スペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃。バルセロナで(2017年8月20日撮影)。(c)AFP/PASCAL GUYOT 【10月5日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の独立をめぐる危機を受け、国王フェリペ6世(King Felipe VI、49)が住民投票を強行した州政府を批判した演説を行ったことについて、専門家からはスペインの君主制そのものを危険にさらしたとの指摘が出ている。 1日に実施された住民投票では、投票しようとした有権者に警察が暴力を振るって負傷者が出たが、フェリペ6世は3日のテレビ演説でこの問題に一切触れず、多くのカタルーニャ人を失望させた。それどころか国王は、全面的にマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相率いる中央政府側に立ち、カタルーニャ州の指導者らを「不忠」で「完全に法律と民主主義の外に出てしまった」と非難。同州は「憲法の秩序

先週木曜日(08/17/2017)、観光客で溢れるバルセロナの中心街ランブラス通りにワゴン車が突っ込み、死者13人、負傷者100人以上を出す大惨事が起こってしまいました。その数時間後、今度はバルセロナから車で1時間ほど南下したところにあるリゾート地、カンブリス市(Cambrils)にて同様の事案が発生し、警察は5人の容疑者を射殺。また、バルセロナから内陸へ車で1時間ほど行ったところにあるビック市(Vic)にて関連すると思われるワゴン車が見付かっており、警察は今回の事件を周到に準備されたテロと断定し捜査を進めています。今回の事件は、2004年に191人が犠牲となってしまったマドリードの列車爆破テロ以降、スペインで最悪の犠牲者を出す結果となってしまいました(地中海ブログ:東さんの「SNS直接民主制」とかマニュエル・カステル(Manuel Castells)のMovilizacionとか)。 事

日本やアジアでは厳しい処罰の対象となりうる“旭日旗”。しかし、スペインでは様相は異なるようだ。スペイン人が旭日旗を掲げる意味は何なのか、現地ジャーナリストに話を聞いた。 旭日旗に対するリアクションというのは国によって様々だ。ことスペインに関しては非常に興味深い姿が見られている。 先日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の試合で川崎フロンターレのサポーターが、旭日旗を掲げたとして、AFC(アジアサッカー連盟)はクラブに執行猶予つきの無観客試合という処分を下した。旭日旗は、旧日本軍が軍の旗として使っていたことで知られ、現在でも海上自衛隊の旗としても使用されているが、スポーツ会場で掲げれば、中国、韓国などから強い反発を受けているからだ。 もちろん、欧州でもスタジアムなどで政治・思想・差別的なシンボルを掲げることは認められていない。実際、スペインでジャーナリストや翻訳家として活動する江間慎一郎

エイバルの乾貴士が、安倍晋三首相、スペイン国王らが参加する晩餐会に出席するため帰国し、リーガ2試合を欠場するー。スペインで3月30日に広まったこのニュースはすぐに日本にも伝わり、議論を呼んでいる。両国とも、メディアやファンの反応は“乾はリーグ戦を2試合休んでまでこの会に参加するべきなのか?”というものだ。”拒否すべき”との声もあり、中には”乾はなぜシーズン中なのに行きたがるのか?”と批判するものもあった。 誰が、なぜ乾の晩餐会参加を望んでいるのかー。 それはスペイン国王なのか、安倍晋三首相、あるいは外務省なのかー。 そして乾を引き抜かれるエイバルの監督はどう考えているのかー。 憶測が溢れる中、エイバルの幹部とPR部に取材をすると、いくつかの真相が見えてきた。 はじまりは3月中旬のある日のこと。日本からのファーストコンタクトは突然だったという。 エイバル広報部の電話が鳴る。相手はマドリード

スペイン国有鉄道レンフェの車両(2015年8月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/LAURENTEMMANUEL 【9月15日 AFP】スペイン北部で13日、列車の運転士が法律で定められた労働時間の上限に達したことを理由に運行中の列車から降り、乗客100人以上が車内に取り残される出来事があった。当局が14日、明らかにした。スペイン国有鉄道レンフェ(Renfe)の声明によると、列車は、サンタンデール(Santander)発マドリード(Madrid)行きで、出発から2時間後の午後9時15分(日本時間14日午前4時15分)、オソルノ(Osorno)村で停車したまま動かなくなった。運転士は「勤務時間を超えた」ためと説明しているという。スペインの法律では、過労による事故を防ぐため、列車の運転士が連続6時間を超えて勤務することを認めていない。 鉄道運転士の組合「Semaf」の広報担当者は、列車が

