先月20日に「NFT化された電子書籍」を紙書籍とセットで発売し話題となったハヤカワ新書。今回の取り組みに、SNSでは「電子書籍の本でも古本屋ができる可能性が出てきて楽しみ」「所有できる電子書籍は初めて見たかも」「NFTの使い方としても素晴らしいと思う」など、好意的な反響が見られた。このNFT電子書籍は、すでに市場に動きがあり、刊行から約2週間で定価以上の本の売買が成立しているケースもみられるという。幸先のいいスタートを切った印象を受けるが、当事者としてこの状況をどのように見つめているのか。早川書房と同サービスを提供する株式会社メディアドゥ両社に話を聞いた。 他社の出版社や編集者からはポジティブな反応 作家の9割以上が「やってみたい」 今回、早川書房の新レーベル「ハヤカワ新書」にてリリースしたNFT電子書籍付き新書は、新書の本編と同じ内容が収録された「NFT電子書籍」のほかに、書籍によっては
米Adobeは10月26日(現地時間)、クリエイターが「Photoshop」で制作したコンテンツに制作者の情報を埋め込めるようになったと発表した。同社が推進するデータ改ざん防止のネットワーク「コンテンツ認証イニシアチブ」(CAI)の一環。NFT(代替不能なトークン)のマーケットプレースに出品すると、埋め込んだメタデータから制作者の情報を取得し表示するという。 この機能は「コンテンツクレデンシャル」というもので、写真やデジタル作品、動画、音楽などあらゆるデジタルコンテンツに作者の情報を埋め込み、そのコンテンツの作者や帰属先、手が加えられた編集の履歴などを追跡できる。メタデータの情報はCAIの専用サイトから確認でき、Photoshopなど対応ソフトで編集した場合、加工前と加工後を比較することもできる。 メタデータの保存先はローカルとクラウドから選択でき、クラウドに預けると作品からメタデータを引

バンダイナムコの「みんなのGOLF WORLD」、ぜんぜん過去作に敬意を込めて丁寧に調整してなくて面白バグ祭りに

その結果、年明け時点と比較したGoogleトレンドの検索人気度相対値は50倍にも達している。 しかし、話題になっていることは分かっても「たかだかTweet1つ、楽曲データ1曲に数億円もの価値がつくのはなぜか」を今ひとつ理解できていない方も多いことと思う。 この記事では、こうした疑問に応えるべく、そもそもNFTとは何なのか、注目を集める背景や、寄せられている期待、留意すべきポイントについてまとめていきたい。 【1】NFTと暗号資産の違い 暗号資産と同様にブロックチェーン上のデジタルデータの一種NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、いわば暗号資産(仮想通貨)の兄弟のような存在だ。両者はどちらもブロックチェーン上で発行・流通するデジタルデータの一種である。 一般的にデジタルデータはコピーや改ざんが容易なものだ。そのため海賊版や違法コピー作品が出回りやすく、現実の

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