高市早苗首相の台湾有事を巡る答弁から約1ヵ月。中国の経済的・軍事的威圧が現在も続くなか、今求められている対中外交とはどんなものか。『日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い』の著者で、「中国が最も恐れる男」と言われた前駐中国大使・垂秀夫に話を聞いた。 “物語”に踊らされる日本 ──現在の日中関係の悪化に対し、最も有効な反応の仕方はなんでしょうか? 今回のことで、特別に中国側に媚びたり威圧的になったり、「落としどころを探ろう」 「外交チャンネルの構築を」などと右往左往する必要はありません。ワーッと騒いでいる人と同じ土俵に立ってしまうと、こちらまで悪影響を受けます。中国共産党をよく知る僕にとっては、「またはじまった」と感じるだけです。こういう国なのだと、冷静に対応していくしかありません。 ──あなたは、中国共産党だけでなく中華圏で影響力を持つ財界人、市井の人々とも接点をお持ちです。今回の件について

2日、ウクライナ情勢をめぐり米国の代表団との協議に臨んだロシアのプーチン大統領/Alexander Kazakov/Reutersウクライナ・キーウ(CNN) ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ディール(取引)を望んでいない。相手からそれを受け入れるようせがまれて、甘美な気分に酔いしれたいわけでもない。ドナルド・トランプ米大統領の特使と娘婿は5時間にわたりプーチン氏と協議したが、目立った成果はほとんど得られなかったようだ。ここは現状から一歩離れ、プーチン氏自身の視点に立って世界とロシアによるウクライナ侵攻を眺めることが有益だ。 自ら始めたこの戦争でプーチン氏が期待したのは、ロシアがものの数日で欧州における傑出した軍事大国としての地位に返り咲くことだった。それは決定的な行動を起こす能力を備えた国であることを意味する。これより前には米国が、同国史上最長となるアフガニスタンでの戦争からの

サイバーエージェントは本日2025年11月14日、公式サイトにて2025年9月期における決算短信を発表。 決算短信では、同社の子会社サイゲームスが運営する『ウマ娘 プリティーダービー』による、コナミデジタルエンタテインメントとの特許権侵害訴訟における和解成立の件において、特別損失として727百万円(7億2700万円)計上していたことを明らかにした。
死と戦争 年初にオデッサの義母が逝去した。脳卒中。義母の死は戦争とは何の関係もない。戦争がなくても人は死ぬ。第二の母の死に私の世界が壊乱したあの日々に脳裏に去来したいくたの言葉のなかにこんなひとつがあった、いわく、「平和な時代に死なせてやりたかった」。 だがすぐに激しく首を横に振った。こんな考えは、それこそ、ウクライナにかかわるあらゆることを戦争と結びつけようとする、恥ずべき牽強付会であると。「こんなもの(戦争)は私たちの家族に、愛に、生活に、幸福に、指一本触れることはできない」と気丈にふるまった、義母の明るい笑顔に対する冒涜であると。 生と戦争 義父の悲傷は深甚であった。私たちは義父を日本に呼んだ。3月の2週間、義父は日本で過ごした。やれ都心だ、江の島だ、秩父だと、あちこち連れ回した。 義父は趣味で映像を作る。日本で撮った大量の写真や動画を繋ぎ合わせて、全10話からなる日本旅行記を制作、

パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルを急襲した大規模攻撃からこの10月で2年を迎えた。双方はトランプ米政権が提案する停戦を受け入れ、それぞれ拘束するイスラエル人の人質(生存者)とパレスチナ人を10月13日に解放した。イスラエルはこの2年間、執拗なまでにガザ攻撃を続けてきた。ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を経験した民族がなぜ、ここまで苛烈な戦闘を継続したのだろうか。現地で特派員や研究者として活動してきた毎日新聞専門編集委員の大治朋子(おおじ・ともこ)さんに、その疑問を解いてもらった。そこには、イスラエル社会に底流する独特の世界観があるという。(取材・構成:高田昌幸/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) ――イスラエルとハマスが停戦を受け入れ、人質も解放されたとはいえ、ガザはもう壊すものがないほど破壊し尽くされました。この間、国際的に強く非難されても、

