PowerShellに関しては、2021年に1回まとめたのだが、あれから3年も経過したので最新情報も含めて、簡単に解説したい。なお、それぞれのこれまでの経緯などは、過去記事に記載しているので参考にしてほしい。 ●あらためて「PowerShell」の現状と登場後の経緯を整理する https://ascii.jp/elem/000/004/052/4052789/ 結論から言えば、PowerShellには、Windowsに同梱されている「Windows PowerShell」と、ユーザーがインストールする必要がある「PowerShell」がある。コマンドラインを使う頻度が高いようならば、最新のPowerShellをインストール、そうでなければWindows PowerShellで十分である。 PowerShellのインストーラーなどに表示される奇妙な人物イラストを見たことがある人もいるだろう。

マイクロソフト、「.NET 7」にDockerコンテナイメージ生成機能を搭載、Dockerファイル不要に これまで.NETアプリケーションをDockerコンテナ化するには、Dockerコンテナイメージの生成に必要なファイルを記述したDockerファイルを作成し、ビルドツールを用いて生成する必要がありました。 新たに.NET 7で搭載されるDockerコンテナイメージの生成機能ではDockerファイルの作成などは不要で、標準のdotnetコマンドを実行することで簡単にDockerコンテナイメージが生成されるようになります。Linux版のDockerイメージ生成に対応、今後Windows版の開発も進める 下記はマイクロソフトが紹介した、.NET 7を用いてDockerコンテナイメージを生成し、実行するまでのコマンドのサンプルです(一部横幅が足りなくて改行されているコマンドがあります)。これだ

Xamarinのサポートは2024年5月1日で終了。マイクロソフトが.NET MAUI関連のロードマップを示す マイクロソフトは8月9日にオンラインイベント「.NET Conf Focus on MAUI」を開催し、.NET MAUIが今後.NETのメジャーバージョンアップと同時にバージョンアップしていくこと、そしてXamarinのサポートが2024年5月1日で終了することなど、今後のロードマップを示しました。 今後の.NET MAUIは.NETとともにリリース .NET MAUIはシングルコードベースでWindows、macOS、iOS、Androidのユーザーインターフェイスを構築できるフレームワークです。今年の5月にバージョン1.0となり正式リリースされました。 参考:.NET MAUIがバージョン1.0に到達。C#/.NETのシングルコードベースでWin/Mac/iOS/Andro

Ubuntuが.NET 6/ASP.NETをネイティブサポートすると発表。最適化されたコンテナイメージをCanonicalが配布開始 マイクロソフトとCanonicalは、Linuxの代表的なディストリビューションの1つであるUbuntuが.NET 6をネイティブにサポートすると発表しました(マイクロソフトの発表、Canonicalの発表)。 Canonicalはパッケージマネージャやシェルなどを省いて徹底的にスリム化し、.NET 6とASP.NETランタイムに最適化したUbuntu 22.04 LTSのコンテナイメージの配布を開始します。またUbuntu 22.04 LTSのホストOSでは「apt install dotnet6」コマンド一発で.NET 6のインストールが可能になります。 @Microsoft and Canonical announce native .NET avai

前々回に「.NET」の話をしたので(「あらためて「.NET」について整理する」)、ついでと言ってはなんだが、今回はPowerShellについても経緯と現状をまとめてみることにする。 2005年9月に米国で開催されたMicrosoftの開発者向けイベントProfessional Developers Conferenceで発表されたMonad。これが後にPowerShellと呼ばれるようになる。当時は、スクリプト言語として開発が進んでいた 例によって、また用語の話からで恐縮だが、「PowerShell」には「Windows PowerShell」と「PowerShell Core」があり、「PowerShell Core」は、Ver.7.0から「PowerShell 7」という名称が正式になった。 基本的に「Windows PowerShell」はWindowsに付属している「PowerSh

そのときの文脈から何を指すか判断する必要がある 「.NET」という言葉 前回Project Reunionの話をしたので(「UWPとデスクトップアプリの統合を試みる「Project Reunion」のプレビュー版が登場する」)、ここであらためて「.NET」についてまとめておきたい。 .NET Coreのマスコット「dotnet bot」。ちょっと「かわいさ」が足りない感じだが、githubの登録ユーザーでコードをコミットしている(https://github.com/dotnet-bot より引用)Windows関係で「.NETなんとか」という言葉を聞いたことがあるだろう。「.NET」とは、Microsoftが開発・提唱した「アプリケーションの実行環境」である。実行環境とは少し抽象的だが、API(ApplicationProgramming Interface)やライブラリなどと呼ばれ

