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    • 「プライドの社会学―自己をデザインする夢」書評 所属の不安定化で源泉がゆらぐ|好書好日

      プライドの社会学 自己をデザインする夢 (筑摩選書) 著者:奥井 智之 出版社:筑摩書房 ジャンル:新書・選書・ブックレット プライドの社会学―自己をデザインする夢 [著]奥井智之 プライドとは、個人的な満足によるものなのだろうか。それとも、社会的な評価を要するものなのだろうか。たとえば、尊敬される地位、高い学歴、美しい容姿……等々は、個人的な資源でありつつも、社会の中で他人にその価値を共有されねば評価されない。自分や自分が属すものへの評価体系。書はそれをプライド・システムと呼び、一般には心理的な問題とされているプライドを、社会学的に問い直すことを眼目としている。 なるほどプライドとは、誠に魅力的で厄介な代物だ。たとえば、ジェーン・オースティン『高慢と偏見』の、「高慢」の原語はまさに「プライド」。「高慢」ならば悪徳だが、「自負」ならばどうだろうか。むしろ向上心の表れではないのか。この両義

      「プライドの社会学―自己をデザインする夢」書評 所属の不安定化で源泉がゆらぐ|好書好日
      ortica
      ortica2013/07/12非公開
      [search:他人という地獄][google:images:他人という地獄]
      • 匿名化する安心感と絶望

        http://anond.hatelabo.jp/20130419121218 数年前辺りからネットで匿名でしか活動してない。 自分の活動拠点はTumblr。それと2ch。時々増田はてなははてスタと増田のみ利用してる。 ネットを利用してると、自分も発言したくなる欲求が生じてくる。 欲求は主にTumblrで発散している。 自分が発信したい発言の要旨はインターネット上に溢れている。他人が私が行いたい発言を既に行なっている。 従って他人の発言をQuoteすることで発言を発散できる。はてなスターは他人の発言の支持という形で私の発言欲求を発散させられる。 Tumblrの利点は主体が無いことだ。私の発言は他人の発言を通してフィルタリングされてネット上に発信され、完全なインターネットとして機能している。2ch増田は場の規範意識が極めて強いことだが、名を持たない代償は全体主義の構成要素になることだ

        匿名化する安心感と絶望
        • 現役作家の、プロを辞める理由が他人事に思えない件

          紡 @tsumugu_h さて、ちょっとだけ面倒な話をしよう。こんなことを、こんなふうに書くのは、作家としての僕にとって、なんのメリットもない。けれど、SNSなどのツールが発達した現在において、ようやく可能になったことを、試してみたいとも思うのだ。さて、題に行こう。 2013-04-17 05:04:08

          現役作家の、プロを辞める理由が他人事に思えない件
          • 孤独感がデフォルトになった時代 - シロクマの屑籠

            第三者からみて孤独そうに見える人が必ず精神的に打たれ弱いかと言うと、そうでもありません。少数ながら、孤独に対する耐性が異様に高い人が存在しますし、第三者からは目に見えにくい繋がりをどこかに持っている人も珍しくありませんから。しかし、人自身が孤独に悩んでいるような人――つまり孤独感に苛まれている人―――は、必ずといってよいほど精神的に打たれ弱いように見受けられます。 独りぼっちは辛いんですよ。 「自分は独りではない」と感じている人が新しいことに挑戦するのと、孤独感に苛まれている人が新しいことに挑戦するのでは、体感されるストレスが何倍も違ってくるのではないでしょうか。世の人間の大半は、どうやら孤独には弱いようにみえます。「自分は独りぼっちではない」という感覚無しには生きていけないというか。[誰かが自分のことを見てくれている感覚][誰かが自分と一緒にいてくれる感覚]を持っている時なら簡単に我慢

            孤独感がデフォルトになった時代 - シロクマの屑籠
            • ブログに現れる「私」という症候 - ohnosakiko’s blog

              「あれはひとりごとなんです。ほっといてください」 先日知人から、興味があればどうぞということで三つの文章がPDFで送られてきた。雑誌『日語学』に連載されている千野帽子の「のしっぽ」の第8信〜10信。 千野帽子は私の認識では、少女文化やそれと関連する近代文芸について、ユニークで丁寧な論評をしている書き手である。 知人のメールによると、「ブログなどでよく目にする、通りすがりの人に批判されて『あれはひとりごとなんです。ほっといてください』とキレる未熟な反応」の「原因(らしきもの)についての考察」とのこと。「大野さんよくそういうのに巻き込まれていませんか(笑)?」。そ、そですか‥‥。 早速読んだ。興味深く、そしてちょっと耳の痛いところもある内容だった。 ブログに見られる現象を、少女漫画の形式と結びつける着眼点が面白い。連載三回分の参照項は、ざっと拾っても大塚英二、吉隆明、高橋留美子、筒井康隆