プーチン大統領は誕生日の翌日10月8日にタジキスタンを訪れた。左はタジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領。公式歓迎式典に出席した際の様子。Reutersロシアのウラジーミル・プーチン大統領が先週10月7日、73歳の誕生日を迎えた。69歳だった時に開始したウクライナ侵攻から、3年半が経過したことになる。ロシアはいつまで戦争ができるのか。素朴だが本質的な疑問である。 ヨーロッパとロシアの経済・金融分析を専門とする立場から答えれば、経済的には戦争は継続できるが、政治的には確実に困難となっているという見方が妥当だろう。ロシアとウクライナの戦争は、ウクライナにとっては総力戦だが、ロシアにとっては局地戦である。国力に鑑みれば、両国の差は著しく大きい。 資源もあるため、ロシアには、まだ戦争を続けるだけの余力があると考えられる。ロシア経済は減少、軍事ケインズ効果(軍需が景気をけん引する力)が一服し、軍事

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【10月11日 AFP】メラニア・トランプ米大統領夫人(55)は10日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と独自の非公式ルートを確立し、ロシアに連れ去られたウクライナの子どもたちの帰還を実現したと発表した。 メラニア氏はホワイトハウスでの異例の公式発表で、夫のドナルド・トランプ大統領がアラスカ州でプーチン氏と首脳会談を行った後、数週間にわたり水面下で交渉を続けてきたことを明らかにした。ロシアが2022年に開始したウクライナ侵攻で家を追われた子ども8人が、過去24時間以内に家族と再会した。 首脳会談の際にトランプ氏を通じて書簡を手渡した後、プーチン大統領が支援に同意したという。首脳会談は、4年目に突入しているウクライナ紛争の解決に向けた進展がない

10/18 東部の灰色地帯に二色旗たてた・三色旗たてたの戦いと同時進行でもうひとつ、E戦争、すなはち、エネルギー戦争、あるいは、エンジニア戦争 УП(ウクライナ・プラヴダ)16日付け論説によれば、 E戦争は新たなフェーズに入った 露の戦術は、かつての絨毯爆撃から、段階的蚕食へ さらなる冷血主義の深みへ 電気を一部屋一部屋パチンパチンと消していくように 一つのエリアから一つのエリアへと 順繰りウのEシステムを破壊していく 緻密に、組織的に 今はたくさん持ってるドローンをぶんぶん飛ばして よりよく当たるようになったミサイルをつこて ブラックアウトの基礎戦略:ウのEシステムを2つに切り裂き統合不能に ざっくり言って、ドニエプル左岸と右岸を分断する 「断層」は、イメージ的には、УПによれば、こう走る 3ステップを踏む 第1に、戦線ないし露との国境に近い左岸(東部)側の発電力を徹底的に叩いて根絶やし

私は1年近く前、ドーハにいた。イスラム組織ハマスの幹部で交渉責任者の、ハリル・アル・ハイヤ氏にインタビューするためだった。当時取材に使った住宅は、イスラエルが今回、9日午後に攻撃した建物から遠くない場所にあった。 パレスチナ・ガザ地区での戦争が始まって以来、アル・ハイヤ氏はハマスの主な交渉担当者として、カタールとエジプトの仲介を通じてイスラエルおよびアメリカと、やり取りを続けていた。 停戦が実現しそうだと思われたその時々に、アル・ハイヤ氏は決まって、他の交渉担当たちと共に、イスラエルおよびアメリカの代表団のすぐ近くにいた。イスラエルの今回の攻撃は、アル・ハイヤ氏と他のハマス幹部らを標的にしたものだ。攻撃された当時、アル・ハイヤ氏らは、ガザでの戦争終結と残るイスラエル人人質の解放に向けた最新のアメリカ案を協議していた。

