エンジニアの岡村です。 自分はサーバーがメインではなく、あまり業務でガッツリ触るわけでもないのですが、最近それなりに活用するようになってきました。しかし、ネット上の日本語情報を読んでいるだけではこれの書き方が正しいのかよく分からない、と悩むことが結構あったため、色々情報を漁ってみました。 この記事は、特に自分が気になった部分の調べた結果を記事に纏めてみたものです。対象読者はdocker-composeを雰囲気でupやdownは叩けるけどComposeファイルの書き方がよく分からんとなってる人です。Docker Composeの概要とcompose.yaml、Compose Specの関係 compose.yamlの書き方は Compose Specに準拠すればOK Compose Specの場所 推奨のファイル名はcompose.yaml compose.yaml内にバージョンを記述する

はじめに GitOpsという言葉が生まれたのが自分の知る限り2017年頃なのですが、世の中にあるCI/CDの仕組みはまだほとんどがCIOpsもしくは手動のオペレーションによって成り立っていると思っていて、かつては自分もそうだったのですが「Gitで管理されていればGitOpsなんでしょ?」という勘違いを払拭したくてこのエントリーを書いています。 GitOpsとCIOpsは全然違う まず前提としてGitOpsの明確な定義を知らないという場合、あなたの思う「Gitを契機とした自動デプロイの仕組み」は基本的にはCIOpsです。GitOpsとCIOpsは思ったよりも大きな違いがあって、そもそもGitOpsの必要性が分かっていない場合、自動化によって成立しているデプロイはCIOpsが基本です。 CIOpsとGitOpsの一番の違いは、Push型かPull型かである CIOpsの場合、例えばGitHub

こんにちは、Yakumoチーム兼コネクト支援チームの@ueokandeです。本日はYakumoチームで構築した、デプロイパイプラインとその工夫について紹介します。 Yakumoプロジェクトはグローバル市場向けに、kintone.comをAWSから提供することを目指すプロジェクトです。 これまで日本のデータセンターから提供していたkintone.comを、現在AWS上に移行しています。プロジェクトのもう1つのゴールとして、開発・運用体制を見直してクラウドネイティブなリリースプロセスを確立するというのがあります。 このプロジェクトは、国内向けのcybozu.comと完全に切り離されて開発がスタートしました。 ゼロからリリースフローを作るということで、これまでのインフラの経験や反省点を活かしつつ、チームの理想的なデプロイパイプラインの構築を目指しました。 そして最終的には、マージボタン1つで

Kubernetesを利用したクラウドネイティブな開発と運用とは何か? これまでと何が違うのか?サイバーエージェント青山氏が語る(前編) JulyTech Festa 2019Kubernetesを利用したクラウドネイティブな開発や運用は、これまでとどう違うのでしょうか、あるいはどのくらい進化したものなのでしょうか。 2019年12月8日に産業技術大学院大学で行われたイベント「JulyTech Festa 2019」で、サイバーエージェントの青山真也氏が行ったセッション『「Kubernetes による Cloud Native な開発」と「VM 時代の開発」』で、VMを用いた従来の方法と比較しつつ、Kubernetesを前提としたクラウドネイティブのやり方が分かりやすく紹介されています。 その内容をダイジェストで紹介しましょう。本記事は前編と後編に分かれています。いまお読みの記事は

2017年にもうコンテナの未来・一つのカタチはもう確定したと言え、今更感があるものの、改めてDockerとコンテナについて。 今更こんなことを書くのは、情報が溢れてくる今こそ、正しく理解し、正しい順序で学習することが重要だと切に思うから。 内容についてのお断り How Toはかきません あくまでも2018年時点の私見 目新しい情報はない、2016年頃に書けたレベルDockerをこう使えとか、こうするのがいいとかの話ではなく、コンテナとDockerに関して大きな視点で現時点で私の考えを書きます。また、私自身はかなりのコンテナ推進派です。Dockerをよくわかっている人には意味のない記事となります。 コンテナ(Docker)のメリット 何故コンテナがいいのか、コンテナをある程度の学習コストを払ってでもやる理由 コンテナとDocker コンテナ技術はDockerが生まれる前から存在する技術で

