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閲覧注意 おわかりいただけただろうか… 薬を盛ってはいけません。 売り物としての無性愛者 世の中にはコンバージョン・セラピーというものがあってだな 「無性愛者を『恋愛脳』にする薬」について考えてみると 自分は麦茶が飲みたいっす先輩! 俺たちはディストピアに生きている おわりに 閲覧注意 この文章はTwitter上で発表されたある漫画に対する感情を吐露するものである...と言うと、当然、「その漫画って、何?」と思うだろう。ごもっともです。私はここで、その漫画へのリンクを直接貼ることもできる。 しかし私はこの漫画についてはそれをするまいと思う。自分の体験を振り返れば、とてもそのようなことはできないと思う。 なぜか。私はその漫画を読んで、自分でもびっくりするほどのダメージを受けたからだ。 その理由を説明するには、まず明らかにすべきことがある。 この文章を書いている私のセクシュアリティは、恐らくア
恋人同士なら性的関係を持つのが当たり前? 「真の男」は性にアグレッシブで、フェミニストは性に奔放であるべきか? 人は誰もが性的なのか? 「ACE」(エース)と自称する人たちがいる。性的に誰にもひかれない「アセクシュアル」の当事者のことで、「asexual」の冒頭3文字に由来する。性愛を当然のものとする社会は、エースというレンズを通すと、どう見えるのだろうか。 「フツーの恋愛、性愛ってなに?」。そう題された『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念イベントが11月初め、東京都内の書店で開かれた。『ACE』は今春刊行された米国発のルポエッセー。個々の生き方を尊重する<真の性的自由>の実現を提起し、性の規範をめぐる問いにあふれた一冊だ。 イベントには合意の上で複数の人と恋愛性愛関係を築く「ポリアモリー」や、アセクシュアルの研究者らが参加。本の訳者で、クィア・フェミニ
“他者に恋愛感情を抱かない“(アロマンティック) “性的に他者に惹かれない”(アセクシュアル) この言葉を初めて聞く方も多いのでは。 「喜怒哀楽はあるし、恋愛以外の『好き』は知っています。家族や友だちのことは大切に思っているし、大好きです」 NHKで放送中のドラマ「恋せぬふたり」で、当事者として番組の考証チームに加わっている なかけんさん(本名・中村健さん)は、こう話す。 なかけんさんは、自身が自認するアロマンティック・アセクシュアルも含めた多様なセクシュアリティについて理解を広める活動をしている。 多様性を認め合い、誰もが自分らしく暮らせる社会をめざして…。 神戸に生まれ、両親と姉と自分の4人家族で育ったなかけんさん。 学生時代は、男女関係なく友人がいたが、「○○さんが○○さんのことを好き」といった噂話はあまりよく分からず、うまく会話に乗ることができなかったという。 ただ、この頃は「恋愛
ドラマ 恋せぬふたり 恋せぬふたり アロマンティック・アセクシュアルとロマンティック・アセクシュアル…これら恋愛的性的指向をあなたは知っていましたか? 『恋せぬふたり』とは あらすじ アロマンティック・アセクシュアルとロマンティック・アセクシュアル アロマンティック・アセクシュアル ロマンティック・アセクシュアル アウティング 多くの人に観てもらい一緒に考えてもらいたい問題作 現代の様々な問題が浮き彫りに 普通って何? みんなひとりぼっち アロマンティック・アセクシュアルとロマンティック・アセクシュアル…これら恋愛的性的指向をあなたは知っていましたか? 『恋せぬふたり』とは 『恋せぬふたり』は、2022年1月10日から3月21日までNHK総合「よるドラ」にて放送されたテレビドラマ。 主演は岸井ゆきのさんと高橋一生氏。 他者に恋愛感情も性的欲求も抱かない「アロマンティック・アセクシュアル」の
Ace/Aroの表象の注意点 vol.2 以前、主にクリエイター向けとして「アセクシュアル・アロマンティックを作品で描くときの注意点」を私なりに整理する記事を公開しました。まだ読んでいない人はまずはそちらに目を通してみてください。 ただ、そちらの整理記事はあくまでアセクシュアル・アロマンティックの表象で起きがちな偏見や誤解についてざっくりと説明しているだけでした。「基礎編」という感じです。 そこで今度は「“もっと考えてみる”編」ということで、アセクシュアル・アロマンティックの表象はどうしたら良いものになるのか、起きうる複雑な問題とはどんなものなのか…さらに踏み込んで整理していこうと思います。 私も色々なアセクシュアル・アロマンティックを描いた作品を見ながら、自分なりにあれこれと悩んで思案している最中であり、その思考整理も兼ねています。なので「基礎編」よりも、まとまりのない文章になっています
