サーバ業務周りの管理、運用について役に立ちそうなナレッジをまとめました。 長期的に書いているため用語に統一性がなかったり、不足分など随時修正したいと思います。 1. サーバ設計 サーバスペックはどうするべき? 使用するOSは? CentOS開発終了について MWは何を使うべきか Webサーバ構築にはどちらを使うべき?Apache?Nginx? サーバセキュリティで最低限押さえておきたいことは? listenするポートは最小限にしましょう ファイアウォール設定で送受信IPアドレス、ポートの通信制御はしておきましょう 外部に出る際にはプロキシサーバを経由するようにする 随時パッチを当てるようにするlinuxでのアンチウイルスソフトの検討 個人アカウントで変更系コマンドは実行させないようにする ログについて考えること ストレージ容量には気をつける データベースはどう決めたら良いかMySQLか


会社の技術スタックの中でもアプリケーションサーバまわりの要素技術が曖昧な気がしていて,せっかくなので調べて整理してみようと思った. まず自分の目の前にある要素はこちら.入社直後は,ぜんぶ「サーバをなんとかするやつ」という印象だった.というわけで入社直後の自分が涙を流して喜ぶような,概観がつかめるエントリを書くことにする. PSGI Plack plackup Starman Starlet Server::Starter daemontools では説明しよう. TL;DR -- より先に起動する下層から どちらから説明することもできるが,今回はレイヤー下層から説明する.基本的に,何らかのソフトウェアが別のソフトウェアを起動して,その足元を支え,より抽象的な仕事に集中できるようにする,という関係で成立していることに意識を向けてほしい. daemontools -- 汎用スーパーバイザ da
参考PHP Supported Versions ※ZendのPHP LTSを使うとPHP5.6が2020年末までサポートになりますが、ここでは割愛します。 ※RHEL/CentOSのPHPを利用すると公式のサポート終了後もパッチなどがリリースされますが、ここでは割愛します。 CentOSのPHPセキュリティパッチ履歴 - Qiita CentOSのPHPは本当に安全か - Qiita ※PHP7.3は2018年12月6日にリリースされています。PHP 7.3.0 Released --PHP: NewsArchive - 2018 06 Dec 2018 ThePHP development team announces the immediate availability ofPHP 7.3.0. リリースノートより 今回の環境 まずは今回アップデートしたい環境のPHPのバ

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? ルール 随時更新 ある程度触っているか興味があって、かつ書きやすいものだけ 原則としてサポート中のものと可能な限りその1つ前のもののみ記載 RTM(Release To Manufacturing: 量産開始)とGA(General Availability: 一般公開)が共に設定されている場合はGAをリリース日とする リリース日は資料によってまちまちなことがあるので、その場合一番信頼性の高そうなものをソースにしている 存在する場合、メーリングリストへの通知メールの日付を正としている。これはサポート終了日(End Of Life: EO

はじめに Webサーバをセキュアに保つ為、個人的に行っている設定をざっくりまとめてみました。 設定内容はApache 2.4での運用を想定していますので、他のHTTPdをお使いの方は適宜読み替えてください。 各設定項目は以下のオンラインテストサイトでA+相当を取ることを目指しています。 設定ファイル生成 Mozilla SSL Configuration Generator オンラインテスト MozillaObservatory Qualys SSL Server Test 前提条件 以下で設定する項目は特にHTTPS接続や攻撃防止に関するものになります。 HTTPdそのものに関する基本設定については別記事をご参照ください。 SSLProtocol 危殆化した古いプロトコルを有効にしている場合、古いプロトコルを標的としたダウングレード攻撃等を受ける可能性がある為、新しいプロトコルのみを有

こんにちは。CTOの馬場です。 Performance Co-Pilotというモニタリングツールをご存知でしょうか? 先日、Performance Co-PilotのカンファレンスPCP.CONF 2018 に行ってきました。 Performance Co-Pilot Conference 2018 正直かなりマニアックなツールなので、カンファレンス!そんなにユーザいたの!すごい!みたいな気持ちで参加したところ、 参加者は15人くらいで、だいたいはお互いに知り合いっぽい、みたいな感じで驚きました。 (ぱっとみですが、半分くらいはRed Hatの方だったのかな?)本エントリではユーザと日本語情報流通が増えることを祈念して Performance Co-Pilot の紹介をします。PCPの特徴 Performance Co-Pilot 私の知る限り日本では知名度が低めだと思いますが、Pe