マイクロソフト「.NET 6」初めてのプレビュー版リリース。Xamarin統合、マルチプラットフォームUI、Blazorでデスクトップアプリ、Apple M1ネイティブなど マイクロソフトはオープンソースで開発されているフレームワーク「.NET」の次バージョン「.NET 6」の最初のプレビュー版「.NET 6 Preview1」をリリースしたと発表しました。 Announcing .NET 6 Preview 1 https://t.co/z0mkcA6c0m — .NET (@dotnet) February 17, 2021 「.NET」は、Windowsアプリケーションのためのフレームワークとして登場した「.NET Framework」と、その後に登場したMacやLinuxに対応するオープンソースの「.NET Core」を統合し、その後継となったフレームワークです。 .NETの最初の

[速報]マイクロソフト「.NET 5」正式リリース。1つのフレームワークでWindows/Mac/Linuxのデスクトップ、サーバアプリ、Webアプリなどが開発可能に マイクロソフトは、アプリケーションフレームワークの最新版となる「.NET 5」正式版のリリースを発表しました。 .NET 5は「.NET Framework」と「.NET Core」フレームワークを統合し、その後継となるオープンソースのフレームワークです。 これにより長いあいだマイクロソフトのもっとも重要かつプロプライエタリなフレームワークだった「.NET Framework」が、その地位を正式にオープンソースの「.NET 5」へ譲ることになります。 Announcing .NET 5.0 https://t.co/dwjJTZA399 — .NET (@dotnet) November 10, 2020 .NET 5はWi
![[速報]マイクロソフト「.NET 5」正式リリース。1つのフレームワークでWindows/Mac/Linuxのデスクトップ、サーバアプリ、Webアプリなどが開発可能に](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f66c1f4bf63743e25586d22057736c177d6a5fa74%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2020%252Fdotnet5ga01.gif&f=jpg&w=240)
.NET FoundationがOpen Source Initiativeへの加盟を発表。オープンソースコミュニティとの関係をより密に .NETフレームワークや関連ソフトウェアの開発をホストしている「.NET Foundation」は、オープンソースを促進する組織「Open Source Initiative」への加盟を発表しました(.Net Foundationの発表、Open Source Initiativeの発表)。 ICYMI - The .NET FoundationJoins the Open Source Initiative's Affiliate Program. We are excited tojoin the OSI to support #OSS andbuild on our commitment to interoperability and dev

マイクロソフトは2月24日、オンラインイベント「Visual Studio forMac: Refresh();」を開催し、Mac版のVisual Studioである「Visual Studio forMac」のロードマップなどを解説しました。 「Visual Studio forMac」はもともとWindows用のVisual Studioの移植ではなく、MacでiOSやAndroidなどのアプリケーションを開発するツール「Xamarin Studio」をベースにした製品です。 そのためIntelliSenseを備えたコードエディタやGit対応、ビルドツールにMSBuildを搭載するなど、Visual Studioの基本的な機能を踏襲してはいましたが、Windows版Visual Studioの機能とは開きがありました。 しかし現在ではVisual Studioと同等のコードエディ

マイクロソフト、「BlazorWebAssembly」正式版を5月にリリース。BlazorでPWAやデスクトップアプリも開発へ マイクロソフトは1月14日(日本時間1月15日未明)にオンラインインベント「.NET Conf Focus onBlazor」を開催、同社が開発中のWebアプリケーションフレームワーク「Blazor」の最新動向と今後について明らかにしました。Blazorは、C#と.NET Coreを用いてWebアプリケーションの開発を可能にするフレームワークです。JavaScriptを用いず、C#によるプログラミングでSPA(Single Page Application)のWebアプリケーションを開発できるため、.NETの知識や経験をWebアプリケーションに活かせると同時に、Visual StudioなどC#に対応した豊富な開発ツールによる開発生産性の向上を期待できるとい