他人に対して恋愛感情を抱いたり、性的な魅力を感じない人を指す「アロマンティック/アセクシュアル」。近年、こういった呼称とともに、様々なセクシュアリティを持つ登場人物が描かれた作品が増えてきている。 アナキスト/フェミニストの高島鈴が「愛」と呼ばれるものを解体し、万人に開かれた革命を目指すコンテンツ批評「世界転覆望遠鏡」。今回は、この「アロマンティック/アセクシュアル」を題材にした作品をいくつか読み解く。 ※この記事は『クイック・ジャパン』vol.159に掲載のコラムを転載したものです。 愛は革命を起こせない いつから「愛は世界を救う」などという嘘がまかり通るようになったのか、その答えは悲しいかな知らないのだが、ともかく私は愛は革命を起こさないと信じている。いや、正しくはそのようにして起きた変革を革命と呼びたくないと考えている。なにかとなにかの間に生まれる情によって生じた変革は、必ずやそのな
他者に対して性的に惹かれない「アセクシュアル(アセクシャル)」、恋愛的に惹かれない「アロマンティック」…これらの用語は日本でも徐々にですが知られ始めてきました。そうなってくるとアセクシュアルやアロマンティックのキャラクターを描いた小説・漫画・ドラマ・映画などの創作物も数が増えていくものです。 しかし、当事者にとってその現状は素直に喜べないモヤモヤがあります。なぜか。それはそうした創作物の中でアセクシュアルやアロマンティックはちゃんと描かれているだろうかと不安になるからです。「嫌なら見なければいい」という主張は通用しません。間違った描写は誤解や偏見を助長し、当事者の実生活に悪影響を与えます。大問題なのです。 こうした問題は「レプリゼンテーション(表象)」としてLGBTQ界隈では以前からよく議論されてきました。詳しくは『テレビが見たLGBTQ』や『トランスジェンダーとハリウッド 過去、現在、そ
記事:明石書店 『私はアセクシュアル』(明石書店)旗を持っている主人公・レベッカのイラストは、日本語版のための描きおろし。 書籍情報はこちら アセクシュアル以前の青春 『私はアセクシュアル――自分らしさを見つけるまでの物語』は、他者に対して恋愛的に惹かれることはあっても性的には惹かれない、著者レベッカの高校時代から大学卒業後までを描いた自伝的コミックである。日本のコミックに影響を受けた愛らしい絵柄で描かれる物語を楽しみながら、他者に対して性的に惹かれない、アセクシュアルの人の体験を知ることができる。レベッカの姿は、私に重なるところもあった。10代の頃の私がこの本を手にしていたら、もっと楽に、自然体で生きられたかもしれない。 『私はアセクシュアル』1章「自分でないふり」より(14~15ページ) レベッカが10代を過ごしたのは、誰もがいずれ恋愛をしセックスをするという考えが支配的で、アセクシュ
記事:明石書店 『いちばんやさしいアロマンティックやアセクシュアルのこと』(三宅大二郎・今徳はる香・神林麻衣・中村健 著、明石書店) 書籍情報はこちら 「相手が異性を好きになる人とは限りません。彼氏いるの?彼女いるの?といった聞き方ではなく、パートナー/付き合っている人はいるの?といったジェンダーニュートラルな言葉を使いましょう」。 確かに性の多様性の視点に立つと、同性を好きになる人もいるので、望ましい言い換えと言えるでしょう。しかし、ここにはもう一つ見落としているポイントがあります。それは「誰もが誰かに恋愛的・性的に惹かれるものだ」という思い込みです。 Aro/Aceをいちばんやさしく説明 本書は、他者に恋愛的な感情を抱かない「アロマンティック(Aromantic)や」、他者に性的な感情を抱かない「アセクシュアル(Asexual)」、それらに関連する多様なセクシュアリティの総称である「A
記事:明石書店 『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて――誰にも性的魅力を感じない私たちについて』(明石書店) 書籍情報はこちら 一枚岩ではないアセクシュアルの諸相 本書は、アセクシュアル当事者である作家による入門書です。著者は、アセクシュアリティ(アセクシュアルであること)を次のように定義しています。 アセクシュアリティとは性的指向の一つで、現在人口の1%に当てはまるといわれています。通常は、他者に性的に惹かれないことを指しますが、「性行為や性的魅力をそれほど重要視しないこと」と定義する場合もあります。(p.18) 「恋愛をしたくない人」というように一面的に捉えられがちなアセクシュアルの多様性を、丹念に明らかにしているのが本書の大きな特徴です。 私たちアセクシュアルの人の中には、恋愛をしたい人も、そうでない人もいます。セックスをしてもよいと思う人も、そうでない人もいます。処女童貞の人
