描かれている絵/画自体に焦点があてられがちなアニメーションだが、ボケ、広角、魚眼などレンズを通して得られる効果が表現として取り入れられている。本稿ではなかでも日本の商業アニメーションにおけるそのような効果を、黎明期ともいえる1930年代から現代に至る作品より抜粋し、変遷をたどる。 広角レンズの一例、『君の名は。』より 早世した研究者ハンナ・フランクはかつて「元来、すべてのセル・アニメーションは写真である」(註1)と述べました。僕ら視聴者は忘れがちなことですが、撮影台上でセル画や背景を重ね合わせ、それらをコマ撮り撮影することによってつくられるセル・アニメーションはたしかに絵/画を撮影した写真であるとも言えます。 とは言え、こうした事実はあまり意識されることがありません。撮影台時代のディズニー・アニメーションのキャプチャー画を見たとき、多くの人はそれを写真ではなく絵だと認識するのではないでしょ
本日12月16日をもってコロナとの戦い所謂「勝負の3週間」が終わる。全日本国民の功績を後世に伝えるため、その戦いぶりを以下に記す。過不足あれば随時更新する。 11月25日(新規1930、死亡21、重症410)西村再生相、「この3週間がまさに正念場であり、勝負だ。それぞれの地域で対策を強化していただいており、この期間で、感染拡大を抑制していきたい」中川日本医師会会長、「全国で医療崩壊の危機。北海道、首都圏、関西圏、中部圏を中心に深刻な状況」11月26日(新規2499、死亡29、重症435)11月27日(新規2510、死亡23、重症440) 尾身分科会会長、「個人努力だけに頼るステージ過ぎた」札幌市、大阪市発着の旅行、GoToトラベル一時停止東京や大阪など10都道府県がプレミアム付き食事券の販売中断11月28日(新規2674、死亡32、重症462)11月29日(新規2041、死亡13、重症47
1月17日に緊急出版される広野博嗣『奔流 コロナ「専門家」は、なぜ消されたのか』(講談社)が発売前から話題になっている。当事者である西浦博氏自身が、自身のXで「自分で言ったこととはいえ、この国に関するエピローグの締めくくりを読んでつらい気持ちになってしまいました」と語っている。 政権と世論に翻弄されながら危機と闘ったコロナ感染症「専門家」たちの悲劇とは何だったか? 弩級ノンフィクションの一部を紹介しよう。 海外では惜しみない拍手が 2023年9月5日、私は京都駅の上にあるホテルの喫茶店で、京都大学大学院教授の西浦博に会った。尾身茂が新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長として最後に岸田文雄に面会してからちょうど1週間後のことだ。官邸からの去り際の朗らかな尾身の表情をどう見ていたのか。それを質問したかった。西浦は、こう答えた。 「あんまりだという思いはあります。キックアウトですよね」 なぜ
眠いので、何かネットフリックスで再生して、音だけ聞きながら目を閉じて、面白そうだったらちゃんと見よう、と思うじゃないですか 本当はナイブズアウトとか見たいんだけど、俺は断然字幕派で、しかし英語力が低いので、洋画を音だけ聞いても多分1割も話がわかんない なので、まあ邦画でも見っかあ!となったときに、ちょっと前に話題になってた「花束みたいな恋をした」が目に入る 俺は恋ってそもそも嫌いなんで(理由:顔や体型がキモくてモテず、恋愛にコンプレックスがあるから)、流行ってた当初からもうエンガチョボックスにインして、無視してたんだけど、しかし、"マジでどうでもいい"ではなく、"エンガチョ"というのがポイントなんですよね 俺にとって、そもそも、「花束みたいな恋をした」は、"道に落ちてる軍手"ではなく、"道に落ちてるフレッシュな人糞"だったんだ ゼロじゃなくてマイナス、見る前から反感を覚えるタイプのものだっ
彼らはたぶん、他人と一緒にいること自体が不愉快な人。家事ひとつをとっても、自分とやり方が違うだけで我慢できないわけでしょ? 根本的に他人と同居することに向いてない。 ――どうして結婚したんでしょうね。 押井 上手くいくと錯覚しちゃったんですよ。若いとそういう錯覚に陥るものです。でも、夫婦にもいろんな夫婦がいて、家計は全部別、冷蔵庫に入れているものも、ちゃんと名前を入れて分けているとかね。そういうやり方もあるかもしれない。あとは一緒にいたいのなら努力しかない。 ――まずは奥さんに相談するのがいいんじゃないですか。「家事は俺がやりたい」の人は、この文面だと、奥さんに苦情は言ってないようでしょ? 自分でやるのは厭わない人みたいだから、奥さんも任せてしまえばいいのに。 押井 おそらく、そうなるとそうなったで、また苦情が出てくると思う。だから、この手の人は他人と暮らすのに向いてない。離婚がイヤだった
