www.theatlantic.comロシアの物理学者ロアルド・サグデエフがキャリアをスタートさせた1955年当時、ソビエト連邦の科学は頂点に近づいていた。それから間もなく、ソビエトは衛星や人間を世界で初めて軌道に打ち上げることに成功して世界を驚かせた。しかし、当時既にサグデエフはソビエトの科学の腐敗に気づいていた。 そもそも危険はソビエト連邦の誕生時から存在していた。1917年に権力を掌握したボリシェヴィキは、科学者を労働収容所に送りたがったし、ヨシフ・スターリンが権力を掌握すると、資金を提供する研究は彼のイデオロギーに合致することを要求された。1973年、サグデエフがソビエト宇宙研究研究所の所長に任命された頃、ソビエトは宇宙進出のリーダーシップをNASA に譲り渡しており、研究所は資金不足に陥っていた。 1985年、サグデエフに運が向いたかに見えた。ミハイル・ゴルバチョフが54歳で
10月5日、台湾侵攻を狙う中国が、台湾と世界の通信を遮断するためインターネット用海底ケーブルの切断に動くとすれば、通信回線維持の上で重要になるのは、低軌道人工衛星だろう。写真は2022年3月、打ち上げがキャンセルされ、発射台から撤去される英ワンウェブの衛星を搭載したソユーズロケット。カザフスタン・バイコヌール宇宙基地で撮影。ロシア国営宇宙企業ロスコスモス提供(2023年 ロイター) [ロンドン 5日 ロイター] -台湾侵攻を狙う中国が、台湾と世界の通信を遮断するためインターネット用海底ケーブルの切断に動くとすれば、通信回線維持の上で重要になるのは、低軌道人工衛星だろう。 今年6月には台湾デジタル担当相のオードリー・タン氏が欧州を訪れ、人工衛星通信サービスを手がける英ワンウェブと会談した。ワンウェブは、既に幾つもの政府や民間顧客に衛星通信サービスを提供している実業家イーロン・マスク氏率い

小泉悠(@OKB1917) 背景 ウクライナ侵略が始まってから9ヶ月で、ロシア軍は戦車1465両、歩兵戦闘車1682両、装甲兵員輸送車259両、その他の装甲戦闘車両695両にも及ぶ膨大な装備品を喪失したと見られている(1)。開戦前の時点でロシア軍が保有していた装甲戦闘車両は戦車3417両、歩兵戦闘車4293両、装甲兵員輸送車7452両であり(2)、特に戦車の損害が極めて大きい。この結果、ロシア軍はウクライナにおける軍事作戦を継続するために予備保管されている旧式兵器を現役復帰させざるを得なくなっている。2022年10月に報じられたところによると、ロシアは旧式化したT-62M戦車など800両を急遽近代化改修して実戦投入する計画である(3)。 では、ロシアの予備兵器はこれまでにどの程度が現役復帰しているのだろうか。また、今後も膨大な損害に耐えて戦争を継続する能力はどの程度残されているのだろうか。

ロシアが近々、インターネットを完全に遮断するというニュースがありました。そんなこと本当に可能なんでしょうか。 結論から言うと、理屈上は可能です。が、条件付きで抜け穴は作れます。 インターネットが相互に通信できている核となっている技術は、ルートDNSサーバの存在と、経路広報の仕組みです。 ルートDNSは世界に13個ぐらいしかない、最大の権威を持つDNSサーバで、事実上すべてのドメイン名の解決の「根っこ」になっています。近隣の権威サーバでたいていは事足りますが、国をまたぐようなドメイン名の解決ではまれにこのルートDNSが解決の役を果たすことになります。逆に言うと、最後の最後にはルートDNSが大岡裁きをしてくれることがインターネット上の他のDNSサーバの権威を支えているということです。 ではロシアはそのルートDNSへのアクセスまでも遮断してしまって通信は成り立つのか? という疑問については、成り
宇宙におけるある事柄について、とくに強く訴えた宇宙飛行士がいる。 その男の名はジム・ラヴェル。 とある宇宙飛行と、ある映画の大ヒットによって非常に有名になった男である。 この名前が出ると恐らく普通の人間なら「もっと宇宙飛行は安全性を考慮すべきだ!」と思うかもしれない。 しかしラヴェル船長はアポロ13号にて帰還した会見にて最も困難だったことについて触れているが、それはアポロ13号が戻ってくるかどうかよりも彼にとって重要な事柄だった。 これは彼が3度も遭遇した受難の記録であり、彼の自伝を読むと何度もその件について触れている記録。 ではまず、アポロ13号からはすこし時を戻す。 1961年。 公式記録上、人類が初めて空を飛んだ日。 この日を境にして人は地球の外を飛ぶようになる。 米国は自国の遅れから大急ぎで宇宙船を急造して飛ばすが、ハッキリ言えばマーキュリー計画とは核弾頭の代わりに人を核ミサイルに

ロシアの企業「OrbitTechnologies」が高度約350kmの宇宙から地球を見下ろせるホテル「Commercial Space Station」を建設する計画を立てていることが明らかになりました。ホテルは2016年までにオープンする予定とのこと。 Commercial Space Statio n: Russian firm OrbitalTechnologies reveals hotel plans | Mail Online これが宇宙ホテル「Commercial Space Station」のイメージ。定員は7名で客室は4部屋あります。 ホテルは、地球からロシアの宇宙船「ソユーズ」のロケットに乗って2日かかる場所に建設されるとのこと。なお、宿泊費はソユーズによる交通費と5日間の滞在費を合わせて約7600万円となっています。 宇宙は無重力なので、ホテルの利用者は垂直型のベ

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