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「オタク」かどうかを決めるのはドーパミン放出量?脳科学者・中野信子氏による重要な指摘 『脳はどこまでコントロールできるか?』より #1 脳科学者・中野信子氏の『脳はどこまでコントロールできるか?』(ベスト新書)がロングセラーとなっている。生まれつき決まってしまっている脳の性能、男女の違いなどもズバッと解説している。同書では「オタク」「アル中」と「ドーパミンの放出量」との関連にも言及。以下、同書からの抜粋を一部編集して紹介しよう。 ■「快楽の分子」ドーパミン 男性と女性で、脳が生理学的に異なっているもうひとつの例として、「ドーパミンの放出量の違い」があげられます。ドーパミン量の違いによって何が違ってくるかというと、中毒に陥る可能性、つまりハマりやすさが違ってくるのです。 ドーパミンは、俗に「快楽の分子」と呼ばれ、チョコレートを食べることから、セックスに至るまで、さまざまな行為によって分泌され
先日、東京大学中退を標榜するホリプロ所属の村木風海さんが、文部科学省の原子力関連での有識者会議のメンバーに選ばれて、ただでさえ風当たりの強かった原子力学術界隈では大しけの空模様となりました。 たまに原子力学会に寄稿したりする私も、まさか足元で「なんだこの人選」と思うようなネタが到来するとは思ってもおりませんでした。 嬉しいお知らせです! 実は先日、文部科学省の核融合に関する有識者会議の委員に就任しました!!🎉😆… pic.twitter.com/mHX25uUS0x — 村木風海|Kazumi Muraki (@Kazumi_Muraki) June 29, 2023 まだ「ひやっしー」推しを自分でやってるの超ウケる、それって何のギャグ? 村木風海さんに関しては、概況を記した別の記事も書いてあって、委員の選考の際にご参照いただいたのですが、バイネームをしっかり書かなかったのが敗因だった
現代のインターネット社会では、「本音を言うのが正義」、「論破するのが最上」といった雰囲気が形成されてきましたが、場合によっては相手との関係性が壊れてしまいますよね。脳科学者の中野信子先生は、言いたいことを言うけれども、相手を直接傷つけたり、関係性を破壊してしまったりしないコミュニケーション方法を提案しています。その中野先生「論破よりも、言葉をうまく使って相手を懐柔できることのほうがずっと重要」と言いますが――。 脳は調和よりも論破を好むようにできている 相手と良好な関係を長続きさせるよりも、論破したり、打ち負かしたりすることに喜びを感じがちな人間の脳の性質をどう制御するかは大きな課題です。 人間の性質というよりは、ある程度の社会性を持つ生物全般の性質といえます。 この性質は言い換えれば、ヒエラルキーのある構造を持った集団をつくる生物の性質かもしれません。 たとえば犬はその代表格になるでしょ
上智大学で行われた脳科学者・中野信子氏の講義の模様をお届けします。今回のテーマは「遺伝と環境」。最終回の本パートでは、生後の環境要因が子どものストレス耐性や知能にどのように影響するのか、脳の仕組みとともに語られました。 生後の「環境要因」は、子どもにどんな影響を及ぼすか 中野信子:話を戻しますが、生後の環境要因について。これは遺伝と関係ありません。20年ほど前にミーニーという人が研究した内容です。ラットは哺乳類なので、お母さんラットは子どもに毛づくろいをします。そのうち、子どもの毛づくろいをよくするお母さんと、あまりしないお母さんの両方がいるんですね。 お母さんラットからたくさん毛づくろいを受けたり、お母さんラットによく舐めてもらったりした子どもラットは、成長後のストレス耐性が高い、不安傾向が低いということがわかりました。 どうも毛づくろいされなかった子どもラットちゃんたちと比べると、海馬
