今週の週刊少年ジャンプ(2015年41号)で、連載漫画「レディ・ジャスティス」が全16話で打ち切り終了となりました。(以下、ネタバレあり) 一般的な評価はあまり高くない作品でしたが個人的には結構好きでした。アメコミっぽいニュアンスのヒロインアクション漫画で、主人公の剣崎さん(♀)が肉体的に非常に強いのが特徴です。敵の超能力者も毎回0.3~0.4%程度のパワーで倒しちゃう。 唯一のメッセージ それでこの漫画の内容ですが、一言で言うと、「肉体は無敵だからどんな激戦でも平気だけど、服は物理的に破れるから恥ずかしい」というもので、これ以外のメッセージ性は何一つ無かったと言っても過言ではありません。 内容をまとめると以下のようになります。 ○1話:無敵だけど服が破れて恥ずかしい ○2話:無敵だけど服が破れて恥ずかしい ○3話:破れにくいコスチュームを作ってもらったけど、コスチューム自体が露出度高くて

僕たちが日頃さらりと消費しているアニメ、小説、漫画などの創作作品。特に意識せずこれらの作品を受容している僕たちですが、当然ながら作り手側にはさまざまな困難があるものです。 中でも特に難しいのが主人公の作り方ではないでしょうか。常人離れした何かを持たなければ主人公である意味がないのに、常人からかけ離れてしまうと今度は読者が感情移入できません。そのアンビバレンツを乗り越えて造らねばならぬところに主人公造形の難しさがあります。 というわけで、今回は週刊少年ジャンプの連載漫画の主人公を分析し、造形上のポイントを探ってみようという試みです。以下は本記事執筆時の最新号である2014年41号に掲載されているすべての連載漫画の主人公の、その特徴を思いつくままに挙げていったものです。 ※『トリコ』のように主人公のイメージが初期からかなり変化した作品に関しては、できるだけ連載初期の姿を思い出しながら挙げていま

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