2023年の「説明がつかない暑さ」の理由が明らかに2024.12.19 19:0020,694 Kenji P. Miyajima 説明がついたらついたでまた不安が...。2023年は、当初の予想に反して観測史上最も暑い年になりました。エルニーニョ現象、温暖化、船舶燃料の規制強化による大気汚染物質の減少、フンガトンガ火山噴火による水蒸気、活発化している太陽活動などなど。2023年の暑さにはこうしたさまざまな要因があるわけですが、約0.2度の気温上昇についてはこれまで原因がわからないままでした。気候科学者たちは、この想定外の暑さの原因を探し続けてきたのです。 結局、どうしてもその理由を説明できないまま2024年も終わるのかと思っていたら、ここにきてようやく「説明がつかない0.2度」を説明してくれる研究結果が発表されました。 過去最低のアルベド科学誌Scienceに掲載された新たな論文で、ア

1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:コストコのクマのぬいぐるみと最期に踊りたい > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ >ライターwiki猫が好きなマタタビ 個体差もあるが、一般的に猫はマタタビが好きだ。枝や粉末がホームセンターなどで市販されていて、与えると酔っぱらったようにへろへろになる。 過去記事:「マタタビvs風呂上がりの飼い主 より長く猫の気を引くのはどっち?」 近年の研究結果により、猫がマタタビに夢中になるのは蚊を忌避する成分を体に擦りつけるためだと明らかになっている。すなわち蚊が媒介する伝染病から身を守ることができるのだ。依存性や体への毒性もないそうだ。霊薬すぎるだろ。 枝タイプのほかに乾燥させた実を粉末状にしたものもある そんなマタタビが近所に生えているってなんだ
ハードコア大自然ドキュメンタリー『うんこと死体の復権』 この映画のタイトルに驚く人も多いだろう。紀行ドキュメンタリー番組『グレートジャーニー』(フジテレビ)などで探検家として知られる、人類学者で医師の関野吉晴さんの初監督作が8月3日(土)より全国で順次公開される。 山を購入し何十年もそこで野糞をし続けて水洗トイレに異議を唱える伊沢正名、うんこを食べる虫から生態系を観察する保全生態学者の高槻成紀、死体喰いの虫を美しく描く絵本作家の舘野鴻という三人のプロフェッショナルを追った映画だ。 制作意図は、自然界の命の循環を見せるため。このハードコア大自然ドキュメンタリーを撮った関野監督にお話をうかがった。映像制作会社ネツゲンのプロデューサー、前田亜紀さんも同席したインタビューの話題は、うんこと死体から即身仏へ、石器文化からアマゾン先住民族へと限りなく広がっていくのだった――。 「“どういう映画ですか?

現代の植物の祖先であるコケは、熱帯雨林の樹木などのように環境保護の話題の中で注目されることがほとんどなく、美化や清掃のために剥がして捨てられることもしばしばです。世界中のコケを集めてその働きを調べた研究により、コケは栄養素や炭素を保持することで生態系や地球環境を支える縁の下の力持ちであることがわかりました。 The global contribution of soil mosses to ecosystem services | Nature Geoscience https://doi.org/10.1038/s41561-023-01170-x Why mosses are vital for the health of our soil and Earth | UNSW Newsroom https://newsroom.unsw.edu.au/news/science-tech/

「クジラの子を養子にとったシャチ」は誘拐犯かもしれない珍しい母親シャチを発見。サディスと命名される /Credit:Canva2021年8月、研究チームは、アイスランド西部の海で赤ちゃんと一緒に泳ぐメスのシャチ(学名:Orcinus orca)を発見しました。 このシャチは、「サディス(Sædís)」と命名されました。 サディスが注目されたのは、サディスと一緒に泳いでいた赤ちゃんがシャチではなく、ゴンドウクジラ属のヒレナガゴンドウ(学名:Globicephalamacrorhynchus)だったからです。 研究チームの観察によると、サディスは単にヒレナガゴンドウの赤ちゃんに付き添っていただけではありません。 積極的に赤ちゃんの世話を行っていたのです。 また周囲には、サディスと同じ群れだと思われる2頭のシャチも一緒に泳いでいました。 シャチの隣の赤ちゃんはヒレナガゴンドウだった / Cr

【久米島】久米島町真謝の海岸で地元の漁業者がアオウミガメを殺傷した件を受け、久米島漁協の田端裕二組合長は16日、殺傷は「個人の判断」とした上で「日常的にあるものではない」と語った。「カメ対策はずっと課題だ。殺すことはしたくない」と、保護と漁のはざまで揺れる胸の内を明かした。「カメを生きて返すためにも、破れた網を町に補償してもらうなどの方法を考えたい」として、週明けに久米島町に要請する意向も示した。 田端組合長によると、網が破られる被害だけでなく、カメがアマモなどの海草を食べることで「海が砂漠」になっているという。その影響で砂が動き、サンゴに覆いかぶさったり、砂が堆積した浅瀬で漁船が航行できなかったりするなどの被害が出ている。 これまでに県へ相談していることも踏まえ「対策はずっと考えているが、なかなか良い案がない」とため息をつく。 ある地元の漁業関係者は「カメは増え過ぎて獣害になっている」と

