序文 しばらく前から、プログラマーを対象とした圏論に関する本を書こうと考えていた。計算機科学者ではなくプログラマー、科学者ではなくエンジニア向けだということに注目してほしい。正気の沙汰ではないし、本当に恐ろしい。科学と工学の間に大きなギャップがあるのは否定できないと思う。自分自身がその分断の両側で仕事をしてきたからだ。それでも、物事を説明したいという強い衝動をいつも感じていた。簡潔な説明の達人だったリチャード・ファインマン1を心から尊敬している。自分がファインマンではないことは分かっているが、最善を尽くしたい。まずは、この序文――読者に圏論を学ぶ気を起こさせることを想定したもの――を公開することから始めようと思う。それによって議論を開始しフィードバックを募れることを願っている2。 ここからの数段落をかけて、この本はあなたのために書かれたものであり、数学のうちでも特に抽象的な分野を学ぶために
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? この記事は、iOSDC Japan 2018 で発表した「圏論とSwiftへの応用」の補足 - Qiita の続きです。 今回は、数学科でもコンピュータ科学出身でもない、単なるiOSエンジニアである筆者が、数学の 「圏論」 に興味を惹かれ、その流れで iOSDC Japan 2018 で登壇発表に至るまでの、 圏論のオススメ勉強法(プログラマ向け) について紹介したいと思います。 登壇資料参考: iOSDC Japan 2018 「圏論とSwiftへの応用」発表スライドメモ - Qiita iOSDC Japan 2018 で発表した「

この記事は Category Theory Advent Calendar 2018 7日目 かつ Haskell (その2) Advent Calendar 2018 7日目の記事です。 Category Theory Advent Calendar 2018の6日目はcorollary2525さんの「随伴は あらゆるところに 現れる」、8日目は空席、9日目はt_uemura669101さんの「トポスと高階論理」です。 Haskell (その2) Advent Calendar 2018の6日目は空席、8日目はtakoeight0821さんの「Type defaultingについての初級的な解説」です。 この記事はどういう記事か 圏論の方から来た人向け: デカルト積やテンソル積の一般化である「モノイド積」の話と、「内部ホム」の話をします。文献によっては内部ホムはモノイド積の右随伴として導
λ. ザリスキー位相 先日、プログラミング言語の方のschemeの話をしていたら、schemeつながりで代数幾何のschemeの話になり、そこからザリスキー位相の話が出てきた。 そういえば、ザリスキー位相というか Zariski spectrum の話はTopology viaLogic の第12章 Spectra of rings でちょっと読んだことがあるな。 この章はおまけ的な章だったので、あまりまじめに読んではいなかったけど、Zariski spectrum って代数幾何で使うような概念だったのか。 代数幾何って魑魅魍魎の世界だと思い込んでいたので、そんなのが自分の知識の中に迷い込んでいたことに、ちょっとビックリだ。 ただ、Topology viaLogic ではスペクトルは束のような代数に対して定義されるものだった。なので、環の Zariski spectrum も環
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