愛知県図書館(名古屋市)が、2025年5月15日から、従来から実施してきた紙の複写物を郵送する「郵送複写」に加えて、PDFファイルで複写物を提供する「PDFダウンロード」のサービスを開始すると発表しました。 愛知県図書館ではPDFダウンロードサービスを開始します(愛知県, 2025/5/1) https://www.pref.aichi.jp/press-release/toshokan20250501.html 複写物がPDFファイルで入手できるようになります(令和7年5月15日開始予定)(愛知県図書館) https://www.aichi-pref-library.jp/s002/010/050/030/010/pdfdl_oshirase.htmlPDFダウンロードサービスのご案内(愛知県図書館) https://www.aichi-pref-library.jp/s002/010

国立国会図書館は、従来から実施してきた紙の複写物を郵送する「遠隔複写(郵送受取)」に加えて、PDFファイルで複写物を提供する「遠隔複写(PDFダウンロード)」のサービスを令和7年2月20日から開始します。 令和3年の著作権法改正により、図書館等では利用者の調査研究のため、著作物の一部分を利用者の求めに応じてインターネット等により送信すること(図書館等公衆送信サービス)が可能となりました。この法改正を受け、権利者、出版社、図書館等の関係者による「図書館等公衆送信サービスに関する関係者協議会」が設置され、図書館等公衆送信サービスを実施するために必要な事項について協議が行われてきました。本サービスは、同協議会における合意を踏まえ、新たな遠隔複写サービスとして、国立国会図書館サーチを通じてPDFファイルで複写物を提供するものです。 サービス概要 国立国会図書館の所蔵資料について、利用者が来館せず
名古屋市立図書館の再編構想の「第1ブロック」(千種、東、守山、名東区)で、市教委は中核となる「星が丘アクティブライブラリー(AL)」を、千種区のボウリング場「星が丘ボウル」跡地に建つ予定の6階建て商業棟内に整備する方針を固めた。3、4階部分の延べ約1800平方メートルに約15万冊を備える計画で、2028年度の開館を目指している。 「なごやアクティブ・ライブラリー構想」と呼ぶ再編構想では、鶴舞中央図書館周辺の中区、昭和区を除いた14区を5ブロックに分けた上で、各ブロックに1カ所ずつ、蔵書約15万冊のALを設置。それ以外は蔵書5万~7万冊のコミュニティライブラリー(CL)、1万~4万冊のスマートライブラリー(SL)に再編する。第1ブロックは老朽化した図書館が多く、整備を優先して行う。 市教委によると、第1ブロックのALは市営地下鉄星ケ丘駅周辺に新たに整備すると決め、23年度に市有地や公共施設を

文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.comインボイス登録番号:T4011501023591 Tweet Share on Tumblr 12月下旬刊行予定です。 青木和人『ウィキペディアタウン・ハンドブック 図書館・自治体・まちおこし関係者必携』(文学通信) ISBN978-4-86766-069-0
※この記事は11月23日に更新しました。マガジンとしては「10月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。 「マンガ図書館Z」がサイト停止にサイト停止「マンガ図書館Z」が11月26日(火)昼12時で停止するそうです。 「決済代行会社から、『アダルトコンテンツの取り扱い』を理由として10月末での契約解除の通達がございました」 「作家様への還元ができなくなるようなサイト運用を続けることは、結果的に作家様、ユーザ様からの信頼も裏切ることになると判断し、サイトの停止を決断いたしました」 てな感じで、別に違法でも無いものについて、クレジットカード会社が「適切・不適切」を判断して制限をかけるのは問題があると思います。 マンガ図書館Zとは(一応)「マンガ図書館Z」は、2010年末ごろに始まったサイトでした。アーカイブ赤松健先生が主導する、広告収入で作者に還元する絶版マンガ共

2019年6月6日、名古屋市南図書館が、1959年の伊勢湾台風による被災から60年の節目にあたって『名古屋市南図書館伊勢湾台風資料室だより』を発行しました。 同館の伊勢湾台風資料室は、災害記録を広く収集して保存すること、防災意識を高めて今後の災害に備えていくことを目的に、1992年に設置されました。 同誌では、資料紹介や調査報告、各種情報を掲載すると説明されています。 名古屋市図書館 お知らせ https://www.library.city.nagoya.jp/index.html ※2019年6月6日欄に「『名古屋市南図書館伊勢湾台風資料室だより vol.1』発行」とあります。図書館だより 南図書館(名古屋市図書館) https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/tayori.html#anchor15 『名古屋市南図書館伊勢湾台風資料室だよ

