はじめに 開発部の ikasat です。 皆さんは git, ssh,rsync のような外部コマンドを呼び出すスクリプトを書きたくなったことはありますか? 個人的にこの類のスクリプトは最初はシェルスクリプトとして書くのですが、改修を重ねるうちに肥大化して処理も複雑になり、 後からPython のような汎用プログラミング言語で書き直すことがよくあります。 外部コマンド呼び出しを書き直す際に、Git 操作のために pygit2、 SSH 接続のために paramiko のようなライブラリをわざわざ使うのは大がかりだったり、rsync に相当するようなこなれたライブラリが存在しなかったりする場合があります。 そのような時は標準ライブラリの subprocess モジュールを利用し、Python から外部コマンドを呼び出すことになるでしょう。 しかしながら、Python のチュートリアルペ
最近またLinux用の日本語IMEを作っている本件は mozc の ut がどうこうとかは関係なくて、ふとlinux desktop を使おうと昨年末に思いまして、昨年末からちまちまやってます https://github.com/tokuhirom/akaza かな漢字変換って作るの難しいのかなぁ、と思ったので作ってみている。これはまさにJust for Fun でやっている。 わりと普通に自分で常用してる分には困らないかな、というところまできている。 以下は、思ってることの垂れ流しという感じで、まとまってないですが。 「日本語入力を支える技術」という本が 2018年に出ていて、この本の内容を読めば、だいたいエンジン部分は実装できる。Amazon のレビューではこの本よんでも実装できないって書いてあるけど、変換エンジン自体は実装できます。UI が辛い。けど。 エンジンは、ビタビア
なお、distrolessのイメージは2種類(3通りの名前)がありますが、Python 3.5はバグ修正はせず、セキュリティ修正のみでサポート期限が2020/9/13というステータスなので、本エントリーでは3.7の方のみを扱います。 gcr.io/distroless/python3:Python 3.5.3 gcr.io/distroless/python3-debian9:Python 3.5.3(上のイメージと同一) gcr.io/distroless/python3-debian10:Python 3.7.3 一応サンプル等もありますが、どれも1ファイルで構成されたサンプルスクリプトばかりです。前回のsite-packagesにコピーする方法を軽く試したところうまく動かず、シェルもpipもensurepipもないため、ビルドイメージにすることもできません。いろいろ調べた結果、

distrolessは、Googleが提供している、本当に必要な依存のみが含まれているcontainer imageです。そこにはaptはおろかshellも含まれておらず、非常にサイズの小さいimageとなっています。余計なプログラムが含まれていないことは attack surfaceの縮小にも繋がり、コンテナのセキュリティについての事業を展開しているSysdig社が公開しているDockerfileのベストプラクティスとしてもdistroless imageを使うことが推奨されています。DockerfileのベストプラクティスTop 20 | Sysdig 軽量Dockerイメージに安易にAlpineを使うのはやめたほうがいいという話 - inductor’sblog また先日、inductorさんがこのようなブログ記事を書き話題になりました。この記事からdistroless ima

VA Researchの歴史においてオープンソースは外せない話題であるが、特に1998年の2月から4月までの期間はVAを抜きにしてもオープンソースにとって極めて重要な出来事が多いのでやや詳細に書いていく。現在、一般的にオープンソースの誕生は下記のように説明されることが多いのではないかと思う。 「Netscapeブラウザのソースコード公開計画の公表を受け、1998年2月にLinuxとフリーソフトウェアの開発者、コミュニティリーダーらがシリコンバレーに結集し、フリーソフトウェアに替わる用語としてオープンソースという言葉を生み出し、その定義を定め、オープンソースという商標を管理する組織を作った。Linus Torvaldsなどの著名なハッカーがそれに対して賛同し、一般に広まった。」 特にフェイクが含まれているわけでもないし、大概これで問題ないようには思うのだが、何故、この言葉を生み出す必要があっ