このブログは長年二次元オタクをしていた人間が、彗星のように目の前に現れたINIのキラキラアイドル担当・尾崎匠海さんに沼落ちし、この世の色々な仕組みが分かりロマンティック・アセクシュアルを自認することを自分に許してハッピーライフ☆を送っていくようになった話です。 本当は布教に貢献できるような内容にしたかったのですが、アイドルが人生に食い込みすぎて書き手の気持ちの話になってしまいました。おれに筆力が無いばかりにこんな怪文書を……。 結論、尾崎匠海さんはすごい人なんだ! ということが言いたかったです。1万5千字あるので好きなところだけ読んでください! 最後のおまけはINI各メンバーの印象について思いの丈をぶつけています~。 目次 1 出会い、前 2 土日を溶かしてプデュ2を見て、推しの順位を目撃する 3 伝説の『無限大』1組シンメ 4 「見ていたら、分かるよ」と思うこと 5 推しを前にすると語彙
2025年2月17日に集英社新書から『アセクシュアル アロマンティック入門:性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち』が刊行されます(※「アセクシュアル」と「アロマンティック」の間に半角スペースが入っています)。書店での予約も受付中です。 日本語の本としては、すでにアセクシュアル関連の翻訳書が複数あるほか、2024年には日本の当事者コミュニティに根ざした解説書として、『いちばんやさしいアロマンティックやアセクシュアルのこと』(明石書店)が刊行されました。『いちばんやさしい~』はタイトルのとおり、最初に読むのにオススメな素晴らしい本ですので、ぜひ『アセクシュアル アロマンティック入門』とあわせて手に取ってみてください。 さて、本書はそれらに続く新たなAro/Ace本ということで、今までの本とはすこし違うアプローチで書いてみました。本書のコンセプトはずばり、「Aro/Aceからのクィア・スタディー
2023年5月に刊行された、アセクシュアルの著者による経験と、100人のインタビューにもとづくルポエッセイ『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』。本書の刊行を記念して下北沢B&Bで行われたトークイベント「フツーの恋愛、性愛ってなに?」のレポートをお届けします。 イベントに登壇したのは、重なりながらも異なる研究領域を持つ羽生有希さん、中村香住さん、深海菊絵さん、松浦優さんの4名です。 『ACE』の訳者でもあり、クィア・フェミニズム理論が専門の羽生有希さんは、本書が「フェミニズムやクィアスタディーズの議論を一部批判しながら、それをさらに前に進める形で展開している」ことを魅力として挙げました。また、メイドカフェにおける労働についての研究に従事し、クワロマンティック実践についても発信している中村香住さんは、「エースについてのステレオタイプを覆すような非常に豊かな記述であり、これを多
【インタビュー】アンジェラ・チェン『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』訳者・羽生有希さんインタビュー|前編 エースの視点から見えてくるもの アンジェラ・チェン『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)は、著者自身の経験と100人のアセクシュアル当事者へのインタビューをもとにしたルポエッセイです。 本書の読みどころをフェミニズム哲学、クィア理論をご専門にされている研究者で、本書の翻訳者でもある羽生有希さんにお聞きしました。 本書での議論を社会へとつなげていくために、私たちに何ができるのか? 読者のみなさんと考えたいと思います。 前編は、翻訳についての裏話のほか、最近の研究動向をふまえながら、アセクシュアルの経験をノンバイナリーやセックス ・ワーカーの経験へと接続する可能性についてお話しいただきました。 (聞き手=左右社編集部・梅原) 翻訳者の目線から―
「LGBT」(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字)という言葉はかなり一般にも認知されてきましたが、そこに「Q」を加えた「LGBTQ(もしくはLGBTQ+)」という言葉があり、そこにアセクシュアルもノンバイナリーも含まれます。つまり、ひとつの立派な「SOGI;Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性同一性)」であり、性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)です。 ただ、アセクシュアルやノンバイナリーはかなり個々人で“ゆらぎ”があり、なかなかこれだというひとつの定義を言いづらいものですし、あえて個人の自認を尊重して定義を明確にしないところがあります。 例えば、アセクシュアルならたいてい聞かれやすい質問に「人を好きにならないの?」「セックスしないの?」「自慰は?」などがありますが、その答えは同じアセクシュアルの人でも違ってく
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