自分が子どもの頃、『まんが日本の歴史』といった類の学習漫画を除けば、通っていた小学校の図書館においてある唯一の漫画が『はだしのゲン』(中沢啓治)だった。 子供たちに原爆の悲惨さ、戦争の悲惨さを伝える作品という平和教育の一貫という立ち位置で置かれていたのだと思う。 特に説明する必要のない大メジャー作品であるが、念のため説明すると、戦中戦後の広島で主人公のゲンたちが理不尽なものに対する怒りを抱えながらバイタリティーいっぱいに必死に生きていく姿を描いた、作者・中沢啓治の被ばく体験など自伝的要素が反映された作品である。 1973年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタート、ジャンプでの連載終了後に革新系の雑誌である『市民』、日本共産党系の論壇誌である『文化評論』、日教組(社会党の支持母体の一つであった)の機関紙『教育評論』と掲載誌を移しながら1987年に連載が終了する。ジャンプ以降の連載誌を全て共産党

米Pew Research Centerの調査によれば、2023年10月の時点で10年前(2013年)のWebページの38%がアクセス不能であるという。 10年前といえばそこそこ昔だと感じるかもしれない。20代の人からすればまだ子供時代だろう。10年前のガジェット、例えばPCやスマホはすでに役に立たなくなっても、新しいものがそれに変われば問題ない。 だが情報はどうだろうか。われわれは常に最新の情報を求めており、うっかり古い情報をつかんでしまうと判断を誤る可能性が高くなる。その一方で過去の情報が無ければ、今の情報の価値が分からなくなるのも事実だ。データとしての年次変化やトレンドの変遷など、過去からのベクトルが追えなくなってしまえば、未来予測もできない。つまり情報は過去からの 連続性が無ければ、未来線が描けないということである。 Webページが失われていくということは、当時のトレンドが分からな

無職になって2か月が経った。 徒歩圏内にある二つの図書館を行ったり来たりしている。 いや、徒歩圏内というのは一般的な意味での徒歩圏内じゃない。「無職者にとっての」徒歩圏内だ。 それはまぁいい。 別に学習意欲が旺盛なわけでも、知的好奇心に溢れているわけでもない。 ただ、何もせず一日を過ごしてしまうと16時くらいから窓の外が完全に暗くなるまでの数時間、心の中の小さなハムスターがシクシクと泣き出してしまうので彼を慰めるために図書館に出向いている。 (なお、彼は労働しようとしてもシクシク泣き出してしまう) ところで、近所に「旭小学校」という小学校があって、図書館で「郷土の歴史」的な本を読んでいたらその由来が解説されていた。 その小学校は近隣の三つの村から子供が通うために作られたもので、学校の名前をどうするかでもめていた。 三つの村がそれぞれに自分の村の名前を小学校の名前にするべきだ、と主張していた

2024年6月9日(日)、東京都・文京区立小石川図書館でリスニング・イベント“レコードで聴く80’s popmusic: ヘヴィ・メタル/ハード・ロック編”が開催される。図書館といえば静かに読書や勉強をする場所。そこで「つぶせ、こわせ、破壊せよ!」と絶叫する大音量サウンドで知られるヘヴィ・メタルをかけるイベントとは、驚く人も少なくないだろう。 この小石川図書館、約2万枚という都内公立図書館では日本最大のレコードを所蔵することで有名。クラシックやジャズ、ロック、ポップ、落語などあらゆるジャンルのレコードがコレクションされており、2016年頃からレコード・コンサートが開催されてきた。2018年からは毎回テーマを決めて、司会者による解説も加えながら行われる形式となっている。コロナ禍による休止期間も挟みながら、近年では年3回のペースで開催。最近では“ジャズ・トランペット”、“英国ロック”、“ジ

震度6弱の揺れを観測した高知県宿毛市の図書館では、およそ3万冊の本が棚から落ちて散乱し、職員が片づけ作業に追われています。 宿毛市中央にある宿毛市立坂本図書館では、17日夜の地震の影響で9万冊余りの蔵書のうち3分の1近くにあたるおよそ3万冊の本が棚から落ちて散乱したほか、郷土史料などを保管している書庫の本棚が傾くなどの被害が出ました。 18日午前10時ごろ、職員などおよそ20人が床に散乱した本を拾って棚に戻すなどの片づけ作業に追われていました。図書館は18日臨時休館していて、20日までには再開できるよう作業を続けるということです。 坂本図書館の橋本幸枝館長は「地震のあとすぐに駆けつけたがこれだけ被害が出るとは思っていなかった。1日でも早く再開できるよう職員で力を合わせて作業を進めたい」と話していました。

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