2018年4月現在、Redmineの今後の課題について考えてみる。 以下はラフなメモ書き。 【1】Redmine大阪や東京Redmine勉強会にスタッフとして活動してきた中、参加者も大幅に増えて、参加者層も初心者から経験者まで広がり、業種もIT業界だけでなく特に製造業にも広がっている印象を持っている。 たぶん、RedmineはRailsアプリ、そしてチケット管理ツールの中で、日本で最も普及したアプリの一つだろう、と思う。 しかし、技術革新の流れが早い中、Redmineにも課題がチラホラ見えてきたように思う。 僕は、Redmineの直近の課題は、Redmineのシングルページアプリケーション化、Redmineのコンテナ化、Git連携の強化だろうと思う。 【2】1つ目は、RedmineのUIが古臭いと言われる問題意識だ。 たとえば、スマホに慣れていると、Redmineのように画面更新のたびにリ

「Jenkins X」発表。Git/Docker/Kubernetesに特化したことでCI/CD環境の構築運用を自動化 ソフトウェアの開発プロセスにおいて、「Jenkins」はビルドやテスト、デプロイなどを自動化してくれるツールとしてよく知られています。 そのJenkinsの派生プロジェクトとして、「Jenkins X」が発表されました。Jenkins Xは、Git、Docker、Kubernetesの環境を前提とすることで、Jenkinsの設定、運用などを大幅に自動化し、より簡単な導入と運用を実現するものです。 Jenkins Xは、Git/Docker/Kubernetes環境に特化 オリジナルのJenkinsは汎用的なビルドやテストの自動化ツールとして、さまざまな環境やツールと連係できるように作られています。そのため柔軟なコンフィグレーションが可能になっていますが、一方でそれが導入や


Herokuを任意のAmazonVPCに展開できる「Heroku Private Spaces」パブリックベータ公開。ついに東京リージョンのAmazonVPCでもHerokuが利用可能にHerokuを任意のAmazonVPCに展開できる「Heroku Private Spaces」がパブリックベータとして公開されました。 もちろん、Amazonクラウドの東京リージョンにも展開可能です。国内データセンターでついにHerokuの環境が実現することになります。Heroku Private Spacesは、これまでHeroku内部でマルチテナントとして提供されていた環境を、顧客ごとに分離されたプライベートクラウドに展開可能にしたもの。これまで以上に顧客ごとに分離された環境を実現できるため、より高いレベルでのセキュリティコントロールが実現されます。 「今後のロードマップでは、社内のイントラ

Important update We've recently made some big updates to our support forDocker and the feature described in thisblog post has been deprecated. Learn more in the container registry and runtime dev center documentation. WhenHeroku launched the Cedar container stack 4 years ago, we became one of the first companies to useLinux Containers (LXC) tocreate a secure, performant andscalable cloud pla

アプリケーションエンジニアの id:nobuoka です。 現在は 「少年ジャンプルーキー」 の開発に携わっています。 面白い漫画作品が数多く集まっておりますので、是非ご覧ください! さて、去る 1 月 11 日に 「Jenkins ユーザ・カンファレンス 2015 東京」 が開催されました。はてなからも 「はてなにおける継続的デプロイメントの現状とDocker の導入」 というタイトルでセッション発表を行いました。 ここに発表資料を公開します。 発表資料はてなにおける継続的デプロイメントの現状とDocker の導入 from Yu Nobuoka 概要 内容としては次の 3 点です。はてな全体のサービス開発と Jenkins についての概要 「少年ジャンプルーキー」 の開発プロセスと Jenkins の活用 開発中の機能を確認するための web アプリケーションをDocker
こんにちは!@at_grandpa です。 社内勉強会でdockerについて話す機会がありました。 以下に、勉強会で使用したスライドを載せます。 「dockerって聞いたことあるけどなんなんだ?」という人向けに作りました。 (自分もその立ち位置だったので) はじめてのdocker from at_grandpa 内容としては以下になります。 現在のサーバー運用が抱える問題 ( p.9 )dockerを支える技術 ( p.56 ) AUFSLXC 実際にdockerを使う流れ ( p.85 ) pingとvimをインストールしてみるdockerのその他の機能 ( p.113 ) AUFSやLXCについては、以下のサイトが個人的にわかりやすかったです。Dockerが利用しているAUFSとLXC スライド内で使用したURLはこちらです。Docker:Linuxコンテナを使ってアプリ
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