上野俊哉さんの『四つのエコロジー フェリックス・ガタリの思考』(2016、河出書房新社)があまりに素晴らしいので、メモ書きをします。 哲学書というのは、もちろん素晴らしい概念や、見事な論証に息を巻くから面白いんだけど、どんな結論やテーマや論証過程であれ「面白い哲学書」の共通点は、読んでいると非常に脳に刺激を受け、全く違った視点を得たり、想像や思考が広がっていく、その爆発的なきっかえをもらえることにあると思います。頭の回転のエネルギーになるんですね。そういう意味でも哲学は、頭のまったく思いもよらぬトレーニング、使用法だと思います。本書は全部で370頁くらいあって、僕はまだ110頁を読んだところだけど、読みやすさにも配慮されているし、次々と面白いことが書かれているのでメモさせて頂きます。 タイトルの”四つのエコロジー”というのは、精神分析家にして社会活動家であったフェリックス・ガタリの『三つ

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