アイスランド・フーサビク(Husavik)の「ペニス博物館(Phallological Museum)」前にそびえ立つ、岩のペニス像(2011年6月28日撮影)。(c)AFP/HALLDOR KOLBEINS 【7月25日 AFP】クジラの巨大なペニスから、小粒サイズの野ネズミの睾丸(こうがん)や、ウシの陰嚢(いんのう)で作ったランプシェード(ランプのかさ)まで、アイスランドの小さな「ペニス博物館(Phallological Museum)」には全部ある――それに最近、ヒトのサンプルの展示も始めた。 「これが最大だ」と、同博物館創設者でキュレーターのSigurdur Hjartarson氏(69)は、特大サイズのプラスチック製のケースを見せた。中には、液体に浸された灰白色の物体が、小ぶりの木の幹のような太さと、大人の人間ほどの背丈でそびえていた。 重さ70キロ、全周170センチのマッコウク

6月28日、アイスランドのヨハンナ・シグルザルドッティル首相が27日、同性のパートナーと結婚し、同性結婚した世界初の国家首脳となった。3月撮影(2010年 ロイター/Bob Strong) [レイキャビク 28日 ロイター] アイスランドのヨハンナ・シグルザルドッティル首相(67)が27日、同性のパートナーと結婚した。首相官邸が28日発表した。同性結婚をした世界初の国家首脳となる。 アイスランド国会は今月に入り、同性結婚を合法化する新法案を可決。シグルザルドッティル首相は、この法律が施行された日に長年のパートナーである作家のヨニナ・レオスドッティルさんと結婚した。また6月27日は、同性愛者の権利を訴えるキャンペーンが世界的に行われる日でもあった。離婚した元夫との間に子どもがいるシグルザルドッティル首相は、同性愛であることを公言した世界初の首相となったが、同性愛への偏見が少ないアイスラン
【ロンドン=土佐茂生】アイスランドの最高裁は16日、米国生まれの有名な元チェス世界王者で、2008年に同国で64歳で亡くなった故ボビー・フィッシャー氏の相続権をめぐり、親子関係を主張するフィリピン人の少女(9)の主張を認め、フィッシャー氏の墓場を掘り起こして遺体の一部を採り、DNA鑑定するよう医療機関に命じた。ロイター通信などが報じた。 フィッシャー氏には約200万ドル(約1億8千万円)の遺産があり、遺書はなかった。18日付の英紙デーリー・メールによると、同氏と結婚を宣言した渡井美代子・日本チェス協会会長代行が相続人とされるが、同氏と交際のあったフィリピン人女性が「9歳の娘はフィッシャー氏との子供」と主張している。 アイスランドでの地裁判決は女性の訴えを却下したが、最高裁は一転、DNA鑑定の実施を認め「遺体の一部を採取するには墓を掘り起こすことは避けられない」とした。 米国シカゴ生ま
アイスランドの噴火で、火山灰が6〜11キロ上空まで噴き上がった=ロイター アイスランドの火山噴火に伴い欧州の空港が閉鎖されるなどした影響で、成田空港では16日、日本航空、全日空だけでも欧州各国とを結ぶ発着計17便が欠航したり、欠航が決まったりした。 15日深夜に同空港に引き返した全日空機には、英国ロンドンでの4週間の語学研修に向かう予定だった私立秀明高校(埼玉県)の1年生男子生徒約100人も搭乗。引率していた学年主任の近藤昌之教諭(46)は「機内食を食べ、くつろいでいたら、シベリア上空で機長から引き返すというアナウンスが流れ、生徒も私も『えーっ』とびっくりした」と話した。同校によると、1年生の女子生徒100人は前日の便でロンドン入りしていた。 急きょ、空港に駆け付けた大野俊正校長は「20年近く続いている恒例行事ですが、こんなことは初めて」と当惑していた。男子生徒らは千葉市のホテルで1
