南仏モンペリエ(Montpellier)近郊Lattaraにある、紀元前525~474年にエリトリアの商人たちが利用していたと考えられている場所(撮影日不明)。(c)AFP/UNIVERSITY OF PENNSYLVANIA/Michel Py, l'Unite´ de Fouilles et de Recherches Arche´ologiques de Lattes 【6月4日 AFP】フランスにある最も古い「ワインの痕跡」を分析した結果、ワインがイタリアから持ち込まれ、当時はバジルやタイムといったハーブが混ぜられていたことが明らかになったとする研究論文が、3日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)で発表された。 研究チームによると、当時のワインは薬として使われていた可能性があり、最初は富と

「音楽の父」と呼ばれるドイツの作曲家バッハが、イタリアの教会音楽の曲を自分で書き写した楽譜が地元ドイツの博物館で見つかり、バッハがみずからの作曲技術を向上させようと進んだ作品を熱心に研究していたことを示す貴重な資料として注目されています。 この楽譜は、バッハが50代半ばだった1740年に自分で書き写したもので、地元ドイツの「バッハ資料財団」が、ことし4月、ヴァイセンフェルスという町にある博物館の資料室で発見し、6日、報道機関に公開しました。 財団によりますと、楽譜の曲は、イタリア人作曲家のフランチェスコ・ガスパリーニが1705年につくった教会音楽で、同じ旋律を一定の間隔で追いかけるように繰り返す「カノン」の高度な形式が見られます。 カノンはバッハが残した多くの作品に用いられており、見つかった楽譜は、バッハが晩年になってもみずからの作曲技術を向上させようと、進んだ作品を熱心に研究していたこと
【ローマ=末続哲也】イタリアのレッタ新政権が「同国初の黒人閣僚」としてアフリカ系移民の女性眼科医セシル・ケンゲ氏(48)を移民問題担当相に任命したことを巡り、右翼団体などから人種差別的な中傷が相次ぎ、関係当局が捜査に乗り出す事態になっている。歴史的に長らく移民を海外に送り出してきた同国で、外国からの移民の受け入れをめぐる社会の意識が立ち遅れている実情を浮き彫りにした格好だ。 ケンゲ氏はコンゴ民主共和国出身で、19歳でイタリアに移住。イタリア人男性と結婚し、先の総選挙で中道左派の民主党から下院に初当選していた。 一方、同国の右派系ウェブサイトはケンゲ氏を「コンゴの猿」などと中傷。移民に批判的な中道右派第2政党「北部同盟」のマリオ・ボルゲツィオ欧州議会議員も30日、ラジオ番組で同氏を念頭に「(アフリカは)優れた遺伝子を作れない」と述べた。 新政権は1日、「民族憎悪の扇動」を禁じた法律違反の疑
一四一七年、その一冊がすべてを変えた 著者:スティーヴン・グリーンブラット 出版社:柏書房 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション 一四一七年、その一冊がすべてを変えた [著]スティーヴン・グリーンブラット イタリア・ルネサンスの大物が活躍する半世紀ほど前の15世紀初頭、教皇秘書として古典写本の蒐集(しゅうしゅう)翻訳に携わったポッジョ・ブラッチョリーニが、立場を逸脱してまで救済した一冊の「超奇書」にまつわる歴史物語である。 込み入った内容だが、逸話やイメージを随所に提示する手法のおかげで、流れの勘所を見失う不安はない。たとえば巨匠ラファエロの大フレスコ画「アテナイの学堂」が出てくる。古代ギリシャからアジアに及ぶ多彩な哲学者たちが、サンピエトロ大聖堂に参集し自由に議論を闘わせる空想的な場面である。この絵が、教皇の書庫兼執務室の壁に飾られた理由は明白だ。カトリックがどんな哲学や思想をも内

海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX
米紙ウォールストリート・ジャーナルは19日、米司法省と米証券取引委員会(SEC)が、中国など3カ国で贈賄にかかわった疑いで、米マイクロソフト(MS)を調査していると報じた。 MSは19日、「政府の調査に全面的に協力する」との声明を発表。ただ「進行中の調査にはコメントできない」とした。 同紙によると、米当局は、MSの中国法人幹部がソフトウエアの契約獲得の見返りに、政府職員にリベートを提供するよう指示したとの情報を得て、調べている。 またルーマニアやイタリアで、MSの販売業者やコンサルタントが賄賂を贈っていたとの疑いがあるという。 米国は海外腐敗行為防止法で米企業による外国の役人への贈賄を禁じている。(共同)
ギリシャやイタリアの経済危機を経済的な視点から論じている本はいくつも出ている。本書もその類かと思いきや、まったく違った。なにしろ、冒頭に登場するのはギリシャの映画監督、テオ・アンゲロプロスである。 「いまは未来が見えない。そして誰もが大きな待合室でチェスをしながら、扉が開くのを待っている。(中略)ここ地中海圏が、扉を最初に押し開こうとするだろう」。この高名な映画監督が著者に直接語ったこの言葉の詳細はわからないままだ。著者が「詳しく聞きたい」と質問を託した矢先、彼は交通事故で死んでしまったのだ。 そこから、「扉を開く」とは何か、を問う著者の旅が始まる。ギリシャ、そしてイタリアで人々と対話し、歴史家や哲学者、社会学者らの言葉に耳を傾け、扉の向こう、すなわち資本主義の先にあるものを探るのだ。 その問いは、意外にも小津安二郎に着地する。本書には経済的分析やジャーナリズムを超えた深い「人文的思考」が
![コラム別に読む : 資本主義の「終わりの始まり」 [著]藤原章生 - 土屋敦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f2c2032b2788f8bfc64c638b7de9f11ceab6ac1ef%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%252Fimages%252FI%252F41cFb-s%25252BIeL.jpg&f=jpg&w=240)
【2012年11月27日 ESA】 イタリアの地下洞窟で行われていた宇宙飛行士らの訓練で、新種のワラジムシが発見された。 訓練コーディネイターのJo de WaeleさんとNASAの宇宙飛行士Mike Finckeさんが洞窟の池に餌を設置している様子。クリックで拡大(提供:ESA--V. Crobu) 今回発見された新種のワラジムシ。身長はわずか8mm(提供:ESA--M. Fincke) 国際宇宙ステーション(ISS)参加国の宇宙飛行士の訓練のひとつとして、地下洞窟で数日間過ごす「CAVES」(人間の行動とスキルを訓練評価する共同探検)がある。多国籍のクルーが極限環境の中で、気象学、測量学、地質学、地下生物分類学などの調査を実施するというものだ。 2012年のCAVESは、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんらも参加してイタリアのサルディーニャ島で9月に実施された。生物調査の対象となったのは小
(CNN) レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」の謎を解明するため、モデルになったとされる女性の遺体を発掘して顔面を復元しようというプロジェクトがイタリアで進められている。 モナリザは、当時の豪商フランチェスコ・デル・ジョコンドの2人目の妻、リザ・ゲラルディーニがモデルになったとする説が有力だ。記録によると、ゲラルディーニの遺体はフィレンチェの女子修道院跡にある古い建物に保管されているという。 この建物に保管された遺体は、アルミホイルに包んで密封容器に入れ、整理棚に積み重ねられている。調査チームが1体ずつ取り出して調べた結果、ゲラルディーニのものと思われる頭蓋骨の断片を発見。国内外の大学に検体を送ってDNA鑑定を行い、別の場所に埋葬されたゲラルディーニの親族のDNAと照合する。 ゲラルディーニの遺体であることが確認できれば、頭蓋骨の断片を組み合わせて顔面をほぼ正確に復元できるといい、調査

