「オープンソースの定義」はDebianフリーソフトウェア・ガイドライン(DFSG)を流用したことは周知の事実であるが、何故Debianプロジェクトは一般的にはFree Softwareという用語の祖とも管理者ともみなされるFree Software Foundation(FSF)とは別に自由なソフトウェアの定義を定めたのだろうか?この疑問を解き明かすため、用語の定義から見た自由なソフトウェアの歴史についてここで述べる。 (本稿は「オープンソースとは何か? Open Source Definition逐条解説書」の付録の一つとして収録されている文書である。) FSFの自由ソフトウェア いわゆる自由ソフトウェア(Free Software)運動の開始は、1983年9月にRichard StallmanがUSENETニュースグループに「GNU(Gnu’s Not Unix)と呼ばれる完全なUNI

前回翻訳したAGPLを理解する: もっとも誤解されたライセンスでは、実体以上に強いライセンスであると思われているケースについての紹介がありました。 もちろん、使い方次第ではアプリケーションコードの開示が必要になってしまうケースもあるかと思います。前回のエントリーはわかりやすい切り口で書いてくれていますが、いくつか、やはりプロダクトコード側へ制約が出るケースが考えられるので、その点についてまとめてみます。 AGPLの特徴を2行でまとめると以下の通りかと思います ネットワーク越しに利用することも配布とみなし、AGPLで書かれたアプリケーションのソースにアクセスする権利が伝わる ネットワーク越しの利用することはリンクではないため、ネットワークで通信するアプリケーションのライセンスをAGPLにする必要はない 配布とリンクがごっちゃにされるのが、よくされる誤解の原因かと思います。もしネットワークアク

参考文献 オープンソースソフトウェアとは - Weblio辞書 プロプライエタリソフトウェアとは - Weblio辞書 派生プログラムとは - Weblio辞書 フリーウェア -Wikipedia ソフトの配布とライセンス - 可知豊 OSSをライセンス的に正しく使う/プロプラだけの製品とするための11のチェックポイント -NECGitHubを利用する際に注意したいOSSライセンスのポイントとは - ThinkIT オープンソースとは - 日本ユニシス 著作権審議会マルチメディア小委員会ワーキング・グループ中間まとめ - 公益社団法人著作権情報センター CRIC 企業技術者のためのOSSライセンス入門(1):訴訟が増えている!? OSSライセンス違反 - @IT 2.「オープンソースの定義」を理解する OSSを規定する上で重要となる「オープンソースの定義」を知っておくと、主要ライセ

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