noteが全く更新できないぐらいに忙しく、精神的にも追い詰められた時期を送っておりましたが、ようやく先日ちょっと楽になり、久しぶりに更新いたします。 今日、読売テレビ「ジグザグ」で、「ヨーロッパは日中の諸問題をどうみているのか」についてコメントさせていただき、OAでは私のコメントが、お話しした内容の1割弱ぐらい(笑)使っていただけたようですので、ちょっともったいなくなって補足しておきます(笑)。 Q1. ヨーロッパは現在の日中関係をどのように見ていますか?今回の日中間のトラブルに関心は持っていますか? →非常に関心を持っています。高市政権はhawkish (タカ派)だという評価はそこそこヨーロッパでは広まっているように感じますが、ヨーロッパ諸国の高市政権に対する評価は今のところ低くありません。今の日本とヨーロッパとのあいだでなにか特別問題があるわけではないことも大きいのではないでしょうか。

2日、ウクライナ情勢をめぐり米国の代表団との協議に臨んだロシアのプーチン大統領/Alexander Kazakov/Reutersウクライナ・キーウ(CNN) ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ディール(取引)を望んでいない。相手からそれを受け入れるようせがまれて、甘美な気分に酔いしれたいわけでもない。ドナルド・トランプ米大統領の特使と娘婿は5時間にわたりプーチン氏と協議したが、目立った成果はほとんど得られなかったようだ。ここは現状から一歩離れ、プーチン氏自身の視点に立って世界とロシアによるウクライナ侵攻を眺めることが有益だ。 自ら始めたこの戦争でプーチン氏が期待したのは、ロシアがものの数日で欧州における傑出した軍事大国としての地位に返り咲くことだった。それは決定的な行動を起こす能力を備えた国であることを意味する。これより前には米国が、同国史上最長となるアフガニスタンでの戦争からの

世界一幸せな国に、厳しい向かい風が吹いている。写真は、フィンランド国会議事堂前で集会を行うヨウホ・ペッカ・パロマーさん(33)。10月30日、フィンランドのヘルシンキで撮影(2025年 ロイター/Tom Little) [ヘルシンキ 25日 ロイター] - 世界一幸せな国に、厳しい向かい風が吹いている。失業してから1000日が過ぎたヨウホ・ペッカ・パロマーさん(33)は、それでもまだ、フィンランドの抱える問題に気持ちまで押しつぶされてはいない。

死と戦争 年初にオデッサの義母が逝去した。脳卒中。義母の死は戦争とは何の関係もない。戦争がなくても人は死ぬ。第二の母の死に私の世界が壊乱したあの日々に脳裏に去来したいくたの言葉のなかにこんなひとつがあった、いわく、「平和な時代に死なせてやりたかった」。 だがすぐに激しく首を横に振った。こんな考えは、それこそ、ウクライナにかかわるあらゆることを戦争と結びつけようとする、恥ずべき牽強付会であると。「こんなもの(戦争)は私たちの家族に、愛に、生活に、幸福に、指一本触れることはできない」と気丈にふるまった、義母の明るい笑顔に対する冒涜であると。 生と戦争 義父の悲傷は深甚であった。私たちは義父を日本に呼んだ。3月の2週間、義父は日本で過ごした。やれ都心だ、江の島だ、秩父だと、あちこち連れ回した。 義父は趣味で映像を作る。日本で撮った大量の写真や動画を繋ぎ合わせて、全10話からなる日本旅行記を制作、

ラブロフ外相は20年以上にわたりロシア外交の顔を務め、ロシアの国連大使を務めた経験も持つ/Ramil Sitdikov/AFP/Getty Images (CNN) ロシアの首都モスクワから届いたニュースは、ニュースとはやや言いがたい内容だった。ラブロフ外相が依然として職にとどまっているというのだ。ロシア大統領府のペスコフ報道官は7日、ロシア外交トップの交代の可能性をめぐるメディアの激しい臆測を抑え込もうと動いた。きっかけは、ラブロフ氏が5日の安全保障会議に姿を見せなかったこと。プーチン大統領は会議の席上、本格的な核実験の可能性に言及していた。 ペスコフ氏は記者団との7日の電話会見で、「こうした報道は事実とまったく異なる」「もちろん、ラブロフ氏は外相として職務を継続している」と述べた。 これがなぜニュースなのかを説明するには、少々の「クレムリノロジー」(ロシアの権力分析)が必要になる。ロ