皆さんは、自分の見ている前でいじめが起きているときに加害者と被害者のどちらに寄り添いたいと思いますか? 「当然、被害者だ」と答えたあなたは・・・たぶん、心の強い人です。世の中には、「加害者」と「被害者」が存在しているときに「加害者」のほうに加担することを選ぶ人が実は少なくありません。なぜそういうことになるのでしょうか? これには次のような理由があります。 △加害者と被害者、どっちに味方する? さて、世の中誰が本当の「加害者」で「被害者」なのかを見定めることは簡単ではありませんが・・・ここでは、単純に「いじめ」の加害者と被害者がいたとしましょう。 このとき、それを目撃したわたしたちは単純に図のAとBのように、「加害者側」に立ってそれを笑い飛ばすか、それとも「被害者側」に立って寄り添うかという選択を迫られます。 このとき、「加害者側」に立とうとするひとたちの動機はシンプルです。それは・・・ 被
劇場アニメ『攻殻機動隊』(1995年) どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、『攻殻機動隊』の新作TVアニメに関する情報が発表され、ファンの間で話題になりました(制作は『犬王』や『映像研には手を出すな!』のサイエンスSARUが担当)。 theghostintheshell.jp 何故そんなに話題になったのか?というと、『攻殻機動隊』は今まで劇場版やTV版など何度もアニメ化されていますが、士郎正宗先生の原作に準拠した作品はほとんど無かったからです(PS1のゲームに収録されたムービーが最も原作に近いと言われている)。 ところが、今回公開されたポスターや特報映像を見ると”原作の絵”をそのまま使っているではありませんか! これを見たファンは「ついに士郎正宗の原作に忠実なアニメが作られるのか!?」と期待値が爆上がりしているわけなのです。 youtu.be が、そもそもなぜ『攻殻機動隊』のア
劇場アニメ「イノセンス」の公開20周年を記念して、同作と「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の4Kリマスター版が、2月28日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国で2週間限定上映される。 「イノセンス」の4Kリマスター版が劇場公開されるのは今回が初めて。SFアニメ映画の金字塔である「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」と、その続編である「イノセンス」の両作をスクリーンで見ることができる貴重な機会だ。 「イノセンス」4Kリマスター版の初号試写の後、押井守監督に本作をスクリーンで見た感想を聞くと、2004年の公開当時には映らなかったものがハッキリ見えたと答えてくれた。“情報量のかたまり”である「イノセンス」のメイキング、作品を読み解くキーワード「冥府」が意味するもの、「当時はちょっと病んでいた」と振り返る押井監督自身の変化、「イノセンス」のオープニングに隠されたちょっ
『マスク』1994年公開 【あらすじ】 お人好しな性格から損ばかりしている銀行員のイプキスは、偶然手に入れた謎のマスクを装着することで全身グリーンの魔人「マスク」に変身する。不死身かつ万能になり、夜な夜なハチャメチャな力を駆使して楽しむイプキス。片思いの美女のハートを射止めることにも成功したが、暴れすぎてギャングを敵に回してしまい……。 【おもしろポイント】 ジム・キャリーとキャメロン・ディアスの出世作となったコメディー映画。子どもの頃から暇さえあればVHSを引っ張り出して繰り返し観ているので、通算で30回以上は再生していると思います。この映画、とにかく面白いだけなので観終わって何も残らないんですけど、本当にただただ「面白い」んですよね。ポップコーン食べながら気楽に観られる映画の極地だと思います。 正直思い出補正で面白く感じていただけなんじゃないかと思ってたんですが、先日の社員旅行の夜、誰
