「Linuxカーネル2.6解読室」(以降、旧版)出版後、Linuxには多くの機能が追加され、エンタープライズ領域をはじめとする様々な場所で使われるようになりました。 それに伴いコードが肥大かつ複雑化し、多くのエンジニアにとって解読不能なブラックボックスとなっています。 世界中のトップエンジニア達の傑作であるLinuxカーネルにメスを入れ、ブラックボックスをこじ開けて、時に好奇心の赴くままにカーネルの世界を解読する「新Linuxカーネル解読室」プロジェクト。本稿では、ネットワーク機能の受信処理におけるEthernetドライバについてカーネルv6.8のコードをベースに解説します。 はじめに 前提条件 1. 概要 2. 割り込みハンドラにおける処理 3. ポーリングハンドラ(NAPI)による受信処理 3.1 前提知識: sk_buff構造体 3.2 概要 4. sk_buff構造体の生成 4.

CentOSLinux の提供が終了したことを受けて、CentOS の代わりとなる「AlmaLinux(アルマリナックス)」と「RockyLinux (ロッキーリナックス)」という2つの新しいLinux ディストリビューションが開発されました。どちらも CentOSLinux と同じく RHEL(Red Hat EnterpriseLinux)互換のため CentOS ほぼ同じように使えることが魅力です。しかし CentOS の乗り換え先を AlmaLinux にするか RockyLinux にするか、迷うところではないでしょうか? そこで今回は、2025年7月現在の AlmaLinux と RockyLinux の状況を調べてみました。

本来、DM200には印刷できないワープロのような機能しかないのですが、これによってかなりの自由度を獲得できたことになります。 ※Caps Lockはポメラ側でもLinux側でもCtrlに変更できます 上記のページの通りにインストールを済ませると、SDカード上のDebianLinuxが起動できるようになります。Linuxの動作の安定感は実験レベルを超えて実用的です。 ※Caps Lockはポメラ側でもLinux側でもCtrlに変更できます SDカード上のDebianLinuxが起動できても依然標準のポメラの機能の素晴らしさは際立っているため、両者を連携して使う感じになる(同時に使えるのでなく、両者を起動し分ける)のですが、それが何とも楽しい。 工夫の余地のある文具が欲しいという人の目には、このDebianLinux on DM200は魅力的に映るかもしれません。 今回は、そんなDebi

前からプロジェクトとしては存在していたPine Tabのことが最近話題になっていて、 https://daily-gadget.net/2020/05/16/post-15100/ なんでいまさら?と思ったら、もうじき出荷開始とのこと、おめでとうございます。 https://www.pine64.org/2020/05/15/may-update-pinetab-pre-orders-pinephone-qi-charging-more/ ブクマのコメントを見ると、特にRAMのスペック不足で使い物にならなそうという意見が多い。このスペックのタブレットにUbuntuを入れるなら、まあそうだよなという感想しかない。 でもあらゆるLinuxディストロがUbuntuみたいにリソースリッチな環境で使うことを前提として作られてるわけではなくて、省リソースと安定性を優先して作られていて組込み用OSに多く


I install Debian a lot. To do this I have a fully-automated preseed.cfg; at the end of the preseed,it downloads and runs a postinstall.sh script from my TFTP server, which does some additional customization. I'm in the process ofswitching from GNOME to LXQTE, and using SDDM instead of GDM. However, SDDM tries to start too quickly for my hardware. To get around this, I've been using systemctl edi
前回のエントリーの続き。 Service の自動再起動設定がされている状態で、サービスの再起動が発生した場合にメール通知が飛ぶとうれしいなぁ、という事で調べてみると、同じ事を考えている人が既にいて、こんな感じで実現しています。 qiita.com が、Apache 2.4 の場合、SIGKILL を送って強制終了した場合、Service のステータスとしては正常終了になってしまうので、OnFailure に書かれたユニットが起動してくれない、という問題にぶち当たりました。 それじゃあいっそ「Service 起動時・停止時に必ずメール通知を送る」ようにしてやろうじゃないか、というのが今回のエントリーの内容です。 通知用のテンプレートユニットを作る 先に、起動時通知用・停止時通知用のテンプレートユニットを作ります。 /etc/systemd/system/service-start-notif
SystemdユニットでExecStopを書いたのが初めてだったのだけれど、どうしてもExecStopを書くとTypeによらずstopされてしまう。 Typeがoneshotであるならばこれは正しい。 Type=oneshotである場合、.serviceユニット起動時にExecStartを実行し、この終了を待つ。 ExecStartプロセスの実行中はactiveとなり、実行が終了するとサービスそのものが終了したとみなし、inactiveになる。Systemdユニットに詳しい人は割と少ないのでサービスタイプについて改めて解説しておこう。 oneshotは単純にその時に実行するだけのサービスである。 起動は実行終了を待ち、終了したらサービス自体を終了する。simpleはデフォルトのサービスタイプである。 このサービスタイプはプロセスを実行していることで機能するサービスである。 フォアグラウ

