[東京 21日 ロイター] - 高市早苗首相は21日、総合経済対策を閣議決定した。大型減税を含む規模は21.3兆円、一般会計支出の増加分は17.7兆円とする。コロナ禍以降で最大規模となる一方、急伸する円安、債券安に政権内の警戒感が強まっているとの見方もある。専門家からは日銀の年内利上げを予想する声も出ている。 「当初予算と補正予算を合わせた国債発行額は昨年度の42.1兆円を下回る見込みだ。財政の持続可能性にも十分配慮した姿となっている。『責任ある積極財政』はプロアクティブな、先を見据えた財政政策であり、決していたずらに、拡張的に規模を追求するものではない」。対策の閣議決定後、高市氏は首相官邸で記者団にこう述べた。大型経済対策による財政悪化リスクへの懸念を少しでも軽減しようと、マーケットに向けて強いメッセージの発信に注力した形だ。 高市氏のこうした発信には伏線があった。17日午後、対策の策定

この記事の3つのポイント わざと曖昧にしておいたところに踏み込んだ高市総理 ネオリベ路線に転じて急速に劣化した自民党 そろそろ「グララアガア」と象がやってくる頃合いだ 私は「日本の抱える問題が新たに発足した高市内閣で解決するわけがない」と判断している。むしろもっともっと悪くなっていくだろうと予想している。 不幸にもその予想は台湾海峡を巡る中国との外交問題として火を噴いている。 総理大臣は鉄砲玉では困る 私には、高市早苗という人が、日本国の先頭に立つ内閣総理大臣に就任してもなお、「鉄砲玉」の体質であることをさらけ出しつつあるように見える。 ヤクザ映画で親分は決して「誰それを殺(や)れ」とは言わない。鉄砲玉は雰囲気を察して、「あ、あいつが邪魔なんだな、タマを取れば親分が喜ぶな」と感じ取る。そして誰それの事務所に「うりゃー」とばかりに突っ込んで、逮捕される。取り調べには「全部俺の判断でやった」と

衆院本会議での高市早苗首相の所信表明演説後、報道陣の取材に応じる国民民主党の玉木雄一郎代表=国会内で2025年10月24日午後2時46分、渡部直樹撮影 公明党が自公連立政権から離脱したことで、政権の枠組みによっては野党の連立政権が樹立された可能性があり、一時、国民民主党の玉木雄一郎代表が「野党統一候補」として名前が浮上した。毎日新聞は25、26の両日に実施した全国世論調査で、玉木首相の誕生に期待したかを訪ねたところ、「期待した」は11%だった。「期待しなかった」は68%を占め、「わからない」は19%だった。 野党統一候補を巡っては、立憲民主党が呼びかけて日本維新の会、国民民主党と協議。立憲の安住淳幹事長が「野田(佳彦代表)にはこだわらない。(玉木氏を)有力候補として考える」と述べるなど、玉木氏の名前が取り沙汰された。玉木氏は、野党の連立政権について「基本政策の一致が不可欠」と強調。立憲に対

平将明デジタル相は7日の記者会見で、自民党の高市早苗総裁選出を受け、麻生太郎元首相に影響力がないとした自らの発言について「結果として事実誤認だったと思うので反省したい」と語った。高市氏は麻生派や旧茂木派の後押しを受けて勝利した。 平氏は「足の引っ張り合いをせず、高市氏の下、一致結束してさまざまな問題で理解を求めていく」とも述べた。3日の会見では「(麻生氏に)以前ほど影響力があるように思えない」と発言。総裁選では小泉進次郎農相を支持する意向を表明していた。


公明党との会談後、記者団の取材に応じる自民党の高市早苗総裁。右は鈴木俊一幹事長=7日午後、党本部(春名中撮影)自民党の高市早苗総裁が7日に発足させた新執行部からは石破茂政権の主流派が一掃された。新たな中枢は、麻生太郎副総裁や総裁選の高市陣営の有力議員など石破政権の非主流派が占めた。安倍晋三元首相に近かった保守派も目立つ。党内には「第2次麻生政権のようだ」と動揺が走り、党内融和に影を落とす。 高市氏が議員宿舎に籠った総裁選翌日からの2日間で、唯一外に出たのが5日夕の麻生氏との1時間の会談だ。党本部で麻生氏に副総裁就任を打診し、安定的な皇位継承に関する議論を引き続き担うよう依頼した。 同時に、幹事長には麻生氏が推す義弟の鈴木俊一氏を起用する考えも伝えた。高市氏は7日、記者団に「鈴木氏は大変人脈が広く、人柄もすばらしい。私も大好きな方だ」と評した。 「義理の兄弟が副総裁と幹事長か。麻生さんはわ


高市氏は会見で、党派閥裏金事件に関係した議員の要職起用を問われ「国民の代表として送り出された方々だ。特に人事に影響ない。しっかりと働いてもらう」と述べた。
高市早苗前経済安全保障相(64)が、自民党の新総裁に決まりました。決選投票で、小泉進次郎農林水産相(44)を破りました。高市新総裁は午後6時から記者会見をする予定。首相となる公算が大きい高市氏は、何…


自民党の河野太郎前デジタル相(62)は19日、党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に立候補せず、小泉進次郎農相(44)を支持すると表明した。衆参ともに少数与党の現状で「難しい場面で火中の栗を自ら拾いに行く胆力がある。解党的出直しができる人を考えると、小泉さんが最もふさわしい」と述べた。東京都内で記者団に語った。 河野氏は立候補した21年総裁選では4候補中2位だったものの、24年総裁選では9候補中8位に沈んだ。自身の不出馬の理由については「解党的出直しが必要だという中で、私が今やると『解党』になってもいけない。しっかり最後はまとめていける人がいいと思う」と述べた。【高橋祐貴】

「私自身は、要求する書面に署名、そして提出すると決めている」 9月3日、横浜市で行われた麻生派の研修会でこう語ったのは、派閥の長で、自民党の最高顧問も務める麻生太郎氏(84)。 先の参院選で自民党が大敗したことを受け、石破茂首相(68)の任期終了を待たずに総裁選の前倒しを求める声が党内では広がっている。麻生氏は研修会で、「惨敗だったことは明らかだ」と指摘した上で、公の場では初めて前倒し総裁選の実施を求めた。 「自民党の党則によると、総裁の任期満了前に、”党所属の国会議員および都道府県支部連合会代表各1名の総数の過半数”の要求があった場合、臨時総裁選挙を行うことが定められています。現在、党所属国会議員295人で過半数は172人。自民党は8日に国会議員の意思確認を行います。麻生氏は自身が示した意思表明を、派閥に所属する議員の行動を縛るものではないとしていますが、首相経験者で党内屈指の実力者で


自民党の麻生太郎元首相(党最高顧問)は3日、自身が率いる麻生派の会合で、「石破おろし」につながる総裁選の前倒しを要求する方針を明言した。派閥領袖(りょうしゅう)の実力者が動いたことで、石破茂首相の引…

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