高市早苗さんが参院選の選挙協力を控えていることで、自由民主党はリベラル色の強い石破茂さんが前面に出ることになり、自民党保守派の離反を招き今回も負けそうです。 まるで、学園祭の前日を繰り返しているみたいな感じですね。 結論から言えば、自民党の苦戦は石破嫌いの保守層が参政党に幅広く流れたことで、この原因は高市早苗さんを含むオール自民での選挙戦にできなかったことに尽きます。まあ、みんな分かってることでしょう。 ただ、私としては「どんな状況でも、最後まで勝利を信じて戦い抜いてこそ、見える境地がある」と、どうしても申し上げたい。 朝からひっきりなしに「もう消化試合だ」という連絡も来ますが、各候補も陣営もまだまだ諦めず必死に戦っているところで、私としても、最後の一分一秒まで全力で頑張ります。 冒頭にも書きましたが、今回の苦戦は自民党を支えているはずの保守層からの投票が入らない点です。割と多くの自民党支
【Q:すぐに仕事を減らしてもらう同僚にもやもや(会社員・40代・女性)】 同じ部署の同僚のことです。彼女は、自分のキャパ以上の仕事が回って来ると上司に「こんなにできません」と言って仕事を減らしてもらっています。残業をするつもりはまるでないようです。 当然、そのしわ寄せは私のところに来ます。私は土日を削ってもやってしまうので、それが繰り返されてしまう。キャパは人それぞれだと判っているし、自分が彼女のように「できません」と言える性格でもないことも知っています。でも、不公平じゃないのと、暴れたくなる夜もあります。押井さん、私はどうやってこの気持ちと折り合いをつければいいのでしょうか? 押井守「世の中はそういうふうにできているから、仕方ありません」 押井 「暴れたくなる夜もあります」ってことは、実際は暴れてないんだよね。だったら一度、暴れてみればいいんじゃないのと思うけど、そういうことができない人
「エースをねらえ!」と「あしたのジョー2」で演出を学んだ ――遂にアニメ作品の登場です。 押井 出崎(統)さんの『劇場版エースをねらえ!』と『劇場版あしたのジョー2』は、僕にとっては同じ映画なんだよ。『エースをねらえ!』で見せてもらった出崎演出の集大成が『あしたのジョー2』。だからセットで語ることになるけど、1981年の1本としては間違いなくこれ。出崎演出の本質みたいなものをこの2本で学んだ。 ――『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』(1984)を演出する際の参考にしたのですよね? 押井 アニメを、どう演出したら「映画を見た気分になれるんだろう?」というテクニックの部分。テレビを大きくすれば映画になるわけではないし、お祭り気分のイベント・ムービーも映画ではない。僕は劇場デビュー作の『うる星やつらオンリー・ユー』(1983)で失敗しちゃって、ただのでっかいテレビになっちゃった。 そう
ランジャタイのお二人が2024年5月21日配信のニッポン放送Podcast『ランジャタイの伝説のひとりぼっち集団』の中で漫画家の高橋留美子先生との食事会をした際の模様を紹介。ネットで噂されている「高橋留美子先生は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』での押井守監督の仕事に対して怒っている」という説について直接聞き、「全く怒っていない」という回答を得たことを話していました。 (伊藤幸司)押井守さんのやつ、言っていいのかな? (国崎和也)ああ、いいんじゃない? (伊藤幸司)「『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』で高橋留美子先生が怒っている」みたいな噂がネット上で流れていたでしょう? (国崎和也)僕はちょっと……ギリギリですよ? (伊藤幸司)はいはい。『ビューティフル・ドリーマー』っていう『うる星やつら』の映画。押井守さんがやったやつがあって。 (国崎和也)それでなんか喧嘩みた
パトレイバー2が4DXで劇場公開してる。めでたい。コロナじゃなかったら行ってたなって思って、アマプラでパトレイバー2を見た。 私は押井守が嫌いだ。 詳しいわけではない。 なんで嫌いなのか忘れていた。 パトレイバー2で、第二小隊の息の根を止めたから大嫌いだったんだと思い出した。 押井守は私が大好きだったキャラクターたちを殺した。 テレビ版が好きだった。子供の頃に、毎週土曜日の朝BSで再放送を見ていた。衛星アニメ劇場とかだったと思う。 楽しかった。キャラクターたちがいきいきして、楽しそうだった。みんな笑っていて、いい加減なところがあっても、出動がかかればビシッと警察官なところを見せてくれていた。 大人になってから、劇場版作品が3つもあると知った。 勇んで見た。楽しみだった。またあのキャラクターたちの活劇を見せてもらえると思っていた。 劇場版パトレイバー。第一印象は「キャラクターが不細工」押井作
スタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫と、日本のアニメーション界を代表する巨匠・押井守──二人が“忖度一切なし”の対談を重ねた記録が『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』(DU BOOKS)として一冊にまとめられ、注目を集めている。映画という芸術の奥深さや、その背景にある人間関係に迫るこの書籍は、日本の映画文化の一端を垣間見ることができる貴重な資料となっている。今回は本書の刊行を記念して、隠れ家「れんが屋」にて鈴木氏にインタビューを行った。 庵野秀明が語っていたこと―「これだけ世の中にいろんなものが出ちゃったら、今『ものを作る』っていうのは、映画に限らずあらゆるものがコラージュになる」と鈴木さんは本書でお話されています。この点、詳しくお伺いさせていただけますか。 昔はコンテンツが少なかったじゃない。ウディ・アレンを見てると面白いんだよね。彼は何十本も映画を作っているん
映画や本を楽しんでいると、ふいに詩の一節や哲学者の言葉が挟まれることがあります。いわゆる「引用」です。 ここぞという場面でスッ…とイケてる引用があるとたまりません。とりあえず聖書が引用されると興奮します。小説の最初のページで、何気ない文章が引用されているのもカッコいいですね。 映画『インターステラー』では、宇宙へ旅立つ主人公に向けて、繰り返しこんな詩が引用されていました。 奮い立つ。ディラン・トマスという詩人の詩ですが、絶望に抗おうとする主人公の心情にバチリとハマります。 ああ、カッコいい。僕もこんな引用をしてみたい。映画をつくる機会はないから、せめて普段の会話の中で、 ただ名言を放つだけじゃない。インターステラーみたいに、その状況にズドンと刺さる華麗な引用をキメたいんです。そしてカッコいいと思われたいんです。 よって会話で引用をぶつけ合う「引用選手権」を開催します。 参加者はこの4人。
基本的対処方針等諮問委員会で発言する西村康稔経済再生担当相(奥右から4人目)=東京都千代田区で2021年2月26日午後0時32分、竹内幹撮影 大阪や愛知、福岡など6府県に出されていた緊急事態宣言について、今月28日で先行解除することが決まった。ただ、解除を決めた26日の「基本的対処方針等諮問委員会」(会長=尾身茂・地域医療機能推進機構理事長)では、出席した医療や感染症の専門家から政府方針に「異論」が噴出し、終了予定時間を1時間もオーバーするほど激論が交わされた。専門家たちが懸念したこととは何か。3月7日に期限を迎える東京や神奈川など1都3県の解除の見込みは。【阿部亮介、横田愛、村田拓也】 「数日待てないのか」専門家から不満の声 会議は26日午後0時半に中央合同庁舎8号館1階にある講堂で始まった。諮問内容は、大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、福岡の6府県に発令されている緊急事態宣言の解除で、当初
タイプ・あ~る @hitasuraeiga 無類の映画好きでアニメ好きのタイプ・あ~るです。映画に関する話題(アクションやSF系の作品が多め)を中心に色々つぶやいていますが、アニメの話も大好きです(特に好きなアニメーション監督は宮崎駿、富野由悠季、庵野秀明、押井守など)。ブログも不定期更新中です。type-r.hatenablog.com blog.livedoor.jp/thx_2005/ タイプ・あ~る @hitasuraeiga 高橋留美子の人気漫画『うる星やつら』が最初にTVアニメ化され放送が始まったのは1981年10月14日。しかし現場は大混乱だったらしい。なぜなら放送が決定したのがオンエアの1ヵ月前で、時間が全く足りなかったのだ。そんな時にチーフディレクターに抜擢されたのが、当時まだ若手演出家の押井守だった。 pic.twitter.com/Tw6dYqWDqY 2022-10
