amamako.hateblo.jp このコメントに対して俺は Phenomenon まとめると飯が食えないからだな。 コメントしたんだが、もうちょっと書いてみたくなった。結論はやっぱりコメントのとおりなんだけど、それだと一言で話が終わってしまう。もうちょっと丁寧に論を重ねてみよう。 言及先のブログ記事とか、その他のシロクマさんの書簡とかもそうで、はてな村がなんか10年村位前から衰退しているよねという現象に言及しているんだけど、じゃあなんでその現象が起こったのか、衰退しなかったコミュニティ、勃興したコミュニティとの違いは何だったのかというところまではあまり考察できていないように感じる。 せいぜい、ネットの大衆化の流れのせいだよね…みたいなふわっとした感じでしかない。 それに対してもうちょっと真面目に考えようぜっていう踏み込みがamamakoさんの記事ではあったんだけど、これを読んで俺は思っ
ゲーマーの間では「最強」は可視化されるようになりました。便利で有用な面が大きいですが、これによる目立たない弊害がわずかにあります。一度文章にまとめたいと思いました。 「最強の可視化」は、対戦ゲーム(特にesports と呼ばれて扱われるようなタイトル)の最上位層・強弱の差が可視化したという意味です。 調べれば筆者と同様の論調は見つかりますが、「今後どうすべきか」提案で筆者の意見を出せればと思い記しました。今日はだいぶ曖昧なお話しなので、少しテキトーな口調に出来ればと思います。 背景:最強の可視化とは 以前、インターネットはなく、もしくは影響が少なかったため、人々は好きなことをしていました。一方で、良質な情報や上達するための正しい方法を手に入れるのは非常に難しいものでした。筆者も間違ったセレビィ入手裏技に踊らされ(註1)、暗黒王デスフェニックスを軸にしたデッキ(註2)の構築に独りで必死にな

ジロウ @jiro6663 例のサロンで「リスクを取れないやつは仲間の信頼も成功も勝ち取れない」という言説が流行っているが、実際にはそこでの「リスク」とは「借金をして大金をつぎ込む」ことの言い換えであるのを観測して、大学生くらいの子たちが何十万円とつぎ込んで嬉々として「リスクを取る」のを観測した。 2021-01-17 14:50:30 ジロウ @jiro6663 うあああひでえと思うけど、まあコロナで海外旅行もできないし、「100万円貯めて世界一周貧乏旅行!」の代わりに、「中年男性原作の映画のチケット100万円分買って代理販売!」になってるのかもしれない。 2021-01-17 14:54:03

このブログは個人の見解であって、誰かに何かの意思を押し付けるものではありません。 なお、中の人は同人活動もしております。こちらについてはhttp://rbs.dojin.com/にお越しください。 駄チワワさんの冬コミ新刊に高速ウンウンするしかない濱澤です。 いわゆる女性向け特有の俺ルールや俺マナー、逆にルールやマナーを守らない人に対して行われる批判(というより誹謗中傷レベル)のもの、それを【学級会】と呼ぶわけなんですが。 男性向けでも、こういう批判は時々起こるわけですが、男性向けはそのうちに大喜利化するか、間違ってる方がごめんなさいor沈黙化することでたいてい終了するわけです。なので、[知らんがな、ほっとけ」で割りとオッケーなんですよ。 なんで女性向けはそうはならないのか。 それどころか、学級会のための学級会のための学級会になったり、(あえて言うけど)たかが逆カプ騒動レベルで脅迫とかの犯