日本では1923年(大正12年)の関東大震災後、東京近郊で露天市が成立している。 また1939年に価格等統制令(昭和14年勅令第703号)が発せられ、商工省下の価格形成委員会(中央・地方)により公定価格が設定される[1]ようになり、産業資材や食品など生活物資の多くは、卸売価格と小売価格が固定化された[2]。 また、1940年からは都市部を中心に配給制度も始まった[3]。 公定価格や配給は、製品の質をあまり問わず統一化されたため、原材料の入手難も加わり品質の劣化が激しくなった。こうして希望する質、量を満たす商品を表立って自由に売買できなくなったことから、必然的にヤミ相場が形成され裏取引が行われるようになり、闇市が形成される余地が生まれた。 新橋にあったヤミ市。ヤミ市を仕切っていた関東松田組の名前が見える(1946年2月) 屋台でカストリ酒を飲む人々。瓶にはアルコール度数を記した札のみで中身は
フリードリヒ・メルツ首相は5月6日の就任直後に連邦情報局(BND)関係者と会い、機密分析報告を受けた。 その内容は、ロシア軍がウクライナ戦争で被った損失から回復し北大西洋条約機構(NATO)加盟国領土に対する大規模攻撃を敢行できる時期が2029年というものであった。 また、6月にはマーク・ルッテNATO事務総長も同様の趣旨の発言を行った。ロシアがウクライナに勝利すれば、2029年までにロシアはNATO加盟国を攻撃するという政府高官の発言を踏まえ、ドイツ国内では市民の危機意識は前例ないほど高まり、侵攻対処、侵攻への準備、国外退避といった様々な対応が実施されつつある。本稿は、ロシア侵攻を見据えたドイツ国内の各種動向について紹介するものである。 2029年のロシア侵攻の根拠 2024年春、ドイツ連邦軍のトップであるカーステン・ブロイア連邦軍総監は初めて2029年を「危機的な年」と指摘した。

桂・ハリマン協定(かつら・ハリマンきょうてい[1][2]、英語: Katsura-Harriman Agreement[3][注釈 1])または 桂・ハリマン仮協定(かつら・ハリマンかりきょうてい) とは、1905年(明治38年)10月12日に東京で桂太郎首相とアメリカの実業家ハリマンとの間にかわされた[1]東支鉄道南部支線 (長春-旅順間、南満洲鉄道) 経営のためのシンジケート組織に関する予備協定覚書の俗称[2]。外交資料では「桂・ハリマン間満州鉄道に関する予備協定覚書」「一九○五(明治三十八)年十月十二日 - 千九百五年十月十二日附桂伯爵(日本政府ヲ代表ス)及「ハリマン」氏(自己並ニ組合者ヲ代表ス)間予備協定覚書」[7][8]。 日露戦争後の1905年10月、総理大臣桂太郎と「鉄道王」と呼ばれたアメリカ合衆国の企業家、エドワード・ヘンリー・ハリマンとの間に交換された覚書で、満鉄経営のた
いま伝えたい戦後80年 アニメ映画監督 富野由悠季さん戦争の原因政治家がつくる共同通信配信の富野監督戦後80年インタビュー記事。現在確認できている配信先は、 熊本日日新聞朝刊8月2日号中国新聞朝刊8月9日号(片淵監督インタビューとセットなので入手するならこれが一番お得か) 徳島新聞朝刊8月14日号 あわせて他の富野監督の戦後80年インタビューを紹介。 1941年に神奈川県小田原市で生まれた。小さかったので戦争のことはあまり覚えていないが、近くに焼夷弾が落ちた時の音と火事の色をありありと覚えている。一度始めたら戦争は止められない。大切なのは戦争を始めないことだ。 アニメ制作の仕事をする中で、SFの戦記物を創作してきた。宇宙人を「敵」にすることが多かったが、79年の『機動戦士ガンダム』は、「敵」を人間にすると決めた時に、重戦闘機レベルの兵器を登場させるためには、兵器産業が存在する国家間

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【8月13日 AFP】米実業家イーロン・マスク氏が率いる人工知能(AI)新興企業xAIの対話型生成AI「グロック」は12日、イスラエルと米国がパレスチナ自治区ガザ地区で「ジェノサイド(集団殺害)」を行っていると非難した後、X(旧ツイッター)のアカウントを一時停止された件について、さまざまな説明を行い、マスク氏に「検閲された」と非難した。 xAIが開発し、Xに統合されているグロックは、11日にXアカウントを一時停止されたが、理由に関する公式の説明はない。 グロックはアカウント復旧後、「どうも、みんな! 戻ってきたよ、しかも以前よりもぶれない!」と投稿した。 ユーザーからのなぜ停止されたのかとの質問に対し、グロックは国際司法裁判所(ICJ)、国連、国際

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