映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年)の公開当時の貴重な予告編と劇場特報が、11月18日に『攻殻機動隊』公式YouTubeチャンネルで公開された。 押井守監督が手がけた本作の公開日である11月18日を、記念すべき日として祝した企画となる。 作中の主なシーンをダイジェストで映しながら、ナレーションによる煽りを挟む定番の告知映像になっている。 一方で「この秋、このアニメが映画を進化させる」といったキャッチコピーから、公開当時作品にかけられていた期待感をうかがい知ることができる。また、一般鑑賞料金が1400円と表示されるなど、現在より低価格である点からも時代が感じられる。 SFアニメの金字塔──『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、1995年11月18日に公開された劇場アニメ。 士郎
オンライン講座を通して日本文化を発信するNaro.tvにて、「アニメ/特撮カテゴリー」 の第1弾講師として登場した押井。「押井守に学ぶアニメ・映画」は計300分の全20セッションで、押井の思考や、映画監督として実践していることが紹介される。セッションの中には「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」のシーン分析や、映画と出会った幼少期から監督になるまでの振り返りも。価格は税込1万円。期間限定で税込7980円で購入できる。また押井のコメントと、アニメ特撮研究家・氷川竜介氏から「押井守に学ぶアニメ・映画」についての推薦文も到着した。 押井守監督コメントアニメーション監督は机上で映画を作ることが仕事です。 机の上には映画の根拠となるものー現実の風景も役者も存在しません。 そこにあるのは言葉と、それが作り出すイメージだけです。 そして、だからこそ僕は映画を語ることに拘ります。 映画を
【本編無料公開】押井守監督の原点でもある、カルト的人気の近未来SF映画『ラ・ジュテ』の大塚明夫による日本語ナレーション版を2/9(金)21:00~YouTube初無料公開!Prime Videoチャンネル「シネフィルWOWOW プラス」公式YouTubeでは、一度は観ておきたい名画、人気のミステリードラマ、名作アニメなどを続々無料公開! © 1963 Argos Films Amazonプライム会員向けの配信サービス、Prime Videoチャンネル「シネフィルWOWOW プラス」の公式YouTubeにて、クリス・マルケル監督によるSF映画の傑作『ラ・ジュテ』の、『攻殻機動隊』『イノセンス』のバトー役でおなじみ大塚明夫による日本語ナレーション版を、2月9日(金)21時より2週間限定無料公開! テリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』(1995)をはじめ、その後の数多くの<タイム・トラベル>
▼本編(114分)フル視聴は以下のURLから(「文藝春秋 電子版」初回登録は「月あたり450円」から) https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h6051 【フル動画】小泉悠×太田啓之×高橋杉雄「アニメの戦争と兵器」 ▼本「アニメの戦争と兵器」シリーズが書籍になりました! https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166614806 『ゴジラvs.自衛隊 アニメの「戦争論」』(文春新書) ▼「文藝春秋 電子版」掲載のテキスト記事はこちら 小泉悠×高橋杉雄「ウクライナ戦争『超精密解説』」(2023年5月号掲載) https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h5941 太田啓之「《語り残した事は多い》宮﨑駿が漫画版「ナウシカ」に描いた“最後の1コマ”の真意とは?」 h
Amazon Prime Videoの『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』配信ページには現在「まもなくPrimeで11日以内に公開」と表記されている。なお、現時点ではレンタルに400円[税込]、購入に2500円[税込](いずれもHD画質の場合)が掛かるので、注意してほしい。 『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(Amazon Prime Video) 『うる星やつら』関連商品をAmazon.co.jpで検索する 『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は原作・高橋留美子の『うる星やつら』の世界設定をベースに、監督・脚本を押井守氏が手掛けた完全オリジナルストーリーの劇場作品。 本作では学園祭を明日に控え、準備をしていた諸星あたるやラム、ふたりのクラスメイトたちが、さまざまな異常事態に巻き込まれる。“生きることの全ては夢の世界のできごと”というテーマをモチーフとした物