人々が、オープンすぎるSNSから撤退している。 この傾向はかなり以前(おそらくはゼロ年代後半)から断続的に観測されてきたもので、わかっている人にはなにを今さらな話だが、SNSの大海で気の合う、価値観が共有できる人を見つけ、そうした人たちをブログや動画配信サイトなどのセミオープンな場へ、さらにはDMやLINEグループ、オンラインサロンといったクローズドオンライン、またはサークルや団体、私塾(!)といった再帰的オフライン*1のコミュニティへと導く(導かれる)というのは必然的な流れで、多くの人が実感するところだろう。*2 そしてその傾向が進めば進むほどSNSはコミュニケーションのためのものではなく、マッチングのためのものに変化してゆく。もはやオープンすぎるSNSが警戒心なく他人と付き合ったり、自由に意見や心情を述べたりできる場所だと思っている人は絶滅危惧種だろう(まあ形式上は自由ではあるけれど)
壱岐でお世話になった知人が、クラウドファンディングで支援者を募っていた。 発起人は立山晋吾さん。 生まれ育った壱岐島の漁業の衰退を目の当たりにし、勤め先の九州郵船を辞めて、「釣り船」の会社を立ち上げた。 そう聞くと、読者の方々は、昨今のいわゆる「スタートアップ的な」起業を思い浮かべるかも知れない。テクノロジー、マーケティング、モバイル、AI、最適化…… 「釣りのプラットフォーム」とかそんな言葉が並ぶ起業だ。 しかし、この起業は、そういった話とは無縁だ。 立山さんの問題意識は別のところにある。 初心者に異様に厳しい「船釣り」の世界 一年半ほど前「釣りを始めた」という記事を書いたが、その中で「釣り船は客が怒られる世界だ」と述べたことがある。 30代後半からは、意図的に「教えてもらう側」に回り続けないと、学びがどんどん下手になる。 この話をすると、「釣りって、楽しいですか?」と聞かれることがあ

(追記) この増田、はてブではあんまり勢いないけどTwitterですごいことになってる。一応言っておくと、この文章はかなりぼかしたりフェイクを入れてる。「うちの界隈じゃなくて良かった」って言ってる人も結構いたけど、本当に対岸の火事ですか(笑)? ーーー 主に女オタク界隈で感想をもらえないことがどんなに作者を苦しめるか、みたいなエントリがたまに上がるので自分の経験を書く。 とあるマイナーカプにハマっていた。ここではA×Bとする。ジャンル内ではA×Cが王道で、A×Bはわりと決まったメンバーが細々と創作を続けている感じだった。 界隈は少人数ながらも、ハイレベルな絵描き・小説書きがいて、読み専の私でも彼女らと仲良く推しカプトークができて居心地が良かった。年齢層が比較的高めなのもあったと思う。 でもある時から、ひとりの女(たぶん)によって空気はガラリと変わってしまった。私は彼女を内心『感想屋』と呼ん

昨日、【作品を殺すのは誰か】という記事を書いた。 https://note.com/a_reader/n/n011eaa4df870 その後の話を人伝てに聞いたので、少しまとめておく。 現在、作家はごく限られたファンに向けてのみ、続編を販売しているらしい。 ごく限られたファンとは、「作品を読んだらその感想を必ず伝えていること」「何らかの形で作家に貢献していること」などの条件を満たしたファンのことだ。その条件も別に作家が公表したものではなく、おそらくそうしたファンが選ばれているらしい、という推測にすぎない。だが、仮に「貢献」していたとしても、なぜか選ばれないこともあるのだとか。 つまり、ごく限られたファンは作家の裁量で決まるのだ。 まるで選民だ。 そしてそのごく限られたファンにのみ販売したことを、作家が先日、noteで書いたらしい。「○○を買ってくれた方、ありがとう」、と。 礼ならこんなとこ

私には好きな小説がある。 番外編を合わせれば一〇冊を越えるシリーズ作品で、登場人物の一人一人に奥深い設定があり、魅力的で、主人公とともに謎を解き明かしながら進むストーリーも臨場感があって大好きだ。 しかしそのほとんどがすでに絶版となっており、新品を入手することは困難になっている。また、シリーズはまだ完結しておらず、続編は存在するとのことだが、その公開・発売には至っていない。 そのシリーズ作品と、それを執筆している作家と、ファンの話をしようと思う。 とても長くなってしまったので、時間があるときに読んでもらえると幸いだ。 *** 私は決して読書家ではない。 幼い頃から小説に親しんできたわけでなければ、年間何十冊も読破するわけでもない。たまに読書家の友人におすすめを聞いてそれを読み、気に入れば同じ作家の本をさらに読む、そういったスタイルの不真面目な読者だ。 さらに言えばおすすめされたからといって

