今や「日本の基幹産業」と言われるまでに成長したアニメーション。『エヴァンゲリオン』シリーズを擁するスタジオカラーはその一角を占める。鶴巻和哉はカラー所属のアニメーション監督で、社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督を務め、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』では監督を務めるなど、その後も庵野秀明総監督の右腕としてシリーズを支えた。2025年7月に、「Anime Expo」(ロサンゼルス)、「Japan Expo」(パリ)に登壇、海外ファンの熱い歓迎を受けた。一方で「あと10年も経ったら『ガンダム』シリーズも生き残れないかもしれない」と話す。鶴巻はロボットアニメの未来をどう描いているのか。(取材・文:藤津亮太/撮影:西田香織/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 1995年のTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督を務め、その後も庵野秀明総監督のもと監督として『ヱヴ

二人の関係からお互いの青年時代まで貴重なトークが盛りだくさん!青森県立美術館「描く人、安彦良和」展「安彦良和×庵野秀明トークショー付き上映会」イベントレポート 青森県立美術館で好評開催中の展覧会「描く人、安彦良和」の関連プログラム「安彦良和×庵野秀明トークショー付き上映会」が、5月24日(土)に開催された。 イベントでは、『機動戦士ガンダム』劇場版三部作の上映に加え、安彦良和さんと庵野秀明さんのトークショーも実施。 安彦さんが語る『機動戦士ガンダム』制作当時の思い出から、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙そら編』の見どころなど、貴重なトークの数々が展開された。 それでは早速、トークショーの模様をレポートしていこう。 大きな拍手に迎えられて、安彦良和さん、庵野秀明さんが登場。まず司会者より「描く人、安彦良和」の感想を尋ねられた庵野さんは「すごい仕事量ですよね。まずそれに驚かされました。

『超時空要塞マクロス』『聖戦士ダンバイン』といった1980年代のテレビシリーズから、2024年に公開され大ヒットした映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』まで、さまざまなロボットアニメ作品に携わりつづけてきた宮武一貴さん。日本のメカニックデザインにおける先駆者といえる存在です。 御年75歳の宮武さんは、なぜ長きにわたって“未来のロボット”を描いていられるのか。 そのような唯一無二の存在になったのは、どんな子ども時代を送ってきたからなのか。 メカニックデザイナーの仕事論と人生論を伺いました。 宮武一貴(みやたけ・かづたか)さん メカニックデザイナー・イラストレーター・コンセプトデザイナー 1949年生まれ、神奈川県横須賀市出身、在住。本名は渡邊一貴。 東京農工大学大学院在学中にデザイン会社を設立(のちに「スタジオぬえ」へ移行)。 創設メンバーのひとりとして活動し、『超時空要塞マクロ
富野由悠季監督(撮影/河嶌太郎) この記事の写真をすべて見る 「ガンダム」シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督(82)が、今年アニメ業界歴60周年を迎える。その60年のキャリアの中で、一つの集大成とされる作品がある。1988年の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」だ。 【写真】お値段「4億円」! ガンダム世代の設計者が開発した「モビルスーツ」風の搭乗型ロボット 「逆襲のシャア」は、今や国民的キャラクターとも言えるアムロ・レイとシャア・アズナブルが登場する「機動戦士ガンダム」から続く物語の最終作で、今でもガンダムファンに愛され続ける名作だ。映画としての評価も高く、「新潟国際アニメーション映画祭」をはじめとする映画祭でこれまで何度も上映されている。 かつては「人口爆発」が予想されており、それを背景にスペースコロニー構想がまことしやかに叫ばれていた。スペースコロニーを舞台にした「ガン

富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて本論の一部を連載します。 今回からはシリーズ「富野由悠季概論」。富野由悠季監督の経歴を時代背景とともに振り返り、アニメーション監督として果たした役割に迫ります。 (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 宇宙との出会い 現在、アニメーション監督という存在が広く当たり前の存在として世間に認知されている。しかし、このような認知を得るまでには、それなりの長い時間が必要であった。そしてその中で大きな働きを果たしたひとりが、富野由悠季監督である。 富野の経歴を簡単に振り返ってみよう。 アニメーション監督・富野由悠季は1941年11月5日、三人兄弟の長男として神奈川県小田原市に生まれた。本名は富野喜幸。富野家は代々「喜」の漢字を継いでおり、喜幸の「喜」の字もそこに由

「80年代」……それは『ウルトラマン』と『仮面ライダー』という日本を代表する特撮シリーズに「空白」が生じた時代である。 1980年に放映された『ウルトラマン80』を最後に、1996年の『ウルトラマンティガ』までの間、ウルトラマンシリーズのテレビ放映は16年に渡って中断されることとなった。 『仮面ライダー』においても、1980年に放映された『仮面ライダースーパー1』以降、1987年から1989年に掛けて放映された『仮面ライダーBLACK』、『仮面ライダーBLACK RX』という例外は在りつつも、2000年に放映された『仮面ライダークウガ』から始まる、いわゆる「平成ライダーシリーズ」までは長い休眠期間に入ることになる。 そして1980年代とは、1981年に放映が開始された『Dr.スランプ』のアニメ化が大ヒットしたことを皮切りに、『スペースコブラ』、『キン肉マン』、『キャプテン翼』、そして『北斗

子役時代を経て演技者の道を歩み始めた古谷徹は、星飛雄馬との出会いによって声優という職業を意識し始めていく。声だけで演じるとは、どういうことなのか。少年から青年へと成長する過程と、『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイとの出会いまでを聞いた。 古谷 劇団みつばという児童劇団に入ったのは5歳のときでした。まだ小学生にもなっていない頃で、幼稚園に併設されている劇団だったと記憶しています。お遊戯の延長線上でバレエやダンス、また習い事として日舞(日本舞踊)をやっていたのですが、演技をするという意識はなくて発表会のような感覚でした。そもそも児童劇団に入ったのは母の意思でした。母は長野県の出身ですが、若い頃にラジオドラマの収録を見学したことがあったらしいのです。そこで俳優さんたちが生き生きと活躍しているのを見て、いつか自分もこういう世界に入りたいと思ったと聞いています。しかし、実際は横浜の豆腐屋、つま

イラストレーター岸田メルとは何者なのか。「BLUE REFLECTION TIE/帝」のキャラクターデザインから,その繊細な絵の起源を探る 編集部:御月亜希 カメラマン:佐々木秀二 12→ コーエーテクモゲームスは2021年10月21日,ガストブランドのRPG「BLUE REFLECTION TIE/帝」(PS4/Switch,PC版は11月9日発売予定)を発売した。本作は,2017年にリリースされた「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」(PS4/PS Vita/PC)の続編で,クロスメディアプロジェクトとしてアニメやスマートフォンタイトルと共に再始動した「BLUE REFLECTION」シリーズの最新作である。 このシリーズで,大きな魅力となっているのが,イラストレーター岸田メル氏によるキャラクターデザインだ。本作においても,岸田氏のキャラクターのゲーム内での再現性には,

Hakuro Matsuda さん、Taro Minowa さんをゲストに迎えて、Stadia, ブラックホール、転職、ゲームなどについて話しました。 (4/12 Rebuild Meetup イベントにて収録) スポンサー: Mercari ShowNotes Rebuild Meetup 2019 予期しないEOF 反射衛星砲 Stadia See the first image ever taken of a supermassiveblack hole Katie Bouman: How to take a picture of ablack hole ELIZA こうしてGoogleに入社した Levels.fyi - Compare career levels across companies Invisalign ケムリクサAmazonプライム会員ならNintendo
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