プーチン大統領は誕生日の翌日10月8日にタジキスタンを訪れた。左はタジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領。公式歓迎式典に出席した際の様子。Reutersロシアのウラジーミル・プーチン大統領が先週10月7日、73歳の誕生日を迎えた。69歳だった時に開始したウクライナ侵攻から、3年半が経過したことになる。ロシアはいつまで戦争ができるのか。素朴だが本質的な疑問である。 ヨーロッパとロシアの経済・金融分析を専門とする立場から答えれば、経済的には戦争は継続できるが、政治的には確実に困難となっているという見方が妥当だろう。ロシアとウクライナの戦争は、ウクライナにとっては総力戦だが、ロシアにとっては局地戦である。国力に鑑みれば、両国の差は著しく大きい。 資源もあるため、ロシアには、まだ戦争を続けるだけの余力があると考えられる。ロシア経済は減少、軍事ケインズ効果(軍需が景気をけん引する力)が一服し、軍事

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【10月11日 AFP】メラニア・トランプ米大統領夫人(55)は10日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と独自の非公式ルートを確立し、ロシアに連れ去られたウクライナの子どもたちの帰還を実現したと発表した。 メラニア氏はホワイトハウスでの異例の公式発表で、夫のドナルド・トランプ大統領がアラスカ州でプーチン氏と首脳会談を行った後、数週間にわたり水面下で交渉を続けてきたことを明らかにした。ロシアが2022年に開始したウクライナ侵攻で家を追われた子ども8人が、過去24時間以内に家族と再会した。 首脳会談の際にトランプ氏を通じて書簡を手渡した後、プーチン大統領が支援に同意したという。首脳会談は、4年目に突入しているウクライナ紛争の解決に向けた進展がない

10/18 東部の灰色地帯に二色旗たてた・三色旗たてたの戦いと同時進行でもうひとつ、E戦争、すなはち、エネルギー戦争、あるいは、エンジニア戦争 УП(ウクライナ・プラヴダ)16日付け論説によれば、 E戦争は新たなフェーズに入った 露の戦術は、かつての絨毯爆撃から、段階的蚕食へ さらなる冷血主義の深みへ 電気を一部屋一部屋パチンパチンと消していくように 一つのエリアから一つのエリアへと 順繰りウのEシステムを破壊していく 緻密に、組織的に 今はたくさん持ってるドローンをぶんぶん飛ばして よりよく当たるようになったミサイルをつこて ブラックアウトの基礎戦略:ウのEシステムを2つに切り裂き統合不能に ざっくり言って、ドニエプル左岸と右岸を分断する 「断層」は、イメージ的には、УПによれば、こう走る 3ステップを踏む 第1に、戦線ないし露との国境に近い左岸(東部)側の発電力を徹底的に叩いて根絶やし

フリードリヒ・メルツ首相は5月6日の就任直後に連邦情報局(BND)関係者と会い、機密分析報告を受けた。 その内容は、ロシア軍がウクライナ戦争で被った損失から回復し北大西洋条約機構(NATO)加盟国領土に対する大規模攻撃を敢行できる時期が2029年というものであった。 また、6月にはマーク・ルッテNATO事務総長も同様の趣旨の発言を行った。ロシアがウクライナに勝利すれば、2029年までにロシアはNATO加盟国を攻撃するという政府高官の発言を踏まえ、ドイツ国内では市民の危機意識は前例ないほど高まり、侵攻対処、侵攻への準備、国外退避といった様々な対応が実施されつつある。本稿は、ロシア侵攻を見据えたドイツ国内の各種動向について紹介するものである。 2029年のロシア侵攻の根拠 2024年春、ドイツ連邦軍のトップであるカーステン・ブロイア連邦軍総監は初めて2029年を「危機的な年」と指摘した。

