今年のノーベル文学賞に決まったベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんの訳書の一部が入手困難になっている。在庫が少なくなるなか、版元の群像社(横浜市)がアレクシエービッチさんの代理人から、出版契約が切れており、増刷は認められない、と通達されたためだ。 アレクシエービッチさんの主著は、代表作「チェルノブイリの祈り」(岩波現代文庫)など5冊が邦訳されている。群像社はそのうち「ボタン穴から見た戦争」「死に魅入られた人びと」「戦争は女の顔をしていない」の3冊を2000~08年にかけて刊行。発行部数は計約1万部という。ロシア文学を中心に扱う同社は、島田進矢代表(54)が1人で運営する小出版社だ。代理人からは受賞が決まったおよそ1週間後にメールで通達があったという。 同社によると、契約締結時から… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員

「ある地方大学長のつぼやき」そして「ある医療系大学長のつぼやき」を三重大学学長時代から20年近く書いてきました。今年gooブログさんがサービスを終了するとのことで、Muragonブログさんに引っ越しすることにしました。最近はブログをさぼっているのですが、記事の中には、自分なりにずうずうしく考えて、歴史的にも多少の参考資料になるのではないかと思われるものもあり、それが、消滅してしまうのは、ちょっともったいないように思いました。たとえば、2010年の事業仕分けについては、今の若い人たちの記憶から忘れ去られていますが、今は無き財務経営センターの理事長をしていた時には、「仕分けられ人」として貴重な経験をさせていただきました。ブログには当時の生々しい状況が記録されています。 今、gooブログをこのMuragonブログに引っ越ししようとしていますが、文字数が長いブログ記事は修正をしないといけないような

青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞の受賞が決まった、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)が3日、文化勲章の親授式後に東京都内で会見した。青色LEDの開発時に勤務し、発明の対価をめぐり裁判で争った日亜化学工業(徳島県阿南市)について「過去は忘れて仲直りしたい」と述べた。 会見で中村さんは、自身がノーベル賞や文化勲章を受けることができるのは、「日亜化学の貢献が非常に大きい。感謝している」と語り、日亜化学の小川英治社長と面会したい考えを示した。関係が良くなれば、日亜化学との共同研究も視野に入れているという。 関係改善は、徳島大で指導教官だった多田修名誉教授の希望でもあるという。ノーベル賞で中村さんが受け取る賞金(約4千万円)の半分を、徳島大に寄付することも明らかにした。 中村さんは、日亜化学に勤めていた1990年代に青色LEDの効率的な製法を開発した。99年

2014年10月19日 日本人3人のノーベル物理学賞、シカゴじゃシラけているぜ! カテゴリ:カテゴリ未分類 米国企業の研究開発の末端の末端で働いている私は「日本人がまたやったなぁ!」とノーベル賞受賞者が発表された翌日に出勤すると言われるのが同じ日本人として嬉しい。 IPS細胞の山中教授の時は「人間の細胞をリセットするなんて、どこまで日本人は優秀なんだ?」と同僚達から言われた。 「日本人のIPS細胞の発見でうちの会社のバイオ部門も儲かるぞ!」と同僚達は喜び、うちのグループ企業の中のバイオ関係の会社や関連する検査装置を開発している会社の株価も実際に上がった。 しかし今回の青色発光ダイオードの発明での日本人の受賞に私は非常に迷惑している。 言っておくが、ノーベル賞受賞の会見なんて、世界中のテレビで放映されるものであり、勿論うちの会社の研究開発のメンバーは全員観ているし、シカゴのテレビでも

バナナの皮はなぜ滑る?解明=北里大チームにイグ・ノーベル賞−米 イグ・ノーベル賞授賞式の会場で取材に応じる北里大の馬渕清資教授=18日、米マサチューセッツ州ケンブリッジ 【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)時事】ユーモラスで独創的な研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の2014年の授賞式が18日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で行われ、「バナナの皮を踏むとなぜ滑りやすいのか」を実験で解明した北里大医療衛生学部の馬渕清資教授(63)らのチームが物理学賞を受賞した。 日本人のイグ・ノーベル賞受賞は8年連続。馬渕教授らは、バナナの皮の内側にたくさんあるゲル状物質を含んだカプセルのような極小組織が、靴で踏まれた圧力でつぶれ、にじみ出た液体が潤滑効果を高めることを突き止めた。 数値が低いほど滑りやすいことを示す摩擦係数は、内側を下にした皮の上からリノリウムの床材を踏んだ場合、

