最近、Steamやitch.ioといったPCゲーム配信プラットフォームが成人向けゲームへの規制を強化し、その背景に決済会社からの圧力があったと報じられました。 これを受けて、Mastercardは「ゲームの内容を評価したことはなく、制限を要請したこともありません」と明言するとともに「違法な成人向けコンテンツの購入にMastercardのカードが使用されないよう、加盟店に対して適切な管理を求めている」との声明を出しています。 しかし、Steamを運営するValveは、「Mastercardのリスク管理に関するルールが、仲介業者を通じて間接的な圧力となった」との趣旨を明かしています。 ValveはPC Gamerなどの海外メディアに対して声明を出し、「Mastercardに直接の連絡を試みたが返答はなく、決済代行業者や銀行といった仲介業者を通してのみ情報が伝えられた」と述べています。 Valv


私たちは「人前でエロ本を広げ」たいわけではないけれど―――「性的広告の配信停止」ニュースに見る、滑り坂の危険性 さて。 「性的な電子コミック広告」の配信停止については、表現者の立場からも一概に否定できない側面があります。ゾーニング(閲覧環境に応じた適切な区分け)が十分に行われてこなかった結果、作家の意図とは異なる形で断片的に切り取られた広告が、不快感や誤解を生むことがあったのは事実です。 とはいえ、こうした動きが「ひとまず妥当」と受け止められた先には、“正しさ”を理由にあらゆる表現を萎縮させる連鎖が起こりうる、という懸念も拭えません。この文章では、意外と伝わりにくい、「表現規制の滑り坂」への懸念について説明していこうと思います。 たとえば、今回の対応に対して、国民民主党の山口花議員は「児童ポルノに近いシーンのみが切り取られ、誤解を招く」としてゾーニングの重要性に言及し、反表現規制界隈で話題

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