桂・ハリマン協定(かつら・ハリマンきょうてい[1][2]、英語: Katsura-Harriman Agreement[3][注釈 1])または 桂・ハリマン仮協定(かつら・ハリマンかりきょうてい) とは、1905年(明治38年)10月12日に東京で桂太郎首相とアメリカの実業家ハリマンとの間にかわされた[1]東支鉄道南部支線 (長春-旅順間、南満洲鉄道) 経営のためのシンジケート組織に関する予備協定覚書の俗称[2]。外交資料では「桂・ハリマン間満州鉄道に関する予備協定覚書」「一九○五(明治三十八)年十月十二日 - 千九百五年十月十二日附桂伯爵(日本政府ヲ代表ス)及「ハリマン」氏(自己並ニ組合者ヲ代表ス)間予備協定覚書」[7][8]。 日露戦争後の1905年10月、総理大臣桂太郎と「鉄道王」と呼ばれたアメリカ合衆国の企業家、エドワード・ヘンリー・ハリマンとの間に交換された覚書で、満鉄経営のた
いま伝えたい戦後80年 アニメ映画監督 富野由悠季さん戦争の原因政治家がつくる共同通信配信の富野監督戦後80年インタビュー記事。現在確認できている配信先は、 熊本日日新聞朝刊8月2日号中国新聞朝刊8月9日号(片淵監督インタビューとセットなので入手するならこれが一番お得か) 徳島新聞朝刊8月14日号 あわせて他の富野監督の戦後80年インタビューを紹介。 1941年に神奈川県小田原市で生まれた。小さかったので戦争のことはあまり覚えていないが、近くに焼夷弾が落ちた時の音と火事の色をありありと覚えている。一度始めたら戦争は止められない。大切なのは戦争を始めないことだ。 アニメ制作の仕事をする中で、SFの戦記物を創作してきた。宇宙人を「敵」にすることが多かったが、79年の『機動戦士ガンダム』は、「敵」を人間にすると決めた時に、重戦闘機レベルの兵器を登場させるためには、兵器産業が存在する国家間

インド政府は、米国が課す関税によって生じかねない経済的打撃を抑えようと慌てている。トランプ大統領による関税の脅しに、インド政府は衝撃を受けると同時に見捨てられたと感じ、どう対応すべきか分からない状態だという。 インド経済は「死んでいる」、インドの関税障壁は「不快」で、インドの人々はウクライナ人の苦境に無関心、などとするトランプ氏の厳しい言い回しは、言葉による平手打ちに等しいとインドの当局者は説明。公の場で行われたこのような非難に対してインド政府にガイドラインはなく、一連の展開が米印関係の緊張を強めたと当局者は語った。トランプ氏は5日、CNBCとのインタビューで、インドからの輸入品に課している25%の関税を「24時間以内に大幅に」引き上げると述べた。インドの高い貿易障壁とロシア産原油の購入を理由に挙げ、インドはロシアの「戦争マシーンに燃料を供給している。インドがそうし続けるのなら、自分は不

