(CNN) スイスの警察当局は27日までに、同国西部のオルブ町にある刑務所で国際的な宝石強盗団「ピンク・パンサー」の構成員を含む脱獄事件が発生、逃げた2人を追跡していると発表した。 同町が位置するボー州の警察当局によると、事件は25日夕に起き、逃走した受刑者の1人はボスニア・ヘルツェゴビナ出身のミラン・ポパリッチ受刑者(34)で、ピンク・パンサーの構成員。同受刑者はスイス西部ヌーシャテルの宝石店で起きた強盗事件に関与し、投獄されていた。 脱獄した別の受刑者(53)は連続犯罪で収監されていたが、ピンク・パンサーとの関係は不明。 国際刑事警察機構(ICPO)によると、ピンク・パンサーは欧州、中東、アジアや米国で高級宝石店を狙った武装強盗を重ねている。構成員は数百人規模とされ、一味が強奪した貴金属類は1999年以降、3億ユーロ相当とされる。東京の宝石店も2007年に被害を受けた。 スイスの警察当

末期のがんなどを患う受刑者らに対し、八王子医療刑務所(東京都)で病気による身体的苦痛やストレスを和らげる「緩和ケア」が行われている。安定した精神状態で余生を送れるようにして更生につなげる狙いがあるが、医師不足や世論の反発など、浸透には課題が多い。 ▽後悔や反省を口に 「亡くなっていく受刑者に何ができるのか」。昨年、受刑者49人が死亡した八王子医療刑務所では、2010年ごろから緩和ケアを行っている。限られた余命の中、いかに更生につなげるかが課題で、所内の医師や看護師らで勉強会を開き、緩和ケアに取り組んでいる。 昨秋、肝臓がんの60代男性受刑者は海外に住む娘に電話した。けんかしていたが、会話を重ねて和解。男性はほほ笑んだような顔で亡くなった。 膵臓(すいぞう)がんの60代女性受刑者は昨春、希望していた所内の花見に参加。おかゆしか食べられない状態だったが、その日は他の受刑者と同じ弁当を食
懲役や禁錮刑の一部を執行した後に残りの刑期を猶予する「一部執行猶予制度」の創設を盛り込んだ改正刑法などが13日午後の衆院本会議で全会一致で可決、成立した。一部執行猶予は実刑と執行猶予の中間的な刑罰で、薬物使用などの罪を対象とする。猶予期間に円滑な社会復帰につながる準備をさせ、再犯防止を目指す。新制度は、3年以下の懲役・禁錮の判決の中で、裁判所が判断し、刑の一部の執行を1年から5年の範囲で猶予す

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