「頭の良さ」は、環境要因と遺伝的要因が半々中野信子氏:さて、遺伝と環境の問題でよく取りざたされるのは、脳科学では、知能と遺伝の問題かと思います。知能の遺伝率についてご存知でしょうか? 45パーセントと考えられています。遺伝率の説明はちょっとややこしくなりますが、その集団の中で、その人がどれくらいズレているか。そのズレを、遺伝要因と環境要因に分けて考えようというときに、遺伝で説明できる割合が、知能の場合は45パーセント、という意味です。 ちゃんと遺伝学を勉強してる人はきちっと理解しているんだろうなと思いますが、まあ本当にざっくりと、あまり科学的に正確というわけでない説明で大まかに理解したいという人向けには、環境要因と遺伝的な要因が半々ぐらいなんだということでいいかもしれない。 ズレを環境要因と遺伝要因で説明できる割合が半々ぐらいというのはどういうことかというと、自分の努力の割合がけっこう大き
脳の力は死ぬ直前まで伸ばすことができる仕事などを通じていろんな人と接すると、「あの人の脳力がうらやましい。自分もこうだったらよかったな」と感じる機会は多くあります。しかし、それは脳の専門家である中野さんも同じだそうです。 中野さんが憧れるのは、お笑いの世界で活躍している芸人さんたち。「一瞬のうちに感情を捉え、心を揺さぶり、空気を変える力を持っています。あんな脳になるのにはどうしたらいいのでしょう」と中野さん。 しかし、「こんな脳力のある人になりたい」と思ったら、私たちはトレーニングをして、その脳力に近づくことができるとのこと。 うらやましいと思っている暇があったら、今持っているリソースで、どれだけなりたいものに近づくことができるか、そのゲームにまずトライしてみるのです。(中略)そしてすこしずつでも良いスコアが出せるようになったら、これほど楽しいものはないでしょう。 (『あなたの脳のしつけ方
上智大学で行われた脳科学者・中野信子氏の講義の模様をお届けします。今回のテーマは「遺伝と環境」。本パートでは、決められた19の数字から1つ運命の数字を選ぶ「運命と抵抗」ゲームを元に、自分の意思で家庭環境は選べないとする「親ガチャ」の問題について語られました。 「運命」と「抵抗」ゲーム中野信子氏(以下、中野):みなさん、よろしくお願いします。中野信子といいます。 これからゲームをします。これから私が19個の数字を表示します。同じ数字は二度と表示されません。その数字を見て、みなさんには2つの選択肢があります。「運命」か、または「抵抗」。 ただし、「運命」を選べるのは1回だけです。「運命」を選ぶと、その人はそれ以降の数字に対する選択権を失ってゲームは終わりです。あなたが「運命」と言ったら、その数字がまさにあなたの「運命」です。 「抵抗」を選ぶと、その数字を捨てることになります。その数字は二度と手
◆ ◆ ◆ Q なぜ私立文系を見下すのか?──19歳・女子大学生からの相談 私立文系の大学生です。ツイッターで私立文系をバカにしているツイートを見ると、はあ?と怒りが湧き、あとから傷つきます。検索エンジンで「私文」と打つと、「私文ゴミ」と出てきます。私立文系を見下す風潮があるのは、日本だけなのでしょうか。なぜこのような差別が起きるのでしょうか。 実は、私も受験のときは第一志望が国立大学で、私立文系はダサいと思っていました。数学ができず、絶望して私文に入りました。今でも、数学や物理など難しそうな科目を勉強する理系の学生には憧れがあります。でも、能力で人をバカにするのは許されないと思います。 中野信子の回答 A 私大文系はバカにされるのですか? 私は国立理系の出身ですが、まさに私大文系に憧れていました。中高生時代に栗本薫さんにハマり、彼女が学んだ早稲田大学第一文学部に進学し、彼女のようなSF作
「私は運が悪い」とあなたは思っていませんか? でも実は「運がいい」と思っている人も「運が悪い」と思っている人も遭遇している事象は大差が無い場合が多いのです。「運」というものは必ずしも、その人がもともともっていたり生まれつき決まっていたりするものではなく「その人の考え方と行動パターンによって変わる」のです。 「運のいい人」は自分の脳に「運が良くなる」考え方や行動パターンを習慣づけているとも言えるかもしれません。それではどのようにしたら良いのでしょうか? 優秀な脳科学者である中野信子氏の著書『新版 科学がつきとめた 「運のいい人」』から一部抜粋し、科学的見地から、「運のいい」考え方や行動パターンを習慣づける方法を紹介していきます。 運のいい人は「おもしろそうかどうか」で決めるやるべきかやらざるべきか、どちらを選ぶべきかなどで悩んだら、「それが自分にとっておもしろそうかどうか?」で判断するのもお