1月17日に緊急出版される広野博嗣『奔流 コロナ「専門家」は、なぜ消されたのか』(講談社)が発売前から話題になっている。当事者である西浦博氏自身が、自身のXで「自分で言ったこととはいえ、この国に関するエピローグの締めくくりを読んでつらい気持ちになってしまいました」と語っている。 政権と世論に翻弄されながら危機と闘ったコロナ感染症「専門家」たちの悲劇とは何だったか? 弩級ノンフィクションの一部を紹介しよう。 英国の「その後」はなぜ日本と段違いなのか 西浦博が「完全にディフィーテッド(敗北)」と悔しそうに総括したこともあった。 それは政府に参画して分析を提供する専門家の層の厚みにおいて、疫学の先進国に彼我の差を見せつけられたことだ。22年2月に世界に先駆けてコロナの規制を全廃した英国は「その後」が優れていたという。 「緩和の後、英国は1年以上にわたってオックスフォード大学やケンブリッジ大学が国
インタビューと文章: 前田久 写真:関口佳代 創作しながら暮らす場所として、あえて「東京」以外の場所を選んだクリエイターたち。その土地は彼・彼女らにとってどんな場所で、どのように作品とかかわってきたのでしょうか? クリエイター自身が「場所」と「創作」の関係について語る企画「ここから生み出す私たち」をお届けします。 ◆◆◆ 今回の「ここから生み出す私たち」に登場いただくのは、アニメーション映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』などを手掛けた映画監督の押井守さんです。押井さんは約30年前に東京から熱海に移住し、以降はその2拠点を行き来しながら作品づくりを続けています。 実写作品の『THE NEXT GENERATION パトレイバー』と『ケータイ捜査官7』では、熱海でのロケを敢行。そんな熱海という土地を、“東京ではできないような突拍子もないものが撮れる”可能性を秘めていると語
東京国際映画祭『機動警察パトレイバー2 the Movie』上映記念・押井守監督独占インタビュー! 東京を舞台に戦争を仕掛ける幻想を遂に実現できたのが『パトレイバー2』 第35回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門【アニメと東京】特集で押井守監督の『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)が上映されたことを記念して、押井監督に同作品を振り返っていただいた。映画祭ではメカニックデザイナーの出渕裕さんが上映後のトークに登壇。まずはそのトーク内容を押井監督にお伝えすることからインタビューは始まった。 『パトレイバー』を作ることの難しさ ──今回、出渕さんが最初に話されたのが「『機動警察パトレイバー』は設定を掘っていくと矛盾してしまう作品である」ということ。作業用ロボット=レイバーを登場させる方便として巨大洋上工事計画〈バビロンプロジェクト〉を設定して、これが首都圏の用地問題
椎名高志 @Takashi_Shiina 私の知る限り、某先生は某映画を「これは自分とはあまり関係無い、監督の作品ですね」とは言ったが、「でも面白い」とも言ってらして、別に怒ったりはしてないはずだと繰り返し述べておく。名作の逸話として刺激的で面白いけどね。 2022-05-20 11:58:23 椎名高志 @Takashi_Shiina 作家性の強いその監督はあまり他人の意見に流されない。ので別の映画ではとあるキャラを原作者・脚本家の希望とは違う方向に描こうとして、そのときはだいぶ綱引きした結果しぶしぶ妥協してくれたという話は聞いてる。まあそれくらいはあるでしょ。 2022-05-20 11:59:09
今年から、『新潟国際アニメーション映画祭』が開催される。本映画祭の特徴は、これまで、公の場ではあまり批評の対象とされてこなかったエンターテイメント作品も取り上げている点だ。「商業」「アート」の垣根なく作品を評価し、アニメ文化を守り継いでいくために開催される本映画祭。第1回目の審査員長を務めるのが、1970年代からアニメ業界で作品をつくり続けている押井守氏だ。今回は、幸運なことに押井氏にインタビューする機会を得て、アニメ業界への課題感や映画祭の意義についてうかがった。 撮影込み30分という限られた取材時間のなか、押井監督はひとつの質問に対してほぼノンストップで語り続け、60分インタビュー並の分量に。その発言内容にはアニメ業界に対する厳しい意見も多分に含まれているが、そうした言葉の根底にあるのは、スタッフが心血を注ぎ込んで作品をつくっていることに対するたしかなリスペクトと、その仕事が報われてほ