はじめに ヒューゴー賞についての基本 2013年――始まり 2014年――サッド・パピーズ2 2014年――ゲーマーゲートと「SJW」 2014年――「悪の同盟」とジョン・C・ライト 2015年――サッド・パピーズ3とラビッド・パピーズの登場 ヴォックス・デイについて 2013年――SFWA性差別論争とデイの除名 2015年――ヒューゴー賞最終候補への影響 2015年――「該当作なし」が続出した授賞式 2015年――アルフィー賞、木星賞、不時着賞 あるパピーの視点から事件に対する評など その後のヒューゴー賞 ドラゴン賞 コミックスゲートとデイ キャンベル新人賞の改名 おわりに――SFF読者と作家の男女比など 謝辞 追記1 追記2 追記3 注釈に載せた以外の参照先 はじめに ケン・バーンサイド(Ken Burnside)によるエッセイ The Hot Equations: Thermody

p-shirokuma.hatenadiary.com ひとつの話題にブロガーが次々に言及する文化が衰退したのは、第一にはブログ以外のメディアが普及したからだとは思う。twitterがスタートした00年代の後半には、もうブログを捨ててtwitterに移動してしまうブロガーをたくさん見かけた。それから十年以上の歳月が流れ、最初から短文に特化したツイッタラーもたくさん生まれた。文章中心ではない、画像や動画がメインのメディアにも人が流れていった。 あけましておめでとうございます先生。 以前、一つのテーマに対して他ブログに言及して、さらにそれに言及する、なんてことを何年も前にやったことありましたが、あの頃は確か「内輪ノリが寒い」「こんなの互助会と変わらない」とかなんとか言われましたっけね。 もはや懐かしい。 以前ならブログにトラックバックなんて機能もありましたが、やがてレーザーディスク並みの認知度

「War-Gamers Advent Calendar 2019」に今年は参戦、というより乱入。お祝いムードとかガン無視して辛辣に行く。 日本の卓上ウォーゲーム界では世代の断絶が生じてしまっている——と、先月みっちりと論じたが、今回の話はその延長戦。世代の断絶が起きてしまった要因のひとつとして、この30年間でのメディア環境の激変について、先月以上にみっっっちりと論じる。 1980年代、ホビージャパンが発行していた卓上ウォーゲーム専門誌「タクテクス」は、基本的に全国どこの書店でも売られていて、値段も比較的廉価な800円で、立ち読みも可能だった。一方、現在では「コマンドマガジン」も「ゲームジャーナル」も書店で売られていることは少なく、値段も消費税込みで4000円に近く、袋に入っていて立ち読みしにくい。その上、書店の数そのものが30年前と比べて激減してしまっている。つまり、オフラインで卓上ウォー

今回のしば談では、cakes・noteを提供する株式会社ピースオブケイクのCEO加藤貞顕さん、CXO深津貴之さんのお二人とお話させていただきました。note.com,note.jpのドメイン取得したというニュースを見て、インタビュー相手を募集していたので、立候補してみたものです。 それでは、note.comとnote.jp取得の経緯を詳しくご覧ください。 「noteは稼げる」を言わないようにするシバタ: 今日はお忙しい中ありがとうございます。最近のnoteすごい伸びてますよね。いろいろなところでお話されていると思うのですが、会社の中はどんな具合なのか、どんなことを考えているのかを改めて教えてください。 深津貴之さん(以下、敬称略): 地道に頑張っていますという感じです。 シバタ: ブログとか何かを書きたいというときに、ほぼ100%noteで始めているようにも見えるんですよね。昔からいろ

お久しぶりです。 飲酒の勢いで臭いポエムを連投した結果コメント欄が荒らされてしまい、齢20にして最新の黒歴史となってしまったこのブログですが、少し書きたいものが出来たので久しぶりに動かしたいと思います。 初めに断っておくのですが、今回書く内容はあまりにも馬鹿らしく、かつ一部の人にしか伝わらないどうしようもないネタであることをご了承ください。 ではどうぞSNSを利用していると、話が合う人同士で仲良くなってコミュニティを形成することがありますよね? インターネットのオタクはこうしたコミュニティを「界隈」と呼んだりします。 今回話すのは僕が昔関わっていた、というか所属していた一つの界隈が崩壊したお話です。その界隈は2016年頃から勢力を拡大し、一時期はTwitterの片隅でそこそこの勢力を誇っていましたが、2017年の夏にはアレクサンドロス死後の大帝国よろしく内部分裂を起こして一瞬で崩壊しまし

