積立投資はやったほうがいいと聞くが、なかなか始められない。 かくいう俺も、その一人だった。 俺の投資に関する履歴を振り返ってみた。 長期投資はギャンブルか 漫画で学ぶNISAとiDeCoを筆頭に、はてブで投資の話が盛り上がっている。 投資が話題になるのはよくあることなのだが、今回は「投資はギャンブルか」というネタが中心だ。 みんな大好き99点の記事が公開されたのが2020年1月である。今さら「投資はギャンブル」で盛り上がるのが割と謎。それともリテラシーが高まった後だから論争になっているのだろうか。 俺はこれまで記事を書いてきた通り*1、インデックスファンドで長期投資をするタイプである。要するに上記の99点ほぼそのままの方針だ。なので一般論として「投資ってした方がいい?」と訊かれたら、「99点の通りにしたらいいよ」と返す。特定の個人に対するアドバイスなら、当然のごとくケース・バイ・ケースだ。
## # Host Database # # localhost is used to configure the loopback interface # when the system is booting. Do not change this entry. ## 127.0.0.1 localhost 上記で「127.0.0.1 localhost」とあるように、[IPアドレス] [ホスト名]というフォーマットで書かれます。 HOSTS.TXTが使われていた当時 ( 1970年代 ) では、わずか数百台のホストしかなかったので、ネット上の全てのホスト情報の記載が可能でした。 しかし、インターネットが普及していくにつれてHOSTS.TXTは肥大化していき、1983年には、ホスト数はおよそ数万台になりました。もはやHOSTS.TXTによる名前解決は不可能となったので、現在のようなDNS
株式会社ラクーンホールディングスのエンジニア/デザイナーから技術情報をはじめ、世の中のためになることや社内のことなどを発信してます。 bashパフォーマンスMySQLInnoDBDB設計インデックス こんにちは、羽山です。 今回は MySQL のプライマリキーに UUID を採用する場合に起きるパフォーマンスの問題を仕組みから解説します。 MySQL(InnoDB) & UUID のパフォーマンスについては各所でさんざん議論・検証されていますが、論理的に解説した記事が少なかったり一部には誤解を招くようなものもあるため、しっかりと理由から理解するための情報として役立つことができればと思っています。 UUID と比較される古き良き昇順/降順のプライマリキーはというと、 MySQL の InnoDB において良いパフォーマンスを出すために縁の下の力持ちのような働きをしてくれているケースが実は少な
Intro こういうタイトルを付けるのはあまり好きではないが、あえてこのようにした。 「ブラウザでキャッシュがヒットしない」 以下は、Web における Caching の FAQ だ。 サーバで Cache-Control を付与したのにキャッシュがヒットしない サーバで ETag を付与したのに If-None-Match が送られない サーバで Last-Modified を付与したのに If-Modified-Since が送られない 先日も、筆者が書いた MDN の Cache セクションで「記述が間違っているのでは?」と同様の質問を受けた。 Issue about the Age response header and the term "Reload" · Issue #29294 · mdn/content https://github.com/mdn/content/iss
最近よく聞かれるので改めて言っておく。俺に起業の相談をするな。一切受けつけていない。突然事業のアイデアを言われても俺は助けないし助けられない。 俺が相手にするのはUberEatsのユーザーと、昔から一緒に仕事をしている人の紹介だけだ。もうすぐ五十路が見えているというのに新たな人間関係を構築しようとするほど俺は暇でも気長でもない。 相談されるとそれだけで僕の頭脳が無駄に消費される。俺に相談するというのは基本的に泥棒である。俺は何か聞いたら自分でも意識しないうちに気の利いた解決策を考えてしまう。俺にとって俺の頭脳は商売道具だから、俺に起業の相談をするというのはタダでイラストレーターに絵を描けと言ってるのと同じだ。 相談を受けなくていいようにたくさん記事を書いてるし本も書いている。俺の情報を一方的に発信するのは構わないのだが、誰かのへんな考えを聞いて時間を浪費したくない。時間は限られているのだ。