脳科学者の中野信子さんは自分のことを“偏屈”“気難しい部類”と表現する。その気難しさを許容してくれるような相手はめったに見つからないという中野さんが行きついた「やっかいな自分」との付き合い方とは――。 ※本稿は、中野信子『脳の闇』(新潮新書)の一部を再編集したものです。 「かわいい」いちごが苦手 子どもの頃は、いちごを食べるのが苦手だった。当時のいちごがすっぱくて、練乳をかけて食べなければ子どものおやつとしてはちょっと、というくらい糖度が高くなかったということもあるけれど、そもそもいちごの持つイメージが苦手だった。 赤い色、女の子らしいイメージ。「かわいい」の象徴とされるようなフォルムや色彩の持つ、王道を行く感じも苦手で、どこかで敬遠するような気持ちが抑えきれなかったことをよく覚えている。いちごのイメージと、自分のセルフイメージとがあまりにかけ離れていたからだろう。極端な言い方だけれど、私
おつかれさまです。 読書家ではないけど、本が好きな腰掛けOLです。 最近読んで、面白かった本を紹介。 脳科学者・中野信子氏と 国際政治学者・三浦瑠麗氏が 不倫をテーマにした対談本 不倫と正義 表紙のインパクトありすぎでしょ! 不倫と正義 この二人、交わるの??? 刺激的な一冊 夫婦は4階建て構造? 専門用語が多いけど OLの本棚 この二人、交わるの??? お二人は、 東大卒で、 年も近く、 才色兼備、 と共通点が多いように見えますが、 メディアを通して見る印象は、真逆ですよね。 ぶっちゃけ、中野信子さんが好きな人は、三浦瑠麗さんが苦手だったりしませんかね。 その逆も然り。 この二人、交わるの??? そう、交わりません! それが、おもしろいんです! 刺激的な一冊 もちろん、全く共感ぜず終始バチバチ、ということではありません。 「わかる〜!」 と、無駄に共感し合う女子トーク的な内容ではないとい
なぜ日本人は「批判」「批評」ではなく、「攻撃」「人格否定」になるのか。演出家・鴻上尚史さんと脳科学者・中野信子さんが、現代社会特有の“息苦しさ”から抜け出すためのトレーニング方法を語った新著『同調圧力のトリセツ』より特別公開する──。 ※本稿は、鴻上尚史・中野信子『同調圧力のトリセツ』(小学館新書)の一部を再編集したものです。 共感能力がないほうが「論破」向き 【鴻上】今は共感能力があるほうが生きる上で大切だと思われていますが、一方で、共感能力がない人は、「論破王」と言われることもあります。確かに共感能力がない人のほうが一文で相手に対して、勝利宣言はできますよね。 【中野】海外の元首までなさった人に失礼かもしれませんけど、論破王的なトランプ元大統領も一定の支持がありましたね。 【鴻上】論破というのは、相手とのコミュニケーションを切断することだとようやく気づいてきた人が増えてきたからいいです
世界で通用する「頭のいい人」にはどんな共通点があるのか――。東大、フランス国立研究所、MENSAなどで世界のさまざまな「頭のいい人」を見てきた脳科学者の中野信子氏が、本当に賢い人たちが実践しているパフォーマンスを最大化するコツを紹介します。頭のいい人が「笑顔で主張する」理由とは? ※本稿は中野信子氏の著書『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』を抜粋・再編集したものです。 日本を代表する技術者は 一緒にいるのが楽しい人 しばらく前に、NHKの『プロジェクトX』という番組が放送されていました。 この番組は、戦後の日本で起きた様々な開発プロジェクトを取り上げています。成功までの苦難をどのように乗り越えていったのかをドラマチックに描いたことで、大変な人気を博しました。電気製品や自動車などの産業、ダムやトンネルといった土木事業など、題材は多岐にわたります。 この『プロジェクトX
