パレスチナ自治区ガザ地区の海辺で屋台カフェを営むモハメド・アブ・アシさん(2015年9月2日撮影)。(c)AFP/MOHAMMED ABED 【10月12日 AFP】ムアマル・キデルさんは結婚間近だったが、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での生活がもたらす特殊なプレッシャーの中で、限界点に達した。 21歳のパレスチナ人の彼は最近、ねずみ用の毒を飲んで自殺を図った。未遂に終わり、治療を受けたキデルさんは「すべてのドアは閉じていた」と語った。果物を売る屋台を営むキデルさんは、警察の取り締まりを何度も受けて閉店に追い込まれ、収入を奪われたと説明した。 イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配し、2008年以来イスラエルとの3度の紛争で壊滅的状況にあるガザ地区では、自殺や自殺未遂が増えている。伝統的、宗教的価値観に支配されたガザで自殺はタブー視されているため、公式な統計を

中東のエルサレムを巡る緊張の高まりを受けて、イスラエルは30日、旧市街にあるイスラム教の聖地を閉鎖する極めて異例の措置に踏み切り、パレスチナ暫定自治政府側は「宣戦布告に当たる行為だ」として厳しく非難しています。 エルサレムの旧市街にあるイスラム教の聖地「ハラム・アッシャリフ」は、かつてユダヤ教の神殿があった場所と考えられており、ユダヤ教にとっても「神殿の丘」と呼ばれる神聖な場所です。 今月に入り、この聖地の分割をイスラエルの右派の議員らが計画しているという話がパレスチナ側で広がり、イスラエルの治安部隊との間でたびたび衝突が起き、29日にはユダヤ教の極右の活動家が何者かに銃撃されました。 このためイスラエル当局は30日、治安上の理由から、当面「ハラム・アッシャリフ」=「神殿の丘」への入り口を完全に閉鎖して、出入りをできなくする極めて異例の措置に踏み切りました。 ネタニヤフ首相は緊急に治安対策
イスラエルとパレスチナの対立が続くなか、エルサレムにあるユダヤ教の聖地で、アラビア語を叫んだ男性が、パレスチナの武装組織のメンバーと勘違いされ、ユダヤ人の警備員に射殺される事件があり、対立の深刻さを改めて浮き彫りにしています。 中東のエルサレムにあるユダヤ教の聖地=「嘆きの壁」の近くで21日、アラビア語で「神は偉大なり」と叫んだ男性が、ユダヤ人の警備員に拳銃で射殺されました。警察によりますと、警備員は男性がアラビア語で叫んだためパレスチナの武装組織のメンバーだと思い、複数回にわたって発砲したということです。 射殺された男性はパレスチナ人ではなく、40代のユダヤ人だったということで、警備員の勘違いだとみられるということです。 男性がなぜアラビア語を叫んだのかなど詳しいことは分かっておらず、警察が当時の状況を詳しく調べています。事件が起きたエルサレムの旧市街は、ユダヤ教やキリスト教、それにイ
(CNN) イスラエルにあるガリラヤ湖の底に、正体不明の巨大構造物が沈んでいるのが見つかった。直径はボーイング747型のジャンボジェット以上。研究チームが建造された年代や目的などについて調べている。 構造物は2003年に音波探査機を使った湖底調査で偶然発見され、研究チームが最近になってその存在を明らかにした。玄武岩を円錐形に積み上げた構造になっており、土台部分は70メートル、高さ10メートル、重さは推定6万トン。英ストーンヘンジの巨石建造物の2倍の大きさがあるという。 建造された年代の特定は難航しているが、土台部分に2~3メートルの砂が堆積していることから推計すると、2000~1万2000年前に建造されたと見られるという。 潜水調査などを実施して構造物を調べたテルアビブ大学の地球物理学者は、大きさと場所から判断すると、一種の養魚場として建設されたのではないかと指摘する。一方、考古学研究者は

印刷 プラカードを掲げ、生活費の高騰に抗議するデモの参加者ら=3日夜、エルサレム、山尾写す イスラエル全土で3日夜、生活費の高騰に抗議し、政府に社会改革を求めるデモがあった。イスラエル紙ハアレツ電子版によると、イスラエル史上最大の45万人以上が参加した。 エルサレムでは、約5万人が首相公邸近くの広場まで行進。「公平な社会を」「国会が目覚めるまで闘い続ける」などと訴えた。ネタニヤフ首相は4日の閣議で、デモを受けて社会・経済改革を進めていることを強調、「改革のためのまたとない機会だ」と述べた。 イスラエルのデモは7月、アラブの民衆デモに影響されたテルアビブの若者たちが、住宅費の高騰に抗議する運動を始めたのがきっかけ。各都市にデモ隊のテント村が設置され、ユダヤ教の安息日が明ける毎週土曜日夜に集会が開かれている。(エルサレム=山尾有紀恵) 関連記事〈ロイター〉ニューヨーク・タイムズ紙早版ヘッ
イスラエル国立図書館は、2011年6月に、未整理で保管されている65万冊のうち重複などの理由で不要と判断された資料3万点を無料で市民に提供したとのことですが、その際に、ユダヤ教・ユダヤ人等に関する資料や、1872年刊のダーウィンの著作等、本来は保存すべき資料も誤って提供してしまったとのことです。原因等を究明するための委員会が設けられるとのことです。 How did Israel’s National Library give away a first-edition Darwin?(HAARETZ.com 2011/7/21付けの記事) http://www.haaretz.com/print-edition/news/how-did-israel-s-national-library-give-away-a-first-edition-darwin-1.374323 The Book G

【ハイファ(イスラエル北部)=井上道夫】イスラエル軍によるガザ支援船拿捕(だほ)事件で、同国に勾留(こうりゅう)された乗員が、接見した弁護士に「無抵抗の乗員がイスラエル兵に射殺された」と証言したことが2日、わかった。イスラエル政府は死傷者が出たことについて、自軍兵士が襲われたために武力を行使した「正当防衛」と説明しているが、その主張と食い違う。 イスラエルの人権団体「アダラ」(アラビア語で正義の意)のザヘル弁護士が朝日新聞の取材に応じた。ザヘル氏は1日、同国南部の政府施設に勾留されていた約240人の乗員と接見。イスラエル軍の拿捕作戦中に何が起きたのかについて証言を集めた。 イスラエル軍が強行突入したマビマルマラ号に乗船していたトルコ人記者の証言によると、イスラエル軍兵士は、強行突入の様子をビデオ撮影していたトルコの人権団体のメンバーの頭部に向けて発砲。弾丸は貫通し、即死状態だったという
トルコのテレビ局Cihan News Agencyが放映した、ガザ地区へ支援物資や活動家らを乗せて向かうトルコの支援船団のうちの1隻「Mavi Marmara」号に乗り込んだイスラエル海軍兵士(2010年5月31日撮影)。(c)AFP/CIHAN NEWS AGENCY 【5月31日 AFP】(一部更新、写真追加)イスラエルによって封鎖されているパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へ支援物資や援助活動家らを運んでいた支援船団6隻のうちの少なくとも1隻が31日、イスラエル特殊部隊の強襲を受け、イスラエル軍の発表によると少なくとも10人が死亡した。 船団結成に関与したトルコの人道支援団体IHH(Foundation of Humanitarian Relief)のガザ支部はAFPの電話取材に対し、強襲を受けたのはトルコ船籍の船で、トルコ人を中心に15人が死亡したと語った。 一方、パ

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