"Locality is efficiency, Efficiency is power, Power is performance, Performance is King", Bill Dally マルチスレッディングとは? CPUとGPUのマルチスレッディングの違いをブログにまとめていたけど例によって誰も興味なさそう— arutema47 (@arutema47) 2021年8月16日 つぶやいたら読みたい方が多そうだったので完成させました。 マルチスレッディングとはメモリ遅延を隠蔽しスループットを上げるハードウェアのテクニックです。 ただCPUとGPUで使われ方がかなり異なるため、その違いについて考えてみる記事です。 (SIMDについて並列プログラミングの観点から触れるべきでしたが、時間無いマルチスレッディングに注目するため初版では省きました。) 本記事について 本記事はCPUとG
「CDN」(content delivery network)という言葉からは、Googleのような大企業がいくつもの巨大なハードウェアを管理し、1秒当たり何百ギガビットものデータを処理する様子が想像されます。しかし、CDNは単なるWebアプリケーションです。私たちのイメージとは違いますが、それが事実です。8年前に買ったノートパソコンを使って、コーヒーショップの席に座りながらでも、きちんと機能するCDNを構築できます。この記事では、これから5時間でCDNを開発しようとするときに、直面するかもしれないことを紹介します。 まずはCDNの機能を明らかにしておきましょう。CDNはセントラルリポジトリ(通称:オリジン)からファイルを吸い上げ、ユーザーに近い場所でコピーを保存します。初期のオリジンはCDNのFTPサーバーでした。現在、オリジンは単なるWebアプリとなり、CDNはプロキシサーバーとして機
数ある CDN のなかでも Fastly は圧倒的に優れた特性を持つものだと思うので、障害にかこつけてその優れた点を紹介していく。 キャッシュが消えるのがはやいCDN とは世界各地にあるキャッシュサーバーにコンテンツをキャッシュして配信してもらうことで、オリジンサーバーの負荷を軽減したりユーザーへの配信速度を上げたりするリバースプロキシのホスティングサービスだが、 Fastly の最大の特徴としてはそのキャッシュが消えるのが速い。普通の CDN が数十秒〜数分とかかるのにたいして 0.2 秒で全部消えることが保証されているし、キャッシュにたいしてキーをつけておけば(HTTP ヘッダーに Surrogate-Key って入れるだけ)特定のキーがついているキャッシュだけ 0.2 秒以内に消したりということができる。 これにより、 CDN による配信高速化の恩恵を受けながら、コンテンツをリアルタ
FirefoxでYoutubeを見続けるとどうなるか タスクマネージャを開いてFirefoxでYoutubeを見てみると、おかしいことがわかります。 動画を見ているだけなのにSSDへの書き込みが連続して発生するのです。 試しに後述のabout:configでbrowser.cache.disk.parent_directoryでキャッシュの位置をUSBメモリなどにしてみるとよくわかります。 またキャッシュされた内容はアドレスバーにabout:cacheと入力すると確認できます。 そしてわかったこと。 なんとFirefoxはYoutube動画をすべてディスクキャッシュとしてため込んでいるのです。 動画なんて何度も見ることは少ないのでキャッシュする意味は少ないはずです。 これではSSDの書き込みが延々と発生し、SSDの寿命に影響が出そうです。 Firefoxのキャッシュの仕組み アドレスバーに
キャッシュは、CPUのバスやネットワークなど様々な情報伝達経路において、ある領域から他の領域へ情報を転送する際、その転送遅延を極力隠蔽し転送効率を向上するために考案された記憶階層の実現手段である。(引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) こんにちは、@kaa_a_zu です。私たちエンジニアは、「キャッシュ」というワードをよく口にしています。それはインフラの設計をしている時かもしれないし、表示されるコンテンツが変わらない時かもしれないし、パフォーマンスの改善をしている時かもしれません。普段何気なく使っている「キャッシュ」とは一体何なのでしょうか。この記事は、そんな「(Webフロントエンドを触るエンジニアが知るべき)キャッシュ」について、どんなものがあるのかがちょっと分かったという状態になることを目的に書いています。
はじめに あえてどことは言いませんが、先日某サイトで「ネット速度を高速化する方法」としてDNSサーバの設定をpublic DNSサービスに変更する記事が出てました。その記事の結論としては「変更しても大差ない」というものでしたが、DNSでネットワークを高速化するというこのような記事は何年も前からときどき見かけます。いい機会なので、このあたりについてもう少し深く掘り下げて考えてみましょう。 ※この記事では、とくに明示しなければDNSサーバとはキャッシュDNSサーバ(フルサービスリゾルバ)を指すものとします。 DNS応答の速さ DNSの設定を変えることによりネットワークの速度が速くなるとすれば、(1)DNSそれ自体の応答が速くなるか、(2)その後のWebアクセスが速くなるか、のどちらか(または両方でしょう)。このそれぞれについて検討してみましょう。 前者が速くなると画像やJavascriptなど