“時間が溶ける”恐怖のアプリ「ダンジョンメーカー」が異例のヒット 「時間泥棒すぎる」「延々やってしまう」(ねとらぼ) 中毒性がヤバすぎて、そろそろ封印しないと仕事と生活がシャレになりません。そんな「ダンジョンメーカー」を広めたゲームブログ・ゲームキャストさんのつぶやきで興味深いものがありました。「5ちゃんねる」のダンジョンメーカースレを見に行ったら、攻略wikiへのリンクを巡って「アフィに手を貸すゲーキャスの回し者か」とスレが荒れていたというもの。ゲームキャストさんは「本来wikiとプレイヤーコミュニティは一体で、昔はまともなwiki複数にリンク張られたりしていたのに、断絶が起きてて悲しい」ともツイートしています。ゲームを遊ぶときには、2ちゃんねる(現、5ちゃんねる)で最新情報を拾いながら、テンプレに貼ってあるWikiをたどって、まとめられた攻略情報を読む。ゲーム攻略Wikiにお世話にな

mubou.seesaa.net ごもっともなお話ではあるんだけど、じゃあ昔の情報は品質の高いものがトップに来てたのかというと、金稼ぎの単なるゴミがあんまりなかっただけで、「ネットde真実」に溢れてたんじゃなかったでしたっけねえ、と思ったりします。んで、今問題になっているような医療情報とかそういうのってそもそもなかったかクローズドが多かったし。 ググレカスってのはググったらすぐ分かる程度の情報すら検索しようとしないアホンダラに向ける言葉だし、今だってその程度の調べ物であればググったらwikipediaがトップ(というか右側ね)に出ることが大半だし、そうじゃない検索は確かに昔よりゴミの山だけど、昔から検索にはコツがあって、それを外したら結局のところゴミにたどり着くことが多くて、逆にそのころ正解に近いものにたどり着くようなキーワードなら今も正解に近づくことが多いと思ってるんですよね。 とはいえ
こちらの記事を読み色々思い出したことがあるので、書いてみる。 medium.com 自分は男女差別について「こうすべき」「こうしてほしい」といった意見をするつもりはなく、 他の女性も同じ体験をしたとは思っていないので、一個人の体験談として参考程度に気軽に読んで欲しい。 (追記:この記事に出てくる「会社」は地元の田舎の古い体質の企業で、転職済み) 女性で不便だと思ったこと お酌の強要 新卒1年目の時の会社の飲み会で、上司からかけられた言葉である。 「若い女の子からお酌してもらった方が嬉しいんだから、社長にお酌してきなさい」 と言われた。あぁこれが社会なのかと思った。男女どちらにせよ1年目であればいろんな人に挨拶は必要なので、受け入れた。 深夜に痴漢にあった 開発が楽しくて、ハイになって終電まで残業したときのこと。 最寄り駅から家までの道で、自転車に乗った男性に追い抜きざまに胸を触られた。
ここは郊外の建売住宅が並ぶ閑静な住宅街。昼時になると子供たちの遊ぶ声で賑やかになります。一人の老婆がこの街を訪れたのは、孫の顔を見るためでした。 「わー、おばあちゃんいらっしゃい!」 「おばあちゃんお話してー!」 孫たちはおばあちゃんの昔話が大好きです。テキストサイトにメーリングリスト、魔法のiらんどにmixi、前略プロフにピーガガガ。最近のネット事情しか知らない孫たちには信じられないことばかりです。おばあちゃんが「さて、今日は何の話をしようかねえ」と腰を下ろしたとき、家の外からものすごい音を立てて一台のバイクが走り去っていくところでした。 「あっ、批判会だ!」 「おやおや、批判会とはどんな人たちなんだい?」 おばあちゃんは撒き散らかされるネガコメに驚きもせず、孫たちに尋ねました。 「あのね、悪い人なの!」 「批判って悪いことなんでしょう? お父さんとお母さんがあんな人になっちゃいけません

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