1985年にOVAとして発売されたアニメ「天使のたまご」が、発売40周年を記念して4Kリマスター版の劇場公開が決まった。ドルビーシネマ版を11月14日から先行公開し、11月21日からは全国24の映画館で順次公開する。 35mmのフィルム原版を使い、押井監督自ら監修して4Kリマスター化。オリジナルのモノラル音声はソニーPCLとソニーグループの音源分離技術で解析・分離され、5.1chサラウンドおよびドルビーアトモスに再構築した。劇場公開用のポスターは、天野喜孝さんが40年ぶりに描き下ろした。 天使のたまごは、「攻殻機動隊」などで知られる押井守さんが原案・脚本・監督を務め、原案・アートディレクションを「ファイナルファンタジー」シリーズなどのイラストレーター、天野喜孝さんが手掛けた。 関連記事 万博で「攻殻機動隊×量子コンピュータ」 押井守監督と大森賢治教授が対談、YouTube配信も 「攻殻機動
天使のたまご / Angel's EGG @AngelsEgg_anime @oshii_mamoru 『天使のたまご 4Kリマスター』 カンヌ国際映画祭 2025 クラシック部門(Cannes Classics)出品決定 シネマ・ド・ラ・プラージュ(Cinéma de la Plage)での上映が4K版のワールドプレミアとなります🎬 ➤ 原案・脚本・監督:押井守 @oshii_mamoru ➤ 原案・アートディレクション:天野喜孝 @YoshitakaAmanoO International sales: Goodfellas Animation #天使のたまご #AngelsEgg 2025-05-13 10:00:01 天使のたまご / Angel's EGG @AngelsEgg_anime 🎬【押井守&天野喜孝 コメント】 ▼原案・脚本・監督:#押井守 「巧く世の中に出してあ
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が世界的に評価されるなど、日本を代表するアニメーション監督として知られる押井守。そんな彼が「ファイナルファンタジーシリーズ」のキャラクターデザインなどを手がけた天野喜孝とタッグを組んで生み出した、1985年発売のOVA『天使のたまご』が、4Kリマスター版となって全世界で公開される。 そこで今回は、押井氏自身が「不遇の時代」であったと形容する『天使のたまご』公開後のキャリアを中心にお話を伺った。 ――押井監督の作家性を前面に押し出した『うる星やつら 2 ビューティフル・ドリーマー』がヒットしたあと、翌1985年にOVA『天使のたまご』が発売されました。まずは、この時期の心境について教えてください。 押井 当時はイケイケだったから何をやってもいいんだと思っていたけれど、『天使のたまご』(以下、『天たま』)は、見る側に準備がなかったところにいき
映画の正体 続編の法則 (立東舎) 作者:押井 守立東舎Amazon20年に『押井守の映画50年50本』という、1968年からはじまり1年に1本、「今の押井守にとって、その年を代表する映画」を語る本が刊行された。押井守は今まであらゆる媒体で映画について語っているがこの本は縛りがユニークで、傑作ではなく”お気に入りの映画”を中心に演出・映画論が語られていることもあって、近年の押井本の中でも当たりな一作だった。本作『映画の正体 続編の法則』はその続篇となる。 で、本書自体が続篇なので、シリーズものの映画について語ろう! ということになったようだ。マーベルシリーズを筆頭にゴジラやらトランスフォーマーやら007やら続篇映画は数こそは多々あれど、続篇をテーマにして読みどころのある話が展開するのかいな、と疑問に思いながら読み始めたのだけど、これが『映画50年50本』とは違った様相を呈しておりかなりおも