www.theatlantic.comロシアの物理学者ロアルド・サグデエフがキャリアをスタートさせた1955年当時、ソビエト連邦の科学は頂点に近づいていた。それから間もなく、ソビエトは衛星や人間を世界で初めて軌道に打ち上げることに成功して世界を驚かせた。しかし、当時既にサグデエフはソビエトの科学の腐敗に気づいていた。 そもそも危険はソビエト連邦の誕生時から存在していた。1917年に権力を掌握したボリシェヴィキは、科学者を労働収容所に送りたがったし、ヨシフ・スターリンが権力を掌握すると、資金を提供する研究は彼のイデオロギーに合致することを要求された。1973年、サグデエフがソビエト宇宙研究研究所の所長に任命された頃、ソビエトは宇宙進出のリーダーシップをNASA に譲り渡しており、研究所は資金不足に陥っていた。 1985年、サグデエフに運が向いたかに見えた。ミハイル・ゴルバチョフが54歳で
「9月2日」に歴史談話を出すことの懸念「日本が降伏文書に調印した9月2日に表明するとの見方が浮上している。政府関係者が1日、明らかにした。」共同通信社「首相、15日に大戦検証示さない方向で調整」https://www.47news.jp/12952517.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=api「9月2日」というのは、日本国民に幅広い理解を得るには難しい日付であろうと思います。この日に歴史談話を出すことによる、歴史認識問題の複雑化を懸念しています。 佐藤卓己先生のご著書『八月一五日の神話』(ちくま学芸文庫)によれば、天皇のご聖断の「8月14日」でもなく、連合国が決定した「9月2日」でもなく、天皇と国民が結びつく玉音放送が発せられた「8月15日」が終戦記念日となった特別な事情があります。 石破茂総理はこれまで繰り返

脱走兵と見られる男性2人が互いに戦うよう命じられ、勝者だけが穴から出られるという場面を捉えた動画/Telegram キーウ(CNN) ロシア軍には、兵士たちが「ババヤガへのいけにえ」と呼んで恐れる慣行がある。ババヤガはスラブ民話に登場する人食い魔女で、ウクライナ軍の大型ドローン(無人機)を意味する。脱走を図った兵士に現場で下される、残虐な処罰だ。 昨年冬に撮影したとみられる映像の中で、1人のロシア兵が木に縛りつけられている。ウクライナ軍のドローン攻撃にさらされ、そのまま死に至るかもしれない。 こうなった理由は、同様の事例をめぐって傍受された無線通信から明らかだ。脱走を図った兵士への処罰を命じるロシア軍司令官の声が、はっきりと聞き取れる。戦闘が続いている間はこの兵士をどこかに隠しておき、それから30分のうちに木に縛りつけろという命令だった。ウクライナ軍のドローン部隊を率いる司令官の1人は、

【7月25日 AFP】ドイツ国防省は24日、防衛力強化計画の一環として、18歳の男性に課す徴兵検査を受ける義務を復活させると発表した。 保守派のフリードリヒ・メルツ首相は、ロシアによる脅威と、ドナルド・トランプ米大統領が米国による欧州安全保障への関与を疑問視していることを受け、貧弱なドイツ連邦軍の強化を最優先事項としている。 この取り組みは、当面は志願兵の募集を目的としているが、定員に満たない場合には、兵役義務を課す規定も盛り込んでいる。 来月閣議に提出される法案では、すべての若いドイツ人男性は、兵役への準備状況と意欲について質問票への記入を義務付けられる。 若い女性は任意で回答できる。 2028年からは、入隊の意思の有無にかかわらず、すべての18歳男性が徴兵検査を受けることを義務付けられる。 法案では、安全保障環境を理由に必要と判断され、議会が明示的に承認した場合には、徴兵制を復活するこ

そう彼らは口をそろえた。“ロシア人避難民”の「戦争」に対する認識は、私が知っているものとはかけ離れていた。ロシア市民はウクライナ戦争をどうとらえているのだろうか? クルスク州からウクライナに避難したロシア人避難民に取材することで、わずかではあるが垣間見ることができた。 1階にはウクライナの避難民、2階にはロシアからの避難民 2024年8月、ウクライナはロシアのクルスク州に越境攻撃を行い、一部領土を掌握した。ウクライナ軍のロシアへの越境攻撃の目的は、ロシア軍の戦力を分散すること、和平交渉のためのカード、ロシア国内に対する心理的変化を狙ったもの、など多層的なものだと考えられている。 同年秋以降、ロシア軍は本格的にクルスク州におけるウクライナ軍への反攻を開始した。2025年4月になると、ロシアがその領土を奪還した。ウクライナ軍によるクルスク州への侵攻が始まった後、すぐに多くの人がロシアのよ

画像提供, Ukraine Presidential Press Service/EPA-EFE/Shutterstock

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