作家の谷崎潤一郎、詩人の西脇順三郎の2人が、少なくとも1958年から62年の間に4回にわたってノーベル文学賞の候補になっていたことが、同賞を選考するスウェーデン・アカデミーへの情報公開請求で分かった。 特に60年には谷崎は最終候補の5人に残っており、68年に川端康成が日本人初の同賞受賞を成し遂げる以前に、大きなチャンスがあったことが明らかになった。 選考資料は50年後に公開される決まりで、読売新聞が、1958~62年の資料を請求。62年分は今年に入って初めて開示された。 同賞は当時、各国のペンクラブや既受賞作家などの推薦で40~60人前後の候補を決め、その後、最終候補にまで絞り込んでいった。資料が開示された5年間のうち、谷崎と西脇は58年と60~62年の4回、川端も61、62年の2回、この候補に入った。日米の作家、研究者が推薦書を寄せていた。
京大の山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞が決まった。これで21世紀に入って日本のノーベル賞受賞者は計10人となり、自然科学3賞(物理学、化学、医学・生理学)で米国に次ぐ2位になっている。 1946~2011年の自然科学3賞受賞者は米国221人、英国50人、ドイツ32人、フランス15人、日本14人。人口比で考えたらもっと欲しい気がするが、非欧米人ではまずまずの地位であるので、少しだけほっとする。 受賞決定直後の会見で、山中教授は「受賞できたのは、日本という国に支えられたおかげ」と述べた。素直な感謝の気持ちであろう。 山中教授の業績であるiPS細胞(Induced pluripotent stem cells:人工多能性幹細胞)開発は独創的なもの。山中教授の経歴も日本の大学で典型的な研究者コースを歩んだのではなくユニークだ。もともと整形外科医が志望であったが、研修医の後に基礎研究に
関連トピックスギリシャ欧州連合(EU)ノーベル賞 【オスロ=伊東和貴】欧州連合(EU)のノーベル平和賞受賞が決まったことに、欧州各国で批判の声が相次いでいる。平和賞のおひざ元ノルウェーでは、市民らが選考委員長の辞任を要求。ギリシャでは「賞の品位を汚した」との声すら出ている。 20以上の平和団体を束ねる「ノルウェー平和評議会」は声明で、EU域内の民意がEUの政策決定に反映されなくなり、社会格差の拡大が人権侵害を助長していると指摘。「政治的な賞」だとして、ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長に辞任を迫った。 ノルウェーは、前身の欧州共同体(EC)を含めるとEU加盟を国民投票で2度否決した。一方、元首相のヤーグラン氏はノルウェーの加盟を推進した親EU派で、それが「委員長の政治信条で決めた」(地元記者)との疑惑を招いている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登
ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に、体のさまざまな組織や臓器になるとされる「iPS細胞」を作り出すことに成功した京都大学教授の山中伸弥さんが選ばれました。 日本人のノーベル賞受賞は19人目で、医学・生理学賞は昭和62年以来2人目です。 山中さんは大阪市生まれで50歳。 神戸大学医学部を卒業し、大阪市立大学の大学院で薬理学を学びました。 平成5年にアメリカに渡り、遺伝子の働きに関する研究に取り組みました。 その後、奈良先端科学技術大学院大学の教授を経て、平成16年に京都大学の教授になり、現在は、京都大学の「iPS細胞研究所」の所長を務めています。 山中さんは、特定の4つの遺伝子を皮膚の細胞に組み込んで心臓の筋肉や神経などさまざまな細胞に変化するまったく新しい「iPS細胞」を作り出すことに世界で初めて成功しました。 病変が生じた細胞と同じものを体の外で再現し、培養出来るようになったことか
ノーベル賞の運営団体であるスウェーデンのノーベル財団は11日、財団の財政事情により、今年のノーベル各賞の賞金をこれまでの1千万スウェーデンクローナ(約1億1100万円)から20%減らし、800万クローナにすると発表した。 財団は、賞の創設者である同国の化学者、アルフレド・ノーベルの遺産を運用して賞金や運営費などを賄っているが、ここ10年間、運用利益が経費を下回る状況が続いているという。 賞金額は2001年に900万クローナから1千万クローナに引き上げられていた。減額は「長期的に賞の継続性を守るため」で、来年以降の賞金額は未定としている。(共同)
中国・北京(Beijing)の自宅で写真撮影に応じる劉暁波(Liu Xiaobo)氏(左)と妻の劉霞(Liu Xia)さん(2002年10月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/BALINT PORNECZI 【11月3日 AFP】12日からアジア大会が開催される中国・広州(Guangzhou)で、民主活動家の劉暁波(Liu Xiaobo)氏が2010年ノーベル平和賞受賞者に決まったことを知らせるビラを配った男性が逮捕されていたことが分かった。逮捕された男性の友人が3日、AFPに明らかにした。 それによると逮捕された男性の妻が2日、広州市の警察から「国家権力の転覆を扇動した容疑」で男性を逮捕・起訴したとの連絡を受けたという。中国の人権擁護団体「チャイニーズ・ヒューマンライツ・ディフェンダーズ(Chinese Human Rights Defenders、CHRD)」によると、逮捕された男性