健康・美容にいい油として注目され、欧米だけでなく日本の食卓にも浸透しているオリーブオイル。ところが今、このオリーブオイルの品質が危機に瀕している。 オリーブオイルを使ったことのある人なら、「エキストラバージン・オリーブオイル」という名前を聞いたことがあるだろう。「エキストラバージン」とは、そのオイルがオリーブオイルの最高グレードであることを表す言葉で、「エキストラバージン」であるための基準は、主要な生産国が加盟する国際オリーブ協会(IOC)によって決められている。 その基準を簡単に言うと、オリーブの実のみを原料に使い、機械的作業のみによってつくられ、酸化度(酸化しているほど質が低い)などの化学基準を満たし、風味に悪臭などの欠陥が一つもないこと。機械的作業というのは、つぶす、搾るなど原料に物理的な変化を加えることで、精製したもの(例えば加熱・化学変化を伴う処理)は「エキストラバージン」とは認

イタリア北部トリノ市警が捜査に導入した無人小型ヘリ。リモコンで操縦する=スタンパ紙提供トリノ市警が麻薬密売組織の捜査に導入した無人小型ヘリ。リモコンで操縦する。カメラで撮影した映像が手前の警官の持つ画面に映し出されている=スタンパ紙提供 【ローマ=石田博士】無人ヘリが街を監視する時代が来たのか――。イタリア北部トリノ市警が11月28日、無人ヘリを利用した捜査で麻薬密売組織を摘発し、3人を逮捕、13人を拘束して事情聴取していると発表した。地元メディアは「こうした無人飛行機を使った捜査の計画は、米国では市民のプライバシーを侵害するとして論争となっている」と指摘している。 トリノの主要紙スタンパなどによると、無人ヘリはリモコンで操縦する。武装はしていないが、四つの回転翼があり、偵察用のカメラや全地球測位システム(GPS)を備える。 1カ月前に試験的に導入し、市民マラソンの際の警備用などに使
フランス南部イストル(Istres)の仏空軍基地で試験飛行を行う、仏航空機メーカー、ダッソー(Dassault)が開発した無人戦闘機の試作機「nEUROn」(2012年12月1日撮影)。(c)AFP/DASSAULT AVIATION/R. MICHELIN 【12月3日 AFP】フランス南部イストル(Istres)の仏軍基地で1日、仏航空機メーカー、ダッソー(Dassault)が開発した無人戦闘機の試作機「nEUROn」が初飛行した。 「nEUROn」は無人戦闘機の実用化を目指して製作された機体で、敵に見つかりにくくするため垂直尾翼がない。この日「nEUROn」は、テストパイロット2人が地上から見守るなか25分間飛行した。 「nEUROn」は2003年にフランスが立ち上げた無人戦闘機開発プロジェクトで、2030年ごろの欧州各国の空軍への導入を目指している。4億600万ユーロ(約435億円

魂の詩人 パゾリーニ [著]ニコ・ナルディーニ パゾリーニといえば同性愛のレッテルを貼られた左翼的異端のスキャンダラスな映画監督、という印象が強いけれど、どこか呪われた星の下に産み落とされた芸術家として英雄的に崇拝されていませんか。 彼はイタリアのボローニャの田舎の原初的な農民世界の環境の中で絵を描き、詩作を試みながら将来は美術史家か文芸評論で身を立てようと模索の日々をおくる。彼の宗教的世界への郷愁と先天的な異端者としてのエロティシズムと、さらに背徳的な「得体(えたい)の知れない」想像力の混合体によって、彼の文学は形成されてゆく。 その間、同性愛者としての彼は性的衝動からは逃れられないが、その一方で私設学校をつくり、教育者としての顔も持ったりする。この頃彼の政治的な弟は危険な「冒険的な人生」を選択した結果、組織の人間によって虐殺される。このことに起因するわけではないがパゾリーニは共産党員

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く