JBpressで掲載した人気記事から、もう一度読みたい記事を選びました。(初出:2023年3月22日)※内容は掲載当時のものです。 今の社会は何事も簡素に、便利に、合理的になっているが、それと反比例するように、人々はこれまで以上にデリケートかつ気難しくなっている印象を受ける。デジタルデバイスやインターネット空間が発達し、本音と建前、正義と悪が錯綜する現代という檻の中で、人々の思考と感情が窮屈さに悲鳴を上げている。 そんな時代に、私たちはどのように生きればいいのか。『脳の闇』(新潮新書)を上梓した脳科学者の中野信子氏に聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト) ──霊感商法、特殊詐欺、結婚詐欺、悪質なマルチ商法やネズミ講など、最近人を騙してカネを取る事件が頻繁に報道されます。「騙される人間は考えが甘い」などと思ってしまいがちですが、中野さんは「自分が詐欺師だったら高学歴の人を狙うかもし
中野信子さん (撮影/写真部・高野楓菜)この記事の写真をすべて見る 和田秀樹さん (撮影/写真部・高野楓菜) 新型コロナウイルスとの闘いが始まって、1年あまり。「新しい生活様式」のなかで自粛警察が横行するなど、この間に、日本が抱える問題点が浮き彫りになってきた。精神科医の和田秀樹氏と脳科学者の中野信子氏が分析する。 【和田秀樹さんの写真はこちら】 * * * 和田:新型コロナウイルスは、日本やアジアではインフルエンザと大して変わらないんですよ。日本でのインフルエンザでの死者数は、年に約1万人(注1)ですから。 中野:コロナで怖く感じたのは、むしろ営業を継続する店への嫌がらせとか、ちょっと出かけただけでバッシングするとか。そういう人間の行動です。本人は強い正義感でやっているつもりでしょうが、他人を攻撃することでドーパミンが放出され、快楽にはまってしまうんです。私はそれを「正義中毒」と呼ん
きっかけは母親が「空気を読む脳」を買ってきたことだった。以前からこの人の主張はおかしいと思っていて耐えられなくなりこの人の他の本も読み、言動についても調べた 酷い。矛盾だらけ、エビデンスにならない動物実験ソース、人を見た目で判断することは科学的に正しいという主張、本人の言っていることとも矛盾した倫理観。 彼女がいつも言う「日本人はセロトニントランスポーターが少ないから不安に駆られやすい」という理論、まずこれが怪しい。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)について知っている人なら奇妙に感じるだろう。この薬は、セロトニントランスポーターの機能をあえて弱めることでシナプス中のセロトニン濃度を増やし不安を和らげる薬だとされている。つまり、彼女の理論とSSRIの作用機序についての理論は正反対なのだ。モノアミン仮説にもやや怪しい部分はあるが、正反対の解釈というのは流石におかしい。神経科学の専門家
「己を知ること」が、学びの9割をも左右する 自分にとって効果的な学びをするためには、「己を知る」姿勢が欠かせません。 ただ、自分の特質や強みに若い頃に気づける人もいれば、遅くまで気づけない人もいます。人それぞれよいところはあるはずですが、過度に不安を感じがちな性格だったり、まわりの環境の圧力があったりして気づけない人もいます。それは、とてももったいないことです。 本来独立してやっていける力があるのに、長年同じ会社で働いてきた体験や環境のために、自分の本当の願望に気づけなかったり、会社を辞めることに強い不安を感じたりします。 逆に、組織のなかのバイプレーヤーとしての適性があるのに、起業ブームに煽られ、つい主役をやろうとして会社を辞めて、失敗してしまう人もいます。 これらはすべて、自分の適性を見誤って起こるミスと見ることができます。 わたしは、「己を知ること」が、学びの9割をも左右すると考えて
同性愛と異性愛の個体で脳機能は異なる 性的指向についての議論がしばしば盛り上がる。これはくり返し起こっているように見える。性的指向、性自認は、「嗜好」ではなく「指向」であり、生理学的、生物学的な要素が無視できない。 少なくとも脳科学領域では、同性愛の個体と異性愛の個体で異なる脳機能部位があることはかなり以前から知られている。本人の意志で簡単に変更がきくようなものではない。これは、もっと多くの人が当然のこととして知っているはずの知識だと私は思い込んでいたのだが、社会全体、なかんずく政治に携わる人々の多くにこの知見が広まっておらず、政権中枢にほど近い方から、科学的に当然の知見とはあまりにもかけ離れた発言が見られてしまったことは、ひとえに私も含めた科学者の怠慢であり、大変申し訳なく、斬鬼の念に堪えない。 私ごときがひとりでやっても限界がある。その活動は本人が目立とうとするだとか金銭的な報酬を目的