外国人の飲み会っていったいどんな感じなのだろうか? 世界と日本における飲み文化の違いを、筆者(シマヅ)が探っていく企画、第5弾。 過去のアメリカ編、台湾編、ベトナム編、スロバキア編でも、意外とわたしたちが知らずにいた「飲み文化」を知ることができた。 今回、紹介するのはスペインの飲み文化。 「スペインって知ってる?」って聞かれたら「当たり前でしょ!」って答えたくなるけど、企画を進めるにあたりちょっと調べてみたところ、分かったのは人が陽気、サッカー強い、フラメンコ踊る、ごはんがおいしい、くらいで、具体的なことはよく分からなかった。 知っているようで全然知らない国、スペイン。 でも「陽気な人」と「おいしい料理」で盛り上がるのがスペイン飲み会なら、きっと楽しいはず! なんだか豪快なスペイン 今回協力してくれたのは、カルラさん。 10年ほど前に留学生としてスペインから来日、現在はスペイン語・日本語・

元Jリーガーの石塚啓次氏がスペインのバルセロナで開業したうどん店がUDONという商標の使用を中止するようスペインの弁護士から警告されるという事案がありました。石塚氏のブログ記事によれば、 うどん屋やめます。 弁護士からお手紙来て、うどんってのが商標取られてるので、10日以内に以下の要求に従って下さいとの事です。 1、うどん屋ってメディア等で一切言わないで下さい。 2、看板からうどんって文字取ってください。 3、ネットでも使わないで下さい。 との事です。 勿論、お金と時間ないので従います。 ということだそうです。 TMVIEWで検索すると、確かにUDONという文字商標が、「飲食店と宿泊施設の経営」等を指定役務としてスペインで登録されています。登録日は2003年、権利者はUDON FRANCHISING, S.L.というバルセロナの会社です(これが同社のサイトのようですが、うどんよりもラーメン
J1 (21,330) 鹿島 (1,479) 浦和 (1,944) 柏 (1,377) F東京 (1,732) 東京V (1,156) 町田 (748) 川崎F (1,473)横浜FM (1,670)横浜FC (836) 湘南 (1,060) 新潟 (1,179) 清水 (1,319) 名古屋 (1,473) 京都 (1,059) G大阪 (1,589) C大阪 (1,705) 神戸 (1,455) 岡山 (816) 広島 (1,651) 福岡 (1,234) J2 (13,346) 札幌 (1,199) 仙台 (1,270) 秋田 (292) 山形 (915) いわき (152) 水戸 (890) 千葉 (1,111) 大宮 (1,031) 甲府 (1,027) 富山 (221) 磐田 (1,182) 藤枝 (176) 山口 (558) 徳島 (872) 愛媛 (652) 今治 (1

スペイン北部にある「カストリージョ・マタフディオス(Castrillo Matajudios)」。スペイン語で「ユダヤ人殺しの砦」を意味する(2014年4月21日撮影)。(c)AFP/CESAR MANSO 【4月22日 AFP】スペイン北部の小さな町「カストリージョ・マタフディオス(Castrillo Matajudios)」──スペイン語で「ユダヤ人殺しの砦」を意味する──で、町の名前が時代にそぐわないとの町民からの意見を受け、この町長が21日、町名変更の是非を問う住民投票の実施を発表した。 北部ブルゴス(Burgos)市近郊にある人口56人のカストリージョ・マタフディオス。ロレンソ・ロドリゲス(Lorenzo Rodriguez)町長は、5月25日に投票を実施すると述べた。 変更の実施が決まった場合、町民らは新しい町の名前として「モタ・フディオス(Mota Judios)」もしくは「

(CNN) スペイン東部バレンシア州にあるブニョール町、住民や観光客らが1時間にわたってトマトをひたすら投げ合う年恒例の祭り「ラ・トマティーナ」が29日までに始まった。参加者は約2万人。 飛び交うトマトの量は約130トンで、町で観光客らに惜しみなく配られる。投げ合い開始は、参加者らが故意に滑りやすくした木の棒の先にくくり付けられた大きなハムの塊を登って取り除き、大砲が鳴り響いた時となる。 参加に当たっての規則は多くないが、安全対策としてゴーグル持参が勧められ、投げる前にトマトをいったんつぶすのが作法。ガラス製のボトルをどさくさで投げ込んだり、他の参加者の服を引きちぎったりするなどはルール違反となる。 今年は大会史上初めて参加料を求めることになり、10ユーロ(約1300円)を徴収した。また、参加者の数が膨れあがり、安全対策上の懸念があるとして半減に踏み切った。

