世界最大の原油輸出国サウジアラビアは、財政赤字が日本円で10兆円を超える、来年、2016年の予算を発表し、長引く原油価格の低迷が産油国に大きな影響を与えている現状が浮き彫りになっています。 これに合わせて、財務省はことし、2015年の予算執行の現状も発表し、11兆7000億円を超える財政赤字になる見通しを明らかにしました。これは、石油関連の収入が73%を占める歳入が予算を15%下回り、歳出が予算を13%上回ったためで、1月にサルマン国王が即位した際に公務員に給付した特別金や、隣国イエメンに対する空爆による軍事費の拡大などが影響したものとみられます。 赤字の補填(ほてん)について、サウジアラビア政府は、国債の発行や対外資産の取り崩しのほか、今後5年間で光熱費や水道料金などに投入されている巨額な補助金の見直しを進めることや、付加価値税の導入を検討しています。 こうした対策は、生活を直撃し、国民
サウジで報復判決「被告も体をまひさせろ」 中東サウジアラビアの裁判所が4日までに、知人を刺して、半身不随にさせた被告に対し、同じように体をまひさせる刑を下す判決を出した。 同国紙の報道では、この男性被告(24)は10年前、口論になった知人の背中を刺した。知人は腰から下が不随となり、以後、車椅子で生活しているという。被告は10年前に投獄された。裁判所はこの事件について、被害者への賠償金100万サウジ・リアル(約2550万円)を払わなければ、被告に外科手術を施し、同じように体をまひさせるという判決を下した。被告の母親は地元メディアの取材に「わたしたちは、賠償金の10分の1も払うことはできない」と訴えている。 裁判所の判決は、イスラム法(シャリーア)に定められた“目には目を”の「同害報復刑」に基づくもの。09年にはイランでも、この同害報復刑に基づき、女性の目に硫酸をかけて失明させた男に対し、犯行
(CNN) イスラム教の聖地、サウジアラビアのメッカでの巡礼(ハッジ)に向かっていたナイジェリア人女性1000人以上が、男性同伴の条件を満たしていないとの理由で入国を拒否され、帰国していたことが分かった。 サウジ巡礼省は28日、「巡礼のために入国する者はビザの条件に従わなければならない」とする声明を出した。サウジ法は、45歳未満の女性巡礼者に男性親族の同行を義務付けている。 ナイジェリア当局は公式見解を発表していない。国営ナイジェリア通信(NAN)によると、女性たちはメッカ巡礼の玄関口ジェッダの国際空港で4~5日間足止めされた末、27日から28日夜にかけて全員が帰国した。ある女性はNANに「これまでの人生で最も非人間的な扱いを受けた」と語った。 NANによると、一行には男性も同行していたが、ジェッダ空港に到着した後、男性たちだけが先に入国審査を通過するよう指示され、女性たちが残されてしまっ

バーレーンの首都マナマ(Manama)の真珠広場(Pearl Square)で、反政府デモ隊の強制排除後に展開する戦車(2011年2月17日撮影)。(c)AFP/JOSEPH EID 【2月18日 AFP】チュニジアやエジプトの政変に触発された中東バーレーンの反政府デモで、当局の強制排除で死傷者が出るなか、民衆蜂起の波及を食い止めたい近隣の湾岸諸国が軍事介入する事態にも発展しかねないと、アナリストらが懸念している。 バーレーンを含む6か国からなる湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council、GCC)は17日、バーレーンの首都マナマ(Manama)で緊急外相会合を開き、同国を「政治、経済、安全保障、防衛の各面で支援で支援する」ことを確認した。 各国が警戒するのは、バーレーンでのイスラム教シーア派によるスンニ派政府への抗議行動が湾岸諸国に広がれば、それはシーア派国家のイランに

ロンドンの高級ホテルのエレベーター内で、被告(写真左)が男性(写真右)を殴る様子を捕らえたビデオ(ロイター) 今年2月に使用人男性(32)を殴り殺したとして殺人罪に問われているサウジアラビアの王子、ナセル・アルサウド被告(34)の初公判が4日、英ロンドンの裁判所で開かれ、検察側が「被告は性的虐待の末、被害者を殺害した」と主張した。5日、AP通信が伝えた。 検察側はその上で、王子が同性愛者であることを示す証拠や使用人の死体が発見されたロンドンの高級ホテルのエレベーター内で、被告が男性を殴る様子を捕らえたビデオなどを公開した。 「SANKEI EXPRESS」 無料キャンペーン実施 産経新聞社が発行する若き新聞「SANKEI EXPRESS」(EX、公式サイトはコチラ)は7日間無料キャンペーンを実施中です(首都圏限定)。購読・試読のお申し込みはフリーダイアル0120・919・005、購読・試
サウジアラビア情報省報道官は26日、30代のサウジ人男性が自分自身の性遍歴を告白したテレビ番組の製作に関与したとして、サウジ人女性記者(22)にむち打ち60回の刑を言い渡した裁判所の判決を、アブドラ国王が撤回したことを明らかにした。 国王は、メディアを管理する情報省に対して一連の経緯を調査するよう指示したという。AP通信が伝えた。 西部ジッダの裁判所が24日に言い渡した判決は女性記者が「(不道徳な)番組の準備や宣伝にかかわった」と指摘したが、女性記者は「関与しておらず、見せしめだ」と反論していた。(共同)
サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)の街頭で、店の開店を待つ女性たち(2009年2月17日撮影)。(c)AFP 【10月25日 AFP】出演した男性が自分の性体験を赤裸々に告白したためにサウジアラビア当局が強制閉鎖した、レバノンに拠点があるサウジアラビア系テレビ局、レバノン放送(LBC)の女性ジャーナリストが、同局に勤めているという理由だけでむち打ち60回の刑を命じられた。 このジャーナリスト、ロザーナ・ヤミ(Rozana al-Yami)さん(22)本人が24日明らかにしたところによると、紅海沿岸ジッダ(Jeddah)の裁判所は、出演者の性的告白があった問題の番組について、ヤミさんにかけられていた直接的な関与の疑いはすべて却下した。 しかし、LBC放送のサウジアラビアでの業務に非常勤社員として関わっていたという理由で、ヤミさんに同裁判所はむち打ち60回の刑を命じた。裁判所は、LBC

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