8年前の福島第一原発の事故後、11基の原発で廃炉が決まり、日本の原子力は「廃炉の時代」を迎えています。NHKのまとめでは、原発や関連施設の廃止にかかる費用の総額は少なくとも6兆7000億円に上り、費用には電気料金や税金などが充てられることから、作業の安全を図りながらどうコストを下げられるかが課題です。 こうした中、NHKが各電力事業者や研究機関の国への報告をまとめたところ、全国各地の原発や原子力関連施設の廃止にかかる費用の総額は少なくとも6兆7205億円に上ることが分かりました。 このうち、建設中の3基の原発を除いた53基の廃炉にかかる費用は3兆578億円になり、1基当たりの平均は577億円でした。 原発以外では、青森県にある使用済み核燃料の「再処理工場」が1兆6000億円となり、最も高額です。 また、日本原子力研究開発機構では、全国79の施設の解体などの費用が1兆9100億円と公表され、

廃炉作業が行われている東京電力福島第一原子力発電所で原子炉のある建物の扉を開けられる鍵が9000本以上もあるなど、不適切な管理が行われていたことがわかり、原子力規制庁は東京電力を厳重に注意しました。 鍵の管理状況をさらに調べたところ、1号機の別の扉に取り付けられた南京錠を開けられる鍵が9000本以上あることが分かり、規制庁は核物質を奪われないためのルールに違反しているとして、東京電力を厳重に注意しました。 紛失した鍵は、誤ってゴミと一緒に焼却されたと見られるほか、南京錠の鍵の大部分は原子炉建屋とは別の場所で保管されていて、いずれも使われた形跡はないということです。 一つの南京錠の鍵が9000本以上もあった理由について、東京電力は、確認中だとしています。 問題の鍵はすでに取り替えられていて、管理簿の整備などの改善も終えたということで、東京電力は「厳粛に受け止め核物質の防護を徹底していきたい」

獨協大学経済学部教授(本学会常務理事) 岡村 国和 原子力損害を定性的・定量的に把握するのに長い時間を費やした。次いで、どれくらいの頻度で発生するかが問題となった。解決の糸口となったのが、1975年の「ラムッセン報告(WASH1400)」である。同報告書で、原子炉の重大事故の発生率は10-6年(原子炉1基あたり100万年に1回)であるとされた(もちろん現在ではもう少し精度が上がっている)。こうして原子力損害に対する保険のメドがついたが、同時に原子力発電の「安全神話」も生まれた。しかし、そのわずか3年後にスリーマイル島原発事故、6年後にチェルノブイリ原発事故(1981年)が発生し、この「安全神話」は瞬く間に世間から忘れ去られた(はずであった・・・)。 ところで、日本の原子力損害賠償制度は、アメリカのプライス=アンダーソン法(Price-Anderson Act of 1957)を参考にして1
In JapanReactor Failings, Danger Signs for the U.S. TOKYO —Emergency vents that American officials have said would prevent devastating hydrogen explosions at nuclear plants in the United States were put to the test in Japan — and failed to work, according to experts and officials with the company that operates the crippled Fukushima Daiichi plant. The failure of the vents calls into question the
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
東京電力テレビ会議の中身が国会事故調最終報告で明らかになった。武黒一郎氏が吉田所長に電話で命じで、海水注入を独断で止めようとしたことはすでに明らかになっているが、その際の言葉遣いまで明らかになっている。 ▼幻影からの脱出―原発危機と東大話法を越えて― 国会事故調での受け答えは紳士的に見えた武黒氏だが、非常事態において、身内とのやり取りの言葉遣いはそうでもなかったようだ。 この武黒氏は、「国際原子力開発株式会社」という会社の社長をしている。 ▼東京電力幹部8名 反省の意を込め「天下り」 全リスト ちなみに、海水注入を停止させようとした武黒一郎東電フェローは、「国際原子力開発」という会社の社長に居続けていますね。 武黒一郎元東電フェローは、原発輸出の元締め「国際原子力開発」社長 ▼国際原子力開発 -Wikipedia 『国際原子力開発株式会社(こくさいげんしりょくかいはつ)は、日本国内の電力

産経新聞が政敵攻撃のためには捏造も辞さない新聞であることはよく知られていますが、福島第一原発事故に対する政府の事故調査・検証委員会による中間報告*1についても、意図的*2な曲解で菅首相(当時)に責任をなすりつけようとしています。 産経新聞としては、福島第一原発事故が菅首相や民主党政権による人災でなければ困るのでしょう。 「「『想定外』という弁明では済まない」政府原発事故調中間報告」 事故調査・検証委員会の中間報告では、東京電力福島第1原発事故での原子炉への海水注入をめぐる生々しいやりとりが明らかになった。菅直人首相(当時)が事故対応への介入を続け、混乱を助長したことがまたも裏付けられた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111227-00000081-san-pol と書かれていますが、中間報告をどう読んでも「菅直人首相(当時)が事故対応への介入を続
ツイッターで以下の質問を頂いた。 『私はこの件の研究者でも詳しい人間でも無いので教えて欲しいのですが、1何故武黒氏は官邸にいた? 2何故「官邸の指示」を出せた? 3この件の管理責任は誰? についてお考えを伺いたいのですが?』 この質問は、安倍晋三さんがデマを言いふらしていた事に関するエントリが広がっている中で頂いた。これを受けた時、僕の頭には、「検証 福島原発事故 官邸の一〇〇時間(木村英昭著)」に書かれていたことが記憶に残っていた。だが記憶で答えないで、きちんと引用しながら、考えてみたいと思う。 ▼検証 福島原発事故 官邸の一〇〇時間 ▼1なぜ武黒は官邸にいたか。武黒が官邸に入った経緯について、「官邸の一〇〇時間」には次のように書かれている。 ===== 『東京・内幸町の東電本店ーー。2階の対策本部にいた技術顧問職フェローの武黒一郎(57)は誰かに声をかけられた。 「官邸から誰かきて欲し

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