沖縄本島から東に約360キロ、太平洋に浮かぶ南大東島。周囲約20キロ、人口約1300人。本屋のない島に年に2回、移動本屋がやって来る。島民が心待ちにしている「図書フェア」だ。 小学校の体育館ほどの広さの大集会室に、船便で届けられた段ボール箱は122個。約7千冊の書籍がジャンルごとに長机の上に並んでゆく。 「本屋」は2日間だけ。初日の午前9時、開店を待ちわびた約20人の子どもたちは、店員の「いらっしゃいませ」のあいさつを合図に、漫画や雑誌のコーナーに駆け寄る。冨里穂都美(ふさとほとみ)さん(10)は「何を買おうか、わくわくする」。 インターネットでも本が買えるようになったが、仲里悟君(10)は「どんな本があるか楽しみ。見て選べるからいい」と話す。4人の子どもと訪れた吉里英利子さん(40)は「大きさや手にしっくりくるか、といった質感がわかる」のが魅力だという。 移動販売は1990年、那覇市にあ

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