チリのアルマ(ALMA)電波望遠鏡がとらえたスターバースト銀河「NGC 253」から排出される分子ガスを3次元化した画像。垂直軸が速度、水平軸が位置を示す。色は排出量を示し、ピンクが最も多く、赤が最も少ない(2013年7月23日提供)。(c)AFP/ESO/ALMA(ESO/NAOJ/NRAO)/ErikRosolo 【7月25日 AFP】チリのアタカマ(Atacama)砂漠にあるアルマ(ALMA)電波望遠鏡がとらえた1150万光年離れた銀河の画像により、銀河での星形成の速度が異様に遅い理由を説明できるかもしれないとの論文が24日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 宇宙には驚異的な速度で星を作り出している銀河が数多くあるのに、なぜ質量の大きな銀河がほとんどないのかという疑問は、宇宙物理学者らを長年、悩ませてきた。中には、銀河系の100倍の速さで星を形成している銀河もある。

欧州南天天文台(ESO)が公開した、天の川銀河(Milky Way)の中心にある超大質量ブラックホールによってバラバラに引き裂かれるガス雲の画像。超大型望遠鏡VLTが初めて捉えた(2013年7月16日提供)。(c)AFP/EUROPEAN SOUTHERNOBSERVATORY/S. Gillessen 【7月20日 AFP】欧州南天天文台(European SouthernObservatory、ESO)は16日、超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)が初めて捉えた、天の川銀河(Milky Way)の中心にある超大質量ブラックホールによってバラバラに引き裂かれるガス雲の画像を公開した。 画像の青、緑、赤はそれぞれ、VLTが2006年、10年、13年に観測したガス雲。遠い距離にあるため、この画像ではガス雲の形ではなく位置しか識別できない。ガス雲の延伸は速度を観測

物質を構成する基本的な粒子である「ニュートリノ」を、茨城県の実験施設から発射し、およそ300キロ離れた岐阜県で観測した4年がかりの実験の結果、「ニュートリノ」の細かい特徴をつかむことに、日米欧の研究グループが成功しました。 専門家は、宇宙の成り立ちの解明につながる重要な発見だと評価しています。 この実験は、日本やアメリカ、それにイギリスなど世界の11か国、およそ500人の研究者で作る国際的なグループが、日本国内で4年前から行ってきました。 茨城県東海村にある実験施設、「J-PARC」から大量のニュートリノを発射し、およそ300キロ離れた岐阜県飛騨市にある実験施設、「スーパーカミオカンデ」で観測しました。 その結果、発射したときに「ミュー型」という型だったニュートリノが、一定の割合で、「電子型」という別の型のニュートリノに変化する現象を世界で初めて正確にとらえ、謎に包まれていたニュートリノの
内田裕之 日本学術振興会特別研究員(理学研究科)、小山勝二 同名誉教授、山口弘悦 ハーバード・スミソニアン天体物理学センター研究員らのグループの共同研究で、藤原定家が「明月記」に記録した超新星SN1006が非対称にゆがんだ爆発をしたことが発見されました。本研究成果は米国の科学雑誌「アストロフィジカル・ジャーナル」(771号:2013年7月1日発行)に掲載されました。 概要 藤原定家は1006年に超新星爆発があったことを「明月記」に記録として残しました。その記録と現在の研究から、この超新星は史上最も明るく輝いた核暴走型超新星といわれています。この型の超新星はIa(いちエー)型と呼ばれ、明るさが一定のため、標準光源として宇宙の加速膨張の発見に寄与してきました。明るさが一定の標準光源であるためには、爆発がすべて一様、対称でなくてはなりません。ところが、藤原定家の超新星SN1006は、鉄などの

福島第一原子力発電所の井戸の水から放射性物質が検出された問題で、東電によると、今回の分析結果は今月3日に把握していた。 しかし、「追加調査や、分析方法の確認などが必要」として2週間以上も公表していなかった。本店の担当者も含め社内で情報共有したのは14日になってからだという。 福田俊彦・原子力品質安全部長は19日の記者会見で、「今回のデータは、社外専門家による検討会で使うためのもので、定期的に行っている地下水などの観測とは違う対応になった」と説明し、公表の遅れはなかったとの認識を示した。
ケンタウルス座内に位置する、若い恒星が集まる散開星団「NGC 3766」(2013年6月10日公開)。(c)AFP/EUROPEAN SOUTHERNOBSERVATORY 【6月13日 AFP】欧州南天天文台(European SouthernObservatory、ESO)は12日、南米チリにあるESOのラ・シーヤ天文台(La SillaObservatory)の1.2m望遠鏡で観測を続けてきた天文学チームが、地球から7000光年の距離にある興味深い星団の中に、これまで知られていなかった新しい種類の変光星を発見したと発表した。 ラ・シーヤ天文台で、ケンタウルス座(Centaurus)の散開星団「NGC 3766」にある約3000個の星を7年にわたって観測してきたスイス・ジュネーブ天文台(GenevaObservatory)の天文チームは、そのうちの36個の星の明るさがわずかなが