はじめに 脆弱性対応のためのアップデート作業というものは頻繁に発生するものですが、本番運用しているシステムではサービスへの影響を最小限にしたいものです。 アップデートした後、出来ることなら必要なプロセスだけリスタートさせることで済ませたいのですが、どのプロセスをリスタートすれば良いのか、そもそもOS再起動しないと反映されないものなのか、判断が付かない場合が少なくありません。 そのような場合のため、再起動が必要なプロセスを見つけたり、OS再起動が必要かどうかアドバイスしてくれるコマンドがあります。 Redhat系 「yum-utils」パッケージに入っている「needs-restarting」コマンドを使います。 # needs-restarting -hUsage: needs-restarting:Report a list of process ids of programs th

Infrastructure as Codeは自動化、バージョン管理、テスト、継続的インテグレーションといった、ソフトウェア開発のプラクティスをシステム管理に応用するための方法論です。本書は、はじめにInfrastructure as Codeの原則と考え方を説明し、次にダイナミックインフラストラクチャプラットフォーム、インフラストラクチャ定義ツール、サーバ構成ツール、インフラストラクチャサービスの4つにカテゴライズして解説します。その上で、プロビジョニングやサーバーテンプレート管理のパターンから、テスト、変更管理パイプライン、組織やワークフローのプラクティスまでを詳述しており、Infrastructure as Codeを網羅的に理解することができます。各ツールの使い方よりも、背景にあるコンセプトや考え方の説明に重点を置くことで、特定のツールに縛られることなく、Infrastructur

はじめに この記事は CrowdWorks Advent Calendar 2017 の8日目の記事です。Terraform職人の @minamijoyo です。Infrastructure as Codeしてますか? インフラのコード管理にTerraform を使い始めて2年ちょっと、本番環境で運用していると日々色んな学びがあるので、Terraformやってみた系の入門記事では語られない、現場の運用ノウハウ的なものを共有してみようかと思います。Terraformを使い始めた or 使っている人が、こんなときどうするの?っていうときに参考になれば幸いです。 書き始めたら超長文になりました。概要は以下のとおりです。 公式ドキュメントを読もう tfファイルを書く技術 インデントを揃える 組み込み関数に親しむ lifecycleブロックを使う リソースの差分を無視する リソース再生成のとき

ISUCON7 予選、出題者チームにてインフラ担当をしている KLab 横川です。 まず、ISUCON7 予選にご参加していただいた多くの皆様、ありがとうございました。 大事な予選にて 1 日目、2 日目ともに開始時刻の遅延という重大なトラブルを発生させてしまったことをお詫び申し上げます。特に予選1 日目の方は告知していた開始時間から 3 時間も遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。 このエントリでは、今回の開始時間の遅延原因についてお伝えいたします。 予選のサーバー、ネットワーク構成まず、問題の概要に入る前に予選のサーバー、ネットワーク構成について紹介します。 予選に参加された方はすでに御存知の通りだと思いますが、今回の予選での構成は 1コア、1GBメモリ、20GBディスクで構成されたサーバーが 3台からなっており、それぞれ別々にグローバルIPを持ってインターネットに接続されながら、内

ISC-DHCPからKEA-DHCPに移行した際にサーバ構築を行いましたので、 構築手順をまとめます。今回の移行に至った経緯と現状の懸念事項は、以下の通りです。 採用理由 データベースを使ったIPリース状況の管理が出来る ISC-DHCPに比べて高速 JSONによる無停止での設定変更 大手企業でも利用されている実績が増えてきていること 懸念事項DHCPフェイルオーバに未対応(RFC3074相当) 参考 Facebook ではデータセンターにおいて KeaDHCP サーバーをどのように活用しているか? ISC、dhcpd やめるってよ - 次世代 ISCDHCP サーバー Kea 導入・設定ガイド 公式HP KeaDHCP server | Internet Systems Consortium 必要なもの 構成 PostgreSQLインストール KEA-DHCPのインストール 初期