2020年の調査(「ジェクス」ジャパン・セックスサーベイ)によると、恋人や結婚相手以外の人とセックスをしている性交経験者の割合は男性が4割強、女性が3割強だという。この割合を高いととるか、低いととるかは人それぞれだが、浮気・不倫をする人が一定の割合で存在することは確かだ。 なぜ、世の中には浮気・不倫をする人とそうでない人がいるのか。脳科学者の中野信子氏は、その要因には脳内物質が深く関係していると語る。ここでは、中野氏と国際政治学者の三浦瑠麗氏が「不倫」をテーマに対談した『不倫と正義』(新潮社)の一部を抜粋し、浮気・不倫に積極的な人の特徴についての意見を紹介する。(全2回の1回目/後編を読む) 性行動を分ける2つの脳のタイプ 三浦 中野さんはすでに不倫で1冊本を書いてらっしゃいますよね(『不倫』、文春新書、2018)。人はなんで不倫をするんですか? 中野 詳細はそちらの本に譲りますけど、前提
脳科学者・中野信子氏と精神科医・和田秀樹氏が初の対談本『頭のよさとは何か』(プレジデント社)を上梓した。「バカの再生産システム」を抜けだせ、と刺激的なメッセージを発する同書より、その一部を特別公開する。 「頭のよさ」と「頭の若さ」和田 日本人の平均年齢(平均寿命ではない)は48.36歳で、なんと世界一(2019年データ)。その意味で、これからの日本人の「頭のよさ」について考えるときに避けて通れないのが高齢化です。 いくつになっても頭がいい状態を維持する、つまり、「頭が若い」とか「頭を老けさせない」ことがすごく大事だと思います。要するに、「歳をとっても若い」と言われる人を目指すことが大事。 「知的な人」としてテレビコメンテーターに引っ張りだこの社会学者・古市憲寿さんにしても、メディアアーティストの落合陽一さんにしても、頭がいいことはもちろんとして、なにより思考が柔軟で、すごく「頭が若い」感じ
最初から再生 続きから再生 ↓以下はオプション。反映させるには「最初から再生」ボタンを押してください speed: 1 ×閉じる 脳科学や心理学の知見から、人の感情や行動を解き明かしベストセラーも数多い脳科学者の中野信子さん。初の自伝『ペルソナ』(講談社現代新書)では、アカデミズムの男性原理社会での生きづらさや毒親についても語り、話題となっています。中野さん自身の経験も踏まえ、働く女性たちが抱える生きづらさの原因はどこにあるのかを聞きました。 (上)中野信子 容姿の良さが女性の働きづらさを助長する ←今回はココ (下)団塊の毒親に今も苦悩する40代 感謝しながら縁を切る 美しいと仕事上の実力は目減りして見られる ―― 日経ARIAの読者は、部下を持ち活躍している女性たちも多いのですが、『脳のアクセルとブレーキの取扱説明書』(行動経済学者の真壁昭夫さんとの共著、白秋社)の中で「女性の管理職は
脳科学者・中野信子さんいわく、「困難で不確実な状況を生き延びるためのスキルを芸人・兼近大樹さん(EXIT)に学ぶという裏テーマが隠されているのです」と。 中野さんが『笑いのある世界に生まれたということ』で明らかにするのは、兼近さんを変えた「笑いの力」…。異色のふたりがガチで語り合う「ヒト」と「笑い」の関係。人間への洞察力がつき、自分自身や仕事にも大きなヒントになります。 脳には、苦痛を和らげる仕組みが備わっています。しかし実は、快楽の沼から出る術を持っていないのです。 不安に満ちた日常で、逃げ場を求めたくなる現代社会で、依存症から、誰かを攻撃する快楽から、自分を強くする方法はあるのでしょうか…。 人間の脳は快楽に弱くできている私たち人間の脳は苦痛よりも、快楽に弱くできています。 たとえば、私たちの代謝のメカニズムは、もちろん個体差はあるものの、多くの場合、飢餓状態に耐えられるようにカロリー