劉暁波氏(右)と妻の劉霞さん=ロイター北京市にある劉暁波氏の自宅近くには約100人の報道陣が詰めかけたが、警官に排除され近づけなかった=8日、峯村健司撮影 【北京=峯村健司】授賞の知らせを北京市内の自宅で受けた劉暁波氏の妻、劉霞(リウ・シア)さん(49)は8日夕、朝日新聞の電話取材を受け、「劉暁波とすべての国内と海外の民主活動家たちの努力が無駄にならなかったことを大変うれしく思う。劉暁波が受賞を知ったら、とてもうれしく感じ、ほっとするだろう」と語った。 劉霞さんは9日に遼寧省錦州市の刑務所に収監されている劉暁波氏と面会することが許可され、本人に直接授賞を伝えるという。 劉霞さんは取材に「(今は)外に出て行くことはできない」とし、理由は「言うことはできない」と語った。だが、その後、電話も通じなくなり、自宅周辺を警備していた警察官は「すでに自宅にはいない。郊外に行った」と説明した。当局に
劉暁波氏=ロイター 【オスロ=伊東和貴】ノルウェーのノーベル賞委員会は8日、2010年のノーベル平和賞を、中国共産党による一党独裁の見直しや言論・宗教の自由などを求めた「08憲章」を起草した中国人人権活動家で作家の劉暁波(リウ・シアオ・ポー)氏(54)に授与すると発表した。中国の人権改善や民主化に取り組む姿勢が評価された。 今回の授賞決定は、経済大国として国際社会での存在感を増す中国に対し、民主化と人権改善を強く促したものだ。ノルウェーでの報道によると、中国政府は、劉氏ら反体制派への授与が「中国とノルウェーの関係に影響を及ぼす」と委員会側に事前に圧力をかけていたとされる。今後、中国の猛烈な反発を招くのは必至だ。 同委員会は授賞理由の中で「中国は世界第2位の経済大国になったが、基本的人権の分野において責任を果たす必要がある」とした。 授賞式は12月10日にオスロである。賞金は、1千万
ノーベル化学賞受賞が決まった鈴木章・北海道大名誉教授(80)は、吉報から一夜明けた7日午前、母校・北大での受賞記念セレモニーに出席。共同受賞の根岸英一・米パデュー大特別教授(75)は6日開いた2度目の会見で、「海外に出て外から日本を見よ」と、日本の若者の奮起を促した。 ◇「今回は実用性重視」 鈴木氏らは、金属のパラジウムを仲介役(触媒)に使い、異なる有機化合物を結合させる技術を開発した。「クロスカップリング」と呼ばれるこの化学反応に関する研究は日本の「お家芸」で、ノーベル賞級の研究者がひしめく。今回なぜこの2氏が選ばれたのか。 ノーベル賞の受賞者は他薦で決まり、各賞3人までに限定される。同じテーマに2度与えられることもないため、毎回、賞を逃す研究者が出る。「クロスカップリングでいつか日本人が受賞すると思っていたが、やっている人が多すぎて『3人では収まりきらない』と言う人もいた」。薗頭(その
スウェーデンの王立科学アカデミーは5日、今年のノーベル物理学賞を、英マンチェスター大のアンドレ・ガイムとコンスタンチン・ノボセロフの両博士に贈ると発表した。受賞理由は「二次元物質グラフェンに関する革新的実験」。2004年、グラファイトの薄片の両面に貼り付けたテープを引きはがす操作を繰り返して、原子一個の厚みしかないグラフェンを作り出した。
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