English version 要約dockerはデフォルトでセキュリティ機構(Spectre脆弱性の対策)を有効にします。この影響で、RubyやPythonのようなインタプリタは速度が劣化します。特にCPU律速なプログラムで顕著に遅くなります(実行時間が倍くらいになることがあります)。 現象Rubyで1億回ループするコードを、直接ホスト上で実行する場合と、docker上で実行する場合で実行時間を比較してみます。 直接ホスト上で実行した場合: $ruby -ve 't = Time.now; i=0;while i<100_000_000;i+=1;end; puts "#{ Time.now - t } sec"'ruby 2.7.1p83 (2020-03-31 revision a0c7c23c9c) [x86_64-linux] 1.321703922 secdocker
CentOS 6~CentOS 8の違い 移行にあたり、重要そうな部分を抜き出してみました。 足りなかったら追記します! CentOS 6 とCentOS 7の主な違い serviceコマンドがsystemctlコマンドへ移行 nmcliコマンドの追加 firewalldコマンドの追加 デフォルトのDBがMySQLからMariaDBに変更 ファイルシステムがext4からxfsに変更 CentOS 7 とCentOS 8の主な違い yumコマンドがdnfコマンドへ移行iptablesコマンドがnftablesコマンドへ移行 NTPコマンドがchronyコマンドへ移行 TLS 1.1以下はサポート対象外 デフォルトのPythonのバージョンがPython 3.6になる デフォルトのPHPのバージョンがPHP 7.2になる 暗号化ボリュームのデフォルト形式がLUKSからLUKS2に変更 yum

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? PySpaアドベントカレンダーのエントリーです。昨日はYesterdayでした。今日はTodayです。 ずっと開発や普段使いで使えるChromebookが欲しいと思っていました。勉強会の発表で使ったりするので、きちんと技適が通ったやつで、性能がまとも(以前ATOMベースのマシンにLinux入れたけど遅くて使う気になれなかったので)なやつを待ち望んでいました。 7月ぐらいからHPがChromebookを販売開始してくれました。気づいてから申し込んだものの、予想外に受注があったのか、納期が伸びに伸びて1ヶ月半近くかかりましたが、とても良いも

2019年9月24日に CentOS 8 がリリースされます。 RedHat EnterpriseLinux 8 の情報を元に、CentOS 8 で想定される変更点をまとめました。PHP やMySQL といったミドルウェアのバージョン変更や、 サービスの追加・削除など数多くの変更が入ることになります。 RHEL 8・CentOS 8 にPHP 7.3 をインストールする(remi 使用) 2020-07-07 CentOS 8 のリリースは2019年9月24日 CentOS 8 はリリース前の状態で、現在コミュニティによる開発が行われています。 2019年7月時点では、ベースとなる「RHEL 8」のパッチ開発と検証作業が進行中です。 前回バージョンアップ時は、「RHEL 7」の27日後に「CentOS 7」がリリースされましたが、 今回の進捗を踏まえると 2019年8月~9月 頃の

バックナンバー: 2018: 1月 2017: 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 8月 | 9月 | 12月Python 3.7 がベータになり、大きな変更はなく安定期に入りました。 その間、Python の言語自体やエコシステムに関して重要な話題が幾つかありました。 pypi.python.org から pypi.org へ 長年Python のエコシステムを支えてくれていた PyPI がリニューアルしました。Python 3 への移行を始めとしてモダン化され、Markdown で書いた README をレンダリングできるようになるなどの改善も入っています。IRC から Zulip chat へ freenode にpython-dev というIRC チャンネルがあるのですが、新しい貢献者がコミュニケーションを取るのに今更IRCを使うのはハードルが

英Canonicalは4月26日(英国時間)、Linuxディストリビューション「Ubuntu 18.04 LTS(Bionic Beaver)」を公開した。デフォルトのディスプレイサーバーはWaylandからX.orgに戻っている。 Ubuntu 18.04は2017年10月公開の「Ubuntu 17.10(Artful Aardvark)」に続くもの。 Canonicalは5年間セキュリティアップデートを提供する長期サポート版(Long Term Support、LTS)を2年おきにリリースしており、2016年4月に公開された「Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)」以来のLTS版リリースとなる。Ubuntu 18.04のサポート期間は2023年4月まで。Linuxカーネルは4.15を採用した。CPUの脆弱性であるSpectre、Meltdown向けの対策を行った