トンガの噴火は、その地理的条件から情報が圧倒的に少なく、いろいろと不確かな情報が出回っていました。 その中でも、「破局噴火」はトレンド入りするほどそこここでささやかれていましたね。 「破局噴火」のTwitter検索結果 -Yahoo!リアルタイム検索 しかしながら、時間が経つにつれ、この「破局噴火」という語が不正確であることが指摘されだしました。今回は、どうしてこのように広まっていったのか、そこらへんの経緯を記録的に残していこうと思います。簡単に結論を書くと、「2chのデマみたいです!」と、「英語の”Supervolcano"の訳語として相応しいかもしれない経緯」です。 【目次】 1月15日午後3時ごろ 噴火の情報 午後3:11 「破局噴火」の初出 午後6:09 NHK速報 午後8:24 バズったツイート 午後9:24 5ちゃんのスレッド 午後10:02 朝日新聞の記事 午後10:13ご

1月15日の16時10分~20時50分までのひまわり8号のバンド8(6.2μm)上層水蒸気の画像から前後フレームの差分(10分間)を取ってみると、日本時間20時40分頃のトンガ諸島の火山噴火によるソニックブーム(?)の到着が可視化… https://t.co/QGvFRSwrzG

見渡す限り灰色に染まった異様な光景。沖縄の美しい海が一変しました。遠く離れた小笠原諸島の噴火が原因とみられるこの現象について、専門家はあと1、2年は続くのではないかと分析しています。 ビーチに広がる砂浜ではありません。軽石で覆い尽くされてしまった沖縄県国頭村の海です。 普段の海を見てみると青い海が広がっていて、景色が一変してしまったのが分かります。 この状況に子どもたちは…。 子ども:「(Q.これどうするの?)おばあちゃんにあげる」 現在、この軽石は沖縄県内の各地で漂着が確認されていて、漁業や観光業などへの影響が懸念されています。 漁師:「深いですよもう、15センチ以上かな。指先にようやく水面が付く感じ。自分はマグロ漁ですが、船も出せない。仕事できませんね」 海上保安部の巡視艇にも影響が出ました。23日夜、沖縄本島の南の海上で巡視艇「しまぐも」が「軽石を吸い込んで航行不能」に陥りました。

地球上で過去最大で、太陽系でも最大の火山も匹敵する超巨大火山を発見されたそうだ。場所は日本東方沖で、日本から約1600キロの太平洋海底に位置する。 米テキサスA&M大学(のウィリアム・セーガー氏率いる研究チームが行った海底調査によると、タム山塊(Tamu Massif)と呼ばれるこの火山は、太平洋の海底にある台地、シャツキー海台の一部で、1億4400万年前の噴火で吹き出した溶岩が盾状に固まった単一の巨大な丸いドームから成っている。 面積は約31万平方キロで、英国とアイルランドを合わせた面積に相当する。海底から頂上までの高さは約3500メートルに達する。 この画像を大きなサイズで見る 面積では英国諸島や、太陽系内で最大の火山とみなされている火星のオリンポス山とほぼ同じだが、オリンポス山は標高が2万メートル以上なので体積はタム山塊と比べ約25%大きい。ただし、オリンポス山の「根」は比較的浅いが

アイスランドの首都レイキャビック近郊で噴火し続けるファグラダルスフィヤ火山を18日間撮影し続けて5分にまとめたのがこちらの動画。火を噴く火山が成長していく様子が記録されています。 動画はこちらか。 18 Days, 5 Minutes – Volcanic Eruptions in Geldingadalir and Fagradalsfjall Iceland – Time-Lapse – YouTube この動画は、アイスランド国立放送のライブストリームから作成されたもの。最初の噴火は2021年3月19日、そして現在も火山活動中であり、この火山活動は数十年続くこともあると予測されています。 またこちらはドローンで撮影したもの。とにかく迫力がすごい。 アイスランドの火山が800年ぶりに噴火、ドローンが火を噴く火口に突撃して撮影した動画 さらにドローンで可能限り噴火口へ近づいて撮影したのが

仲良し夫婦のシンボルとして有名な「コアホウドリ」ですが、実はメス同士の「同性カップル」が沢山いた!という驚きの事実を図解してみました。近年「動物の”同性愛”」が数多く発見されていますが、そこには(同性婚など)人間社会の進歩や、「愛… https://t.co/wlYyNeuQtG

民間航空機の減便で、天気予報に不可欠な気象観測データの入電が大幅に減っている。低気圧や台風の予想に必要なジェット気流の予測精度が低下するという。今、天気予報で何が起こっているのか。 コロナが変えた世界の空 2019年末、中国・湖北省武漢市で原因不明の肺炎患者が急増したことに端に発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間にアジア、欧州、北米へと広がりました。2020年2月以降、各国で出入国禁止、都市封鎖など厳しい感染拡大防止対策が取られ、世界経済の急激な冷え込みは2008年の金融危機(リーマンショック)を上回る、底なしの経済危機を引き起こしています。 グローバル化が進んだ現在、最初に影響を受けたのが航空会社です。こちらは成田国際空港株式会社がまとめた、国際線の航空機発着回数です。 【成田空港】国際線 航空機発着回数(1月~3月:2019年と2020年の比較)、著者作成 今年2

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