Web開発において、ページの読み込み速度は非常に重要になります。 そのためにもブラウザのキャッシュは効率的なWebサイト運営に不可欠な機能です。 ブラウザのキャッシュには次のHTTPヘッダを設定することができます。 Expiresヘッダ Cache-Controlヘッダ Last-Modifiedヘッダ ETagヘッダ これらのキャッシュには強いキャッシュと弱いキャッシュで分類が可能です。 「Expires」「Cache-Control」は強いキャッシュであり、「Last-Modified」「ETag」は弱いキャッシュに分類できます。 強いキャッシュと弱いキャッシュ 強いキャッシュは設定された期間内は完全にローカルキャッシュを利用して、サーバーへのリクエストを行いません。 一方で弱いキャッシュはキャッシュされたリソースの検証が必要であり、ETagやLast-Modifiedヘッダを利用して
DNS リソースレコードを管理していると、「DNS には浸透期間があるため、DNS の設定変更後は24時間〜72時間お待ちいただく必要があります」などと書かれた DNS 事業者の注意書きを見かけることがあります。 ホスティング業者によって「浸透」等が不適切に使われている例 - www.e-ontap.com DNS浸透言ってるところと言っていないところ【レンタルサーバ編】 - ohesotori.hateblo.jp このような記述が蔓延っているために、DNS 利用者の間で「DNS では設定が浸透するまで待たなければならない」という誤解が広まっています。 また、DNS リソースレコードの地理的な伝播状況を可視化するための DNS Propagation Checker なるツールがいくつか存在しています。 https://www.whatsmydns.net/ https://www.ns
はじめに こんにちは、ソウゾウSoftware Engineerの@sue71です。連載:メルカリShops 開発の裏側 Vol.2の13日目を担当させていただきます。 以前メルカリメルカリShopsの技術スタックと、その選定理由でBFFの実装にGraphQLを採用していることをお伝えしました。メルカリShopsをリリースしてから約半年たった今、これまでを振り返ってGraphQLサーバーを実装する上での課題やあらかじめ考えておくと良い項目をまとめてみました。また、本記事ではメルカリShopsでGraphQLの実装としてApolloを採用しているため、Apolloの利用が前提の話もいくつか混在しています。予めご容赦ください。 GraphQLの説明や、メルカリShopsの実装方法に関しては以前こちらの記事で紹介しています。こちらも是非ご覧ください。 パフォーマンス課題 GraphQLは、アプリ
2024/11/22 追記: draft更新が停滞していましたが、著者陣も増え、2024年10月に更新が入り引き続き標準化に向けて作業中です。 新しいHTTPメソッドを定義する「The HTTP QUERY Method」という提案仕様が議論されています。 もともとは、SEARCHメソッドという呼び名が候補としてあげられていましたが、長い議論ののち、一旦QUERYと呼ぶ方向となっております。最終的なFixについては、この draft 02の公開とともに改めてコンセンサスを求めた後に行われます。 QUERYメソッド 「GETリクエストにボディを付けたいという」という質問は長らく有りました。しかし、GETやHEADリクエストでボディをつけることは非推奨となっています (参考URL)。 そのような要望のなかで、リクエストでボディを含められる冪等性の保証された新しいHTTPメソッドが検討されました
ローカル・経路上のキャッシュを併用しよう キャッシュは再利用されるほどいいものです。 サイトの規模にもよるのですが、ローカルと経路上のキャッシュはそれぞれ性質が異なるため、ブラウザキャッシュだけ適切に設定しておけば経路上では不要というわけではありません。 ローカルキャッシュはキャッシュを持つクライアント自身がサイトを再訪する場合は有効ですが、キャッシュを持っていない新規クライアントには無効です。 経路上のキャッシュは新規クライアントに対してもキャッシュを返すことができるため、例えばサイトへの流入が突然増えるといった事態でも対処がしやすいです。 そのためコンテンツ次第ではありますが、ブラウザキャッシュのように特定のクライアントでしか使えないprivate cacheにするよりも、 効率を考えてローカル・経路上のどちらでもキャッシュができ、多数のクライアントで共有できるshared cache