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【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は15日、宇宙望遠鏡ケプラーが制御不能になり、仮死状態に陥っていることを明らかにした。 今月初めから、姿勢制御装置の一部がうまく作動しなくなった。2016年ごろまで観測を続ける計画だったが、太陽電池パネルを太陽の方角に固定できなくなっており、このまま復旧しなければ、運用を断念することになる。 ケプラーは太陽系外の地球型惑星を探すため、09年3月に米フロリダ州から打ち上げられた。順調に観測を続け、先月、生物が住むのに適した惑星を3個発見して話題になったばかり。 現在は地球から6400万キロ・メートル離れた場所にあり、地球と月の距離(38万4千キロ・メートル)の約167倍。宇宙飛行士が修理に行くのは不可能だという。
十勝岳(2077メートル)の活発化と関連する可能性のある観測データがここ数年、相次いで報告されている。 噴火の兆候はないものの、道立総合研究機構・地質研究所(札幌市)の観測では、1988~89年噴火の約2年前と同じように、周辺の温泉成分が増加に転じ、気象庁も今後の変化を注視している。 地質研究所では、86年から火口約3キロ・メートルの地点で温泉を採取して分析を行っている。火山ガスと関連する「塩化物イオン」に着目したところ、4地点のうち、3地点で2011年頃からイオン濃度の上昇が観測されている。88年噴火では、イオン濃度は噴火前後で大幅に上昇していた。 十勝岳では12年6月に山頂付近の火口の温度が上昇し、赤く発光する「赤熱現象」が観測されている。半年後、温泉中の酸素原子を利用した地質研究所の別の分析で、2地点で一時的な変化が観測された。 気象庁の観測でも、10年頃からマグマの移動と関連のある
気象庁は10日、蔵王山(山形、宮城県)で、地下のマグマや熱せられた地下水の活動を示すとされる「火山性微動」が4月に3回、起きていたと発表した。回数が少なく振幅も小さいことなどから「直ちに噴火する兆候は認められない」としている。 同庁によると、火山性微動が発生したのは7、9、21日で、それぞれ3~5分程度続いた。7日と21日の微動直前には、地殻変動を監視する傾斜計のデータにわずかな変化が観測された。火山性地震は4月に46回発生し、やや多い状況だった。 火山性微動の観測は1月27日以来で、気象庁の担当者は「地下の深い所で何らかの活動があったと考えられる」と説明した。
毎秒25回転という高速で自転している大質量のパルサー(中性子星、右)と、その周囲を2時間半に1回の速度で軌道運動している白色矮星(左)の想像図(2013年4月25日公表)。(c)AFP/ESO/L.CALCADA 【4月26日 AFP】物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が1915年に発表した一般相対性理論は、約7000光年のかなたでの観測史上最も厳しい極限状態での検証にも耐えたとする論文が、25日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 論文の主著者で、ドイツ・ボン(Bonn)にあるマックス・プランク電波天文学研究所(Max Planck Institute for Radio Astronomy)の博士課程学生、ジョン・アントニアディス(John Antoniadis)氏を中心として行われた今回のプロジェクトでは、パルサー(中性子星)と呼ば

星形成領域「Vela C」の背景画像に合成された欧州宇宙機関(ESA)のハーシェル(Herschel)宇宙望遠鏡(作成日不明)。(c)AFP/ESA 【4月30日 AFP】欧州宇宙機関(ESA)は29日、数々の星や銀河誕生の観測に成功したハーシェル(Herschel)宇宙望遠鏡が、冷却材を使い果たしたため運用を終了したと発表した。 2009年に打ち上げられたハーシェル宇宙望遠鏡は、宇宙空間で最も大きく強力な赤外線望遠鏡だった。冷却材として液体ヘリウム2300リットルを積載していたが、徐々に蒸発するため、寿命は3.5年とされていた。 ESAは「ハーシェルは3万5000件を超える観察を行い、約600の観測プログラムのために2万5000時間以上に相当する科学データを蓄積した。アーカイブはこのミッションの遺産となる。その中からは、これまでに得られた発見を超え、さらなる発見が期待できるだろう」と賛辞