Red Hat EnterpriseLinux 7.5 がリリースされ、そのリリースノートで "Python 2 has been deprecated" とアナウンスされました。 Chapter 54. Deprecated Functionality - Red Hat Customer PortalPython 2 has been deprecatedPython 2 will be replaced withPython 3 in the next Red Hat EnterpriseLinux (RHEL) major release. 次のメジャーバージョンではPython 2 がPython 3 に置き換えられるから、 RHEL 7.5 からPython 2.7 が deprecated 扱いになるということです。 Ubuntu 18.04 LTS では m
Python やそのパッケージをインストールする方法はいくつかありますが、ここでは Anaconda を使ってインストールする方法を紹介します。 私の周りでは Anaconda で環境構築をすることとPython コミュニティ標準の方法をとることの是非についての議論をよく見かけます。自分の目的にあったものを選択すれば良いと思いますが、初心者にとってどちらが目的に叶うものかを判断するのは難しいことかもしれません。 以下にディストリビューターとして Anaconda (Continuum Analytics 社) が提供している価値について私見をまとめました。 Anaconda は Environment Isolation Tool (環境分離ツール) ではない 一方でPython コミュニティ公式のバイナリーディストリビューションを提供するツールである wheel も充実してきました。

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? pyenvが必要かどうかフローチャート 私の周りでも pyenv に対して良い印象をもって語らない風潮はあってその理由がよく分かりました。ここで @shibukawa が書いていることを私は正しいと思うし、pyenv というツールそのものを批判しているのではなく、目的や用途を理解せずに pyenv を勧めたり使ってしまったりしてしまう人への懸念があるというのは理解できました。 ちなみに私は普段 OS X とLinux (Ubuntu) を使っているのですが、Linux では pyenv を、OS X ではMacPorts を使って複

[速報]Windows、Linux、Dockerに対応した「SQL Server 2017」正式版リリース。Microsoft Ignite 2017 マイクロソフトはフロリダ州オーランドで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2017」で、SQL Server 2017の正式版を10月2日にリリースすると発表しました。SQL Server 2017 brings the power ofSQL Server toWindows, #Linux & #Docker containers for the first time: https://t.co/hY5k2Ev4UH#MSIgnite pic.twitter.com/G1CHtHalXm —MicrosoftSQL Server (@SQLServer) 2017年9月25日SQL Server 2017はW
![[速報]Windows、Linux、Dockerに対応した「SQL Server 2017」正式版リリース。Microsoft Ignite 2017](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fd570d810cdc9da71c75f17e6d02f7eca548a4da9%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2017%252FDKlIj-tWAAYIu2K.png&f=jpg&w=240)
機械学習ブームなどにより、Python を触り始めるRubyist が増えてきたと思います。その際に問題になりやすいのが環境構築です。Rubyだと rbenv がデファクトスタンダードになっているのに、なぜかPython に… 私の立ち位置もともとは、数年前まで 年に一回Python3でNLTKやらscikit-learnやら機械学習や自然言語処理の環境を作ろうと試みては失敗してPython使うものかと思っていた人でした。それが、Anacondaで環境導入すると、面倒なことは何も考えずに済むということを知り、CookpadではAnacondaを前提に環境構築を勧めていました。 今は、ymotongpooに「郷に入っては郷に従え」と言われたため、pip+virtualenv/venvで全てをこなしていますが、これで困ったことは特にありません。macOS,Windows,Linuxそ
pip.confファイルをUnix系OS/macOSどちらでも同じ場所に置く By raimon, 2017-07-24(月), in categoryPython pip 9.xからpip listコマンドに警告が出る pip 9.x以降に更新すると pip list コマンドで警告が出るようになる。 これを抑止するには、システムワイドまたはユーザー毎に pip.conf ファイルを置いてlist formatを指定することで解決する。 pip 9 系にしたら pip list で警告出るようになったので止めたい しかし、ユーザー毎の設定は、Unix系OSとmacOSとで、それぞれファイルを置く場所が異なるため、管理が煩雑になり面倒である。 Unix系OS: $HOME/.config/pip/pip.confmacOS: $HOME/Library/Application Supp
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