The easy-to-use, integrated, glanceable, and open web-based interface for your servers Introducing Cockpit Cockpit is a web-based graphical interface for servers, intended for everyone, especially those who are: new toLinux (includingWindows admins) familiar withLinux and want an easy, graphical way to administer servers expert admins who mainly use other tools but want an overview on individua
新しい年の始めに、Ubuntuで使用できるさまざまなデスクトップ環境について2019年に起こったことと2020年に起こりそうなことを紹介します。 新年のご挨拶 新年明けましておめでとうございます。本連載も12周年を迎えました。 月並みですが、12年という年月は干支が一周し、生まれた子供が小学校を卒業します。当初からのUbuntuJapanese Teamメンバーも編集さんも読者さんも等しく12歳増えました。天台宗の最も厳しい修行は、12年間の山ごもりだそうです。 もちろん長期間何かのことを続けるのは並大抵のことではないのですが、このように12年というのは一つの区切りに使われる期間なので、特別の感慨をもって紹介しました。本連載の話をすると、ここまでの長期連載になって個人的には果たして毎週紹介することがあるのかと今から戦々恐々としています。第600回でも語られているように現在は主として2人
-NオプションについてCentOS7のls (8.22)のmanpageを見ると、実は載っているが微妙に異なる。 -N, --literal printraw entry names (don't treat e.g. control characters spe‐ cially) CentOS8のls (8.30)はこうだ。 -N, --literal print entry names without quoting manpageには以前のバージョンから-Qや--quoting-styleなどのオプションはあるが、そもそもメタ文字をクォートする動作そのものについては何の説明もない。いつどのタイミングか分からないが、メタ文字の扱いが突然変更になったようだ。 -Nによる動作の違いを比較してみると、 クォートされたファイルを含むと、有無を言わさずすべてのカラムにパディングが入るようだ。

収録パッケージは前バージョンの頃から、新規に13,370増えて57,703となっています。一方で、前バージョンに収録されていたパッケージの約13%にあたる7,278以上のパッケージが、様々な理由(上流での開発中止やセキュリティ対応不足など)でディストリビューションから取り除かれました. いくつかのソフトウェアは現在upstreamが提供している最新版にくらべて1世代古い版となっています。この理由はDebianのFreezeのタイミングとupstreamのリリースのタイミングがズレてしまったからです。これらソフトウェアや悲しいことにリリース作業に間に合わなかったいくつかのパッケージは、今後backportsにて提供される予定です。 また、上記の表には載せませんでしたが、Python 2.x系列としてPython 2.7が収録されています。コマンドとしてpythonを実行するとpython 2
AmazonLinux 2 Extras now providesAWS-optimized versions of newLinux KernelsAWS is expanding the Extras catalog inAmazonLinux 2 to includeAWS-optimized variants of newLinux Kernel releases. Starting today, anAWS-optimizedLinux Kernel 4.19 is now available inAmazonLinux 2 in the Extras channel. The new kernel includes enhancements such as improved performance on A1 instances and higher b

こんにちは。 ご機嫌いかがでしょうか。 "No human labor is no humanerror" が大好きな吉井です。 「管理している EC2 インスタンスにインストールされているソフトウェアとそのバージョンを一覧表示したい」 という要望を受けまして実現方法を調べてみました。 今回は Systems Manager を使います。 事前準備 EC2 インスタンスのタグ付け EC2 インスタンスに任意のタグを付けます。 必須ではありませんが、管理が楽になるので付けておきます。 下の例では 「key=Inventory, Value=true」 にしています。 データ同期用 S3 バケットの作成 Systems Manager リソースデータ同期 という機能を使い、インベントリデータを S3 バケットへ保管します。 (S3 バケットを作成する手順は割愛します) S3 バケットを作成し

Linuxで使えるジョークコマンドってどんなのがあるんだろう? ということで、ちょっと調べてまとめてみた。 はっきり言って実用性は皆無なので、間違ってもメインのサーバやマシンには入れちゃダメだぜ! 1.sl ジョークコマンドとして定番。実行すると、AAのSL列車がコンソール上を走り抜ける。 インストールは以下。 debian系の場合 apt-get install sl Redhat系の場合 yum install sl 実行した結果がこちら。 一応、オプションが4個ほどついてるのでその紹介。 -a …小さい人?が助けを求めるようになる -l…SLが小さくなる -F…SLが画面上の方に移動するようになる -e…SLが走っている最中に「Ctrl + C」で離脱できるようになる オプションは組み合わせて使うこともできる。 2.cowsay AAで表示されるウシに、引数で記述した内容を喋らせると
gdisk をコマンド(スクリプト)やシェルから使うには gdisk コマンド ライン版 sgdisk がある。 sgdisk、これを使うことで コマンドからまとめてディスクのボリューム操作を毎回なんども再実行できるようになる。 なぜこんなことを調べたのか LVM の実験で、適当にボリューム作ってたらグチャグチャになった。 Number Start (sector) End (sector) Size Code Name 1 2048 104859647 50.0 GiB 8300Linux filesystem 2 104859648 209717247 50.0 GiB 8300Linux filesystem 3 209717248 314574847 50.0 GiB 8300Linux filesystem 4 314574848 419432447 50.0 GiB 8E
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