スペインの首都マドリード(Madrid)で行われた反緊縮財政を掲げる大規模デモ、「市民の潮流」の参加者たち(2013年2月23日撮影)。(c)AFP/CESAR MANSO 【2月24日 AFP】厳しい財政状況が続くスペインで23日、生活の窮状と政治家の汚職スキャンダルに怒った大勢の国民が国内各地でマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相率いる内閣の総辞職を要求する大規模なデモを行った。 「市民の潮流」は首都マドリード(Madrid)をはじめ、バルセロナ(Barcelona)やその他の都市でも行われ、太鼓を叩いたり笛を鳴らしたりしながら、「辞めろ!」などと叫んで行進した。バレンシア(Valencia)、セビリア(Seville)、ア・コルーニャ(A Coruna)でも、数千人規模のデモが行われた。デモ主催者らは、その他の都市での実施も呼び掛けた。スペインでは毎週、保守派のラホイ

「このままの状態が続けばスペインフットボールは死に絶える。私は1年前、リーガ・エスパニョーラはあと10年の寿命だと予想したが、今は長くて5年と見ている」 先日、フットボールと経済の関係に詳しいバルセロナ大学経済経営学部ホセ・マリア・ガイ教授の発言が話題になった。 元エスパニョールの役員でもある教授は、ヨーロッパフットボールにおける5大リーグ(イングランド、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス)の経済状況を多角的に分析した「スペインとヨーロッパフットボールの経済状況報告」を毎年発表している。この発言は、5回目を迎えた今回の発表の中で飛び出したものだ。 収益を伸ばしているのはバルサとレアルの2強だけ。 ADVERTISEMENT 教授の発表によれば、ヨーロッパ全体が経済危機に苦しむ中、フットボールがもたらす収益は毎年4%の率で増え続けている。それ自体は良いことなのだが、問題はそれを上回るスピー

Tweet 関連 : バルセロナ, レアル・マドリー, メスト・エジル Getty Images 17日に行われたスペイン・スーペルコパのセカンドレグで、レアル・マドリーはバルセロナに2-3と敗れ、今季初タイトルを逃がした。試合終了間際には乱闘騒ぎが起こるなど、後味の悪いクラシコとなったが、一夜明けてマドリーMFメスト・エジルが乱闘騒ぎについて話している。 関連記事 「モウリーニョはスペインサッカーを壊している」シャビ、マルセロを批判ペップ:「記憶に残るスーペルコパ」モウリーニョ:「何も言うことはない」バルサがスーペルコパ制覇 いつもはクールな印象のあるエジルだが、その日の試合終了間際は珍しくヒートアップし、レッドカードを提示されて退場処分となった。すでに交代してベンチに下がっていた同選手だが、ピッチ外で熱くなった理由を『questionhalal.com』に明かした。 「(バルセロナFW
今日からバルセロナでは3日間に渡って毎年恒例の国際音楽祭、SONARが開催されます。SONARの広告とか見かけると、「あー、今年も夏が来たな」って感じなんだけど、先週まで曇ってた空も一昨日辺りから快晴になってきたし、いよいよバルセロナも夏本番突入です。 で、「このSONARとは一体何か?」と言うとですね、これは、AdvancedMusic(テクノ、ハウス、ヒップホップ、ポスト・ロック、エレクトロニカなど、次世代エレクトロニック・ミュージックの呼称)とマルチメディア・アートを複合させた世界最大級の音楽の祭典の事で、毎年6月の第3週にバルセロナを舞台に繰り広げられる、「みんな、3日間眠らずに踊りまくっちゃおうね!」って言う、ラテン系入りまくりな(笑)お祭りの事なんですね。 このお祭り、17年程前にこじんまりと始まった割には、年々その規模を拡大していって、今では8万人以上を動員すると言うヨーロ

【パリ=国末憲人】世界で最も予約の取りにくいレストランとの呼び声が高いスペインの「エル・ブリ」が2012〜13年に店を閉めると、シェフのフェラン・アドリア氏(47)が26日、発表した。同氏は「疲れた」と漏らし、2年間の休店を経て14年の再開を目指すという。 マドリードからの報道によると、アドリア氏は記者会見で「1日15時間働いている」と述べ、疲れを隠せない様子だったという。ただ、「閉店ではない。14年に、全く違った姿で戻ってくる」とも語った。いま維持しているミシュランガイドでの最高評価の三つ星は、休店によって失う見通しという。 エル・ブリはスペイン東部の地中海沿いにあり、英誌「レストラン」で昨年まで4年連続で世界一に選ばれるなど、多くの専門家から「世界で最もおいしいレストラン」との評価を得ている。
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