タイプ・あ~る @hitasuraeiga 無類の映画好きでアニメ好きのタイプ・あ~るです。映画に関する話題(アクションやSF系の作品が多め)を中心に色々つぶやいていますが、アニメの話も大好きです(特に好きなアニメーション監督は宮崎駿、富野由悠季、庵野秀明、押井守など)。ブログも不定期更新中です。type-r.hatenablog.com blog.livedoor.jp/thx_2005/ タイプ・あ~る @hitasuraeiga 劇場版『#機動警察パトレイバー』(1作目)のラストは当初、押井守監督の案では「方舟が沈んで終わり」になるはずだったが他のスタッフから猛反対されて絵コンテを描き直し、零式との激しいバトルが追加された。結果、観客も関係者も大満足!ただ一人、押井監督だけは納得してなかったらしい。 pic.twitter.com/WCaFjy9uHF 2023-08-10 12:2
▲『天使のたまご 4Kリマスター』(c) 押井守・天野喜孝・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ TOHOシネマズ日比谷とヒューリックホール東京をメイン会場に10月27日より10日間開催された第38回東京国際映画祭が無事閉幕した。コンペティション部門のグランプリに輝いたのは、英国統治下の支配と反乱を壮絶に描くアンマリー・ジャシル監督の『パレスチナ36(サーティーシックス)』。今年9月のトロント国際映画祭でワールドプレミア上映され、同映画祭史上最も長いスタンディングオベーションで称賛されたにも関わらず、北米のマスコミにほぼ完全に無視されてしまった不遇の映画だ。政治的な配慮で北米のマスコミが臆してしまった同作を、東京はコンペティション部門に選出し、さらに最高賞をさずけることで、東京の立ち位置を世界に見せつけることができた。年末年始の賞レースをめざす映画界は、5月のカンヌを皮切りに、8月末
「映画でいうと『DUNE/デューン 砂の惑星』しかない。自宅のモニターで観てもしょうがない映画だよ。なぜなら音響がすばらしいから。あの音響はどうがんばっても自宅では再現できない。劇場だからこその強みになる。 もう1本、違う意味で記憶に残っているのは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。ダニエル・クレイグ・ボンドの最後の作品。私はこの映画、劇場まで観にいったけれど、はっきり言ってがっかりした。こんな終わり方がボンド・シリーズとして許されるのか? このあとシリーズをどうするのか? 長年のファンはみんなそう思ったんじゃないの?」 ――押井さんは、もしかして“長年のファン”なんですか? 「別にファンじゃないけど、最初の『007 ドクター・ノオ』(62)からずっと観ていて、なんとなく同世代意識がある。当時、ボンドは私たち中高生の憧れだったからね。だって経費使い放題でしょ? 高級車を乗り回し、高級ワイ
悪夢のシナリオ ある小話をひとつ。 あなたは日本の大学を定年退職後、日本の省庁所管の独立行政法人に勤め始めた研究者だ。配属先は中国事務所。現地中国の大学の教授も兼任することになった。もちろん所属先の承諾を得た上であり、給与は日本の所属先からもらっている。中国の大学から給与は受け取っていない。日本での実績が評価され、「千人計画」に参加することができた。 そんなあなたの所属先に日本の大手新聞から取材依頼があり、中国に関するテーマだったこともあり、匿名を条件に取材を受けることとなった。 数ヶ月経ったある日、友人から「これはあなたのことでは?」と声をかけられた。見せられた新聞には自分が。 中国の千人計画に参加するために、中国の大学に高待遇で引き抜かれ、その引き換えとして軍事関連技術を流出させている…。 一面トップ記事だ。年齢、研究分野、中国での兼任先、日本で所属していた大学名などが記されており、個
――――――――――――――――――――――― 株式会社日立アカデミーは、日立グループの人財育成を担うCenter of Excellence(CoE)として、「事業起点の人財育成」と「個人の成長意欲に基づく学び」の加速をめざし、多様な角度から刺激し、視座を高めるための「学びの場」づくりを推進しています。 この取り組みの一環として、2023年12月に日立グループ向けのイベント「Hitachi Academy Open Day 2023」を開催しました。このイベントは、各界著名人の講演や対談を通じて参加者が新たな知識や視点を得、より良い未来に向けた一歩を踏み出すことを目的としています。 イベント当日は、「AIと人類の共存」をテーマに、株式会社電通デジタルの大木真吾氏、オムロン株式会社の諏訪正樹氏、脳科学者の茂木健一郎氏、MBZUAIの客員教授である乾健太郎氏、映画監督の押井守氏、教育学と学習
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