「私だって頑張っているのに、なぜあの人ばかりがほめられるの?」 「あの人はいいなぁ。私なんて、何もできないし、何もない……」 上記のように感じた経験はありますか? こうした思いは、ますます自分をイラつかせたり、落ち込ませたりするもの。しかし、ネガティブな感情は、自分を成長させるエネルギーにもなるといいます。 そこで今回は、脳科学、心理学、精神医学などの知見をもとに、ネガティブな感情が役に立つ側面を探ります。さらに、どうすれば他人に振り回されることなく自分が満たされるのか、ノートで整理してみました。 1. 嫌な気持ちが成長のエネルギーに 脳科学者の中野信子氏によれば、妬み、怒り、自信のなさといったモヤモヤは、解消しようと頑張らないほうがいいのだそう。なぜならば、嫌な気持ちは「自分を成長させるエネルギー」にもなりうるからです。 誰かを妬んで「悔しいから相手を攻撃してやろう」「傷つけてやろう」と
こんにちは、笑熊です。 本日、ご紹介させていただく書籍は、 ・世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた 中野信子 アスコム こちらの著者の中野信子さんですが、ご存じの方も多いと思いますが、脳科学者で、よくテレビなどにも出演されております。 ご出演されているテレビの中などで、中野さんが解説している話しの内容に驚きを覚える事が多々あり興味を持ちました。 今回、ご紹介させていただくこちらの書籍について、中野さんは、本書のプロローグで、世界で通用する頭のいい人が行っている行動や思考は、練習は必要かもしれませんが、簡単なコツやテクニックで習得できるもので、頭のいい悪いは関係なく、少し意識を変えるだけで、誰にでも出来ることだとおっしゃっていると思います。 これは、学んでみたい!! 目次 01 世界の「頭のいい人」はどんな人 ・空気は読まない。 ―自分が好きなことと得意なことを貫く― 中
優しい人々に、冷酷さが発動するとき 誰かが苦しむ姿を見るとき、たいていの人には大きな心理的な負荷が掛かり、それを見たくないと嫌悪感を示すだろう。「何の咎もない人が、あんな目に遭わされるなんて」と程度の差こそあれ、その誰かと同様の苦しみを覚え、どうにかしてその人を助けたい、この先もなんとかその苦痛を回避することはできないものだろうかと心を砕こうとする。 ウクライナ戦争の衝撃を受けて、日本でも多くの人がウクライナへの支援を検討し、少なくない額の寄付が集まったと報じられる。理不尽な攻撃や一方的な暴力を許さず、被害を受けた人に少しでも届いてほしいという、純粋で温かい願いをそこには見ることができる。人間には必ずしも攻撃的で冷たい面ばかりがあるわけではないということに、一筋の光を見るような思いにもなった。 このように、望ましくない事態が誰かに降りかかったとき、人間は苦痛を感じ、その状態を変えていきたい
『生贄探し 暴走する脳』(中野信子・ヤマザキマリ/講談社) 日本人は、海外の人から「礼儀が正しい」「親切だ」などと賞賛されがちだ。だが、日本人として日本に長く暮らしていると、日本人の秘められた性格の悪さというものを嫌というほど実感する。特に昨今のコロナ禍は、日本人の意地の悪さを表出させたような気がしてならない。 たとえば、「正義中毒」。自分に正義があると信じ、ルール違反者に平気で罵詈雑言を浴びせかける姿はとても世界に誇れたものではない。それも昨今ニュースで取りざたされる日本のような陰湿な炎上騒動は世界でも類を見ないというから驚かされる。 『生贄探し 暴走する脳』(講談社)は、脳科学者の中野信子さんと『テルマエ・ロマエ』などの作品で知られる漫画家のヤマザキマリさんが、対談を通して日本人の脳について鋭く分析する一冊。博識な2人の歯に衣着せぬ議論は面白い。この本を読むと、日本人がどうして厄介なの