マイクロソフトはオープンソースで開発している.NETフレームワークの最新版「.NET Core 3.0」正式版のリリースを、オンラインイベント「.NET Conf 2019」で発表しました。 マイクロソフトが提供するおもなフレームワークには、Windows向けの「.NET Framework」、当初はおもにサーバアプリケーション向けとして登場したオープンソースの「.NET Core」、そしてモバイル向けの「Xamarin」の3つに大別できます。 今回リリースされた「.NET Core 3.0」では、これまで可能だったLinuxやWindows Serverのサーバーアプリケーションの開発に加えて、Windowsデスクトップアプリケーションの開発が可能になったことが最大の特徴です。 以下、.NET Conf 2019で紹介された.NET Core 3.0の特徴を中心に紹介しましょう。 .NE

7月30日を実質的な最終出社日としてMicrosoftを辞めることにしました。と言っても「出社」なんてしていないので*1、業務でXamarinの開発に携わるのはこの日が最後だった、という意味合いです。社員としての最後のcommitはコレになることでしょう。プロジェクトに参加したのが2002年、Novellに入社したのが2003年、それ以来15年間も業務でMono Projectおよび関連プロジェクトの開発に携わっていたことになりますが、それにひと区切りを付けたということになります。長いですね。Microsoftでの2年と1ヶ月など自分の経歴ではオマケでしかないですし、Xamarinの開発ですら2011年からの7年間なので、それでもこの仕事の半分以下ということになります。 何で辞めるの? いろいろありますが、今日はクリーンでポジティブな話だけを取り上げて書きたいところですが、「Micros

ちょっと前に .NET Core のバージョンがよくわからないという話題がTwitter で上がりました。 何のVersionを表示しているのか?有識者に聞かないと良くわからん。 pic.twitter.com/1gqVqpASxP— Takekazu Omi (@takekazuomi) 2017年3月8日 @shibayan 全然わかんない。 https://t.co/d9eSBBieMV からダウンロードできるやつ、インストーラー的には 1.1.1 になってるけど実行してみたら 1.0.1 って表示されるし。dotnet --versionしても 1.0.1 だし…— ++C++; // 管理人: 岩永 (@ufcpp) 2017年3月13日 おーみさんとにぃにが分からないのなら、みんなわからないのではという感があるのと、自分も正直よくわからなかったので理解を兼ねて調べました。バー

[速報]Googleが.NET Foundationに加盟、.NETプラットフォームの方向性に関与へ。Connect();//2016 マイクロソフトがニューヨークで開催中のイベント「Connect();//2016」において、Googleが.NET Foundationに加盟することが発表されました。 .NET Foundation welcomesGoogle, congratulates Samsung https://t.co/vpom8kh3E3 #MSFTConnect pic.twitter.com/HXLgn0m67E —Microsoft News (@MSFTnews) 2016年11月16日 .NET Foundationは2014年4月に設立された団体です。当時マイクロソフトは.NET関連ソフトウェアのオープンソース化を急速に進めているところで、.NET Fou
![[速報]Googleが.NET Foundationに加盟、.NETプラットフォームの方向性に関与へ。Connect();//2016](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f8fdb6c56c9767cfcbc4696e73b1d76bcc1a35afe%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttp%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2016%252Fconnect201614.gif&f=jpg&w=240)
This browser is no longer supported. Upgrade toMicrosoft Edge to take advantage of the latest features,security updates, andtechnical support. Connect(); 2016 Volume 31 Number 12 [Visual Studio Development] Introducing Visual Studio forMac By Mikayla Hutchinson; 2016 At Connect(); in November,Microsoft is launching a preview of Visual Studio forMac. This is an exciting development, evolving

マイクロソフトの開発環境の中心的な存在といえる.NETには、大きく分けて3種類の.NETがあります。 1つ目はWindowsに対応し、.NETの全機能を備える.NET Framework。2つ目は.NET Frameworkのサブセットであり、Windows、Linux、OS Xに対応したサーバサイドアプリケーション向けの.NET Core。3つ目は主にiOSやAndroidなどのモバイルアプリケーション開発に用いられるXamarinです。 この3つを図にすると、次のようになります。 つまり.NETは共通のC#言語やコンパイラ、ランタイムを持ちながらも、複数の実装が存在しているわけです。 .NETはオープンソースで開発されていることもあり、今後さらに特定のデバイス用の.NETや特定の用途向け.NETなどのフォークが登場してくる可能性があります。こうした状況が将来的に.NETの分断につながら

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