教員採用をめぐる汚職事件があった大分県教委は9日、10年度の公立学校教員採用試験の合格者を発表した。08年度の試験で不正に得点を改ざんされ、08年9月に採用取り消し処分を受けたり自主退職したりした20人のうち少なくとも15人が受験し、4人が合格したという。県教委の堤隆人事課長は「学校現場で気持ちを新たに、子どもたちに向き合って頑張ってほしい」と話した。 県教委によると、10年度の採用試験は1824人が受験し、148人が合格した。競争倍率は09年度に比べ0.4ポイント低い12.3倍。合格者の平均年齢は30.0歳だった。 県教委は汚職事件を受けて試験制度を見直し、2次までだった試験を今回から1〜3次の3段階に変更。記述式の筆記試験や作文はなくし、採点などの透明性の確保を図った。
大分の教員汚職事件で、採用をめぐる口利きなど不正の実態解明を求める県民集会が14日、大分市内で開かれ、県教育委員会から「点数改ざんが確認された」として採用取り消し処分を受けた元小学校教諭秦聖一郎さん(23)=現在は臨時講師=が実名を公表し、取り消しの経緯や現在の心境を約100人の参加者の前で報告した。 秦さんは「不正を頼んだ覚えもないのに『不正合格者』というレッテルを張られて腹立たしく、しばらくは外に出るのもおっくうだった。私たちはクビになって人生を奪われたのに、県教委幹部は極めて甘い処分で終わっている」と批判。 「県教委にこれ以上の体質改善は望めない。大分県の教育のため、この問題に関心を持って行動してほしい」と訴えた。 秦さんは県教委に損害賠償請求訴訟などを起こす準備を進めている。 集会には現役の教員らも参加。会場からは問題があいまいに終わることへの懸念や、徹底追及を求める声も出された。
◇「申し訳ない。信じてほしい、私は一切知らない」--佐伯市の小学校、記者の子の担任 大分県の教員採用汚職事件で、今春採用された小中高校の教員のうち、県教委が不正合格と認定して退職や取り消し処分となった20人(既に退職した1人を除く)のうち1人は、佐伯市内の小学校に通う私の次男の担任だった。「申し訳ありません。ただ、信じてほしい。私は(不正を)一切知らない」。学校での保護者会でそう声を絞り出した担任を見て、事件の引き起こした罪深さを改めて感じた。【佐伯通信部・古田健治】 次男が通う小学校では6日夜、学級の緊急保護者会があり、私も出席した。県教委職員、校長、そして担任の20代男性の姿もあった。担任は精神的に参り、疲れ切った様子で、終始うつむいていた。 「このような事態になり申し訳ありません。ただ、信じてほしい。私は一切知らない」父親は大工。母親は祖父母の介護をしているという。「(周囲に)教育関
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要約:大分の教員採用試験に関わる不祥事では、国民の教育に対する不信をかったようではありますが、試験なんて受けなくても担任やってる人はごまんといます。という記事。 試験の意味ないじゃん!とおっしゃりたい気持ちはわかりますが、正規の雇用として存在しています。 さて。その方法とは何か。 教員の採用形態には、「臨時採用」という採用形態があります。 要は欠員補充のための採用なのですが、なぜか4月から1年間臨時採用として働いている教諭がいっぱいいます。本採用では回し切れていないんですね。 だから、普通に担任を持って、普通に一年間本採用の人と何も変わりなく働いている教員がいっぱいいます。 前述しましたが、その採用にあたって試験は「ありません」。(校長面接のみ) 流れとしては、1月くらいに名簿に登録してもらうために履歴書のようなものを教育委員会に出します。 その後、意向聴取があります。特に問題がなければ

大分県教委汚職事件に絡み、二〇〇八年度の小学校教員採用試験で、大分市教委部長の口利きに、大分合同新聞社事業局の幹部社員がかかわっていたことが二十二日、大分合同新聞社の調査で分かりました。報道に携わる新聞社として、幹部社員が口利きにかかわった事実を重く受け止め、さらに詳しい調査を進めています。本社の調査によると、社員は二〇〇八年度の採用試験が行われる前年の二〇〇六年、パーティーで隣り合わせた市教委部長と雑談。社員の子が教員採用試験を受験していると話したところ、「ぜひ頑張ってください。一次を通ったら声を掛けてくださいよ」と言われた。翌年の試験で、一次試験に合格したあと、市教委部長を訪ね、「よろしくお願いします」と頼みました。社員の子は合格しています。 これまでの関係者の話では、市教委幹部が県教委幹部に口利きをしたことが明らかになっています。県警が押収した採用試験の資料では、社員の子の
どこまで…見通し立たず 教員採用試験を巡る汚職事件に絡み、16日、不正な手段で合格した教員全員の採用取り消しを決定した大分県教委。なぜ不正の全貌(ぜんぼう)が明らかにならない段階で、「過去に例を見ない」(文部科学省)という厳しい措置を打ち出したのか。その背景を探り、今後の課題を検証した。(社会部 村井正美、田中史生、大分支局 吉田均) ■「可能な限り」 「どこまで確認が可能かはこれから調査する。可能なところまでさかのぼる」 16日午前、記者会見に臨んだ大分県教委の小矢(こや)文則教育長はそう述べ、過去の教員採用試験についても調査したうえで、不正が判明すれば事実上の解雇となる採用取り消しをする方針を明らかにした。 今回の事件を巡る捜査で不正採用が確認されているのは2007年度と08年度の小学校教員採用試験。 収賄側の同県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)のパソコンには、
大分県教委は、不正な点数操作などで合格した教員の採用取り消しについて、プロジェクトチームを結成して、8月末までに一定の結論を出したいとしている。だが現状では調査の見通しなどは立っていない。 不正採用が発覚した場合、新たな合格者を採用し、定員が埋まるまでの合格者を増やしていく方針で、学年途中で担任が入れ替わる恐れがある。人事配置を含め、今後、県教委のプロジェクトチーム(PT)が検討するとしており、対策が見切り発車であることが露見した。 また、教員をどのように解雇するのかもはっきりせず、県内の教委や父母から不安の声が出ている。 贈賄罪で起訴された校長が懲戒解雇、同容疑で教頭が逮捕されたうえ、3人の管理職が自分の昇進に当たり金券を贈ったとして休暇を取っている佐伯市教委では「後任の教員がきちんときてくれるだろうか」と心配する。新任教員が来た場合、一から学級づくりをやり直すことになるだけに、「現場に
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