2016/11/30 シンボリックリンク切り換えデプロイを行った際に起きるOPcacheの問題はnginx+php-fpm環境でのみ起きるのか?PHP サーバーサイド はじめに こんにちは、@tsukimiyaです。シンボリックリンク切り換えによるホットデプロイ、したいですか?シンボリックリンク切り換えによるデプロイはアトミックなデプロイを低コストで実現する手段です。最近はDeployerやCapistranoなどシンボリックリンク切り換えによるデプロイ作業を簡単に行うためのツールも充実し、自分で頑張ってシェルスクリプトを書かずとも低コストでシンボリックリンク切り換えデプロイを行う事が可能です。 ただ、PHPでのシンボリックリンクの切り換えによるデプロイについてネット上を見ていると「nginx+php-fpm環境でOPcacheを有効にしているとシンボリックリンクを切り換えてもキャッシュ

システムを運用していく上でcron を使う場面はよくありますよね 処理をスケジュール実行したい時にとても便利です そんなcron ですが、最近仕事で作業しているときに ntpdate でシステム時刻を変更した後にcron で設定した時刻になってもジョブが実行されないという問題が見つかりました 全てのジョブが実行されていないわけではなく一部のジョブは実行されているようでした また、時刻を変更した後にcrond を再起動すれば全てのジョブが正常に実行されるようになりました 幸い、実運用ではなくてシステムテスト中に見つかった問題なのでまだよかったんですが、運用している環境で同じ問題が起きたら相当マズイですよね そもそも ntp の時刻同期でシステム時刻が修正された場合にも同じ問題が起きそうじゃないですか? ググっても同じような事象は見つからず、社内のメンバーにも聞いてみてもcron で

2017年6月下旬にドイツのセキュリティ研究者より、日本国内の多数のWebサイトで、データベースのダンプファイル(以下「ダンプファイル」)が外部から閲覧できる状態にあるとの報告を受けました。JPCERT/CCでは、提供いただいた情報をもとに該当するWebサイトの管理者に連絡し、状況を確認しました。今回は、この問題について確認できた状況を紹介します。 また、報告者は2017年7月5日に、この問題について世界での状況を記事[1]として取り上げています。 ドキュメントルート直下に設置されたダンプファイル 問題のダンプファイルは、どのWebサイトでもdump.sqlなどのファイル名でWebサーバのドキュメントルート直下に置かれており、そのファイルを参照するURLに直接アクセスすれば、ダンプファイルを閲覧できる状態になっていました。 JPCERT/CCでは、報告を受けた当初、広範囲に行われた何らかの
10年以上金融機関で働いているインフラエンジニアの落ちないサーバにするための考察です。 ハードウェアの専門家ではないので、正確ではないかもしれません。 今までの経験からの個人的考え方になります。 私たちオンプレ重視のインフラエンジニアは、 クラウドサービスではできない高可用性サーバを導入したり、 複数台構成で1台故障しても問題ない構成のサーバはコスト重視するなど、 システムに最適なサーバを導入しようとしています。 高可用性サーバを追求する目的 ■アプリに影響を与えないように Active/Standby構成にしていて、インフラ的にはダウンタイムが数秒だとしても、 アプリによっては復旧に時間がかかったり、問題ないことの確認にも時間がかかってしまいます。 また、正しくサーバが落ちればアプリが問題ないとしても、 サーバが中途半端な状態のままになってしまい、なんだかおかしいということもあります。

Netflixのパフォーマンスエンジニアである筆者からの、topコマンドなどで表示されるCPU使用率(%CPU)は、いまや本当の使用率を表しておらず、チューニングなどのための指標として使えないという指摘。なぜそうなってしまったのか、何を見れば本当のCPU使用率がわかるのかをわかりやすく解説した記事。 私たちみんながCPU使用率として使っている指標は非常に誤解を招くもので、この状況は毎年悪化しています。CPU使用率とは何でしょうか?プロセッサーがどのくらい忙しいか?違います。CPU使用率が表しているのはそれではありません。私が話しているのは、あちこちで、あらゆる人たちに、あらゆる監視製品で、あるいはtop(1)でも使われている、"%CPU"という指標のことです。 あなたの考えているであろうCPU使用率90% : 実際 : "stalled"(訳注 : 以下ストールと言う)とは、プロセッサーが
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