脳科学者・中野信子さんと精神科医・和田秀樹さんが共著『頭のよさとは何か』(プレジデント社)を出した。なぜ日本に「バカ」がはびこるのか。「本物の頭のよさ」とはなんなのか。2人の白熱対論の一部を特別公開する──。(第1回/全2回) ※本稿は、中野信子×和田秀樹『頭のよさとは何か』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 脳は前頭葉から「老化」する 【和田】僕はこれまで、精神科医として多くの高齢者を見てきました。 ふつうはみなさん、歳をとったら自分も記憶障害や知能障害が起きるのではと不安に感じているものでしょう。でも、臨床的な観察から言うと、これがずいぶん違う。記憶障害や知能障害が起こるはるか以前に、まず脳の前頭葉機能が衰えてしまうんです。 【中野】ということは……。 【和田】意欲だとか新しいことへの対応能力だとか、クリエイティビティとか、そういった能力から先に「老化」してしまうんですね。
相手との友好的な関係を保ちつつ、自分を主張する方法は? 世界の「頭のいい人」はどんなことをしている? 脳科学者・中野信子先生の『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』からピックアップして紹介します。 頭のいい人がやっていることって? IQの高い人たちや、世界で評価され、活躍しているビジネスパーソンなど、世界のさまざまな「頭のいい人」の姿を見てきたという脳科学者の中野信子先生。 このような経験を経てきて、中野先生が強く思ったことは、逆境も自分の味方にして、したたかに生き抜いていくのが、「世界で通用する、本当に賢い人の要件」だということなのだそうです。 今回は「頭のいい人」たちがやっている習慣術について、『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(アスコム刊)の著者でもある中野先生にお伺いしてみました。 ニコニコしながら主張する。角を立てずに相手を操縦!
私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。 読み終えるまでの平均的な時間(3時間26分) 感想… SNSでの「友達が多い人が勝ち」のような風潮があるなか孤独を感じている人もいる、それは本質的なジャッジをする軸がないからだと。自分が充実しているのかどうかが、わからない人が寂しくなると言うこと。なんかよくわかると感じました。 そして、一番衝撃的だったところは「男性は恋愛」「女性は仕事」が自己肯定感を上げる判断基準になっていると言うところです。 私はすごく納得できたのですが、私も含めて自己肯定感が低い人は、確かにそこを軸になっているように感じます。女性は恋愛…みたいなイメージがありますが、逆なんですね。 アンケート調査の結果、男性の場合は「恋愛に自信がない」「容姿に自信がない」「異性に告白された経験がない」と言うことが自己肯定感の低い人の
現代のインターネット社会では、「本音を言うのが正義」、「論破するのが最上」といった雰囲気が形成されてきましたが、場合によっては相手との関係性が壊れてしまいますよね。脳科学者の中野信子先生は、言いたいことを言うけれども、相手を直接傷つけたり、関係性を破壊してしまったりしないコミュニケーション方法を提案しています。その中野先生「論破よりも、言葉をうまく使って相手を懐柔できることのほうがずっと重要」と言いますが――。 脳は調和よりも論破を好むようにできている 相手と良好な関係を長続きさせるよりも、論破したり、打ち負かしたりすることに喜びを感じがちな人間の脳の性質をどう制御するかは大きな課題です。 人間の性質というよりは、ある程度の社会性を持つ生物全般の性質といえます。 この性質は言い換えれば、ヒエラルキーのある構造を持った集団をつくる生物の性質かもしれません。 たとえば犬はその代表格になるでしょ
石丸伸二氏は「中身ちょっと言われると切り返せない」中野信子氏が辛らつ分析「仮面かぶって演技 結構ツラい」山口真由氏は心配 拡大 脳科学者の中野信子氏が17日、カンテレ「あさぱらS!」に出演。7月の東京都知事選で160万票以上を獲得し、開票特番での言説が話題になった前広島・安芸高田市長の石丸伸二氏について、皮肉めいた発言をした。 コメンテーターや司会者の質問に「ん?同じ質問を繰り返してます?」などと対応する「石丸構文」。中野氏は「中身に一切触れずにインパクトを残す見本なんですよ。すごくうまいと思う」と褒めた。一方で「うまいけど、中身についてちょっと言われると、そこは切り返せないという…」と苦笑。MCのハイヒール・リンゴは「中身がないから」と納得した。 中野氏は「石丸さんがそこ強くなったら、誰も勝てない感じになるんじゃないかな」と予想した。 共演した国際弁護士の山口真由氏は「こういう政治家にな