              ブログに現れる「私」という症候 - ohnosakiko’s blog
              ortica
              ortica2012/09/10非公開
              [h:keyword:千野帽子][h:keyword:ひとりごと]
              • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

                エンジニアパパと5歳の娘で2025年に作ったもの 去年も書いた娘とのものづくりについて、2025年版も書いてみることにしました inajob.hatenablog.jp 1年分の写真を見て思ったのは、今年は娘が一人で作ったものがかなり多くなっており成長を感じます。 今回はこの1年を通して、エンジニアの私と5歳の娘が一緒に作った…

                はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
                • ひっそり書いているんだから言及されても…という人 - ARTIFACT@はてブロ

                  モヒカン族 - MOHI-FACT - 断片部に書いたことを批判されても… で書いたことと重なるんだけど。 「俺とおまえは違う問題」の根は「ネガティブ言及するな問題」だよね これは僕の経験則なんだけど、「ひっそり書いているんだから言及するな」と言うスタンスが見え隠れするブログには、「私は何かに対して批判するけど、このブログはひっそり書いているんだから言及しないで」という謎のローカルルールを訴える所が多いです。自分は他人に噛み付きたいけど、自分は噛み付かれたくないために作り上げている身勝手なルール、こんなルールは当然守られるはずもない。 こういう人を見かけるともうニヤニヤが止まりません! 「全力で観察せよ!」 自分の個人的な体験とそれに関する感情や考察などをブログで書いたとする。それに対して、誤読をされたり、筆者の意図を想像した上での批判をされたりして、愚痴を書くのはわかる。これは人内で完

                  ひっそり書いているんだから言及されても…という人 - ARTIFACT@はてブロ
                  • 他人の死 - はてなダイアリー平民新聞

                    数日間、とくにパソコンの電源をつけることもなく、ぼやっと考えていたのは、とある日記書きの死についてであった。ぼくは正直なところ彼の日記をたまに読んでは、なんつうのか、どうにもイケスカナイ人だなァ、というような印象を持っていて、ただ彼は、ぼくが親しくしている人の友達だ、というのは知っていたし、日記を読んでいくらぼくがブーブー言っていようとも、実際に会う機会でもあれば普通に楽しく酒が飲める相手だろう、というような事も知っていた。なぜ会ったこともない人間に対して、そんな事を「知っていた」と書くのかといえば、彼はとてもが好きで、ぼくもが好きだからだ。ただそれだけ。そんな印象。を魚に酒を飲む、か。数日前、西友でうんこをしながら、退屈しのぎに携帯電話からハテナブックマークを見ていて、その彼がどうやら、死んでしまったのだ、という話題をいきなり目にした時に、ぼくはなんとも、非常に複雑な気分になったと

                    他人の死 - はてなダイアリー平民新聞
                    • 僕のおじいさんはチッソの社員です - 関内関外日記

                      2012-01-30 ●こちらを読んでいろいろ考えたこと。……のつもりだったけど、だんだんと内容が逸れていっていつもの話になるので、読む必要はないです。 ●整理つかず、矛盾も多くてどう接続していいかわからないので箇条書き。 ●ついこないだ『健康帝国ナチス』を読んで、こんな箇所を引用した。 ともかく歴史的な記憶というものは選択的なもので、我々はともすればその時代の蛮行に目を向けがちである。そうすれば、神聖なる「我々」と堕ちた「奴ら」のあいだにきれいに線を引くことができるからである。 そんな「線」なんて引けるものかよ、というのが筆者の主張といっていいだろう。 我が内なる健康帝国〜『健康帝国ナチス』を読んで〜 - 関内関外日記(跡地) これはもっともなことと思ったわけだ。が、しかし、上の東電のやつを、元のにあたっていないので引用部分についてだが、「企業の責任と、そこで働く人たちの責任とを、絶対

                      僕のおじいさんはチッソの社員です - 関内関外日記
                      • 輪るピングドラム第21話僕たちが選ぶ運命のドア 命の価値は? - 玖足手帖-アニメブログ-

                        人々それぞれに命の選択がなされた。 高倉剣山の家で暮らしている兄妹のふりをした他人を嗅ぎまわった週刊誌記者の覗木俊太郎は殺された。高倉冠葉は彼の命と高倉陽毬の安定を秤にかけて、覗木を殺す事を選択した。 「生存戦略、もう引き返せない」 高倉冠葉のやっている事は客観的には正しい事ではない。しかし、主観的には彼は陽毬を選ぶのが正しいと思ったのだろう。だって、好きだから。その愛が、人を殺す。人を殺してでも愛する事を辞められない。そんな人の美しさと醜さと悲しさを見た。だから、僕は泣けた。 冠葉の選んだ組織的殺人という選択肢は解決策としてはダメだ。だが、冠葉にはそれしか選ぶカードがなかったという事だ。他に助けやアドバイスを与える人がいなかった。冠葉に力を貸したのはKIGAの会の残党しかいなかった。悲しい事だ。 でも、選ばれた高倉陽毬は冠葉についていくと言いながら、高倉晶馬に、子供の時に妹には選ばれたけ