銀行システムのかつてない危機、レイキャビク市内の激しいデモ、迫り来る大不況、インフレの深刻化と激震の続くアイスランドでは、笑いのタネなど見当たりそうにはない。 だが、さすがはブラックユーモアのセンスを自任するアイスランド人。この危機を逆手に取って「危機ゲーム」*1なる卓上ゲームを開発するあたりはまさにその真骨頂と言えそうだ。同国の経済を壊滅させた今回の金融危機を、ゲームにして笑い飛ばそうという趣向だ。 このゲームを製作したゴゴギックのヨナス・アントンソンCEO(最高経営責任者)によれば、アイスランド人は逆境に置かれると底力を発揮するのだそうだ。「我々が現状を乗り切れるとすれば、ユーモアがその原動力になるだろう」。 危機ゲームを開発したのはほかでもない、今回の不況でクビになったあるアイスランド人で、「時を無為に過ごすことなく」アントンソン氏にアイデアを持ち込んだという。ゲーム自体はよくある
ローン返済、突如倍増 アイスランド、円建て人気裏目(1/3ページ)2008年10月22日3時1分印刷ソーシャルブックマーク レイキャビクで10日、アイスランド中央銀行の前に集まり総裁辞任を求める人たち=AP 家や車のローンの毎月の返済額が急に倍になる――。悪夢みたいな話がアイスランドでは現実になっていた。 レイキャビクの高校教師、アウスディスさん(47)は2年前にアパートを買った。子供が5人なので広めの約200平方メートル。そのローン返済額が今年初めは月11万4千クローナだったのに今は22万クローナなのだ。 実は資金を「日本円」で借りた。それがつまずきのもとだった。 バブル経済で同国通貨クローナは金利が高いうえ、返済額が物価の上昇率に応じて変わる独特の制度もある。それに比べ円はずっと低金利だし、この国のインフレにも振り回されない。返済は円での定額を毎月のレートでクローナに替えて払う。「
国家崩壊の恐れも出てきたアイスランド。首都レイキャビクの株式取引所でもトレーダーの表情は険しい=14日(ロイター) 世界最北の島国アイスランドが金融危機の激震に見舞われている。同国の高金利に海外マネーが吸い寄せられ、国内銀行の総資産は国内総生産(GDP)の10倍に。1人当たりのGDPでも富裕国に仲間入りした。しかし、バブルが破裂し自国通貨は暴落、銀行は国有化され「国家崩壊」の恐れもある。人口32万の“小さな金融大国”の破綻(はたん)を検証した。(ロンドン 木村正人) 昨年9月、「13%超(当時)の政策金利は危険すぎないか」という記者の質問に当時、アイスランド中央銀行幹部は「国内銀行やカード会社の全口座は中央データベース(CDB)で集中管理しており、カネの動きは一目瞭然(りょうぜん)。適切な金融政策を打てる」と胸を張った。 カードの普及で現金の流通量がGDPの1%と世界で最もキャッシュレスに
アイスランドへの融資なぜ? ロシアの皮算用、諸説(1/2ページ)2008年10月15日10時10分印刷ソーシャルブックマーク 【モスクワ=副島英樹】主要国内銀行を国有化するなど金融危機が深まるアイスランドに対し、ロシアが約40億ユーロ(約5600億円)の緊急融資に乗り出す構えだ。アイスランド代表団が14日にモスクワ入りし、詳細を詰める交渉を始めた。ソ連崩壊後、ロシアが西側の国を直接財政支援するのは初めてとされる。狙いは何なのか、様々な憶測を呼んでいる。 北極圏に接するアイスランドは欧州連合(EU)には非加盟だが、北大西洋条約機構(NATO)の一員。英国などと関係が深い。しかし、欧州各国は自国の金融危機対応に追われ、アイスランドに手を差し伸べる国はなかった。 アイスランドがロシアに支援要請したとのニュースが流れた7日以降、ロシアメディアは取材クルーをアイスランドに派遣し、現地のクローナ紙幣に
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