あなたは誰のことが嫌いですか? 理由なく嫌いなものがありませんか? 『「嫌いっ!」の運用』を上梓した脳科学者の中野信子さんいわく、「『嫌い』という感情は、自分を守るためにとても大事。ぜひ『運用』してほしい」とのこと。 第1回に続いて、「嫌い」という感情の運用方法を、中野さんに教えていただきました。 第2回は「いい人は収入が低い」という驚きの研究結果から、お話を伺っていきます。 貧乏な人も、本当のお金持ちも「いい人」 ——『「嫌いっ!」の運用』には、「お人好しのいい人ほど収入が少なくなる」というアメリカとカナダの研究結果(※1)が紹介されていました。 ちょっと衝撃的な研究結果ですよね。これは約9,000人を対象に、協調性のテストと収入の関係を調べたもので、協調性が高い人ほど収入が低いことが導き出されています。 さらに、もっとも管理職になれないという結果も出ています。収入が高いから幸せとは限り
脳科学者の中野信子さんの著書『脳の闇』は、ハラスメント、承認欲求、プレッシャー、正義、ジェンダーなど、様々な切り口から「脳の暗部」を浮かび上がらせる一冊だ。 実はあとがきには「この本は、バカには読めない本になってしまった」という一文がある。では「バカ」とは何を指すのだろうか。 中野信子さんは今回のインタビューで「バカとは何か」というこちらの問いに対し、まずこう語った。 「脳は快楽に流されて、わかりやすい意見に飛びつきやすい。そして、いいことをすると快楽を得る。それと同時に「悪いこと」をした人を糾弾すると気持ちよくなるんです」 確かにSNSには正義を名乗って人を叩く人の姿を見ない日はない。そういう人を叩く行為が快楽になってしまっているということなのだ。では、快楽に流されないようにするにはどうしたらいいのか。 私たちの脳は無自覚に快楽に乗っ取られてしまう ――「バカとは何か」というこちらの問い
信子 あ、髪に寝癖が(ササッと直してあげる)。 ――はい、早速、仲睦まじいところをありがとうございます。人気脳科学者初の自伝として話題の『ペルソナ』(信子著、講談社現代新書)には、夫が「寄り添う人」として登場します。週刊文春WOMANの内田也哉子さんとの対談でも毎回、圭さんが話題になっていました。 全文は発売中の「週刊文春WOMAN」2021 創刊2周年記念号に掲載 圭 そうですか。妻の記事や著書をあまり読まないものですから。 信子 圭さんは大阪芸術大学の准教授をしているので、コロナでリモートの講義がほとんどとはいえ、週の半分は大阪にいます。横浜にも愛着があって部屋を持っているので、そちらにいることも。 ですから二人のときは、どちらかが仕事モードに入ってしまうと相手がリラックスできないのではないかと思い、お互いに仕事関係のものはプライベートな場には持ち込まないんです。ちなみに、圭さんは昨日
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中、戦争という非常事態において、人間の脳の中はいったいどのような状態になっているのか。そして、争いのない平和な世界は実現可能なのでしょうか。富山市にある高志の国文学館で、同館の館長である国文学者の中西進氏と、脳科学者の中野信子氏が対談しました。本記事では、「自分」と「他者」の区別が曖昧になっている現代社会の問題点や、他責思考になってしまう理由を語っています。 「集団性」と「個別性」がイコールになっている現代社会中野信子氏(以下、中野):今の人類の様相は、(「みんなのようでなくてはならない」という)認知の上での圧力が非常に強まっているように見えますよね。生物学的な基盤と認知の基盤が、とっても乖離している状態にある。これは速やかに是正する必要があると思います。 中西進氏(以下、中西):中野さんの今のお話を聞いていて、集団の中に自分が紛れることと、自分と他者と
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