こんにちは。労働者です。とあるプログラムで学生さんの課題を添削していたら面白い話に出会いました。 僕は今、主に学部生向けのインターン研修的なプログラムでメンターなるものをやっています。メンターとしての仕事は、学生さんの課題へフィードバックを返し、Office Hourというセッションを毎週設けて質問受けやCSに関するトークを行うといった内容になっています。今回話題に取り上げるのはその中の課題の1つ、「行列積のプログラムを書いて時間を計測せよ」という何気ない話で、続く課題たちのいわば前座のようなものです。こういったところに沼は隠されているものですね。 担当している学生さんたちが細かい実験を行ってくれて以下のような疑問が提示されました。 「行列積の計算が N = 1024のときだけ N = 1023, 1025のときに比べて3倍遅いのはなぜ?」 配列のサイズが2のべき乗になるのは避けるべきとい
月間ページビュー(PV)が500万PVあり、データ転送量も80TBあるという人気ウェブサイトを400ドル(約4万6000円)以下で維持する方法を、3Dのアセットライブラリを一般公開しているPoly Havenがまとめています。 How we handle 80TB and 5M page views a month for under $400 – Poly Haven Blog https://blog.polyhaven.com/how-we-handle-80tb-and-5m-page-views-a-month-for-under-400/ ウェブサイト運営のポイントの1つは「資金リソースをどう管理するか」です。資金があればAmazon S3のようなクラウドプラットフォームを利用するのが簡単ですが、データ転送量が月間80TBもあるPoly HavenのようなウェブサイトでAmaz
Web 技術解体新書「第二章 Cache 解体新書」リリース Intro 「Web 技術解体新書(Web Anatomia)」の第二章として「Cache 解体新書(Cache Anatomia)」をリリースしました。 これで予定している八章のうち二章が終わりました。 第一章: Origin 解体新書 第二章: Cache 解体新書 Cache 解体新書 以下の Response Header Field がどういう意味を持つか正確に説明できますか? おそらく多くの Web 開発者が一度は見たことがあり、これを「1 時間キャッシュする」という意味で指定している人もおおいでしょう。 では、どこから 1 時間で、 1 時間経ったらなにが起こるのか、これが Response でなく Request に付与されたらどう変わるのか、きちんと把握できていますか? そもそも、一般的にキャッシュ機構における
この記事は? それぞれが専門にしている領域に関わらず、Webエンジニアリングの基礎知識として知っておきたいと思う事を対話形式でまとめていく。知識はインプットだけではなく、技術面接や現場では、専門用語の正しい理解をもとにした使用が必要なので、専門がなんであれ理解できるようなシンプルな回答を目指したものになっています。解答の正しさはこれまでの実務と各分野の専門書をベースに確認してはいますが、著者は各技術の全領域の専門家ではなく100%の正しさを保証して提供しているものではないので、そこはご認識いただき、出てきたキーワードの理解が怪しい場合各自でも調べ直すくらいの温度感を期待しています。なお、本記事で書いている私の回答が間違っている箇所があったりした場合、気軽にコメント欄などで指摘いただけるとありがたいです。 Webエンジニアリングの基礎 この記事でカバーしている領域は、以下のような領域です。W
過去最大のリニューアル工事を済ませ、3月2日にオープンした「東京ドーム」。巨大なLEDビジョンや“顔パス”を実現する顔認証システムも話題だが、場内で現金が使えない完全キャッシュレス化には異論も多い。東京ドームを運営する東京ドーム社に話を聞いた。 東京ドームは場内チケットカウンターの他、グッズを販売する売店や客席販売に至るまでキャッシュレス化した(場外チケット売り場は現金可)。決済はクレジットカードか「Suica」などの電子マネー、「PayPay」などのコード決済となる。コインロッカーは交通系ICカードに対応している。 これに対しSNSでは「時代の流れとはいえ……」「野球ファンには年配の方も多いから時期尚早」といった慎重論も目立つ。東京ドーム社は「そうした意見があるのは把握している」と話す。 「キャッシュレスというとPayPayなど最近登場したコード決済を思い浮かべる方も多いと思いますが、東