【2013年3月22日NASA/ESA】 宇宙全体に満ちている「宇宙マイクロ波背景放射」は、宇宙誕生時の名残を伝える微弱なマイクロ波だ。この宇宙マイクロ波背景放射を欧州の天文衛星「プランク」が最高精度で観測した全天マップが発表され、宇宙の年齢や構成割合など、宇宙の歴史に関わる新しい数値が求められた。 「プランク」による宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の全天マップ。標準モデルと合致しない温度分布の非対称性(カーブ線)や大規模な低温領域(白い囲み)が見られる(図では着色して強調)。過去の観測でも示唆されていたものが、今回はっきりと確認された。クリックで拡大(提供:ESA and the Planck Collaboration) 今回の観測研究から、宇宙の構成の割合が新しく求められた。クリックで拡大(提供:ESA and the Planck Collaboration) 欧州の天文衛星「プ
【2013年3月1日 CfA/NASA/ESA】 2つのX線天文衛星を駆使した観測で、銀河の中心にある巨大質量ブラックホールの高速自転が正確に計測された。 銀河中心からのX線は、ブラックホールの重力効果(上)を反映したものであることがわかった。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech) 多くの銀河の中心には、太陽の数百万〜数十億倍というとても重いブラックホールがあると考えられている。ブラックホールはその強い重力で恒星やガスをのみこんだり、合体したりして成長し、周囲には引き寄せられた物質の円盤が形成されている。 こうしたブラックホールの自転速度は、ブラックホール自体と母銀河全体について知る手がかりになる。回転が遅ければ、いろいろな方向からランダムに小さな塊を引き寄せてきたということだし、回転が速ければ、物質の流入が均一で安定していたか、あるいは銀河同士の合体の際に中心ブラックホ
【2013年2月25日 JAXA】 通常の超新星爆発の100倍も高エネルギーの「極超新星爆発」。これまで天の川銀河の中では見つかっていなかったその痕跡が、国際宇宙ステーションのX線監視装置MAXIによって初めて発見された。 MAXIの観測によるX線全天画像。クリックで拡大(発表資料より) (左)5500光年かなたのスーパーバブル(白い囲み)とX線源(a〜d)。(右)はくちょう座の北十字を重ねた図。半径約1000光年に広がったバブルの大きさがわかる。クリックで拡大(発表資料より) 通常の超新星爆発の100倍ものエネルギーを持つ「極超新星爆発」は、これまでに私たちの天の川銀河以外の銀河で8つ程度(日本のアマチュア天文家による発見も含む)、爆発の痕跡は2つ程度観測されている。 こうした爆発により作られる高温ガスのバブル(泡)は天の川銀河内でも存在するだろうと考えられてきたが、距離が近く見かけのサ
【2013年2月19日 JAXA宇宙科学研究所】 ガンマ線宇宙望遠鏡「フェルミ」による観測で、超新星残骸が放つ特徴的なガンマ線放射が見つかった。宇宙線の大部分を占める宇宙線陽子が超新星残骸で作られるという決定的な証拠だ。 「くらげ星雲」の通称でも知られる超新星残骸IC 443のガンマ線(ピンク)、可視光(黄)、赤外線(青、緑、赤)合成画像。クリックで拡大(星図はステラナビゲータで作成。観測画像提供:NASA/DOE/Fermi LAT Collaboration, Tom Bash and John Fox/AdamBlock/NOAO/AURA/NSF, JPL-Caltech/UCLA ) 超新星残骸W44のガンマ線(ピンク)、電波(黄)、赤外線(赤)、X線(青)合成画像。クリックで拡大(星図はステラナビゲータで作成。観測画像提供:NASA/DOE/Fermi LAT Collabo
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スイス・ジュネーブ(Geneva)郊外のメイラン(Meyrin)にある欧州合同原子核研究所(CERN)の施設のシルエット(2012年7月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI 【3月28日 AFP】太陽から地球まで旅する間に「行方不明」となる謎の素粒子「ニュートリノ」の研究を行っている国際共同実験「OPERA(オペラ)」のチームは27日、ニュートリノは地球に到着するまでの間にその形を変えるために探知されないとする説を裏付ける新たな実験結果が得られたと発表した。 チームの声明によると、スイス・ジュネーブ(Geneva)近郊にある欧州合同原子核研究所(European Organisation for Nuclear Research、CERN)から放出されたミュー型ニュートリノは、730キロ離れたイタリア国立核物理学研究所(INFN)のグランサッソ研究所(Gra

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