グレーター・アリゲーター」の呼称で知られる。従来の研究でも進化の系統はアリゲーターとその祖先に分類されてきた。しか

九州大学や東京科学大学などの国際研究グループは、約6600万年前にメキシコ湾に衝突した小惑星で破壊された生態系が、急速に回復した原因を突き止めた。衝突で海水が高温に熱せられ、海底の岩石から生命に必須な栄養分が溶け出していた。研究成果は英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。小惑星は白亜紀末にメキシコ・ユカタン半島沖に落下した。衝撃で直径約200キロメートルのクレーターができ、

モロッコの山で中生代ジュラ紀中期(紀元前1億7000万年前~1億6000万年前)のステゴサウルスの骨が発見された。 これまでに見つかった同種の骨の中で世界最古のものだという。[スプートニク]
モモンガのように樹木から滑空していたとみられるジュラ紀前期(約1億6000万年前)の初期哺乳類化石が遼寧省と河北省で発見された。 現代のモモンガやムササビ、コウモリの直接の祖先ではなく、絶滅した系統に当たるという。[時事通信]
近年ではティラノサウルスの祖先の小型恐竜ディロングが羽毛で覆われていたことがわかったため、ティラノサウルスも羽毛が生えていたとする説が高まっていたという。[朝日新聞]
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