イーロン・マスク氏がTwitterを買収してわずか3週間で従業員が7500人から2700人にまで激減したと報じられています。通常、従業員の3分の2が辞めてしまうと会社の運用に支障をきたし、Twitterのシステム維持にも大きな影響を与えてしまいそうなものですが、Twitterは記事作成時点でも問題なく稼働を続けています。大規模な人員削減があってもTwitterというシステムが維持されていた仕組みについて、Twitterのサイト信頼性エンジニア(SRE)を5年間務めていたマシュー・テージョ氏が語っています。 Why Twitter Didn’t Go Down: From a Real Twitter SRE https://matthewtejo.substack.com/p/why-twitter-didnt-go-down-from-a テージョ氏は5年間にわたってTwitterのサイ
米Googleは9月11日(現地時間)、今年初めに削除したGoogle検索のキャッシュ機能を、Webサイトのアーカイブ図書館を目指す米非営利団体Internet Archiveとの連携で復活させたと発表した。「この機能が完全に展開され、40カ国語で検索できるようになるまでには、1日ほどかかる」としている。 キャッシュ機能は、検索結果に表示されたWebページについて、直接アクセスしなくても、その内容を確認できるというもの。更新されたページの更新前の内容を確認する際などに便利だった。 Googleはこの機能を追加する理由を、「研究コミュニティの人々を含め、多くの人が、利用可能な場合はWebページの以前のバージョンを見ることを重視していることを知っている」ためと説明した。 この機能を使う方法は、検索結果の横にある3つのドットをクリックして表示されるウィンドウで、「このページの詳細」ボタンをクリッ
はじめに 最近Denoをよく触っており、DenoのSSRフレームワークであるFreshのミドルウェア・キャッシュについて調べている際にブラウザキャッシュのEtagヘッダが使用されており、気になったのでブラウザキャッシュの仕組みについて調べてみました。 Etagの正体 Etagとは、ブラウザキャッシュの仕組みの中で使用されるHTTPレスポンスヘッダーでリソースの特定のバージョンに関する識別子のことです。 Etagがあることでウェブサーバーは、コンテンツが変更されていない場合はレスポンス全体を再送する必要がないので、キャッシュがより効率的になる。 ブラウザキャッシュの設定について ブラウザキャッシュを設定する際に必要なHTTPレスポンスヘッダーはEtagを含めて以下の通りです。 Expiresヘッダー Cache-Controlヘッダー Last-Modifiedヘッダー Etagヘッダー そ
セキュリティ本部 セキュリティ情報統括室に所属 システム開発者。2000年問題で「2038年問題は定年で対応しなくていい!」とフラグを...。 cats_dogs開発者のヒラマツです。 HTTPキャッシュをうまく使う技術、HTTPキャッシュ制御を解説します。 HTTPキャッシュは、WebアプリなどのWebサービスの通信を最適化する技術です。 HTTPのCache-Controlヘッダーの使い方の話でもあります。 HTTPキャッシュ制御と言っても、Cache-Controlヘッダーの設定だけなので、簡単そうに思えます。 しかし、正しく設定しようとすると、案外、複雑で苦労します。 また、理解なしに使うと、情報漏えいの問題を起こす可能性もあり、適当に設定するのは危険です。 ぜひ、この文章を読んで、理解した上で、Catch-Controlを設定してください。 cats_dogsの仕様を書くときに、
Reactを取り巻く状態管理の潮流を学ぼう。HooksやServer Componentsなどの登場で何が変わるか Reactを取り巻く状態管理のアプローチは変化を続けていますが、いま知っておくべき手法とはどのようなものでしょうか。小林 徹(@koba04)さんに、現在、そしてこの先の状態管理について執筆いただきました。 こんにちは、小林(@koba04)です。 2019年5月に『SPAにおける状態管理:関数型のアプローチも取り入れるフロントエンド系アーキテクチャの変遷』という記事を書きましたが、そこから2年以上が経過し、Reactを用いた状態管理は大きく変わりました。本記事ではReactを取り巻く状態管理の変遷について解説します。 広がるReduxの採用 Hooksの登場 コンポーネントツリーから独立した状態管理 Concurrent Featuresによる新しいユーザー体験 状態とキャ
先日の Next.js Conf で Vercel は Next.js の新しいバージョン「12」をリリースした。 興味深いのは、Vercel は同時にEdge Functionsというサービスを開始したことだ。 Edge Functions – Vercel 謳い文句のひとつに Push your functions to the edge とあるように、「エッジ」で実行される「関数」を提供するプラットフォームである。 ここで言うエッジとはなにかというと、Vercel は明言していないが CDN のエッジのことだ。 Vercel の例のように「CDN のエッジで実行する系」が増えている。例えば以下の 7 つだ。 Cloudflare Workers Fastly Compute@Edge AWS CloudFront Functions AWS Lambda@Edge Deno Depl