                        輪るピングドラム第21話僕たちが選ぶ運命のドア 命の価値は? - 玖足手帖-アニメブログ-
                        ortica
                        ortica2011/12/11非公開
                        [h:keyword:覗木俊太郎][h:keyword:asin:4063347222]
                        • 「社会」って、「嫌な奴」のことなんだぜ - reponの日記 ないわ~ 404

                          「自分と世界を直結して『社会』が無い」ような世界観を持つ作品や、世界観そのものを「セカイ系」と呼びますが、「はてな村民」ならよく知っていること。 しかし僕にはよくわからなかった。 「自分と世界を直結して『社会』が無い」 というのはどういうことか? それは、こういうことだ。 社会とはつまり他人のこと。 つまり、「セカイ系」とは「社会がない」世界のことで、親しいお友達しかおらず情報もその輪の外には出ないソーシャル・ネットワークは「社会」の無い「セカイ系」そのものですよ。 社会とは面倒な「他人」 他人とは、面倒を起こす人間のこと。理解不能な人間のこと。 具体的には、全体最適を貪りって台無しにするタイプの人。 「カイジ」で例を挙げるとわかりやすいのだけれど、「利根川」「兵藤」「船井」ではなく、「安藤守」が一番近い。 ちなみに「安藤守」は、公式ガイドでも「人間として救いようのないクズ」「クズの中の

                          「社会」って、「嫌な奴」のことなんだぜ - reponの日記 ないわ~ 404
                          • メディアリテラシーって言葉は - 砂上のバラック

                            もはや人を馬鹿にするために使う言葉でしかなくなりつつあるように思った。「嘘を嘘と見抜けない人は〜」と大差ない。まあ、今になって思ったわけじゃなくちょっと前から薄々感じていたから先日のこの記事でもあえてメディアリテラシーという言葉は封印して、数字の裏を取らないで騒いでいる人たちへのDisをギリギリまで抑えたんだけど。音とキレイゴトの入り交じった気持ちで書くと、強いインパクトや一見もっともらしい理由づけさえあればすぐにその記事をうのみにしてしまう脊髄ピクンピクンな人たちはやっぱどうしようもなく馬鹿だなーと思うし、断片的にピックアップされた記事を見るだけで、それを書いた人あるいは組織の背景や、その記事に対する言及や反論を読まずに騒いで消費してまた次行っての繰り返しをしている人たちのことはパーマリンク脳なんて呼びたくもなるけど、だからといっておれがそうした足りない人たちとは明白に違うかと言うと

                            メディアリテラシーって言葉は - 砂上のバラック
                            ortica
                            ortica2011/10/07非公開
                            [h:keyword:http://b.hatena.ne.jp/hotentry/20051007][h:keyword:パーマリンク][search:砂上のバラック]
                            • 「知らない人をフォローすること」と独創性 | WIRED VISION

                              前の記事 高速撮影で捉えた「昆虫の飛翔」9選 「知らない人をフォローすること」と独創性 2010年10月 1日 サイエンス・テクノロジーワークスタイル コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジーワークスタイル Jonah LehrerTwitterは、イランの社会運動にも大きな影響を与えた。画像はWikimediaTwitterでフォローする相手について、GizmodoでJoel Johnson氏が興味深い文章を書いている。 [自分がフォローしている人が、自分によく似た「白人のギーク」ばかりだということに気がついて、デトロイトに住む黒人の女性(熱心なクリスチャンで、TVのリアリティ番組に出てくるカーダシアン家について頻繁にツイートするという、自分と対極的な人物)のフォローを始めたという話に続く文章を以下に引用する] 『Twitter』の最も素晴らしい点の1つは

                              • 時間泥棒と無意識の嫉妬 - 吉田アミの日日ノ日キ

                                書きたいことがあり過ぎる。 ああ、早くまとめないと忘れてしまう!時間が足りない! ところで、私は「他人よりも得していたい」という人が苦手だ。他人よりも得したいという人がその場にいると遠慮して譲ってしまう傾向が。だいたいにおいてそうまでして手に入れたいモノというのが他人とかぶることが少ないのでそれくらいどうってこともない。私よりもそれが欲しい人の手に行くのならそれで良いと思う。なので譲ってやった遠慮してあげたという気持ちにもならない。どうでもいい興味のないものをほんとうに好きな人が手に入れて良かったねーと。 小学生の時にいた女子グループの中でリーダー的存在の活発な子がいたが彼女はなんでも欲しがったし、何でも一番になりたがっていた。私はそうやって矢面に立ちたいなら立てばいいと思って気にも留めなかった。 私は彼女の興味のなさそうなモノを熱心に研究していた。幸福だった。しかし、ある時、それバレた。

                                時間泥棒と無意識の嫉妬 - 吉田アミの日日ノ日キ
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