東京電力福島第1原子力発電所周辺の避難指示区域(半径20キロ以内)の住民を対象に、福島県は大規模避難所から旅館やホテルへの2次避難を促しているが、動かない人は多い。東日本大震災から1カ月たっても約2000人が避難生活を送る施設もある。自宅が壊れた人は少なく「許可が出れば、すぐ戻りたい」という原発被災特有の事情に加え、生活支援の情報から取り残されることへの不安がある。 同県富岡町、川内村が臨時の役場機能を置く郡山市の複合施設「ビッグパレットふくしま」。富岡町民は地震翌日の12日夜、避難指示で隣の川内村に避難。その後、村も屋内退避区域となり16日にそろって郡山に移った。両町村の住民を中心に約2000人が避難生活を送っている。 避難者は硬い床に直接、毛布を敷いて眠る。現場の県職員によると、ほこりが多くてかぜを引く人が多いという。調理や給湯の設備がないため、食事は毎回おにぎりとパンだ。 だが、富岡
宮城県多賀城市内では3月、マンホールから一時汚水があふれ出した=16日、多賀城市伝上山1丁目、同市提供浄化機能が津波で破壊され、下水道からの汚水がためられている仙塩浄化センター=1日、宮城県多賀城市、竹花徹朗撮影浄化機能が津波で破壊された仙塩浄化センター。下水道からの汚水を非常用のポンプでくみ上げ、パイプ伝いに施設内にためている=1日、宮城県多賀城市、竹花徹朗撮影津波で破壊された仙塩浄化センターの施設=1日、宮城県多賀城市、竹花徹朗撮影福島県いわき市で給水活動をする支援隊=日本水道協会提供東北太平洋側の主な被災状況 東日本大震災で東北地方では、上下水道も激しく損壊した。上水道は内陸部を中心に復旧が進むが、標高の低い太平洋岸にある下水処理場は津波の被害が深刻だ。全国の自治体が給水車を派遣したり設備修繕を支援したりしているが、下水道の本格復旧には数年かかるとの見通しもある。 「自宅前で、き
東日本大震災で甚大な被害を受けたライフラインを一刻も早く復旧させようと、民間事業者が全国から集結、“オールジャパン”態勢で全力を挙げている。 仙台市ガス局では供給する7市町村で35万世帯の都市ガス供給がストップ。この危機に、全国の都市ガス業者が立ち上がった。 北は北海道ガス(北海道)、南は日本ガス(鹿児島)まで最大手の東京ガスも含め約30業者が約3千人を仙台に派遣。仙台市ガス局員約500人とともにガス管の損傷確認や一軒ごとの開栓作業など、人海戦術で復旧を進めている。 仙台市ガス局内に設けられた現地復旧対策本部には、会社ごとに色とりどりの作業着を着た技術者たちが集まる。全国に災害派遣要請を出した日本ガス協会によると、各社間に資本関係はない。同協会の広報担当、山田俊彦さんは「お客さんのガスを止めるというのは、ガス業者として断腸の思い。同業の仲間として放っておけない」と使命感をにじませる。 今回
被災者の一時的な「疎開」を計画している宮城県が、被災した自治体に受け入れ先の情報提供を始めた。だが、25日までに申し込みはゼロ。住み慣れた土地に愛着を持つ避難者が多いようだ。 県は22、23の両日、津波の被害を受けた14市町に集団避難の狙いを説明。第1次分として、すぐに受け入れ可能な長崎県と徳島県を紹介した。 徳島県は公営住宅など53世帯分、長崎県は「ハウステンボス」や雲仙温泉のホテルなどに計538世帯分を用意した。原則無料で、徳島県では1世帯30万円の生活資金も配られる。交通費も自治体の負担。宮城県の担当者は「希望者がいれば、すぐに移れる準備をしている」と話す。 しかし、25日夜までに希望者からの申し込みはない。 宮城県が集団避難を促す背景には、同日時点で約9万1千人もの被災者が避難所で暮らしている実態がある。電気などのライフラインの復旧に伴い、一時は30万人超だった避難者は3分
救助現場近くのキャンプで、作業員の家族の話を聞くイトゥラさん=コピアポ、平山写す 南米チリ北部の鉱山の落盤事故で、救助グループの一員である心理学者が、地下に閉じ込められた作業員33人の心理状態を観察・分析しながらケアにあたっている。地下から送られてきた映像や家族にあてた手紙などから心理状態が把握できるという。 心理学者アルベルト・イトゥラ氏は毎日、救出現場に待機し、閉じ込められた作業員たちと電話で話せるようにしている。声の調子を聞くほか、録画された映像で作業員たちがどんな体の動きをしているか、話す内容と表情に一貫性があるかどうかなどを観察している。また、手紙の筆跡や筆圧などからも精神状態が分かる。イトゥラ氏によると、作業員らの精神状態は「驚くほど、健全」という。 地下の33人は、全体をとりまとめるリーダーや精神的な支えになる人、雰囲気を盛り上げる役割の人のほか、読みたい本を送るよう地
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