はじめに 分散システムの設計および開発において、キャッシュはパフォーマンス向上のための非常に重要な要素です。頻繁にアクセスされるデータをキャッシュすることで、アクセス速度が遅いデータベースへのアクセスを削減し、データへの迅速なアクセスを可能にします。これにより、システムの全体的な効率とパフォーマンスが向上します。 しかし、キャッシュは慎重に設計しないとむしろパフォーマンス上のデメリットになるケースが存在します。 この記事ではよく遭遇するキャッシュ設計の問題とその回避策について解説します。 Cache penetration DBに存在しない値を検索したときに、DBから返された空の結果をキャッシュしない場合に発生するシナリオです。 このシナリオではDBに存在しない値を繰り返し検索することにより、その値がキャッシュされていないため検索ごとにDBへのアクセスが必要になってしまいます。 存在しない
PHPerKaigi 2024の登壇資料のほうが図面がわかりやすいので記載する。 ※2024/06/25 追記 speakerdeck.com どうもキャッシュバスターズ、 id:Soudai です。 Cache(以下、キャッシュ)は特定の場面に置いて劇的な効果を発揮し、様々な問題を解決する反面、新たなコンポートやミドルウェアが追加され、複雑性が上がり、運用のレベルが上がるため、扱いに注意する必要があります。 キャッシュを活用することで、パフォーマンスの改善や負荷軽減が行われ、コンピュータリソースの最適化によるサーバコストの削減や、レスポンスの改善によるユーザエクスペリエンスの改善がされます。 反面、その劇的な効果に毒され安易に多用すると、サービスが強くキャッシュに依存してしまい、非常に壊れやすくなり、運用が難しくなってしまいます。これをWeb界隈では「キャッシュは麻薬」と比喩されて、戒め
うぃっちわっち(丁稚) @Witchwatch99 何度も書いてる事だけど、日本でキャッシュレス決済が浸透しない一番の理由は日本人が小銭の計算が出来るから。 要は幼稚園・保育園の時におはじきのお金でお買い物シミュレーションしてるので現金支払いが苦にならない。 x.com/nwknews/status… 2025-08-23 10:32:54 うぃっちわっち(丁稚) @Witchwatch99 「いやそれくらい誰でも出来るだろ?」って思うでしょ? 「出来る・出来ない」ではなく「苦にならない」ってとこがポイント。 我々日本人の多くは保育園や親とお買い物ごっこをしながら「楽しく」小銭の計算をしてたの。 だから現金支払いは「楽しい」のね。 ところがそういったお買い物シミュレーションを幼少の頃に経験していないと、小銭の計算は単なる苦行。 苦行はチートでスルーするのがクールなので、現金支払いが「楽しく
自分が開発しているLaunchableのWebアプリがローンチされて1年半ほどになる。このWebアプリにはReduxのような状態管理ライブラリを入れないまま開発してきたのだが、今のところ困らずに開発できている。そういえば昔自分は状態管理について何か考えていたような…とブログを掘り起こしてみた。 ninjinkun.hatenablog.com このエントリは2016年にネイティブアプリを対象にして書かれているが、この後自分は2018年ごろにWebフロントエンドに軸足を移し、ネイティブアプリ開発から離れた。なのでこのエントリはWebフロントエンドエンジニアが2022年に再考した話になる。 結論としては、当時自分が管理したかった状態のほとんどは現在ApolloClientのキャッシュによって解決されている。 繰り返しになるが、自分が開発しているLaunchableのWebフロントエンドには状態
このエントリーは一休.com Advent Calendar 2023の15日目の記事になります。 CTO 室の恩田です。 現在は一休レストランのフロントエンドのリアーキテクトを手がけています。 今日はその中で Next.js App Router から Remix に乗り換えた話をご紹介したいと思います*1。 背景 6日目の記事で香西から紹介させていただきましたが、2023年10月に一休レストランのスマートフォン用レストラン詳細ページをリニューアルしました。 一休レストランの Rust バックエンドが正式リリースされました。https://t.co/7N4VGv5ej9 このページのスマートフォンビューはバックエンドが Rust で書かれた GraphQL になってます— naoya (@naoya_ito) 2023年10月4日 ちなみにフロントエンドも、旧バージョンは Nuxt v2
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